2006年冬の広島「第九」こぼれ話(2)・・・広島までの”足”の話
去る12月17日に行われた「第九ひろしま」への参加のため広島に泊まりがけで出かけた際のこぼれ話をしているところですが、前回は突発的なことでお休みとなりました。スミマセン!
2回目となる今回は広島までの”足”について話したいと思います。
「第九ひろしま」のここ最近のスケジュールパターンとしては、「1万人の第九」と同様、本番前日にリハーサル(コーラス合わせとオケ合わせ)、当日にゲネプロと本番・・・となっています。
関西圏に住む私は、例年、「第九ひろしま」には公演会場に於ける前日リハから参加させてもらっております(またまたスミマセン!その分、地元の参加者の方々に迷惑かけぬよう心がけているつもりですが…)。
で、ここで問題となるのが前日リハーサルの開始時刻。
数年前まではリハは午前中開始(確か午前10時開始だったように記憶しています)でした。
そうなると、リハの開始に間に合うように広島入りする手段としては朝出発の新幹線か前日出発の夜行バスの何れかしか選択肢がありませんでした。
料金的には夜行バスのほうが有利だったものの、大阪発の夜行バスでは到着時間があまりに早過ぎました。反対に新幹線だと、早朝に新大阪を発車する新幹線で頃合いのいい時刻に広島入りできますが、その代わり「運賃+特急料金」で高くつきました(これについてはヤフオクや金券ショップで流通しているJRの株主優待券を使う等して1円でも抑えることは可能ですが、さすがに夜行バスの運賃にはかないません)。
ちなみに私の場合は時間面を優先して新幹線を利用していました。
勿論JRの株主優待券をヤフオクか金券ショップで購入した上で・・・・・・
しかし、現在ではリハの開始時刻が昼過ぎということで推移していて、今冬開催分である「第九ひろしま2006」も前日リハの開始時刻は昼過ぎの15時半(合唱団員入場開始時刻は15時)でした。
昼過ぎ開始となりますと、広島入りは何も新幹線である必要は無いわけで、大阪からひたすら鈍行を乗り継いで行ってもいいわけですね。
なぜ鈍行乗り継ぎを思いついたのかというと、ズバリ、
「青春18きっぷ」が使えるから
これに尽きます。
ちなみに今冬の「青春18きっぷ」は
販売期間:12月1日~H19年1月10日
使用期間:12月10日~H19年1月20日
となっており、「第九ひろしま2006」の公演日もまさに上記「使用期間」内に入っているのです。
そして、今回は私の身の上の関係から広島からの帰りも鈍行乗り継ぎが可能でしたので、「青春18きっぷ」を使っての大阪・広島間の鈍行乗り継ぎ往復により「第九ひろしま」に参加出来た次第です。
ところで、「青春18きっぷ」はみどりの窓口(マルス端末)のある駅ならば何処でも購入できるのですが(ちなみに後記の自宅最寄り駅にもマルス端末が入っています)、私は天王寺まで片道40分近く自転車をこいで買いに出かけました。
実は天王寺を初め、JR西日本・北海道・四国・九州各管内の一部の駅では昔懐かしい(!?)常備券式「青春18きっぷ」《赤い地色をしていることから「あかはる」とも呼ばれています》が販売されているためであり、私もその常備券式「青春18きっぷ」を目当てにしていました。
なお、常備券式「青春18きっぷ」が具体的に何処の駅で売られているかの有力な情報源としては、現在のところ事実上「2ちゃんねる」内の”鉄道総合板”の中にある『赤い青春18きっぷ○枚目』という名のスレッドのみとなっている模様です。ちなみに現在は”16枚目”(Vol.16)まで来ています。
ちなみに大阪・広島間にはJRハイウェイバスの昼行便も走っています。現在のダイヤですと大阪駅朝9時発の便を使えば広島には昼の14時台に到着となっています。片道5千円ですが、これでも大阪(市内)から広島(市内)までのJR普通運賃より安くなっています。
車内を自由に動き回れる列車と違って走行中はシートベルト着用の上での着席が基本となるバスはとかく窮屈なところがありますが、広島まで乗り継ぎの手間が無いのは大きなメリットでしょうね。
さて、昨年に引き続き鈍行の乗り継ぎで広島入りした私でありますが、自宅は関西本線(大和路線)上の駅から自転車で15分ほどのところにあり、大阪に出るには天王寺まで出て大阪環状線を通って大阪に出るというルートをたどることになります。基本的には天王寺か新今宮で環状線の電車に乗り継ぐことになりますね。
大阪からはひたすら東海道・山陽本線を西に行くルートをとり、会場である広島サンプラザの最寄り駅である山陽本線の新井口(広島から下関方3つ目の駅)まで直接向かいました。大阪からの乗り換え回数は3回で、以下の通りです。
大阪(----∥0830) ↓ 《新快速・姫路行》 ↓ 姫路(0932∥0940) ↓ 《播州赤穂行》 ↓ 相生(0958∥1029) ↓ 《三原行》 ↓ 三原(1302∥1318) ↓ 《岩国行》 ↓ 新井口(1445∥----) |
三原から乗った岩国行普通列車の車中で踏切障害が原因であろう緊急停車に遭遇しましたが(海田市あたりだったかなあ…;ふと前方を見たら特殊信号発光機が回転して光っていたのが見えたのは覚えています)、広島駅での停車時間が少し長めだったのが幸いしてか、結果的に会場最寄りの新井口には定刻で到着したようでした。
新井口では会場に向かう「第九ひろしま」合唱参加者であろう大勢の群衆が改札口に向かう姿が見られました。私はその様子を見ながら岩国方向に走り去る電車などを撮影し、撮影後はその群衆の後を追いかけました・・・
逆に広島からの帰りは、自宅に着く時間も考慮に入れる形で、広島からスタートして尼崎まで山陽・東海道本線を東方向にひたすら乗り継ぎ、尼崎からは「東西線→片町線(学研都市線)→関西本線(大和路線)」と乗り継いで自宅最寄り駅に向かいました。尼崎までに乗り換えた回数は3回で、以下の通り。
広島(----∥1124) ↓ 《快速・岡山行》 ↓ 岡山(1406∥1414) ↓ 《相生行》 ↓ 相生(1520∥1521) ↓ 《新快速・野洲行》 ↓ 姫路(1539∥1557) ↓ 《新快速・長浜行(姫路始発)》 ↓ 尼崎(1652∥----) |
姫路での乗り換えは昼食をとるためのもので、真新しくなった高架ホーム上のほぼ真ん中にある「えきそば」スタンドで、次の新快速に間に合わせるべく、姫路名物の”えきそば”を急ぎ啜っていました(たまたまタイムサービス時間帯にあって「あげ or 天ぷら」入りが普段の100円引きとなっていたのがちょっぴり嬉しかった)。
尼崎からは東西線の電車に乗り継ぎましたが、運良く木津行快速電車がまもなく入線、久しぶりに東西・片町両線を乗り通し、終着の木津から関西(大和路)線の電車に乗り継いで自宅最寄り駅まで向かったのでありました。
新幹線で快適にスイッと移動するのもいいけれども、こうした”地を這う”ような移動の仕方も、ある意味「贅沢」とも感じている私自身でありました~
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