歌舞伎座で「第九」!?
お久しぶりです。
つい先ほど、今年初めての『有元正人のホームページ』への訪問をしてきました。ほぼ2ヶ月ぶりとなりますか・・・
今冬開催分の「1万人の第九」に向けてのスタッフミーティング(食事会)の風景が既に公開となっていましたが、今年は1月26日ということで、いつもより少し早めという感じでしたね。
昨年まで例年2月中に行ってきていたようでしたが・・・
それはともかく、今冬に向けて無事スタートを切った、という印象でしたね。果たしてどうなることやら・・・
ところで、ふとしたことから「歌舞伎座」という語句でネットサーフィンしていると、なんとあの歌舞伎の殿堂・歌舞伎座に於ける「第九」公演を目指して目下活動中の合唱団のサイトに行き当たりました。
その合唱団の名は「中央区第九の会」。
なんでも、この合唱団のサイトによると、今年12月に晴海アイランド・トリトンスクエア(中央区晴海)で、来年(2008年)の2月には歌舞伎座(中央区銀座)で、中央区在住・在勤者による「第九」演奏会を開くことを目標にして結成されたのだそうです。
歌舞伎座もたまたま同じ中央区にあるということで企画したんだろう・・・と軽く考えていた私。
だが合唱団サイトによると、現在日本の年の暮れの風物詩とさえ言われるようになった「第九」演奏会のはしりとなったのは昭和13年(1938年)に行われた歌舞伎座での「第九」だったとか・・・
手元にある文献で調べてみると、確かに昭和13年の12月26日・27日に歌舞伎座に於いて、1895年生まれのユダヤ人で当時世界的に有名だった一方でヒトラーに追われる身でもあった指揮者、ジョセフ・ローゼンストックの指揮、新交響楽団(現在のNHK交響楽団)他による「第九」公演が開かれたとあります。
来年(2008年)でこの歌舞伎座での「第九」から丁度70年を迎えることもあってか、年末の「第九」の始まりの地となったこの日本の伝統芸能の殿堂で中央区民の手による「第九」を実現させたい・・・中央区民有志の意気込みというものを合唱団サイトから感じ取ることが出来ました。
具体的な公演期日についてですが、トリトンスクエアでの公演は今年12月下旬、歌舞伎座での公演は来年の2月頃となっています。
合唱団以外の出演者では、ソリスト陣は未定となっているものの、管弦楽はこれまた中央区内を拠点に活動するアマチュア団体の中央区交響楽団・・・・・・まさに”アマチュアのアマチュアによるアマチュアのための「第九」”という感じですね。
ちなみに合唱団の練習は4月から始まるとのことで、現在も男声の個人参加分に限って募集を行っているとのことです。
大阪の地から無事の成功を祈念しています(もし行けたら是非聴きに行きたいな…)。
で、ここでひとつ気になったのは公演日程。歌舞伎座公演が行われる2月頃って、東京都心では例年あの「国技館5000人の第九コンサート」が行われてきていて(2月以外の月に行われた回もあるが)、日程によってはこれとバッティングする可能性もありそうなところですね。
例年「5000人の第九」の合唱団員募集が始まる8月以降には恐らく具体的な日程などが判ってくることと思いますが、「第九」好きの私としてもこれは気になるところですね。
また新しい動きがありましたお伝えしたいと考えています。
P.S.
この記事を書き終える頃、NPO「東京中央ネット」ホームページ内にアップされている『中央区民新聞』Web版の1月22日付記事『来年2月歌舞伎座で「中央区第九の会」発足』という記事を見つけました。
記事では昨年12月26日に晴海トリトンスクエアにて行われたお披露目公演のことが紹介されていて、大雨の中駆けつけた聴衆たちで公演会場は大盛況だったとのことです。
ま、幸先のいいスタートを切ったということでしょうな・・・
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