船(フェリー)の魅力~泊まりがけでの乗り歩きに於ける一夜の宿として《「青春18きっぷ」シーズン中とか》
間もなくすると大型連休(GW)ですね。
おっとその前に選挙の投票が・・・統一地方選挙の後半分の投票が翌日に控えており、私の住んでいる市でも市議会議員選挙が行われています。
明日は朝一にでも投票に行くとするか・・・
ところで、今春の「青春18きっぷ」シーズンが終わって既に10日以上経ちますが、今回は「青春18」誕生時価格(8000円)での発売ということで、いつもより多くの方が日本各地を鈍行で旅行されたことと思います。
私もその一人で、西日本を中心に、1泊2日の乗り歩きを2回と行き当たりばったりの日帰り旅行を1回と済ませました。
そして、そのうち2回行ってきました1泊2日の乗り歩きでは、何れも、一夜を明かす手段として、船(フェリー)を利用しました。
今に始まったことではありませんが、最近の私の「青春18」を中心とした乗り歩きでは、夜を明かす手段として、夜行列車の他に船を利用することがよくあります(といっても最近では旅行する機会そのものが減っているので回数的には多くないのですが)。
勿論、船とは言っても例えば本州と北海道や沖縄を結ぶ航路等のような長距離フェリーではなく(但し本州~北海道航路のうちの青森~函館間航路は例外)、本州と四国を結ぶ航路等の比較的短距離の船が中心で、別途の費用負担が必要最小限となるよう組み入れる形となります。
近年、鈍行夜行がめっきり減ってしまい、今では毎日運転の定期列車に限れば東京~大垣間の「ムーンライトながら」と新宿~新潟間の「ムーンライトえちご」を残すのみとなってしまいました。
季節臨も含めると、他に西日本を走る「ムーンライト九州」・「ムーンライト高知&松山」、甲信越を走る「ムーンライト信州」等もありますが、これら定期・臨時の鈍行夜行は、少なくとも各々の列車の始発駅発車時点に於いては、今や全て「全車指定席」となってしまっています。
そのため指定券が売り切れてしまうとこれらの鈍行夜行に乗れない羽目に陥ってしまいます《特に”コミケ”期間中とか》。
尤も、そんな場合、近くの「みどりの窓口」のある駅にキャンセル待ちを入れておくとか、乗車日1週間ぐらい前から根気よく「みどりの窓口」に通い詰める等といった戦法も有りなのですが・・・でも取れる保証は無いし。
そんな状況もあって、最近になって私は、別途費用負担は発生するものの、予約無しで乗り込むことが出来、しかも深夜も運行されている船に注目するようになった次第です。
鈍行を乗り継いでいて、ダイヤ組成と自らのスケジュールの関係から、途中の一部区間を料金と運賃を別に支払って特急で飛ばす(ワープする)のと似たような感覚ですね。
今春の「青春18」を使った2度の1泊2日の乗り歩きは・・・
(1)東海道・山陽→鹿児島→久大→日豊…予讃(内子)
→徳島…阪和→関西(大和路)
(2)福知山→因美→津山→瀬戸大橋(本四備讃)→予讃
→徳島…紀勢(きのくに)→関西(大和路)
という行程を辿りましたが(”…”は航路利用を示す)、九州を回った1回目は別府~八幡浜航路上で、餘部鉄橋を渡って紀伊半島1周もした2回目は南海フェリー(和歌山~徳島)上で、それぞれ一夜を過ごしました。
何れも勿論一番安い大部屋雑魚寝運賃(2等運賃)にて利用し、金額は何れも2千円台でした。
そして八幡浜航路ではある程度の乗客数がありましたが(それでもゆったり横になることが出来ました)、徳島から乗船した南海フェリーは、平日利用と言うこともありますが、船室内は殆ど”貸切状態”でした(尤も大型車を中心に若干のドライバー客はいましたが)。
ただその一方で、南海フェリーは到着後すぐ降りなければならなかったのですが(しかも夜中)、八幡浜航路の深夜便は徒歩乗船客については到着後も朝5時まで船内で休める”特典”があるので(ドライバー客はすぐ降りなければなりませんが)、ゆっくり休みたい向きには嬉しいものです。
何れにしても、比較的リーズナブルな金額で、しかも横になって一夜を過ごせる点では、船は捨てがたい魅力がありますネ(ただお盆等の超混雑期には横になって休めるスペースが確保出来るかどうかの問題等が出てくることも予想されますが)。
次期「青春18」シーズン(今夏)には何処を巡ろうかなぁ・・・
P.S.
一時期、季節の変わり目くらいに『時刻表』を買っていた私ですが、最近では、旅行の機会が減った煽りで、買う回数も減ってしまいました。
そんな中、今年JRグループが発足20周年を迎えることを記念して『JR時刻表』(弘済出版社→交通新聞社)が4月号から6月号にかけての3号連続企画の一つとして次期「青春18」のペア・プレゼントを打ち出しています。
このプレゼントの応募には4月号~6月号を全て購入する必要があります(中に応募券があり、それを貼り付けて応募する形となっているから;なお応募要領は6月号に掲載予定とか)。
かくいう私も、JR発足以来、ほぼずっと交通新聞社の『JR時刻表』を愛用してきており、このプレゼント企画にはちょっと悩まされています(旅行の予定が無いのについ買ってしまいそう)…
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