チェロ奏者ロストロポーヴィチ、死去
つい先ほどアクセスしました中国新聞社Web版掲載記事によると、世界的なチェロ奏者であるムスティスラフ・ロストロポーヴィチがモスクワ市内の病院で80歳で亡くなりました。
1927年に旧ソ連アゼルバイジャン共和国のバクーで生まれた彼は国際チェロ・コンクールで何度も優勝、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ等の著名な作曲家から作品を捧げられる存在に。
一時期旧ソ連当局との対立からアメリカに亡命していたものの、ゴルバチョフ政権の推し進めていたペレストロイカ(改革)もあって16年ぶりの母国での演奏会を実現。一方で親日家としても知られ、世界的指揮者の小澤征爾とも深い友情で結ばれていました《小澤らが率いてきた新日本フィルから「フレンド・オヴ・セイジ」(直訳で”征爾の友人”→他のオーケストラでいうところの”主席客演指揮者”ってことだろうか?)という称号を与えられていることがその証》。
実はロストロポーヴィチ自身、今年2月に体調を崩して入院、3月上旬に一旦退院していましたが、今月23日になって、ロストロポーヴィチの関係者が、彼が再度入院したことを語っていたとのこと。
また、一旦退院中だった3月27日(彼の誕生日!)にはプーチン大統領からロシア最高の栄誉である勲1等祖国功労章を授与されたとも伝えられています。
ドヴォルザークの「チェロ協奏曲」等を通じて私も幾度となく彼の演奏に接してきているだけに、ショックです。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
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