名古屋まで「第九」を聴きに行きました!
新年度に入ってから最初の書き込みです(遅っ…)。引き続きよろしくお願いいたしまするぅ・・・

てなことで、実は私、昨日のこと、名古屋まで「第九」を聴きに出かけました。
正確には、昨日夕方に名古屋市にある愛知県芸術劇場コンサートホールにて開かれました『トヤタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン』の公演に出かけました。
この公演の後半で「第九」が演奏されました《ちなみに前半はオペラ・アリア等7曲が演奏されました》。
また、前半は指揮者無しで行われ、後半の「第九」のみ指揮者として佐渡裕も参加しました(それと名古屋フィルの楽団員たちも)。
この公演の存在を知ったのは昨年暮れのこと。折しもチケット前売りが始まって1週間足らずの頃でした。
既にチケットは完売の状態でしたが、開始から1週間足らず、ということに注目、あきらめずにキャンセル発生分狙いでアタックしたところ、運良く購入に成功(しかも1階席最前列!)、今回の名古屋行きとなった次第です。

名古屋までの往復には、「青春18きっぷ」シーズン外ということで、近鉄を使いました。金券ショップやヤフオク等で流通している近鉄株主券を使って、片道あたり千円台(1400~1600円あたりが相場かな)で済むためです。
今回は大阪・なんばの地下街にあるチケットショップで1枚1500円で2枚購入の上、名古屋に向かいました《久しぶりでしたが、金券ショップに於ける相場は変わってなさそうですネ》。
難波を11時12分の奈良行き区間準急にて出発。途中鶴橋・青山町・伊勢中川と乗り継いで名古屋には15時半少し前に到着、すぐ地下鉄のりばに向かい、芸術劇場最寄り駅である栄で下車・・・いつの間にか新しく出来ていた巨大地下広場(?)を通って芸術劇場へ。
実は私、愛知県芸術劇場へはこれまでにも何回か足を運んでいるのですが、その中にあるホール等の施設に立ち入って聴いたりしたことが一度もありませんでした(せいぜい地下にある「アートプラザ」に入り浸るくらいでした)。
そのため、今回が初めての体験となるわけです《かつ名古屋に於ける初の音楽会体験でもありました》。
前半のオペラアリア5曲を含む全7曲のプログラムは少数精鋭の「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」のみでの演奏でしたが、少数精鋭だけあって、指揮者無しでも精緻なアンサンブルが出来上がっており、ことにヴァイオリンの深みのある響きは印象に残りました。5曲あるオペラアリアでは後半の「第九」にソリストとして加わる4人が順次歌っていましたが(最後のベッリーニ作品のみ女声2人による2重唱)、何れも感情のこもった、綺麗な響きとなって会場を満たしてくれていたような気がしました。
ただ、6曲目に演奏された『魔笛』からの”私は鳥刺し”(つまり”パパゲーノ”のアリア)のみ、歌声自体は良かったのですが、どうも”パパゲーノ”のイメージとちょっと合わないな、という感じはありましたが(私自身”パパゲーノ”をおどけたイメージで捉えているせいもありますが)。
後半の「第九」は、佐渡裕のバーンスタインから受け継いだ投身的な指揮っぷりを目の当たりに出来たということもありますが、まさに圧巻でした。オケも合唱も皆プロということもありましょうが、精緻にして分厚いアンサンブルが見事出来上がっていた感じでした《それにしても佐渡裕の投身的指揮を間近で拝めるなんて、初めてでした。佐渡裕指揮の演奏を好む私としてはとても嬉しかったデス…》。
ただホルンが、第3楽章でしたか、ちょっとタイミング合わせに苦心していたような・・・
時間的なこともあり、終演後すぐ帰宅の途についた私でしたが、充実した時間を過ごさせて貰いました。このブログ上からも「ブラボー」と叫ばせて貰います・・・
P.S.
今夏開催予定の河口湖音楽祭の「第九」、私も合唱団員募集に応募しましたが、まだ当落結果は届いていません。定員の少なさなどから激しい競争となっていそうですネ・・・・・・
« 『JR時刻表』4月号、遅まきながら購入・・・ | トップページ | 今冬の「1万人の第九」(第25回公演)公式サイト »
この記事へのコメントは終了しました。
« 『JR時刻表』4月号、遅まきながら購入・・・ | トップページ | 今冬の「1万人の第九」(第25回公演)公式サイト »

ベートーベン
歓喜の歌ドイツ語版(ショパン)
歓喜の歌~ベートーヴェン(混声)

コメント