ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の「第九」・・・『YouTube』より
5月も残すところあと2日、「1万人の第九」募集開始まであと5日となった今日、こちら大阪はお昼くらいにかけてまとまった雨が降りました。
何となくジトーッとした感じの1日となりましたが、皆さんのお住まいの地域はいかがでしたでしょうか。
今回も『YouTube』に寄せられているベートーヴェン「第九」演奏動画の中から紹介したいと思います。
今回ご紹介するのはあの往年の名指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮による「第九」の演奏動画です。
これもおそらくはDVD映像からのキャプチャ物と思われますが、今回は全4楽章が出揃っている形となっています。
また、全2本構成となっています《1本あたり約32分。『YouTube』に投稿されている動画としては異例の長さ》。
では早速いきましょうか。
1本目。第1楽章から第3楽章の中程くらいまで入っています。
2本目。こちらは第3楽章中程から曲の終わりまで入っています。
カラヤンのこの「第九」演奏は、前回紹介したバーンスタインの「第九」とはほぼ対照的に、どこか純粋で理性的な感じがして、かつ緻密・・・この「第九」演奏に限らず、一般にカラヤンの演奏は純粋に芸術というものをとことん追い求め、かつ音も緻密、というのが売りでしょうネ《うまく言い表せていないかも…》。
カラヤンがいいのかバーンスタインがいいのか・・・もうこれは個々人の好みの問題となってくるでしょう《ちなみに私の場合、どちらかというとバーンスタインかな。カラヤンも好きだけど》。
まあ、純粋に「第九」という楽曲を楽しみたいという向きには、今回のカラヤンの演奏はオススメと言えるのかもしれませんね。
【おことわり】
今回紹介した動画は『YouTube』に投稿・公開されている動画につき、この先『YouTube』の判断で削除されることがあります。その場合、お楽しみいただけなくなりますことを予めご了承下さい。
P.S.(100921追記…おわびとして)
先日、カラヤンが指揮するベルリン・フィルによる「第九」演奏を紹介している本記事に対してコメントをお寄せ下さった方があり、そのことを受けて本記事に掲載しているカラヤン演奏動画2本(YouTube)について現況確認したところ、ベルリン・フィルの関連団体(?)からの申し出によって『YouTube』サーバから削除された旨のエラーメッセージを発して再生不能となっていることが判明しました。
このため、同等の演奏動画をネット上にて探索していたところ、ドイツとブラジルの各動画共有サイトに於いて本記事にて紹介していたものとほぼ同一の演奏動画が掲載されているのを発見、両者間で再生チェックを行った結果、ブラジルの動画共有サイト『UOL Mais』に寄せられているカラヤン演奏動画のほうが比較的良好な再生が出来ていることを確認、よってそちらの動画のほうに貼り替えを実施しました。
『YouTube』にて見つけた時と同じく2分割にてアップされており、動画の1本目と2本目の境になる箇所もほぼ同じとなっていますので、これまでと同様にお楽しみ頂けるものと考えています。
ただ、『YouTube』と比べて、再生可能になるまで少し時間がかかるのかも知れませんが───なお、記事タイトルに関しては、当面の間、変更の手を加えないことにします。
カラヤン「第九」演奏動画が再生不能だった間にも本記事ページにご訪問された方々にはご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
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おはようございます。はじめまして。
価格.com『【全国版】日本の鉄道について』より参りました。
どこかでお会いしたような気も致します。
ああ、なつかしや、私が敬愛するカラヤン先生様。
本来ならばこちらのような神聖なHPへ来るような人間ではないかもしれません。
ですが、「第九」だとか、バーンスタインだとか、ちょっと気になる記事がありました。
年に一度行くか、行かないかの「にわかクラシック・ファン」です。
今日は時間がありませんので、とりあえず「あしあと」を残して帰りたいと思います。
またこちらに記事を読みに、聞きに再訪したいと思います。
湘南海岸のトナミ
投稿: トナミ | 2010年9月11日 (土) 05時35分
トナミさん、こんばんは。
こちらこそ初めまして───ようこそお越し下さいました。
とんでもないです───最近では鉄道ネタが大半を占めてしまい、たまには音楽ネタを書かねば・・・とちょっと焦り気味なところです(笑)
とはいえ、今後も「第九」演奏動画をネット上で新たに見つかったり、「第九」に纏わる新しい話題などを見つけた折には、出来るだけ紹介していこうと考えていますので、よろしければ、いつでも気軽にお立ち寄り下さい《勿論鉄道の話題にお立ち寄り下さることも大歓迎です》。
ところで、私自身も、経済的事情などもあって、最近では演奏会に足を運ぶことが殆ど無くなってしまっています。
カラヤンに関しては、残念ながら生前の彼の姿に生でお目にかかったことはありませんが、あの何処か純粋な感じのする音楽作りは私の脳裏にも焼き付いているところです。
とはいえ、カラヤン=ベルリン・フィル他の組み合わせで、1979年10月21日に東京の普門館に於いて開催された「第九」来日公演、71歳のカラヤンが指揮してのライヴ演奏ということで、貴重であり、演奏にしてもいつものカラヤン流の純粋さとはひと味違う、熱の帯びた音楽になっていた感じで、圧巻ものであるように思うところです。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 南八尾電車区 | 2010年9月14日 (火) 19時40分