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権威の失墜とローカル化への懸念・・・・・・第13回チャイコフスキー国際コンクールから見えるもの

 日本人若手ヴァイオリニスト、神尾真由子(アスペンアーティスト=チューリヒ音楽演劇学校→ザハール・ブロン門下)の優勝、そして演奏4部門に先駆けて行われたヴァイオリン(属)製作者部門部門でも日本人が上位2位まで独占・・・ジメジメした梅雨の時期、鬱陶しい気持ちとなってしまいそうなところへ飛び込んできた明るいニュースに、さぞ鬱陶しさも吹き飛んだことでしょう。

 

 

 他の多くのサイトと同様、このブログでも、先日、去る6月30日で閉幕となった第13回チャイコフスキー国際コンクールについての記事を書きましたが、その後も新たな情報が幾つか入ってきていました。

 

 前回記事掲載後に『産経イザ!』に掲載された神尾関連記事・・・

 「「マユコ」に喝采 関西で磨かれた才能、頂点へ
 「神尾さんが優勝者コンサート 鳴り止まぬ拍手

 本選(決勝)に於ける神尾の演奏順番は”ラスト(最後)”。課題曲であるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、次いで自由曲であるシベリウスのヴァイオリン協奏曲という順番で演奏、本選を前に「帰りたい」とまで師匠に漏らしていた彼女が、終わってみれば優勝の栄冠を手にしていた・・・

 第2次予選では今ひとつさえなかったとの評判も聞かれた神尾でしたが、「終わりよければすべてよし」で、ヴァイオリン部門審査団の団長を務め、最終日の優勝者コンサート(ガラコンサート)で共演オーケストラの指揮も務めたウラディーミル・スピヴァコフも彼女の音楽性を賞賛していたようですネ。

 

 ちなみにヴァイオリン部門審査団長を務めたスピヴァコフですが、実は彼自身もチャイコンから巣立った一人であり、1970年に開かれた第4回大会のヴァイオリン部門で第2位に入賞しています《ちなみにこの時の優勝はギドン・クレーメル、そして日本の藤川真弓も同じく2位に入賞》。

 その審査団長スピヴァコフの視点で伝えた記事もありまして、それがサンスポ(サンケイスポーツ)Webに6月30日付けで掲載された以下の記事・・・

 

 「審査団長も神尾さんの成長ぶりを称賛「最高の門下生」

 「これほどの大芸術家に成長したのを見てうれしい」。モスクワのチャイコフスキー国際コンクールで、バイオリン部門の審査団長を務めたウラジーミル・スピバコフ氏は29日、6年前に日本で共演した神尾真由子さんの優勝を発表した後、その成長ぶりをたたえた。
 スピバコフ氏は1970年に同コンクールで2位になった名バイオリニスト。神尾さんは14歳の時に同氏指揮のロシア・ナショナル管弦楽団と日本で数回共演、奏法の助言も受けたという。
 29日の本選では、その時に演奏したチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を最初に弾いた。スピバコフ氏は「当時から輝かしい独自の才能があった。完ぺきな子供だったが、今は十分に成熟した芸術家だ。1位で当然」と評した。
 神尾さんの指導者で審査員のザハール・ブロン氏は審査団の「9割近く」が神尾さんを推したと説明し、「まれに見る演奏。彼女は音楽で息をしていると言ってもいい」と絶賛。
 ブロン氏はワディム・レーピン氏やマキシム・ベンゲーロフ氏、2002年の同コンクールで1位なしの2位を受賞した川久保賜紀さんなど多数の新鋭音楽家を育ててきたが、神尾さんを「最高の門下生」とほめ上げた。(共同)

 

 ロシアでも評判になっているんでしょうネ・・・

 

 

 で、えらく前置きが長くなってしまいましたが、今回の「第13回チャイコフスキー国際コンクール」、本来は昨年開催される予定だったのが1年遅れで今年行われたことはご存じの方も多いかと思いますが、お隣の韓国の全国紙・中央日報が「チャイコフスキー国際コンクールの褪せた名声~日本企業がスポンサーになって日本人が有利に」というタイトルでチャイコフスキー国際コンクールの現状を綴った記事を7月1日付で同紙Web版にて掲載しているのですが、何故か中央日報の日本語版Webには載っておらず、代わりに『2ちゃんねる』にて当該記事の邦訳版が公開されています

 この記事では、今回のチャイコフスキー国際コンクールについて、サッカーのワールドカップ開催と重なったことに加え、コンクール会場として使われるモスクワ音楽院大ホールの改修工事ともバッティングしたこともあって、開催を1年延期したこと、ペレストロイカ(改革)の最中の開催となった1990年の第9回大会以後、権威の失墜が起きていること、更に日本企業がスポンサーとなった回では日本人出場者に何らかの配慮をしていたのでは、等と伝えているのですが、この記事に対して、『2ちゃんねる』を中心に、日本人が優勝して韓国人が上位に入賞できなかったことによる妬みだ、等と批判が相次いでいる模様。

 極めつけは「【音楽】音楽でも文句を言う韓国」というブログ内記事で、この中で「韓国人は世界に出るのやめたら?多分、向いてないよ。」等と痛烈に批判しています。

 

 私自身、この中央日報の記事については、半分真実で半分「???」という印象ですね。

 ひとつ首をかしげたのが、邦訳版でいえば、以下の部分・・・

…チャイコフスキー国際コンクールに入賞さえすれば国際的な演奏者として頭角を現わす時代があった。冷戦時代クレムリン政府はロシア出身者が損害をこうむっても実力のある外国演奏者たちにメダルを 与えることを当たり前だと思っていた。ピアノ部門だけ見ても第一回大会で優勝を占めたヴァン・クライバーンはアメリカで英雄扱いを受けた。…

 この中で「クレムリン(旧ソ連)政府はロシア出身者が損害をこうむっても実力のある外国演奏者たちにメダルを 与えることを当たり前だと思っていた」とありますが、手元にある『チャイコフスキーコンクール~ピアニストが聴く現代』〔中村紘子著;中央公論社(中村紘子は今回の第13回大会でもピアノ部門の審査員として参加)〕によると、当時のソ連が国威を上げて開催したチャイコンの第1回大会(1958年)でアメリカ人に優勝をかっさらわれてしまったことから第2回大会(1962年)では何が何でもソ連代表を1位にさせるべく、当時既に海外でもその名をとどろかせていたウラディーミル・アシュケナージに対してコンクール参加を強く求めたそうで、当時西側の少女との恋愛問題等でKGBに付きまとわれていたアシュケナージは不本意ながらこの求めに応じて参加、しかし結果は第1位を英国のジョン・オグドンと分けるという彼にとって屈辱的なものとなりましたし、更にアメリカのヴァン・クライバーンが優勝した第1回大会でも、あわてふためいた当時のソ連政府の首脳たちがソ連代表コンテスタントたちを集めて叱咤激励したともいわれています。

 第1回大会でクライバーンを優勝者としたこと自体は記事内容と何ら違わないところですが、一方で当時のソ連政府が国の体面を気にしていたこともどうやら事実だったようですネ。

 

 また、記事の後半部分の中の・・・

…最近には、ヤマハピアノ、トヨタ自動車など日本企業がコンクールのメインスポンサーになると日本出身の演奏者に気を使っている、という話も聞こえる。偶然の一致なのか分からないが、2002年大会ではピアノ部門、1990年と今年の大会ではバイオリン部門、1998年女声声楽部門で日本出身がそれぞれ1位に入賞した。…

の部分についても、「チョッパリはコンクールまで買収しているニダ!かんしゃく起こる!」という記事の中で、日本企業がスポンサーとして関与していなくとも日本人コンテスタントが上位入賞を果たしている回があると反論しています《でも日本人が優勝した回については中央日報の記事内容の通りになっていますネ・・・この点を重視しているのかな、韓国のマスコミって》。

 

 今回の中央日報による報道、どうやら韓国人による反日感情の現れ、とも捉えることが出来なくもない内容ということが出来そうですネ・・・

 

 

 そして、日本のマスコミでもこのチャイコフスキー国際コンクールの現状を報じる動きがあります。

 『産経イザ!』に7月8日付で掲載された「チャイコフスキー国際コン ローカル化の懸念」という記事によると、チャイコフスキー国際コンクール開催が1年遅れた最大の原因はスポンサーが見つからなかったため、としています。

 先の韓国メディアによる記事の中で1年延期の理由の一つとして伝えている「モスクワ音楽院大ホール改修」については、「1年延期となった次回のチャイコフスキー国際コンクール」というブログ内記事にもありますように、一昨年のうちにロシア文化省がコンクール開催の1年延期の最大の理由としてこの大ホール改修問題を公式に認めているようですので、ここは開催延期理由の一つとして考えてもよさそうなところなのですが、『イザ!』ではその大ホール改修問題等よりも財政面の問題を重視しているようですね。

 先の中村紘子の著書によると、昔からチャイコフスキー国際コンクールは、コンテスタントのモスクワ滞在期間中、ホテル宿泊費や食費、モスクワからの帰りの旅費等一切を運営サイドで負担してくれるという厚遇ぶりで知られているのだそうです。

 そのためコンクールに係る予算は膨大なものとなるわけですが、『イザ!』によると、最近ではどうやら民営(独立採算!?)で行われているらしく、仮に昔から続いている運営の仕方が現在に於いても続いているとすれば、スポンサー探しはコンクールの継続の絶対条件となってくるわけで、『イザ!』による、スポンサー不在のため開催が1年延びた、との報道はここで説得力を帯びてくるわけですネ。

 そして、先の『イザ!』掲載記事によると、財政面のみならず、例えば今回コンテスタント向けに割り当てられたホテルがコンクール会場から遠く離れたところにあり、しかも練習設備が無いため練習のためモスクワ音楽院まで路線バス等で混み合う道路を約1時間半かけて通わなければならない羽目となってコンテスタントたち(特に外国からのコンテスタント)に余計な心理的な負担等をかけたことを挙げ、運営面でも課題を残す形となった他、ヴァイオリン部門を除いてロシア人出場者の割合が高く、このままではロシア国内のローカルなコンサートに成り下がりかねない情勢にある、と懸念を示しています。

 

 何れにせよ、今後に向けての課題を数多く残す形で今回のチャイコフスキー国際コンクールの幕を下ろした、ということが出来るでしょう。

 

 

 かつては国際的にも権威あるコンクールの一つにも数えられ、或いは”音楽界のオリンピック”とまで呼ばれたこともあるチャイコフスキー国際コンクール、コンテスタント、審査員、そして音楽ファンの支持を得ながら今後とも存続出来るか否か、コンクール主催者の手腕が厳しく問われている、ということが出来ますネ。

 

 

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【関連記事(追記)
ヴァイオリン部門で日本人優勝、ピアノ部門「該当者無し」・・・第13回チャイコフスキー国際コンクール
2人の日本人優勝者(菊田&神尾)、動画も交えて感動をもう一度・・・第13回チャイコフスキー国際コンクール
チャイコフスキー・コンクールVl(Vn)部門覇者神尾真由子、凱旋帰国・・・・・・都内で記者会見

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