世界初のハイブリット鉄道車両、いよいよ今月デビューへ・・・・・・JR東日本「E200系」
ディーゼルカー(気動車)の技術って、JR化後、格段に進歩してきているような気がしますネ。
運転台も、今やJRの電車のそれとそれほど変わらないものになってきているし、加速度も電車と遜色ないくらいにまで性能が向上しているし・・・
そして、更にまた一つ、進化を遂げようとしています。
昨日(3日)付けで『Yahoo! ニュース』に掲載された毎日新聞記事「31日から世界初のハイブリッド車両運行」という記事によると、JR東日本は、今月31日(つまる今月末日)から、JR小海線{小淵沢(山梨県)~小諸(長野県)}に於いて、世界初のハイブリット気動車の営業運転を開始する、と発表しました。
そのハイブリットカーの技術を採り入れた世界初の気動車は「キハE200系」と呼ばれ、既に3両が製造されています。
先の毎日新聞記事によると、最高時速は100キロで、2年間にわたって営業運転データを収集、そのデータの分析を行った上で、新たな導入区間について検討するとしています。
で、今回デビューとなる「キハE200系」気動車の解説書はこちらになりますが、この解説書によると、内燃機関(エンジン)から繋がる変速機(ギアボックス)にてギアチェンジ〔”中(中立)”→”変(変速)”→”直(直結)”〕をさせながら走らせるこれまでの気動車(気動車の走行の仕組みについてはこちらとこちらの各頁にて詳説)と異なり、「キハE200系」気動車ではエンジンを発電機につなぐと共に駆動用の蓄電池(バッテリー)を新設、発進時には蓄電池を使い、途中の加速段階でンジンからの動力も投入、そしてブレーキ時には車軸につながれたモーターが逆に発電機の役割を果たし、ここで発生した電気で蓄電池の充電を行うという、まるでトヨタの「プリウス(PRIUS)」を思わせるようなプロセスで動かす仕組みを採っています《だから「ハイブリット車両」と呼ばれるんだ…》。
これにより、燃費で10~20%向上し、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)を約60%抑えられるなど、環境に対する影響の軽減が期待出来るというわけですネ。
この「キハE200系」で採り入れられているハイブリット技術をPRするためのTV-CMも製作・放映されています《以下の『YouTube』投稿映像》。
ファイル削除の可能性有り(視聴不可)
更にJR東日本ではこの「キハE200系」気動車に愛称を付けるべく、愛称の公募も行っていましたが、先月25日で応募が締め切られ、現在は検討作業等に入っているところと思われます。
果たしてどのような愛称が付くのやら、楽しみですネ。
ところで、今回デビューの「キハE200系」気動車ですが、試運転期間中にも写真スクープを果たしたという報告があちらこちらで見かけますが、その中から3つ・・・
「「キハE200系試運転」 撮影記」
「小海線新型車両 「試運転」」
「小海線でディーゼルハイブリッド列車試運転をスクープしました。」
何れも大きめの写真画像で紹介されており、「キハE200系」気動車の魅力というものを充分楽しめるんじゃないかな、なんて思ったりします《私も気に入ってます…》。
どんな愛称が付くのかも含めて、今回の世界初ハイブリット鉄道車両「キハE200系」気動車の登場が鉄道界にまた一石を投ずることになるや否や、目が離せないところですネ。
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E200 3両編成 キターですよ。 高岩-馬流間で普通に110系を遠方から狙おうと山上へ車を走らせ、さあ着いたぞと、まさにカメラを取り出そうとしたところへやってきたものだからーさあ大変。 情報無しの... [続きを読む]
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