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1970年「ベートーヴェン・イヤー」に於けるバーンスタイン=VPOによる「第九」・・・・・・『YouTube』より

 去る6月12日に脳梗塞で倒れ、入院した父親が、今日、退院しました。

 とは言っても、全快しての退院ではなく、右半身麻痺が残る形での退院で〔強制退院!?;尤も入院中のリハビリで右足のほうはある程度まで回復しましたが(右手はダメ)…〕、今後も通院の形でリハビリを続けていくみたいデス。

 

 とはいえ、在宅中に於いて、今後、介護が必要な場面が随所に出てくることになりますが、まあ、家族一丸(!?)で頑張っていくつもりです《勿論介護関連の情報等も仕入れながら…》。

 

 

 さて、今回もベートーヴェンの「第九」演奏を収めたマルチメディア・ファイルを紹介していきたいと思います。

 

 

 今回は久しぶりに『YouTube』に寄せられている「第九」演奏動画の中からの紹介となります。

 

 

 今回ご紹介するのはバーンスタインの指揮による「第九」演奏会の動画であります。

 といっても、以前本ブログの「バーンスタイン指揮によるベルリンの壁崩壊「第九」ライヴ・・・『YouTube』より」で紹介した1989年のベルリンの壁崩壊記念の「第九」ライヴではなく、それから20年近く遡った1970年に行われた「第九」公演を収めたものになっています。

 

 なぜ”1970年に行われた「第九」公演”なのか。

 実は動画に添付されている『YouTube』公表データには演奏日時を示すデータの記載はありませんでしたが・・・

 

Leonard Bernstein with the Vienna Philharmonic performs Beethoven's Ode to Joy.
・・・《中略》・・・
Soloists are Gwyneth Jones, Shirley Verrett, Placido Domingo, and Martti Talvela.

 

とあり、その顔ぶれの豪華さから(ギネス・ジョーンズプラシド・ドミンゴの名前も出ている!)、ネット上でも何らかの情報がとれるのでは、と思い、調べてみたところ、1970年に行われたウィーン・フィル相手の「第九」ライヴでの出演者データと一致、更にこの「第九」ライヴを収めたDVDを扱っている外資系大手のレコード・チェーン店HMVの通販サイト内に掲載のページ(→「ベートーヴェン - 交響曲第9番『合唱』 バーンスタイン&VPO~」)内に置かれている試聴用ビデオクリップに映し出される映像と『YouTube』に寄せられた今回紹介の演奏動画とが一致したことから、今回紹介の「第九」演奏動画は1970年のバーンスタイン=VPOによる「第九」ライヴであると判明した次第です。

 ちなみに出演者データの邦訳表示は・・・

 

  ソプラノ:ギネス・ジョーンズ
  メゾ・ソプラノ:シャーリー・ヴァーレット
  テノール:プラシド・ドミンゴ
  バリトン(バス):マルッティ・タルヴェラ
  合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
  管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  指揮:レナード・バーンスタイン
  収録:1970年、ウィーン=コンツェルトハウス

 

となります。

 

 

 ところで、この「第九」ライヴが行われた1970年はベートーヴェンの生誕200年という、いわば「ベートーヴェン・イヤー」の年でもあり、当時既に名声を博していたバーンスタインも、この年のウィーン芸術週間(ウィーン祝祭週間)でベートーヴェン唯一のオペラ『フィデリオ』を振る等、まさに”ベートーヴェン三昧”していたようです。

 

 今回紹介する1970年の「第九」ライヴについて、HMVの通販サイト内に掲載の当該ライヴDVD販売ページによると、この「第九」ライヴはこの年(1970年)のウィーン芸術週間の1ヶ月ほど前に開かれたそうで、会場となったウィーン・コンツェルトハウスの舞台中央の上方の、まるで演奏者と聴衆を見下ろすかのような位置にベートーヴェンの胸像が置かれ、かつコーラスが並ぶひな壇と背景にもブルーの幕が張られる等、一般的なコンサートとは異なる雰囲気をつくり出していた他、通常ならば演奏終了後すぐ聴衆のほうに振り向くなりして聴衆からの喝采等に応えるところを、この1970年「第九」ライヴでバーンスタインは、演奏終了後にまず正面(舞台中央)に見えるベートーヴェンの胸像に黙礼するかのように2,3度頷いた後、客席を振り返ることもなく一旦舞台を退去、時間をおいて再び舞台に登場して改めて聴衆の喝采に応えるといった行動をとったそうで、この「第九」演奏会がベートーヴェンへの奉納という特別な意義を帯びていたといわれています。

 

 

 で、演奏動画自体についてですが、初めにバーンスタインとグランドピアノが映し出され、そのグランドピアノを前に腰掛けているバーンスタイン自身がレクチャーをする場面が3分半ほど続き、その後「第九」公演のステージが映し出されるわけですが、演奏として収録されている範囲は終楽章の156小節目以降曲終までとなっており、更に動画自体は3分割になっていて、

 

   ◎ 第1分割:156小節目~330小節目
   ◎ 第2分割:331小節目~654小節目
   ◎ 第3分割:655小節目~曲終
《第1分割の冒頭でバーンスタインのレクチャーが入ります》

 

のとおり分割されています。ちなみに655小節目というのは合唱団にとっての試練の一つ(?)とされる”2重フーガ”の始まりの部分にあたります。

 楽譜上で確認されたい方は本ブログ内の「「第九」の楽譜が無料で手に入る!《オーケストラ用、合唱用とも》」をご参照下さい《無料で入手できるスコアのことについて記してあります》。

 

 

 それでは、演奏(&バーンスタインのレクチャー)をお楽しみ下さい。

 

◎ 第1分割(156小節目~330小節目)

◎ 第2分割(331小節目~654小節目)

◎ 第3分割(655小節目~曲終)

 

 上記3本の映像ですが、冒頭のところでバーンスタインのレクチャー映像が入っていることから、1970年の「第九」ライヴ自体を収録したDVDからのキャプチャではなく、この「第九」ライヴを初めとして1970年にバーンスタインがタクトを執ったベートーヴェン作品3公演をドキュメント形式でまとめたDVD「バーンスタイン・オン・ベートーヴェン」の映像からのキャプチャである可能性が高いですネ《ひょっとすると違うかもしれませんが…》。

 

 私自身、同じくバーンスタインがバイエルン放送交響楽団等を指揮した1989年の東西ドイツ統一記念「第九」公演の際の演奏がCDで接した初めての「第九」演奏だったのですが、上記3本の動画をつまみ食い的に聴いてみて、そのバーンスタインらしさといいますか、アコーギクをきかせて「人間臭さ」というものを十二分に醸し出させる音楽作りをこの1970年の公演時点で既に行っていたことを確認できました《恥ずかしながら…》。

 

 

【おことわり】
 『Google Video』や『YouTube』等の動画投稿サイトにて公開されている動画については、今後、投稿者或いは運営サイドの判断等により削除される可能性があります。その場合、お楽しみいただけなくなりますことを予めご承知おき下さい。

 

 

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