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ニューヨーク市営地下鉄、日本メーカーがトップシェア獲得か・・・・・・川崎重工、R160型式車両受注へ

 各国の首都(又はそれに準ずる都市)の地下鉄の総延長をウィキペディアを使って調べてみました。


 


  ◎ 東京…289.9km
  ◎ ソウル…287.0km
  ◎ 北京…113.7km
  ◎ 香港…128.5km
  ◎ モスクワ…278.3km(軽地下鉄路線を含む)
  ◎ ベルリン…144.71km
  ◎ パリ…221.6km
  ◎ ロンドン…408(472)km


 なお、東京とソウルは何れも運営する事業体が2つ存在し(東京は「東京地下鉄(東京メトロ)」と「都営地下鉄」、ソウルは「ソウルメトロ」と「ソウル特別市都市鉄道公社」)ソウルについては単純合計で、東京については有楽町線と重複する「有楽町新線」及び南北線と重複する「三田線・目黒~白金高輪間」を除いたもの合計で、各々表記しています。


 また、ロンドンの地下鉄については、ウィキペディア解説の序文で「総延長距離は408km(253マイル)」と記されているものの、中ほどに掲載されている”路線一覧”表に記載のキロ程で計算すると「472」kmと出てきますので、上記のような表記法とさせて頂きました。


 


 それにしても、上記の中で、ロンドン地下鉄の総延長の数字が際立っていますネ・・・・・・


 

 


 でも、ロンドン地下鉄の総延長の数字くらいで驚くなかれ。


 


 アメリカのニューヨーク市営地下鉄の総延長は、ウィキペディア解説によると、なんと1,056km!


 これは東京駅から名古屋・大阪・広島を通り越して、山口県の厚狭駅までの距離にほぼ匹敵します。


 


 


 そのニューヨーク地下鉄、車両納入のシェアでついに日本のメーカーがトップに立つこととなりました。


 


 以下は去る7月28日付けで『産経イザ!』に掲載された記事・・・


 


NY地下鉄、川崎重工の車両が最多数に


 川崎重工業は、ニューヨーク市交通局(NYCT)から地下鉄車両260両の発注内示を受けたと発表した。これで川崎重工のNYCTからの累計受注件数が累計1939両となり、カナダのボンバルディア社の1854両を抜いてトップとなる。

 今回契約するのは「R160」という型式の車両。ステンレス製の車体に高性能の空調装置などを備えており、260両の受注価格は4億5000万ドル(約540億円)。2009年8月に納入する。

 川崎重工業は1985年からNYCT向けの車両を製造している。


 


 カナダのボンバルディア社といえば、今年3月中旬、大阪空港発高知空港行の全日空1603便・ボンバルディアDHC8-400型プロペラ機が高知空港に着陸する際に前輪が出ずに胴体着陸を余儀なくされたというトラブルが発生(→「全日空機が前輪出ず…高知空港に胴体着陸」)、この事故をきっかけに「ボンバルディアDHC8」のトラブルが日本国内で相次いで判明、各メディアがさんざん報じていたことを思い出されるところですが(→「全日空機胴体着陸 ボンバルディア社「DHC8」系統 17年で不具合44件」・「全日空機、高知空港に胴体着陸 トラブル多発ボンバルディア社製」)、そのボンバルティア社、ニューヨーク地下鉄向け鉄道車両をもせっせと造っていたんですネ《何を寝ぼけたことを…》。


 今回の車両納入について詳しく伝えている川崎重工のニュースリリース「ニューヨーク市交通局向け地下鉄電車 追加260両の受注内定」によると、今回のニューヨーク市交通局(ニューヨーク市都市交通局)からの発注内示は、去る2002年にあのTGVの製造元として知られているフランスのアルストム社と共同で受注した基本契約(ベース契約)660両《うち川重割り当て分260両》に付随するオプション契約(オプション1)620両《うち川重割り当て分260両》の行使に伴うもので、予定納期は再来年(2009年)の8月に設定されています。


 そして先のニュースリリースと『川崎重工・車両カンパニーWebサイト』に掲載のトピックス「ニューヨーク市交通局向け次世代地下鉄電車を受注」(2002年11月6日付)から、この2002年締結の基本契約から端を発する一連のプロジェクトの中で川重は、今回オプション行使分を含めたR160型地下鉄車両の川重割り当て分の製作の他、現行車両であるR143型車両の技術提供も含めたR160型地下鉄車両のエンジニアリングリーダーとしての役割を担うことになっており、またR160型車両に装着される台車については、共同受注者であるアルストム社の製作分も含め、全て川重製の台車が使われることになっているそうです。


 


 川重とニューヨーク市営地下鉄との関係は、1985年に受注したR62型地下鉄車両325両に始まり、以後R142A型車両520両とR143型車両212両の受注・生産等の実績を重ねていき、その結果今日までの累計受注実績1,939両を達成、そして今回行使されるオプション分を含めた新型のR160型地下鉄車両の納入が完了すれば、ニューヨーク市営地下鉄向け地下鉄車両としては、ライバルのボンバルディア社(加)を抜いて、トップシェアを占めることになると川重では説明しています。


 


 なお、この2002年に結ばれた「R160」型地下鉄車両の基本契約を巡っては、この基本契約締結の翌年の12月に三菱電機が、この基本契約で生産されることになっている「R160」型地下鉄車両660両向けの空調装置を受注したと表明しており〔当時の受注額は5000万ドル(約54億円)、仮契約分とを合わせると1億2000万ドル(約129億円)〕、この「R160」型車両は、ある意味、日本企業が深く関わっているということが出来そうですネ《元々のソースは2003年12月13日付の日経記事(→センチュリー証券ザラ場情報・2003/12/15号)》。


 


 


 で、今回川重がアルストム社と共同で受注したニューヨーク市営地下鉄の新型「R160」型式電車が一体どういう車両なのか、その実体を確かめてもらうべく、『YouTube』等に寄せられている「R160」関連の動画の中からいくつかピックアップしてみました。


 参考までに、川重のニュースリリースに掲載されている「R160」型車両の概要は以下の通り。


 


 ◎ 車種:地下鉄電車
 ◎ 編成:5両で1編成
      〔通常2編成(10両)単位で運行〕
 ◎ 車体寸法
   ● 長さ:18.325m
   ● 幅:2.98m
   ● 高さ:3.665m
 ◎ 車体素材:ステンレス鋼


 


 また、「R160」型車両についてはこちらのページでも、英文ではありますが、簡単に解説されています《先に川重とアルストム社が共同で受注したことを記しましたが、このページで示していますように、どちらかの会社が製造を受け持ったかによって「R160A」・「R160B」の何れかで呼ばれることがあるそうです。ちなみに「R160A」はアルストム社受け持ちの車両、「R160B」は川重受け持ちの車両です。ただ、川重側の説明では、何れの車両とも、台車については全て川重製のものが装着されることになっています》。


 


 動画紹介に入る前にニューヨーク市営地下鉄に関する基礎情報について簡単に紹介しておきます。


 ニューヨーク市営地下鉄の現行路線図についてはニューヨーク市都市交通局オフィシャルサイト内に掲載の地下鉄路線図のページ或いはそのページの中に置かれているPDF形式マップにて確認することが出来ます。


 また、日本語によるニューヨーク市営地下鉄に関する情報は『The City Of New York (ニューヨーク・マンハッタンの総合情報サイト)』内に掲載の「ニューヨーク・MTA地下鉄情報」がオススメです《情報量が豊富でかつ情報の随時更新もされています》。


 


 では、「R160」型式地下鉄車両の紹介に入ります。


 


◎ 試運転映像



R-160 Test Run (1) 《走行路線不詳》



R-160 Test Run (2) 《走行路線不詳》



R-160 Test Run (3) 《走行路線不詳》



R160 Testing 《at Queensboro Plaza》


 


◎ 到着・発車時映像(営業運転中)



R-160 Entering Lexington Avenue/59th St.



R-160 Leaving Lexington Avenue/59 St.



R160 B N Train 8718 - 8727 @ 34th St.



R160B on N line
going over the Manhattan Bridge
《from Canal Street to Atlantic/Pacific Avenues》


 


◎ その他映像



R160 Slideshow
《外観、車内、運転席等の画像のスライドショー》



MTA R-160 FIND Sign
《座席上部にある駅名等電光表示板》



The R160 subway car
《電光表示板の説明映像(英文解説も交えて)》


 


 以上挙げた「R160」型車両関連動画のうち走行関連の8本の動画について、『R-160 Test Run』3部作以外は何れもニューヨーク市営地下鉄のN号線(ブロードウェイ急行線;アストリア/ディトマースBlvd ~ コニー・アイランド/スティルウェルAve)に於ける走行を映したものと思われます。


 ニューヨークの地下鉄については昔から「暗い・汚い・危険」等の悪い評判をよく耳にしてきたことと思いますが、運営しているニューヨーク市都市交通局による努力もさることながら、1979年に発足した「Straphangers Campaign」という公共交通機関世論調査団体(いってみれば”公共交通機関のオンブズマン”!?)が毎年行っている「MTA地下鉄ランキング」ではこれまでに大都市公共交通機関に3,000億ドルもの追加投資を余儀なくさせるほどの影響力を誇っているともいわれています。


 上記挙げました中の走行関連動画(『R-160 Test Run』3部作除く)の中で出てきていると思われるN号線についてはこの「MTA地下鉄ランキング」の2005年度調査分で最下位(ワースト1)にランクされるという不名誉を被っていましたが、その後改善への努力がなされた模様で、「ニューヨーク・MTA地下鉄情報」の先月24日付けの最新情報の中で報じられている最新の「MTA地下鉄ランキング」で、N号線は見事最下位からの脱出を果たしたようです《代わりにN号線の中の一部区間を重複して運行しているW号線(ブロードウェイ・ローカル線)がC号線(8番街ローカル線)と並んで最下位となってしまいましたが》。


 


 次に、先に紹介した「R160」型車両と共に川重がこれまでに手がけてきている「R62」・「R142A」・「R143」各型式地下鉄車両も、それらの走行動画(駅への到着・出発動画)が『YouTube』等に幾つか寄せられていますので、併せてピックアップして以下にて列挙いたしました。


 


◎ R62型式地下鉄車両



R62 3 train entering Chambers



MTA NYC Subway "7" Local



NYC subway train leaving station


 


◎ R142A型式地下鉄車両



MTA NYCT Subway R142A 6 train arriving and departing 42nd St



R142A Departing 161st Yankee Stadium



R142A (4) Leaves Yankee Stadium(@ Night)


 


◎ R143型式地下鉄車両



R143 L Train Entering And Leaving Bedford Avenue



R143 L train Pulling In And Pulling Out of Graham Ave



R-143 Leaving Bay Parkway via West End


 


 


 ところで、川崎重工によると、アメリカでは都市部の地下鉄路線の増強・更新や都市近郊の通勤路線の快適性向上の取り組み等が進行中で、これに伴って地下鉄電車・通勤電車・2階建て客車の受注が増加しているとのこと。
 今回受注した「R160」型地下鉄車両の他にも、一昨年(2005年)にニューヨーク・ニュージャージー港湾局ハドソン横断公社(PATH:Port Authority Trans-Hudson Corp)向け新型通勤電車(PA-5)340両を、そして昨年(2006年)には「R160」型車両の属するニューヨーク市営地下鉄と同じくMTA傘下にあるメトロノース鉄道向け交直流通勤電車(M-8)300両を、それぞれ受注しており、川重では、「R160」型車両の生産と並行する形で、順次生産に着手することにしています。


 更に、メトロノース鉄道を巡っては、川重の他、大手商社の双日と大手電機メーカーの三菱電機のコンビも、一昨年(2005年)の10月、カナダのボンバルディア社を通じての受注の形で参入しており(→「双日米国会社、三菱電機と共同で米国で大型電車商談受注(HTML版・PDF版)」)、ニューヨークの公共交通機関は日本企業の参入合戦の場と化している感がありますネ。


 


 これまでの悪いイメージからの脱却のため、更なる安全・快適への追求のために行動を続けているニューヨークの公共交通機関、そのニーズをくみ取ろうと、しのぎを削っている日本企業の姿が見えてくるような気がします。


 


 


【おことわり】
 『Google Video』や『YouTube』等の動画投稿サイトにて公開されている動画については、今後、投稿者或いは運営サイドの判断等により削除される可能性があります。その場合、お楽しみいただけなくなりますことを予めご承知おき下さい。


 


 


P.S.
 今回はアメリカ・ニューヨーク市営地下鉄の車両の実体の紹介のため、『YouTube』等に寄せられた動画からの紹介の数がいつもより多めとなってしまいました。
 そのため、環境にもよりますが、表示に多大なる時間がかかる等のご迷惑をおかけする形となってしまいましたことにつき、深くお詫び申し上げます。


 


 


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