エリザベト・コン本選進出者の河村尚子、クララ・ハスキル国際ピアノコンクールで栄冠に輝く
大阪の「1万人の第九」、そして広島の「第九ひろしま」の各本番まで残り約3ヶ月となりました。
合唱参加をされている方々の一助になれば、と思い、大阪・広島・東京の各大規模「第九」イヴェントの情報一覧(ステータス表示も含む)、及びこれまでに紹介した、ネット上で公開されているベートーヴェン「第九」演奏のマルチメディア・ファイル(動画と音声)の一覧を作成、本日から右サイドバー上部に特設いたしました。
実は同様のものを本ブログの常設トップ記事として置く形で作成・掲載してみたのですが、評判があまりよくなさそうな感じでしたので(実は私自身もちょっとうっとうしい感じも持っていたのですが…)、右サイドバーに掲出する形のものに作り替えました。
勿論、大規模「第九」イヴェント以外に国内各地で開かれるであろう「第九」公演に合唱団員として出演される方々、そしてただ聴くだけの方々も遠慮無くご利用頂ければ幸いです。
また反応を見て作り替えるかも知れませんが、当面はこの形で公開するものとします。
さて、今回は国際コンクール関係の速報を一つ、お伝えすることにします。
『2ちゃんねる』筋から入ってきた情報によると、去る8月31日からスイスで開かれていたクララ・ハスキル国際ピアノコンクールは最終日にあたる9月11日(現地時間同日夜8時→日本時間で12日午前3時)にスイス西部の都市・ヴェヴェイ(ヴヴェー)にあるヴェヴェイ劇場(Théâtre de Vevey)で本選(決勝)が行われ、1981年5月10日兵庫県西宮市生まれの河村尚子(Hisako Kawamura;ドイツ・ハノーファー国立音楽芸術大学=クライネフ門下)が見事優勝を果たしました。
河村自身の最近の動静についてここで紹介しますと、2005年に行われた第15回ショパン国際ピアノコンクールで第2次予選に進出したもののそこで敗退、昨年(2006年)の9月に行われた第55回ミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノ部門では第2位入賞、そして今年5月7日から6月18日(審査は6月2日)まで行われたエリザベト王妃国際コンクールでは本選進出は果たしたものの惜しくも入賞はなりませんでした。
6月6日から開かれたエリザベト王妃国際コンクール本選進出者全員によるコンサートにトップバッターで出演、その後パリを経て帰国した彼女は6月9日に東響との共演をこなし、更にその5日後の6月14日には千葉市文化交流プラザ・3階ホールにてリサイタルを開いています。
その千葉に於けるピアノ・リサイタルの模様を纏めた「ピアノリサイタル」という記事はこの日の千葉のリサイタルについて、余りにも繊細で一音一音がまるで生きているかのよう、と評し、作曲者によって見事弾き分けられていた点で高く評価していました。
千葉に於けるリサイタルの2日後には群馬県高崎市にある群馬音楽センターにて開かれた群馬交響楽団の第437回定期演奏会にソリストとして出演、その時の模様を伝えた「「崇高な」ブルックナーとモーツァルト、群響定期」というブログ内記事は、実に端正で音楽第一主義的、オケとの一体感があって作品の魅力を知らしめてくれた演奏、と高く評価しています《尤もその一方で、この記事のコメント欄に、ブログ管理人自らがいの一番に、この日の定期の聴衆のマナーの悪さを怒っている様子でしたが…》。
なお、今回のクララ・ハスキル国際ピアノコンクールの本選に於ける演奏等については、スイスの放送局、スイス・ロマンド放送(RSR、Radio Suisse Romande)Webサイト内に特設されているこちらのページにて、今年いっぱい(現地時間で12月31日まで)オンデマンド公開されています。
ちなみに河村が今回のクララ・ハスキル国際コンクールの本選で演奏したのは、ショパンの『ピアノ協奏曲第1番作品11』であります。
河村の今後の予定ですが、11月3日(土)・4日(日)に出生地である兵庫県西宮市の兵庫芸術文化センターに於ける芸文センター管弦楽団の第13回定期演奏会にソロ出演するほか、11月11日(日)には東京・渋谷のオーチャードホールに於ける東京フィル第744回定期演奏会にもソロ出演することになっています。
中村紘子著『チャイコフスキー国際コンクール』(中央公論社)によると、1965年に開かれた第2回大会では、スポンサーからのクレームがきっかけで審査員たちがもめにもめ、その末にようやく第1位を手にしたクリストフ・エッシェンバッハがこれを踏み台にしてピアニストとして、そして指揮者として、世界を股にかけて活躍するようになったとのことですが、彼女も今回の優勝を機会に大きく羽ばたいていってほしいものですネ。
P.S.
『YouTube』に河村尚子が昨年ドイツ・ミュンヘンのガスタイクホールにて演奏したリストの『ピアノ協奏曲第2番』の動画が、2分割の形で、寄せられているのが見えましたので、以下にて紹介します。
本文中でも昨年開催のミュンヘン国際コンクールで第2位、と喋りましたが、映像を眺めた印象、そしてネット上で公開されている情報から、以下の動画はどうやらテレビ放映されていたそのミュンヘン国際コンクールの受賞者演奏会の模様を映したものと思われますネ。
ウィキペディア解説「ミュンヘン国際音楽コンクール」によると、このコンクールはドイツに於ける公共放送、ドイツ公共放送連盟(ARD)の主催で行われているもので、「ARD国際音楽コンクール」という呼び方も存在する模様です《コンクール名称のドイツ語表記が「Internationaler Musikwettbewerbs der ARD München」となっているためでしょう》。
「第55回ARD国際音楽コンクール」というブログ内記事によると、このミュンヘン国際コンクール受賞者演奏会に於けるリスト演奏について、表情豊か、自由奔放で気風が良く、女性らしさと男性らしさを兼ね備えている感じがする、と評しています。
それでは、以下の映像を順次ご覧下さい《なお、以下の2本とも、投稿された動画自体の状態の関係で、所々に画像や音声の乱れがありますことを予めご承知おき下さい;以下の動画につき、今後、運営側或いは動画投稿者側の都合等で削除され、ご覧頂けなくなる可能性がありますことを予めご了承下さい》。
【関連記事(追記)】
「ヴァイオリン部門で日本人優勝、ピアノ部門「該当者無し」・・・第13回チャイコフスキー国際コンクール」
「ロシア人優勝、日本人入賞ならず・・・エリザベート王妃国際音楽コンクール2007」
「2人の日本人優勝者(菊田&神尾)、動画も交えて感動をもう一度・・・第13回チャイコフスキー国際コンクール」
「唯一のアジア勢入賞者・・・・・・第13回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門の「話と動画」」
「調律器具をピアノ内部に置き忘れた!?・・・・・・イム・ドンヒョク(韓国)、2005年ショパン・コンクール本選にて」
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ベートーベン
歓喜の歌ドイツ語版(ショパン)
歓喜の歌~ベートーヴェン(混声)


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