富岡先生が有元先生の代役として登場・・・・・・「1万人の第九」=「大阪6」レッスン・2日目
昨日(9月1日)は「1万人の第九」向けレッスンの2日目(「大阪6」クラス)でした。
「有元正人のホームページ」でも予告されていますように、今回は本来のクラス担任である有元先生が自身の演奏会出演のため、富岡先生が代役として来てくれていました。
にもかかわらず、初回レッスンの時と同じくドタバタで駆け込む羽目となってしまいました《あ~あ、また…》。
乗った電車が初回レッスンの時と同じもので、しかも今回は数分遅れの運転という、まさに”泣きっ面に蜂”(?)の状況に・・・次回は何とかして1本前の電車に乗らなくっちゃ。
今回はいわゆる「2重フーガ」に入る直前のところまで進み、その後合唱が入る最初のところから今回進んだところまで(?)の通しを行いました。
指揮から入っているもので・・・といった話を冒頭でしていた(ように私自身記憶している→記憶違いの可能性アリ)富岡先生、実際先生自身が開設しているWebサイト『Ken TOMIOKA's HP』内に掲載されているプロフィールを見てみると、そこには確かに「指揮者:富岡健(とみおかけん)」の文字が躍り、更に「指揮法を故福永陽一郎や若杉弘、H.ラングスフォードに師事。オホーツク音楽セミナーにおいて小林研一郎に学んでいることからも~」ともあることから、確かに指揮者から入った音楽家なんだな、と確認できた次第《と同時に私自身の物覚えの悪さを示すものとなってしまっている・・・》。
そして、プロフィールの初めのところには・・・
同志社大学にて法律を学んだ後、1974年から3年間ミシガン州立ウェーン大学音楽学部指揮専攻科に学ぶ。 帰国後、NHK大阪放送合唱団、関西二期会合唱団、カレッジ・オペラハウス合唱団などのプロ合唱団および、関西一円のアマチュア合唱団の指揮者として活動を始める・・・ |
とあり、かつて東京に生まれながらも関西を活動の拠点としていたといわれている指揮界の大御所で過去に「1万人の第九」生みの親として紹介されたことがある朝比奈隆(故人)を連想してしまいました。
彼もまた一般の総合大学の出身で〔京都帝大(現在の京都大)法学部卒、後に学士入学した同大学文学部も卒業〕、しかも一旦阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)に就職して電車運転や百貨店勤務等を経験するも、ウクライナ出身のユダヤ系指揮者、エマニュエル・メッテルの手ほどきにより指揮界デビューを果たしたことはよく知られている話です。
で、富岡先生、今回のレッスンでは”テンポ”というものを特に意識したレッスンを展開させ、時には指揮の動作をしながら歌わせたり、裏拍から出る箇所のところでは跳び箱の跳躍のシーンに例えてみたり・・・う~ん、なるほど。
かと思うと終楽章の頭からの解説を始める・・・1楽章から3楽章に登場したモチーフ(というか主題)が順次出てきてはいちいち否定し、その後にあの”歓喜の主題”のメロディーが登場、一旦否定はするものの、その後にチェロとコントラバスによる「歓喜の主題」のメロディーの全体像が登場し、次第にビオラ、ヴァイオリン、そして管楽器とが加わって最高潮に、そして2度目の否定的なファンファーレ(?)を否定するかのようにバリトン独唱が登場する・・・こんな感じで終楽章の初めの部分を解説し、「第九」の面白さを説いていました。
そんな富岡先生が披露した”小林研一郎語録”、混声四部による「vor Gott!」の強烈な合唱が途切れた後に始まる男声合唱のみによる「マーチ」への導入序奏(331小節目~)に於いて・・・
ここは心臓も止めて下さいね
《だったかなぁ・・・》
そういえばオケのメンバーもこの箇所では、演奏出番のあるファゴット、コントラファゴットと大太鼓(バスドラム)(途中からクラリネット、ホルンも)を除いては楽譜にも触らずじっと待機し、シンバルとトライアングル、それにピッコロが入り始めてから初めて楽譜をめくったりしていたっけ・・・
本ブログの「う~ん残念っ、終楽章”マーチ”への導入部分・・・・・・「第九」 in ロサンゼルス=コミュニティ・カレッジ講堂」に掲載の演奏動画(全部で5本あります)、コバケンが聴いたらどんな反応を示すのやら、変な言い方ではありますが、思わず興味を持ってしまいマス《尤も興味の対象は5本ある(5分割の)演奏動画うちの1本目の冒頭のみなのですが・・・》。
話があちこちとウロウロしてしまいましたが、とりあえず今回限りの「大阪6」クラスに於ける富岡先生の指導、テンポの取り方というものを改めて認識させられた思いがしました。
次回からは有元先生が帰ってきます。
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