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一昨日投稿分の”残り物”(神岡鉄道)、ついでに岐阜県内を走る残り2つの”3セク”鉄道(長良川・明知)の話も…

 一昨日(前回)は3回続いたJR高山本線の全線運転再開に纏わる話のいわば”別添資料”として、高山線の運転再開後の様子や、高山線運転再開を待つことなく廃止に追い込まれた神岡鉄道の在りし日の姿を、実際に現地に踏み入れた方々のレポートや動画投稿サイトに寄せられた動画により、紹介したところですが、実は神岡鉄道関係でどうしても紹介しておきたかった資料を一つ、前回紹介し忘れましたので、今回改めて紹介すると共に、神岡鉄道と、先日別途紹介した岐阜県西部を走る樽見鉄道を除く、岐阜県内を走る残る2つの第3セクター鉄道長良川鉄道明知鉄道の話題も少しお話ししたいと思います。

 

 なお、長良川鉄道と明知鉄道の話を先に行い、その後に前回の神岡鉄道関連の残り資料について紹介していきます。

 

 

◎ 長良川鉄道(旧国鉄越美南線)

 JR高山本線の美濃太田から分岐していた旧国鉄越美南線の廃止による第3セクターへの転換に伴って誕生した長良川鉄道

 かつては福井越前花堂)から伸びている越美北線とを結びつけて「越美線」とする予定だったものの、越美南線の終点駅・北濃と越美北線の終点駅・九頭竜湖の間を残して工事が中断、その後越美北線のみJR線として引き継がれ、越美南線は第3セクターの長良川鉄道に移管されることになります。
 それでも2002年9月まではこの分断区間を1日2本の路線バスが結んでいましたが(但し冬季運休;運転区間は美濃白鳥駅~九頭竜湖駅間)、現在では本当のどん詰まりの盲腸線となってしまいました。

 私も大分前にこの路線バスに美濃白鳥側から乗車したことがあるのですが、ダムを横目にして走っていたことを今でも覚えています《まあ九頭竜湖は「ダム湖」ですから・・・》。

 

 そんな長良川鉄道でありますが、やはり本当の”どん詰まり盲腸線”となってしまったことに加え、高速道路網の整備や少子化の進展等による乗客数の減少もあって、ここのところ厳しい経営が続いており(→「経営厳しい長良川鉄道(岐阜新聞)」)、「長良川鉄道のサイクルトレインに乗って,郡上八幡まで | 06プロジェクト『長鉄』」によると、2005年度の経常損失は過去最悪を記録したとか《→「経常損失が過去最悪に/05年度、長良川鉄道(中日新聞)」も参照》。

 で、その長良川鉄道の最近の動きとして、「越美南線あれこれ」で示されている以外にも、「長良川鉄道のサイクルトレインに乗って,郡上八幡まで | 06プロジェクト『長鉄』」でも紹介されていますが、昨年(2006年)7月に自転車愛好家でつくるサークル『ちゃりき?ちゃりき!!(Chariki? Chariki!!)』が長良川鉄道の協力を得て関~郡上八幡間にサイクルトレインを走らせたり(片道)、また岐阜に本拠を置くNPO「G-net」の東京グループ(G-net TOKYO)が主催する長良川鉄道往復利用による「長良川鉄道存続キャンペーン」の第1回会合(長良川鉄道貸し切りお座敷列車の旅)を昨年10月8日に開催し《地元紙による報道有り→「長良川鉄道、乗って活用方法話し合う 貸し切り列車運行(岐阜新聞)」》、引き続き第2回会合(うだつの街美濃から郡上八幡を巡る長良川鉄道貸し切り列車の旅)を来る10月7日(日)に開く等、長良川鉄道を盛り立てようとする動きは確実に起きています。

 

 一方、地元の高校生たちからも声が上がりました。

 

列車増便など要望 沿線の7高校生徒が長良川鉄道と懇談
《中日新聞Web版・2007年9月16日付け掲載記事》

 関、美濃地区の高校生と、関市に本社を置く長良川鉄道の代表者による懇談会が十四日、中濃総合庁舎で開かれた。
 同鉄道は鎌宮義秋常務取締役と、杉本義之・関駅長が出席。高校生側は、武義、関有知、関、美濃加茂など七校から、MSリーダーズ代表十六人が参加した。
 鎌宮常務取締役らが、最近の同鉄道の利用状況などについて説明した後、鉄道の利用促進や高校生の乗客のマナーなどについて意見交換した。
 高校生側は、鉄道のサービス充実や、列車の増便などについて要望。乗客を増やすため、オリジナルグッズを販売したり、沿線の観光地をPRすることも提案した。
 高校生のマナーについては、大きな声で話したり、ホームで座り込んだりする生徒がいることが指摘されたが、鉄道側は「他人に迷惑のかかる行為は少なくなった」と、評価。高校生側は、マナーを守るとともに、駅清掃などのボランティア活動に取り組む考えを示した。
 長良川鉄道は、沿線の高校生の利用が多いことから、定期的に懇談会を続けている。(中山道雄)

 

 ちなみに上記記事の中で登場する「MSリーダーズ」についてでありますが、「MSリーダーズ」の”MS”は「マナーズ・スピリット」の略(「マイクロソフト」ではない)で、岐阜県警等の支援の下、岐阜県内の高校生たちによる非行防止・規範意識啓発活動を行う団体とのことです。

 とはいえ、沿線の高校に通っている生徒たちも意識しているわけですネ。

 

● 写真(静止画)と動画で見る長良川鉄道

 写真(静止画)でありますが、「長良川鉄道(カテゴリー)」と「長良川鉄道で北濃まで行ってみた」の2つをとりあえず紹介しておきます。

 「長良川鉄道(カテゴリー)」は文字通り長良川鉄道を収めた写真掲載記事を集めたカテゴリーですが、大判の写真で掲載されており、何れも綺麗な仕上がりなのですが、中でも「川霧」に掲載の写真は、気象条件等がつくり出す幻想的な芸術というものを感じさせてくれます。

 また「長良川鉄道で北濃まで行ってみた」では、今年初めに、長良川鉄道の”応援”のためということで、片道全線を旅した時のレポートがたくさんの写真と共に掲載されているのですが、乗客の乗り具合や沿線のビューポイントの紹介の他、写真も車両や駅名標等たくさん撮影されていて、見ているだけでも旅している気分にさせてくれる内容と感じました。

 

 動画についてはネット上では殆ど公開されておらず、『YouTube』に寄せられている以下の車窓動画を見つけたのみでした。

 

 

 

◎ 明知鉄道(旧国鉄明知線)

 JR中央本線恵那から分岐していた国鉄明知線の廃止による第3セクターへの転換で誕生した明知鉄道は、ウィキペディア解説「明知鉄道明知線」によると、25kmあまりの区間に2つの峠を擁し、急勾配と急曲線の連続する路線ということで知られています。

 その明知鉄道、『J-CASTニュース』の報道によると、1985年の第3セクターへの転換以降、今日まで22年間ずっと赤字続きで、1日の平均乗降客数は1130人、負債額は約3,200万円にのぼっているとのこと《→「明知鉄道も「せんべい」で再建 柳の下に「ドジョウ2匹」いた」》。

 また読売新聞Web版に掲載の「(岐阜)赤字続く明知鉄道」という記事によると、昨年(2005年)度決算で出た赤字額として、単年度赤字が約1000万円、累積赤字が約2200万円と表明した上で、通学の足の確保のため旧国鉄明知線を引き継いで第3セクター”明知鉄道”としてスタートさせたものの、少子化による学校の統廃合の進行のため通学定期利用者がピーク時の半分に減り、更にモータリゼーションの進行で通勤客も減少したことが赤字続きの要因となっており、経営の維持のため、現在赤字額の全額を恵那市と中津川市による補填でしのいでいる状態だそうです《昨年(2006年)の8月現在の話として》。

 

 このため、赤字からの脱却を目指すべく、乗客の自転車を乗せて途中駅からサイクリングを楽しむという「チャリンコ列車」や沿線でとれた農作物等を使って車内で料理を楽しむという「グルメ列車」等の施策を次々と打ち出してきているところですが、中でも一番の目玉は第3セクターへの転換(営業開始)から2年後の1987年から始まった「グルメ列車」でしょう。

 細寒天の生産量日本一の町・岐阜県恵那郡山岡町(現在は岐阜県恵那市山岡町)を沿線に擁していることもあり、これを有効活用する意図から、寒天づくしの料理を車内で味わってもらうためのヘルシートレイン(寒天列車)を1987年(昭和62年)7月に走らせたのが「グルメ列車」の始まりだそうで、明知鉄道Webサイト等によると、現在では都合6種類の「グルメ列車」が用意されており、その中で”寒天”絡みのグルメ列車は2種類用意されています《”ヘルシートレイン(寒天料理)”と”寒天列車(寒天づくし)”》。
 「グルメ列車」第1号となった「寒天列車」については今年も企画・運行されている模様で、当方で調べる限りでは、実に20年間毎年行われているみたいですネ。

 その「寒天列車」を実際に体験したというルポルタージュ記事が3年前に読売新聞Web版に掲載されています。

 

「寒天列車」に乗って大正村へ~繊維はキャベツ6個分、カロリーは茶碗2杯分!
《読売新聞Web版・2004年6月4日付け掲載記事》

 木曽路の入り口・東美濃。山あいの町を結んで走る明知鉄道で「ヘルシートレイン」に乗ってきた。ヘルシートレインの通称は「寒天列車」。車内で数々の寒天料理が食べられるユニークな列車だ。出発はJR中央本線との乗り換え口・恵那駅。1両編成の小さな列車が、JRホームの脇に停まっている。乗車口ではエプロン姿の女性が、「いらっしゃいませ」と迎えてくれた。
 
 クロスのかかった長テーブルに、取材日には女性客のみ10名ほど。何だか列車内がパーティー会場に早変わりしたみたいだ。12時25分、定刻通り列車は出発。マイクを持ったスタッフが、「私たちは明知鉄道沿線の山岡町で料理を作っています。山岡町は冬は本当に寒い場所で、細寒天の生産では日本一です。その細寒天を様々な料理に使っています」と挨拶。その間に食前酒と前菜をいただく。寒天の粒々が入った食前酒は、中に氷状のシソジュースが入っており、冷たくすっきりとした味わい。前菜は、ニンジンの寒天寄せや、プチトマトの中をくり抜き寒天の詰め物をしたものなど5品。絵を描いたようにキレイに盛りつけられている。
 前菜が終わるとハーブスープ。カモミールとバラの花びらが入ったジェル状の冷たいスープは、スプンですくって食べる。ぷんとハーブが香り、ハチミツの甘みが舌にうっすらと残る。「カモミールはイライラ解消に効果があると言われていますし、バラは美容の手助けをしてくれます」と説明があると、「私たちにはぴったりね」と合いの手が入る。友達3人で名古屋からやってきたという女性客は、「料理がおいしいって聞いたから遊びにきたの」と楽しそうな様子だ。
 スープが終わると2段のお重にお吸い物。一の重には山菜の煮付けや揚げ物など、二の重にはお寿司やそば、おにぎりなどが入っている。「山菜も自分たちで摘んでくるんです。一の重の一部だけは寒天を使ってないんですが、あとはすべて寒天が入っているんですよ」。そうなのだ。二の重のいなり寿司も中は細寒天だし、おにぎりのごはんも寒天を混ぜて炊いている。お米はもっちりとした食感となり、細寒天のいなり寿司はこりこりっとした歯ごたえがある。
 最後はキハダ入りのところてん。自分たちで押し出してから甘酸っぱいミツをかけていただく。「寒天は82%が繊維分、全部食べるとキャベツ6~7個分の繊維をとったのと同じになるんです。カロリーは全部で茶碗2杯分のごはんあるかどうか…。食後1時間ぐらいしてから水を飲むと、寒天がふくれて、再度お腹がいっぱいになってくるんですよ」。
 
 今回食べた寒天料理は全部で19種類。こんなに様々な味があるとは、驚いてしまった。お腹がいっぱいになる上に、「身体にいいものを食べたな」という満足感がある。列車の中での食事というと、「たいしたものがでないんじゃないか」と思いがちだが、想像以上のすばらしさだ。盛りつけや特注の器も料亭並みにこだわっているし、味もバラエティに富んでいる。
 気が付けば、食べるのに夢中で車窓風景をほとんど見ていなかった。まぁこれは帰りの車中で楽しめばいいか…。

 

 この後、終点・明智駅に到着し、明智駅の駅舎からそのまま繋がっている「日本大正村」という”テーマパーク”(というより明智駅周辺の町並みがそのまま大正時代風の”テーマパーク”になっている感じだそうで…)の散策を楽しんだとのことでありますが《→「「寒天列車」に乗って大正村へ~町じゅうが博物館みたいな大正村へ」》、この取材時点で前菜以降に出されたのは「ハーブスープ(冷製)」・「2段のお重にお吸い物」・「キハダ入りのところてん」とのことでした。
 その中で一番の圧巻と感じたのは”2段のお重”で、なんでも一の重に入っている一部の料理を除いて全て寒天を使っているとの話。
 二の重に入っているもののうちのおにぎりはご飯と寒天を混ぜて炊いたものでもっちりした食感、またいなり寿司も中身は細寒天でコリコリした食感だったとか・・・。

 それにしても凄いこだわり・・・とはいえ、恐らくは回毎に中身(メニュー)を少しずつ変えていることでしょうネ《或いは新作料理も少しずつ入れているとか;言うまでもありませんが、そうでもしないと飽きられてしまいますので》。

 

 そんな「グルメ列車」でありますが、この秋は”キノコ”をテーマにした「きのこ列車」が運行されるとか・・・

 

明知鉄道に乗ってマツタケに舌鼓 グルメ列車
《岐阜新聞Web版・2007年09月12日付け掲載記事》

 秋らしい車窓の風景と、旬の山の幸が楽しめる明知鉄道(本社恵那市明智町)のグルメ列車「きのこ料理列車」の運行が11日始まった。この日は地元住民らを招待した試食会が開かれ、地元産のマツタケなどを使った料理が車内で振る舞われた。
 
 同鉄道は1987(昭和62)年から、車内で寒天料理を振る舞うイベント列車の運行を開始。好評のため、現在は1年を通じてさまざまな料理を振る舞うグルメ列車を運行している。
 きのこ料理列車は9月から11月までの限定運行で、中津川市蛭川産マツタケなどを使った炊き込みご飯やてんぷら、土瓶蒸しをはじめ、鮎料理の一品などが盛り込まれたお膳(ぜん)を楽しめる。車窓には稲穂を実らせて金色に輝く田園風景などが広がり、初秋の訪れを目と舌で堪能できる。
 この日は観光振興に携わっている地元住民ら17人が乗車し、香り高いマツタケなどに舌鼓を打っていた。問い合わせは同鉄道、電話0573(54)4101。

きのこ料理列車:あすから運行--明知鉄道 /岐阜
《毎日新聞(MSN毎日インタラクティブ)・2007年9月13日付け掲載記事》

 明知鉄道(恵那市明智町)は14日、地元のキノコをたっぷり味わえる「きのこ料理列車」の運行を始める。寒天料理を組み入れて87年にスタートしたグルメ列車で、キノコなど季節に合わせた料理列車を運行している。ヘルシーな食材ばかりで、最近の健康ブームに乗って人気を呼んでいる。
 きのこ料理は、同市蛭川産のマツタケのショウガ焼きをはじめ、幻のキノコといわれるロージやイクチ、シメジなどをふんだんに使い、酢の物や煮物にした逸品。まぜご飯も出る。11月末まで毎週火、金、土、日曜に運行。恵那駅を午後0時32分に出発し、明智駅へ同1時22分に到着するまで、車内で田園風景を楽しみながらお膳(ぜん)を味わう。
 往復の運賃込みで1人5000円。各列車定員30人で予約制。予約7人以上の場合に運行する。予約、問い合わせは同鉄道(0573・54・4101)。【小林哲夫】

キノコづくしのローカル線の旅 岐阜・明知鉄道
《朝日新聞Web版・2007年09月13日付け掲載記事》

 キノコ料理が味わえるローカル線の旅はいかが――。明知鉄道は14日から予約運行を始める「きのこ列車」の試乗列車を運転した。沿線の招待客ら17人が、恵那駅で1両のディーゼル列車に乗り込み、キノコが食材の料理を味わいながら終点の明智駅までの旅を楽しんだ。
 料理は、地元の仕出し料理の3店が用意した特別メニュー。マツタケやシメジ、ロージ、ソナなど地元で採れる旬のキノコを調理したキノコづくし。昨秋は約2900人が乗車した。
 予約を受け、乗客が7人以上になれば火、金、土、日曜に臨時列車として1日1回運転する。料理代と往復運賃込みで1人5000円。運行は11月まで。問い合わせは同鉄道(0573・54・4101)へ。

 

 何だか上記記事を見ているだけで思わずヨダレが垂れそうな気分になりそう・・・《ちなみに私自身、キノコ好きデス》

 

 なお、この目玉的存在の「グルメ列車」は好評のようで、「農林漁業現地事例情報・平成17年1月~明知鉄道じねんじょ列車のシーズン到来」によると、沿線の観光スポット(「日本大正村」、「岩村城趾」、「山岡町名産の寒天」等)を巡ることを目的とする乗客の増加に繋がっていることが報告されている他、読売新聞Web版に掲載の「(岐阜)赤字続く明知鉄道」の中でも、「グルメ列車」を初めとする各種の「イベント列車」が収入の大きな柱の一つになっていると報じています《以下はそのことを伝えている部分(抜粋)》。

 


◎イベント列車
 つり革の横に、提灯(ちょうちん)が飾られ、テーブルには、オードブルが並ぶ。貸し切りの「ビール列車」の乗車時間は、明智―恵那駅間の往復約2時間で、ビールは飲み放題だ。
 明知鉄道では、趣向を凝らした各種イベント列車を運行している。ビール列車の場合、料金は1人3500円で、運賃以外に業者から営業手数料収入が入る。
 イベント列車の1番人気は、沿線の寒天料理を車内で食べる「ヘルシートレイン」だ。「きのこ列車」や「じねんじょ列車」などもあり、昨年度はイベント列車だけで約5700人が利用、運賃と手数料で約840万円の収入があった。
 赤字続きの同鉄道にとって、「イベント列車の成功無くして、経営は成り立たない」と、小沢建男専務取締役(62)は誘客に大きな力を入れる。…

 

 

 そして、”グルメ”と言えば、先の「明知鉄道も「せんべい」で再建 柳の下に「ドジョウ2匹」いた」という記事でも伝えているのですが、各種マスコミでさんさん報じられた千葉県・房総半島の先端を走る銚子電鉄の”ぬれ煎餅”にあやかろうと、実は明知鉄道でも中津川市の業者が販売している手焼きせんべいを仕入れて独自のパッケージで「おらが鉄道せんべい」として販売を始めたところ、こちらも飛ぶように売れているそうで、毎月400万円~500万円の売り上げが見込め、売り上げの1割ほど利益が出るのだそうです。

 

 

 その一方で、今月に入り、鉄道駅としては珍しい取り組みも新たに始めようとしています。

 

高齢者施設と駅が一体化 明知鉄道・東野駅に医療法人
《中日新聞Web版・2007年9月8日付け掲載記事》

◆来年春に開所予定
 恵那市の第三セクター・明知鉄道は七日、同鉄道東野駅の敷地を医療法人「恵雄会」(同市大井町)に貸し、新駅舎と一体化した高齢者の賃貸住宅と介護施設を建ててもらう契約を結んだ。同社は乗客増加、同法人は施設利用者のアクセス向上を目指し、全国でも珍しい鉄道駅と福祉施設との融合を実現させる。
 東野駅は、恵那駅発の下り線で最初に停車する無人駅。乗降客は一日百人足らずで、待合室とトイレの老朽化も課題となっていた。
 計画では、恵雄会が駅のホームに接する形で鉄骨造り三階建て延べ約千三百平方メートルの施設を建設。一階は在宅の要介護者向けサービスの拠点で、二、三階は五十五歳以上の人なら誰でも入居できる賃貸住宅となる。
 新駅舎は一階の一部に待合室とトイレを設け、同法人で管理してもらう。年末に着工し、来年春に開所する予定。土地の賃貸料は年間約百万円。
 七日は市役所で調印式があり、同鉄道の社長である可知義明市長は「こうした試みが鉄道の活性化につながる」、恵雄会の井口智雄理事長は「施設を利用する足がないという声に応えられ、家族の方々も見舞いに行きやすくなる」と契約の意義を語った。(鈴木智行)

  ↓ ↓ ↓
明知鉄道 高齢者施設 駅舎に併設
《朝日新聞Web版・2007年09月09日付け掲載記事》

 無人駅の明知鉄道東野駅(恵那市)のホームわきの鉄道用地に、地元の医療法人「恵雄会」が、駅舎を併設した高齢者複合福祉施設を建設する計画がまとまった。施設を利用する高齢者には鉄道が足となり、赤字運行が続く鉄道側は乗客増が期待できる。駅舎と福祉施設が併設された鉄道駅は珍しく、関係者は「明知鉄道の活性化につながる」と、一石二鳥に期待をかける。(紅谷暢章)
 
 同鉄道側と恵雄会が3年前から計画を具体化してきた。8月に東野地区自治会の同意を得て、今月7日、同鉄道社長を務める可知義明・恵那市長と恵雄会の井口智雄理事長が、市役所で土地の賃貸借契約に調印した。
 計画では、建物は鉄骨3階建て延べ約1320平方メートル。ホーム南側の現在の駅舎を取り壊し、跡地を含めた鉄道の所有地約1140平方メートルに建てる。1階の大部分は小規模多機能型居宅介護施設。駅舎部分の待合所、水洗トイレ、駐輪場は東端に併設。待合所からホームまでは手すり付きの誘導スロープも設ける。
 2、3階には55歳以上の単身・夫婦世帯を対象にした高齢者専用賃貸住宅を計25室設ける。住宅はバリアフリー化され、緊急時には医師の往診が受けられる体制をとる。
 介護施設は、東野地区を中心に登録した市内の要介護老人25人を対象にデイサービスや宿泊、訪問介護などのサービスを提供する計画。託児施設(10人)も設ける。
 建物は今年12月に着工し、08年春完成予定。恵雄会が建設し、駅舎部分は鉄道側に無償で貸す。鉄道側には敷地賃貸料月8万円が入り、年96万円の収益増を見込める。
 国鉄明知線を引き継いだ同鉄道は、開業した85年度以来、乗客減と赤字基調が続いているだけに、駅舎併設の施設建設は願ってもない話。可知市長は「福祉施設の利用者や入居者らに鉄道を使っていただければ明知鉄道も活性化でき、ありがたい」と喜んでいた。

 

 なるほど、これはいいアイディアと思いますネ。

 とはいえ、ふと思ったことなのですが、要介護認定を受けた高齢者を対象としたデイサービス等を利用する場合、利用者の自宅と施設との行き来は施設所有の車による”ドア・トゥー・ドア(Door to Door)”の送迎が普通のような気がしないでもないところですが《施設近辺に住む人は別にして》・・・
 もし鉄道利用とする場合、今回のように駅に直結する福祉施設のケースでは、施設への出入りの際は問題ないのですが、自宅に於いては最寄り駅とは歩いて行き来することになるわけですよね。
 尤も自宅が駅のすぐ側にあったり、或いは最寄駅から自宅まで離れていても家族の誰かが自家用車で最寄駅まで送り迎えしてもらえるというのであれば問題無いわけですが…

 そこで考えているのですが、「約2年11ヶ月の時を経て甦った飛騨山脈を行き交う鉄路(3)・・・全線運転再開その後、一方あの鉄路は?」の中で触れている、富山市が行っている社会実験の中で採り入れられているようなフィーダーバス(支線バス)やデマンドバス等を導入するか(地元バス会社等との協力を要しますが)、或いは線内の主要駅に比較的大きな駐車場を用意して「パーク・アンド・ライド」の仕組みを構築することで《勿論両者共に採り入れるのも有りですが…》、高齢者にも優しい鉄道輸送というものが実現できると思いますし、自動車保有者も乗客として呼び込めることにも繋がるとも考えます《尤もそのためには鉄道本体の側でも相応の運転本数を準備する必要が出てきますが…〔ちなみに富山市の社会実験では、鉄道本体(JR高山本線・富山~猪谷間)は最低でも1時間に1本の運転本数を確保しています〕》。

 

 とはいえ、「明知鉄道:存続目指し基金設立 来月1日から募金/岐阜(毎日新聞)」でも伝えているように存続のための基金を新たに設けたり、先に触れました「(岐阜)赤字続く明知鉄道」という記事にもありますが、阿木駅と恵那駅の駅舎を歯科医院に貸して賃貸料をとったり、線内に存在する日本一の急勾配区間(3セク鉄道として!?)に於いて使われている滑り止め用の砂を”すべり止め”ということで袋に詰めて「受験のお守り」として販売する動きがあったりする等、先の長良川鉄道と同様、恵那市内を走る第3セクター鉄道も生き残りのため様々な取り組みを行っている模様ですネ。

 

● 写真(静止画)と動画で見る明知鉄道

 「進路は北に。そして、明知鉄道へ。」では名古屋から快速に乗って恵那で下車し、そこで明知鉄道に乗り換えて明智まで・・・という一連の行程が全てレポートに纏められているわけですが、その中で明智鉄道に乗っているシーンでは恵那から明智に向かう1両のディーゼルカーの走りっぷりを見事描写、ウィキペディア解説でも語られているような険しい地形を走りゆく姿をくっきりとイメージさせてくれるタッチになっています。

 先の長良川鉄道の項の中でも登場したブログサイト『十二徒然』でありますが、この明智鉄道でもやってくれています。
 専用のカテゴリー”明知鉄道、明知線”を設け、カテゴリ内の・・・

 「明知鉄道(腕木信号機復活)」、
 「夏の明知鉄道」、「初撮影」、
 「暖冬とはいえ」、「紫陽花の咲く駅

の記事たちに於いて、綺麗な写真(寒天の乾燥場と、廃止となって現在展示物となっている腕木式信号機の写真もあり)と共に、現地を訪れた時の模様などが要領よく纏められています。

 そして、ブログサイト『鉄の花道+[三セク見聞記]』では「恵那路の春」という記事に於いて綺麗な写真集が公開されています《記事にアップされているのではなく、記事に張られているリンクからアルバム・ページに入れるようになっていて、そこでご覧頂く形です;構図の選び方もしっかりしている感じです》。

 

 一方、動画関係ですが、明知鉄道に纏わる動画については、現在のところ、ネット上で公開されているものは残念ながらありませんが、私もしばしばお世話になるWebサイト『鉄道BGMの部屋(鉄ビー)』内の「鉄道BGM File 3」にて(ページ内の比較的上のほう)、車内で録音したとみられる走行音を収めた音声ファイルが公開されています《収録区間は「明智~岩村」間です》。
 参考までに、音声収録した当該サイトの管理人自身も、明智鉄道線の勾配の激しさというものを語っています。

 

 

◎ 神岡鉄道(前回掲載分の残りもの)

 前回記事で紹介しておきたかったのに忘れてしまったもの、それはブログサイト『今日も鉄道が好き』内に特設されている「■2006・秋、さようなら神岡鉄道」(案内記事→「【神岡鉄道フォトアルバム】」)。
 たまたま巡り会いました「神岡鉄道、廃線か…」というブログ内記事からその存在を知りました《ちなみにこのブログ記事は記者自身が現地調査のため神岡鉄道沿線に踏み入れた時の模様が纏められており、生々しいといいますか、壮絶な有様を描き出しています》。

 写真1枚1枚、周囲の自然風景等と見事にマッチした構図で撮影されていて、季節感をも楽しむことが出来、勿論写真自体も綺麗な仕上がりで、更に黒背景とすることでノスタルジックに浸ってしまう、といいますか、戻ることのない、在りし日の姿を浮かび上がらせる効果を引き出しているのでは、と感じたりします。

 私も思わずうっとりの素晴らしい”写真集”デス。

 

 もう一つついでに、これは昨日見つけたものでありますが、廃止直前に朝日新聞Web版(マイタウン岐阜)にて、全5回構成で、かつての神岡鉄道の姿等を伝える特集記事が組まれていました。

 長くなりますが、その全てを以下にて順次紹介しますと・・・

 

【神岡鉄道 ラストラン】<1>迫る廃線 惜しむ思い
《朝日新聞Web版・2006年11月22日付け掲載記事》

 神岡鉄道の神岡鉱山前駅(飛騨市神岡町船津)。駅務室の壁にかかったホワイトボードから、1日ずつ予定が消されていく。
 「あと残り少しか」
 運転士歴10年の古田大輔さん(34)は、出勤するたびに空白が多くなっていくボードを見て実感する。
 地元の高校を卒業して入社。それから15年。町は徐々に様変わりしている。かつて通った小学校は、他の学校と統合して校名が変わった。列車で通学する高校生の姿も少なくなった。
 廃線まであと8日。
 「最後の日まで無事に走らせたい」
 古田さんの気持ちは自然と引き締まる。
 町を走る唯一の鉄道の廃線を、地元の人たちは惜しむ。
 地元の有志で作る「神岡鉄道協力会」の事業部長を務める徳永伸樹さん(51)。列車内で肝試しをする「お化け列車」などの企画を実施して、多くの人に乗ってもらうよう取り組んできた。
 怖がって泣き出した子どもが、最後にはお化けと仲良しになって帰っていく。地元に親しまれた恒例行事も今夏で最後となった。
 「こういう楽しい行事ができなくなると思うと、寂しい」
 
 かつて町を支えた鉱山は、01年に亜鉛と鉛の採掘をやめた。町も04年に3町村と合併して「飛騨市」になった。山あいを走る列車も、その役割を終えて静かに表舞台から去ろうとしている。
 
◆活用策、具体策は白紙
 第三セクターの神岡鉄道(本社・飛騨市)が30日に廃線となる。40年間、飛騨北部の地域の足の役割を担ってきたが、道路網の発達などで役割を終え、姿を消す。廃線後の活用策を飛騨市が模索しているが、具体案はまだ浮かび上がっていない。
 神岡鉄道は、奥飛騨温泉口駅(飛騨市)と猪谷駅(富山市)を結ぶ全長19・9キロ。地元の要望を受け、66年に旧国鉄が神岡線として開通させた。
 しかし、乗用車の普及のあおりを受けて乗客数の減少が続き、84年に第三セクターに移行。04年には鉄道部門の売り上げの7~8割を占めていた神岡鉱業(飛騨市)からの硫酸輸送がトラックに切り替えられた。同鉄道の基金も07年に底をつく見込みとなったため、05年に廃線が決まった。
 神岡鉄道は三井金属や岐阜、富山両県、飛騨市などが出資。このうち、飛騨市が廃線後について「鉱山跡を見学するための観光鉄道として活用を検討したい」としているが、具体策は白紙の状態だ。

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【神岡鉄道 ラストラン】<2>七福神にこめた思い
《朝日新聞Web版・2006年11月23日付け掲載記事》

 神岡鉄道には、奥飛騨温泉口駅(飛騨市)から猪谷駅(富山市)まで八つの駅がある。うち猪谷駅を除く県内の七つの駅のホームに木彫りの「七福神」像が置かれていることは、あまり知られていない。
 「像を置いて観光客が増えればいいなと思ったけれど、なかなかそうはいかなかったね」
 84年の開業時に神岡鉄道の取締役を務め、像の設置を提案した奥田静平さん(93)は振り返る。
 七福神像は、奥田さんらが当時の神岡町内の彫刻愛好家に製作を依頼し、85年夏にそれぞれの駅に置いた。
 7体を巡るスタンプラリーをやれば乗客が増えるのではないか――。そんな思いから、像の脇にスタンプを置いた。しかし、すぐに2カ所で盗難に遭い、残る5カ所のスタンプもまもなく撤去した。
 7体は今もホームで乗客を見守っている。しかし、廃線後の像の行方は決まっていない。
 「何とか7体とも無事な所に移してあげたいんですよ」
 七福神の「生みの親」である奥田さんの願いだ。

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【神岡鉄道 ラストラン】<3>思い出の「海水浴列車」
《朝日新聞Web版・2006年11月24日付け掲載記事》

 四方を山に囲まれた飛騨市神岡町。県内有数の豪雪地帯の子どもたちが楽しみにしていた、真夏の恒例行事がかつてあった。85年に始まった、神岡鉄道で行く「海水浴列車」だ。
 早朝、貸し切りになった車両が町を出発する。車内は、浮輪や水着を持ち、海に着くのが待ちきれない子どもたちでいっぱいになる。
 「みんなで一緒にゲームをしたりして、楽しかったね」
 神岡鉄道協力会の元総務部長で、海水浴列車の引率役を務めた針田俊一さん(64)はそう振り返る。
 猪谷駅(富山市)で高山線に乗り換え、昼前に氷見線の島尾駅(富山県氷見市)に到着する。駅を降りると、目指す島尾海水浴場はすぐそばだ。
 海辺では、思い思いに泳いだり、スイカ割りをしたり。毎年100人以上が参加して、大にぎわいだった。
 しかし、参加者の減少などで、ひと夏に3日間の開催していたのが88年からは2日間に。93年の開催が最後になった。
 子どもたちの思いを乗せて走った列車も、ついに姿を消す。
 「地域で鉄道を守ろうと色々頑張ったんだけれど……。残念ですね」と針田さん。

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【神岡鉄道 ラストラン】<4>通行手形で運行管理
《朝日新聞Web版・2006年11月27日付け掲載記事》

 鉄道の運行の管理は、今は大半が機械化されている。しかし神岡鉄道では、今でも「スタフ」と呼ばれる通行手形を運転士らが実際に受け渡しして、運行管理している。スタフを積んだ列車しか線路を走らせないようにして、列車同士の衝突を防ぐ仕組みだ。
 「スタフを使っている鉄道は、もうほとんどないだろうね。時々、鉄道ファンが写真を撮りに来ますよ」
 駅員として働く神岡鉄道の木下春海・運輸副部長(58)は話す。
 旧国鉄で長年、保守の仕事に携わった。96年にJRを退社したが、経験を買われて98年に神岡鉄道に入社した。
 勤め始めて10年近く。乗客は年々減っている。時折、鉱山の仕事を定年で辞め、町外に移り住んだ人が、「懐かしくなって」と乗りに訪れる。にぎやかだった時の町の様子を、ふと思い出す。
 運転士にスタフを渡す仕事も、今月末で終わる。
 木下さんは「最後の日を事故がないまま迎えたいので、廃線の実感がわかない。仕事を終えて数日すると、実感するかもしれないけれど」。

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【神岡鉄道 ラストラン】<5>名残の車窓「散策列車」
《朝日新聞Web版・2006年11月27日付け掲載記事》

 「ほら、あそこがきれい」
 山が赤や黄色に色づき始めた今月3日。神岡鉄道の車内で、子どもたちが窓の外を代わる代わる指さしていた。「秋の散策列車」の一コマだ。
 乗客を増やすために、地元の人たちで作る「神岡鉄道協力会」は様々なイベントを開催してきた。秋の散策列車は85年から続いた恒例行事だ。
 「道端に実っていたアケビを採って、みんなで食べた時もあった。お客さんは大喜びだったね」
 協力会の副会長を務める山口正一さん(57)は懐かしむ。
 参加者は漆山駅(飛騨市神岡町西漆山)で降りて、約2キロ歩いて神岡鉱山跡に到着する。鉱山跡と、跡地を利用した東大宇宙線研究所の観測装置「スーパーカミオカンデ」を見学できるとあって、近年は毎回満員。しかし、名物行事も今年で最後になった。
 山口さんは最近、地元の鉄工所に頼み、レールの上を走れる補助輪をつけた自転車を作ってもらった。名付けて「レールマウンテンバイク」。線路を何とか活用できないか、という発想の産物だ。
 「昔の人たちが努力して、やっと開通した鉄道。自分たちもできるだけのことはして、レールを残したい」
 山口さんは今、神岡鉄道の全線をレールマウンテンバイクで往復する計画を温めている。=終わり(この連載は村瀬信也が担当しました)

 

 

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コメント

南八尾電車区さん,はじめまして.トラックバックをいただいたyanzです.
クラシックと鉄道がお好きだそうで,なんだか珍しい取り合わせのような気がしますね(笑)
それにして,情報のぎっしり詰まった記事ですね.感心致しました.
ついでながら,こちらからも記事と関係あると思われるものをトラックバックさせてもらいました.
では.

TBありがとうございます。
高山線にもお世話になりました。
神岡鉄道、その後どうなったんでしょうね?

 yanzさん、こちらこそ初めまして。
 ご訪問&コメントをありがとうございます。
 同時にTB、失礼いたしました!

 今回、長良川鉄道の取り組みについてネット上で探しておりましたら、yanzさんのブログの中で長良川鉄道のサイクルトレインの話に行き当たり、拝見しまして興味深く感じ、このお話へのリンクを置くと共にTBした次第です《実は私自身も、yanzさんの足元には到底及びませんが、自転車で片道1時間程度の道のりを漕いだことがあります(尤もごく普通の自転車ですが…)》。

 私自身、今一度自分の趣味の”棚卸し”をしなくっちゃ・・・

 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 MANTAさん、ご訪問&コメントをありがとうございます。
 先日はいいお話をありがとうございました《綺麗な写真集のご紹介も頂き、ありがとうございます》。
 またTB失礼いたしました!

 これの3つ前の記事で書かせてもらいましたが、旧神岡鉄道については、現在のところ、どうやら冬季運休の観光鉄道としての鉄路復活に向けて模索しているみたいですよ。
 イメージ的には、北陸山中にある、宇奈月と欅平の間を走る黒部峡谷鉄道のような感じの鉄道になりそうですネ。
 まだまだハードルは高そうですが、今後とも見守っていきたいと私も思っています。

 今後ともよろしくお願いいたします。

なるほど、観光鉄道ですか。あそこにはかつての坑道もあって、江戸の昔は幕府の御用地でした。そんな歴史や自然を活用できれば良いのですが、温泉はないですねぇ… なにはともあれ、チャンスをみつけて、10数年前に駆けめぐった野山をもう一度見に行きたいです。

 MANTAさん、早速のレスをありがとうございます。

 幕府の御用地・・・恥ずかしながら、初めて耳にしました。

 ということは、旧神岡鉄道線、科学的のみならず歴史的にも縁深い、ということになるわけですネ。

 でも温泉が出ないというのはちょっと痛いかも《ちなみに先に例示した黒部峡谷鉄道の場合、6つの温泉が存在します;詳しくは http://www.terme.jp/photo/toyama/p-kurobelorry.htm にて》・・・

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