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小田急の新型特急ロマンスカー「MSE」公開・・・運転計画も発表、近鉄特急の阪神線乗り入れのモデルとなるか

 阪神西大阪線の延伸(阪神なんば線)開業を2009年春に控え近鉄側がJR(旧国鉄)と同じ料金別途徴収優等列車である「近鉄特急」の直通乗り入れを阪神に打診、現在協議が行われている模様ですが、そんな中、その先行モデルケースとも言える動きが首都圏で始まろうとしています。

 

 小田急電鉄は、来年3月運転開始予定の地下鉄線直通特急に使用される新型ロマンスカー「MSE」(60000形特急用電車)を、去る10月19日、報道陣に公開すると共に、特急ロマンスカー東京地下鉄(東京メトロ)との相互直通乗り入れ開始に伴う具体的な運転計画も発表されました。

 料金別途徴収優等列車(小田急、東武、近鉄の特急など)の地下鉄線への乗り入れは、日本鉄道史上、今回が初めてのこととなるだけに、鉄道界からの注目も熱いものだったように思えます。

 

 

◎ 報道陣への公開、そして運転計画発表

 去る10月19日に行われた地下鉄(東京地下鉄)線乗り入れ対応のロマンスカー「MSE」の報道公開を伝える記事から・・・

 

東京メトロでは200円で乗れるロマンスカー
《『産経イザ!』2007年10月20日付け掲載記事》
 小田急電鉄と東京地下鉄(メトロ)は19日、2008年春に小田急線と東京メトロ千代田線との間で相互直通運転を開始する特急ロマンスカー「MSE」を公開するとともに、来年3月からの運転計画を発表した。
 平日は、通勤列車として上り下り計4本を、土日は箱根へ向かう観光列車などとして計6本を運転する。特急料金はメトロ線内は一律200円で、大手町~町田が600円など。地下鉄線内では、代々木上原経由で乗降するビジネス客が多いことから北千住、大手町、霞ヶ関、表参道の4駅に停車する。
 車両外観は、地下鉄線内でも映える鮮やかなブルーに、小田急ロマンスカーを象徴するオレンジのラインを施した。先頭車両の前方に非常用扉を付けるなど、地下鉄線内への乗り入れに必要な機能を装備した。

 

 今回公開された新型小田急ロマンスカー「MSE」は、地下鉄線内に本格的に乗り入れるということで、他の私鉄・JRがそうしているように、先頭車両の前面部分に非常用の貫通扉(貫通路)を設ける等の”地下鉄仕様”としているわけですネ《貫通扉に言及しているブログ内記事を見つけました(約1年前の掲載記事になりますが)→「小田急新型ロマンスカー60000形…MSE車?」(「MSE」の”M”はメトロのM、との発想には私も思わず納得してしまいました)》。

 そして、上記記事本文の終わりに記されている車両外観に関する記載、「地下鉄線内でも映える鮮やかなブルー」について、報知新聞等スポーツ紙による報道では「暗い地下でも鮮やかに見えるようにと空や海の青をイメージしてデザイン」と伝えています。

 

 だが、この記事のタイトルを見ただけでは、人によっては東京地下鉄(東京メトロ)線内は特急料金200円で行き来できる、との誤解を抱いてしまう人も出ないとも限らないところでありますが(そんな人いないってか…)、次に紹介する朝日新聞の記事がしっかりとフォローしてくれています。

 

小田急ロマンスカー、東京メトロに直通 来春から
《朝日新聞Web版(asahi.com)・2007年10月19日付け掲載記事》
 小田急電鉄と東京メトロは19日、来年3月から千代田線の大手町や霞ケ関と、小田急線の町田や箱根湯本の間などに、直通の特急ロマンスカーを走らせると発表した。国内で、特急料金が必要な座席指定の特急が地下鉄を走るのは初めてだ。(アサヒ・コム編集部)
 
 小田急線と東京メトロ千代田線は代々木上原駅で接続し、今も通勤電車が直通運転している。来春からは、それに加えて、特急ロマンスカーも直通運転される。
 新ダイヤでは、平日は朝夕を中心に上下計4本が、北千住・大手町と唐木田・本厚木を結ぶ。土曜・休日は日中を中心に上下計6本が、北千住と本厚木・箱根湯本を結ぶ。特急だと大手町-町田駅間は45分程度になるという。
 千代田線内の停車駅は、北千住、大手町、霞ケ関、表参道の4駅。代々木上原経由の定期券の利用者が多い上位3駅と北端の駅、という理由で選ばれた。
 年間30日程度、土曜と休日に有楽町線の豊洲、新木場と小田急線を直通する列車も走らせるという。東京メトロは、特急券券売機を停車駅のホームに設置するほか、1カ月前から停車駅の窓口でも販売する。なお、地下鉄線内では、設備の関係上、普通列車が特急の待ち合わせをすることはないという。
 小田急線内での停車駅は、従来の特急の停車駅のほか、新たに一部が成城学園前駅に停車する。同駅での特急の停車は初めてとなる。「世田谷区内にお住まいの方は千代田線利用の割合が高い。都区内の近距離客にもロマンスカーが利用できる機会を創り出すことで、新たな需要を引き出したい」(大須賀頼彦・小田急社長)という。小田急は、地下鉄でも運行できるよう設計した新型ロマンスカーを製造し、準備をしている。
 座席指定の特急料金はメトロ線内は一律200円。メトロ線内のみの利用はできず、小田急の特急料金との合算になる。成城学園前までは500円、町田へは600円、本厚木までは750円となる。
 
 新たに運行される特急列車の愛称名、運転区間は以下の通り。
【メトロホームウェイ】
● 北千住→大手町→霞ケ関→表参道→成城学園前→新百合ケ丘→小田急永山→小田急多摩センター→唐木田(平日下り1本)
● 大手町→霞ケ関→表参道→町田→本厚木(平日下り2本)
● 北千住→大手町→霞ケ関→表参道→成城学園前→新百合ケ丘→町田→本厚木(土休日下り1本)
【メトロさがみ】
● 本厚木→町田→表参道→霞ケ関→大手町→北千住(平日上り1本)
● 本厚木→町田→新百合ケ丘→成城学園前→表参道→霞ケ関→大手町→北千住(土休日上り1本)
【メトロはこね】
● 北千住-大手町-霞ケ関-表参道-町田-小田原-箱根湯本(土休日上下計4本)
【ベイリゾート】(臨時列車)
● 新木場-豊洲-表参道-成城学園前-新百合ケ丘-町田-本厚木(年間30日程度、上下計2本)

 

 東京地下鉄線内のみの利用は不可であることと、また千代田線のみならず、臨時列車として有楽町線にも乗り入れるロマンスカーも設定される計画となっていることも併せて報じられていますが、一方で、直通乗り入れ先となる東京地下鉄(旧営団地下鉄)線内に於いては、今回のような優等列車の直通乗り入れを想定して建設されているわけではないため、待避線が無く、運転時間帯によっては「ノロノロ運転」となりそうなところでしょうネ《なお、運転計画については「小田急電鉄・東京メトロ ロマンスカー直通運転概要決定」という記事でも報じられています》。

 

 また、今回報道公開された新型ロマンスカー「MSE」の性能面を中心に報じている記事もあるようで・・・

 

千代田線にロマンスカー乗り入れ・通勤客利用しやすく
《『NIKKEI NET』2007年10月20日付け掲載記事》
 地下鉄に初めて乗り入れる全席指定特急「ロマンスカー・MSE(マルチ・スーパー・エクスプレス)」の概要を、小田急電鉄と東京メトロが19日、発表した。両社は「追加料金を払っても座って通勤したい」という需要は大きいと判断。A4サイズのノートパソコンを置いて作業できる机を座席に設けるなど、通勤客を意識した造りにした。
 
 小田急線とメトロ千代田線で来年3月から相互乗り入れする。6両編成2本、4両編成1本で総開発費は約38億円。
 平日朝6時台に上り電車、午後5時台、8時台、9時台に下り電車を1本ずつ走らせる。千代田線は表参道、霞ケ関、大手町、北千住の4駅に停車。追い越し設備がないため所要時間の短縮は2―3分だ。料金は大手町―本厚木間で750円。1カ月前から特急券を購入できる。
 週末や祝日は箱根湯本―北千住間や、東京メトロ有楽町線を利用し箱根湯本―新木場間も運行。小田急では「東京の下町の人が箱根に来るきっかけになれば」と期待している。

 

東京メトロ直通、新型ロマンスカーMSEを公開/小田急電鉄
《神奈川新聞Web版(カナロコ)・2007/10/20付け掲載記事》
 小田急電鉄と東京メトロは19日、主に通勤客を対象に2008年3月から開始する東京メトロ直通運転用の新型ロマンスカーMSEを小田急大野工場(相模原市)で公開した。60000形で多彩な運行が可能な特急列車を意味するMSE(Multi Super Express)の愛称を付けた。
 
 外観は先頭車両にロマンスカー伝統の流線型を採用、地下でも明るさを感じさせるフェルメール・ブルーを基調に、窓下にはバーミリオン・オレンジの帯をまとっている。車内の天井高は2.3メートルで、間接照明と電球色のLED(発光ダイオード)式直接照明を用いて落ち着いた空間を演出。車内設備はバリアフリーを重視し、多目的トイレを設置している。6両編成2本と4両編成1本を配備。6両と4両は連結可能で10両編成時の座席は578人。
 来年3月からの直通運転は平日は上りで朝方に本厚木発北千住行き1本、下りで夕・夜に北千住発唐木田行きと大手町発本厚木行きを合計3本運行、休日は本厚木北千住間1往復と北千住箱根湯本駅間2往復運行する。年間30日程度臨時列車として有楽町線新木場に乗り入れる。
 小田急電鉄の大須賀賴彦社長は「朝夕に着席して都心まで通勤できることは画期的。新しい車両で多くのビジネスマンに利用してほしい」と話している。

 

 車内照明は全てLED式、A4サイズのパソコンの置けるテーブル・・・と、何となくビジネスユースをも意識した造りになっているような感じがしますが《実際そうらしいのですが…》、一方で、小田急のニュースリリース「特急ロマンスカーの東京メトロ線への直通運転計画について」(同様の内容による東京地下鉄のリリースはこちら)や今回新製されたロマンスカー「MSE」の製造元・日本車輌製造のトピックス「小田急電鉄株式会社殿より新型ロマンスカー・MSEを受注」を見る限りでは、パソコン電源用のコンセントまでは備わっていないようで、運転所要時間から考えて、そこまで必要はないとの判断が働いていたと思われますネ《ちなみに去る7月1日デビューの東海道・山陽新幹線N700系新幹線電車」の場合、乗車時間が人によっては3時間や4時間になったりもすることから、そのような人でも車内で安心してパソコンを使えるようコンセントを備え付けた、というところでしょうか》。

 そして先の小田急・日車の両リリースによると、今回デビューのロマンスカー「MSE」には、バリアフリーの一環として、オストメイト対応の多目的トイレも装備されています《神奈川新聞の記事本文にも「多目的トイレ」の表記が見られますが…》。
 鉄道車両でオストメイト対応トイレが装備されているのは、東海道・山陽新幹線のN700系新幹線電車、北海道に去る10月1日にデビューした789系特急形電車1000番台に続いて今回が3例目ですが、私鉄の特急用車両ではこれが初めてのケースとなり、この点でも注目に値するところですネ。

 あともう一つ、これは「新型ロマンスカー・MSEを発表!」やウィキペディア解説の中で明らかになっていることですが、小田急電鉄では、東京地下鉄への直通運転開始後も、JR線への乗り入れについては当面予定していないとしているものの、今回落成された車両には、JR御殿場線への直通も視野に入れてか、発電ブレーキ用の抵抗器や2010年以降JR東海で導入が予定されている「ATS-PT」も併せて装備されているとのことです。

 

 

◎ 甲種輸送(日車→小田急新松田)

 製造元である日本車輌の工場から小田急新松田に向けての甲種輸送列車のスクープ記事がネット上に続々と寄せられている模様ですので、その中から私自身の独断と偏見で幾つか選んでみました。

 

 まず、製造元の日車の車両工場から出場してくるところをスクープしているのが「小田急「ロマンスカーMSE」甲種輸送」という記事。
 日車専用線を「DE10ー1503」に牽引されて飯田線に入線し、その後飯田線を走っていく姿を捉えているのですが、ぱっと見た感じ濃い水色を呈した車体の下にはしっかりと「ATS-PT」が付いているのが見え、更に豪奢番号を示しているであろう白色の大きな数字表示が側面にシーリングされているのが見えました。

 次に東海道線を東京方面に向けて走行しているところをスクープしているのが「【小田急】60000形(MSE)甲種輸送」と「【小田急】60000形MSE(6両)甲種輸送」。前者は弁天島~新居町間の鉄橋で撮影したものを、後者は舞阪駅で撮影したものを、それぞれ掲載しているのでありますが、特に前者の掲載写真を眺めていると、何だか車体全体が青いフィルムで覆われているような印象を抱きました《尤も実際はフィルムで覆われているはずがないのですが…》。
 なお、後者のサイトには西浜松からの牽引機である「EF65-1065」の送り込み回送のシーンをとらえた写真も掲載されています。

 そして発送先である小田急新松田、更に小田急の車庫に入っているところをスクープしているのが「MSE搬入」・「MSE搬入!」の両記事。どうやら夜遅くにJR御殿場線松田駅から短絡線を通って小田急の新松田駅に入線、ここで牽引機が「EF65-1065」から小田急の1000系電車4両編成(1064を先頭とする4両編成)にバトンタッチされ、小田急線内の車庫に向かったと思われます。

 最後に今回の新型ロマンスカー「MSE」の報道陣向け公開の模様を写真主体で伝えているのが「【小田急】60000形MSE報道公開」と「特集・写真で見る小田急新型ロマンスカー60000形MSE」。煙がわき上がる中を「MSE」がおもむろに姿を現すシーンから始まって、床下機器類を丹念に眺めとらえたり、車内風景や運転室風景、更に製造銘板に至るまで、多数の写真が掲載され、臨場感を漂わせている他、後者記事については詳しい解説も付いており、写真と併せて見ることで理解も早まることでしょう。

 

 

◎ 近鉄特急の阪神線乗り入れは…

 今回発表された小田急の新型ロマンスカー「MSE」による初の有料特急の地下鉄線直通乗り入れ、計画では、地下鉄千代田線内(代々木上原北千住間)に於いては3つの駅(表参道霞ヶ関大手町)に停車《代々木上原は乗務員交替による運転停車のみ》、千代田線内から乗車の場合は東京メトロ線内特急料金として200円別途要するとともに東京メトロ線内のみの利用は不可とする・・・というものになっています。

 一方、有料特急の、料金徴収のない鉄道路線への直通乗り入れの先駆けとなったJRの特急「踊り子」伊豆急線及び伊豆箱根線(駿豆線)への乗り入れについては、直通乗り入れ先である各社線内に於いて、特急料金等に関する扱いが以下に示す通り定められています。

 ◎ 伊豆急線
  ● 自由席特急料金:400円
  ● 指定席特急料金:500円
  ● グリーン料金
   ◆ SV踊り子・R踊り子:750円
   ◆ 踊り子:500円
 ◎ 伊豆箱根線(駿豆線):料金不要の快速扱い
                 《通学定期での乗車不可》

 【「SV踊り子」=スーパービュー踊り子】
 【「R踊り子」=リゾート踊り子】
 【伊豆急線グリーン料金は上記自由席特急料金に加算】

 

 そこで、現在近鉄と阪神の間で協議が行われている近鉄特急の阪神線乗り入れについての話に移るわけでありますが、上記のケースから考え得るのは、阪神線内では料金不要の”快速急行”(或いは他の優等列車種別。但し”特急”関連種別を除く)扱いとして運転させるか、或いは阪神線内では全線均一の特急料金を設定した上で”特急”扱い(出来れば”直通特急”の更に上を行く「快速特急」とするのが望ましいか…)で運転させるか・・・この何れかとなりそうですネ。

 

 そんな中、近鉄でも新型の特急車両を導入するとの京都新聞による報道がネット上で伝えられています《ちなみにこの京都新聞による報道は「姫路~伊勢に近鉄特急!」というブログ内記事を通じて知るところとなりました》。

 

特急新車両を09年春に導入 ~小林近鉄社長
《京都新聞電子版・2007年9月7日(金)付け掲載記事》
 近畿日本鉄道の小林哲也社長は6日、就任後初めてインタビューに応じ、特急の新造車両を2009年春から導入する方針を明らかにした。すでにホーム新設などの改装計画を発表している京都駅では、京都から奈良への観光客誘致を強化する考えを示した。
 
 特急新造車両は、京都と奈良、伊勢志摩を結ぶ路線のほか、大阪と名古屋を結ぶ路線など、幅広い区間で運行する汎用型。まず10両を先行投入する。小林社長は「まだ設計段階だが、座席にゆとりを持たせ、車内販売などのサービスも充実させる」と話した。
 京都駅では「京都に来た観光客を奈良方面に迎える玄関口にふさわしくする」として、4番目のホーム新設や近鉄名店街の改装、宿泊特化型ホテルの開設などを計画。駅員に奈良観光の知識を教育するなどして案内機能も高めるとした。また、寺社仏閣や観光名所が分散している奈良を回りやすくするため「伊勢志摩向けで発行している企画乗車券『まわりゃんせ』の奈良版を検討する」ことを明らかにした。
 大阪・阿倍野で14年春完成を目指す高さ約300メートルのターミナルビルについては「(入居する)近鉄百貨店はミナミの生活文化をつかんだ品ぞろえを展開する。オフィス部分もすでに引き合いがある」と述べ、採算面への自信を見せた。

 

 今回発表された特急用車両は近鉄の標準軌区間全般をカヴァーする汎用型として新造するとのことですが、となってくると、上記記事では報じられていませんが、現在協議中の「阪神なんば線」を介しての阪神線乗り入れにも対応する仕様(諸元)となるかどうかがすごく気になるところですネ。

 小田急有料特急の地下鉄線直通乗り入れの運転計画発表、及びそれに伴う地下鉄線内乗り入れ対応ロマンスカー「MSE」報道公開が、同じく有料特急である「近鉄特急」の阪神線乗り入れの可能性も帯びつつある「阪神なんば線」の具体的構想の立案にどう影響してくるのか、今後とも近鉄と阪神の協議の行方等を引き続き注意深く見守っていきたいと思います《まあ直接的には影響しないとは思いますが…》。

 

 

P.S.
 今回、小田急が発表した新型特急ロマンスカー「MSE」でありますが、登場の背景には首都圏通勤事情の激変ぶりがあることを、読売新聞発行の週刊誌『読売ウイークリー』が指摘していますが、その『読売ウイークリー』による指摘記事の一部分が読売新聞Web版にも掲載されています《以下の記事》。

 

私鉄・地下鉄VSJR「延伸」大競争時代 ~激変する通勤路線
《読売新聞Web版(YOMIURI ONLIN)・2007年10月11日付け掲載記事》
 首都圏の鉄道事情は、ここ数年で激変する。小田急ロマンスカーが平日、都心のビジネスマンの足となり、乗り換えなしの東横―西武・東武ラインが初めて登場する。団塊世代の大量退職で、鉄道各社による乗客獲得競争が激化し、延伸、相互直通運転、新線の設置が相次ぐのだ。通勤、通学のルートや住まい選びには要注意である。(本誌 秋本 宏/撮影 中山博敬)
 
小田急
湯島発ロマンスカーで都心から湘南へビジネスの足に

 2008年春、東京メトロ・千代田線の湯島駅始発のロマンスカーがビジネス特急として始動する。新型ロマンスカーの愛称は「MSE」(マルチ・スーパー・エクスプレス)。乗客578人を定員とする10両編成で、月曜から金曜日の夕方から夜間の時間帯に、湯島駅から町田、相模大野方面に運行する。土日の運行については現在、詰めているところだ。
 ロマンスカーは現在、小田急・新宿駅を始発に箱根、江の島方面へ運行しており、年間約1300万人が利用している。始発駅が、小田急線と相互直通運転(以下、相直運転)している東京メトロ・千代田線にさかのぼって、湯島駅となるわけだ。
 小田急、メトロともMSEの具体的な運行開始日、本数、停車駅、料金は未定としているが、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは、こう見る。
 「大手町のビジネスマンや、霞が関の役人などをターゲットにしているので、ロマンスカーは湯島を出発後、新御茶ノ水、大手町、日比谷、霞ヶ関、赤坂、表参道に停車する。代々木上原は乗務員交代のみの停車で、あとは町田、相模大野までノンストップになると思います」
 小田急が狙うのは、神奈川県の藤沢、小田原方面から都心へ通勤する層だという。
 「藤沢と小田原は、JRと小田急で競合しているので、湘南方面の乗客を引き寄せることに狙いがある」(梅原さん)
 
もはや通勤の足
 というのも、ロマンスカーは箱根への観光の足として知られるが、すでに通勤の足としても定着している。
 小田急線・新宿駅ロマンスカーのホームの平日午後5時40分、電光掲示板に赤い文字で「満席」と表示された。午後6時発の箱根湯本行きのロマンスカーの指定席が、発車20分前に売り切れたのだ。午後6時以降のロマンスカーは、ビジネス特急「ホームウェイ」(10両編成、定員588人)と呼ばれ、終電の午後11時43分発の町田行きまでほぼ「満席」状態が続く。
 「携帯電話から特急券を予約、購入できることが利用客拡大につながっている」
 小田急電鉄広報部の平林剛樹・課長代理は、そう解説する。特急料金は新宿―新百合ヶ丘、町田、相模大野間でいずれも400円。午後9時までの帰宅ピーク時には、新宿発の小田急線を使う乗客の約30%が、このホームウェイを利用しているという。ホームウェイは1999年に登場し、運行本数は開始当時の12本から17本に増えている。
 こうした実情を踏まえ、満を持しての湯島発の登場である。小田急は東京メトロ・千代田線と相直運転を開始した78年から、地下鉄発のロマンスカー運行に期待感を寄せていた。特急料金は、新宿発のホームウェイとほぼ同じという。
 ところで、なぜ大手町や霞ヶ関ではなく、湯島発なのか、不思議に思う人も多いだろう。
 これは、湯島駅に車両を収容するための路線「留置線」の設備があるためだ。平林さんによると、この留置線があると、車両の折り返しができ、綾瀬―代々木上原間で活用できる「留置線」のあるのは湯島駅だけなのだという。
 
JR
湘南新宿ライン拡充で横浜―新宿ラインを死守

 湘南地域と都心を結ぶ注目路線は、小田急だけではない。JR湘南新宿ラインの対抗として私鉄各社が次々と戦略を繰り出してくる。
 背景にあるのは、乗客の流れが、かつての東京中心から新宿、池袋など都心縦断型に変化していることだ。
 現在、首都圏の駅で1日の乗降人数が最も多いのは、新宿の約347万人だ。渋谷283万人、池袋262万人など、いずれもJRと複数の私鉄との乗り換え駅が並ぶ。横浜も205万人で多い。一方、東京駅は105万人に過ぎない。本社を丸の内、大手町から品川やさいたま新都心などに移す企業が増えたことなどが原因だ。
 この新宿を中心とする私鉄の牙城に割って入ったのが、01年12月に運行を始めたJRの湘南新宿ラインだった。
 湘南新宿ラインは、新宿副都心経由で都心を縦断する通勤、生活路線だ。従来、JRの都心縦断路線は京浜東北線など東京、上野経由だったが、旧国鉄時代に整備された貨物線を利用して横浜―新宿を結んで新宿経由で、上野を起点とする宇都宮線、高崎線と、東京を起点とする東海道本線、横須賀線を結んだ。
 横浜―新宿間は快速なら30分で従来の品川経由より時間も乗り換える手間も省いた。特別快速の導入で高速化を図り、グリーン車を連結することなどで通勤客の利便性を図っている。
 JR東日本によれば、湘南新宿ラインでは宇都宮線―横須賀線、東海道線―高崎線の2系統が交互に運行し、04年10月以降、1日38往復から64往復に大幅に増えた。01年12月に1日平均、約3万人(大崎―横浜間上下計)だった利用者は、現在15万人と5倍に増えた。
 後発で距離が長い路線なだけに、大宮―大船間で関連する路線でダイヤが乱れるとすぐに遅れなどにつながり、渋谷、新宿駅のホームから山手線への乗り換えに時間がかかる。こうした弱点があるものの、横浜と東京の西の玄関である新宿を、乗り換えなしの30分で行けるのは、利用者にはメリットとなった。
 さいたま新都市に関東甲信越地方を管轄する政府機関のほとんどが霞が関から移転し、大宮駅に接続する東武野田線沿線で人口が増えたため、利用者はさらに増えている。
 
東急
東横線の池袋経由東武・西武乗り入れで横浜―池袋圏を初実現

 この湘南新宿ラインに挑戦状を突き付けるのが、前述の小田急の湯島発ロマンスカーだが、東急も負けていない。
 東急東横線が12年度から、渋谷―池袋を結ぶ東京メトロ「副都心線」(13号線)との相互直通を始めるのだ。副都心線は渋谷から埼玉・和光市までを結ぶ路線で、横浜方面から都心、埼玉西南部へとつながる広域鉄道ネットワークが完成する。横浜から乗り換えなしで西武池袋線や東武東上線に行くラインは初めてだ。
 渋谷―横浜を結ぶ東横線は、湘南新宿ラインの影響をもろに受けた。横浜方面から渋谷乗り換えで新宿に行く人に有力な選択肢になったからだ。
 そのため、01年3月に同区間に、特急の運転を新設し、04年には横浜高速鉄道・みなとみらい線と相互乗り入れで渋谷―横浜間を中華街まで延伸するなど、両者の攻防が続いていた。
 すでに、東急目黒線では東京メトロ・南北線、埼玉高速鉄道の相互直通運転を開始して神奈川、東京、埼玉を結ぶネットワークを形成しており、副都心線との相互直通運転によって、東京の西と東で、神奈川から埼玉へ伸びる直通ラインを形成するわけだ。
 副都心線自体は、08年6月に開業する。JR山手線の池袋―渋谷間の混雑緩和を目的に、渋谷―池袋まで明治通りの下8・9キロを運行する。駅は池袋から順に、雑司が谷、西早稲田、東新宿、新宿三丁目、北参道、明治神宮前、渋谷の計8駅。通勤特急なら渋谷―池袋間を山手線の16分から約5分以上早く運行するのが、ウリだ。東武東上線や、西武有楽町線・池袋線と相互直通運転となる。
 
渋谷始発電車はなくなる?
 東京メトロの広報担当者が、こう言う。
 「東武、西武、有楽町線の利用者は池袋で乗り換えなしに渋谷に行けますし、池袋駅の混雑緩和も期待できます」
 東横線から副都心線や西武、東武への乗り入れが始まると、東横線の渋谷駅がどうなるのかが、問題となってくる。たとえば、「和光市発、横浜元町中華街行き」となった場合、池袋、渋谷始発の電車がなくなってしまう。「渋谷始発」の東横線が消える可能性も出てきた。
 東京急行電鉄では「まだダイヤが決まっていないので、なんともいえない」と言うが、副都心線と東横線がつながる縦断ラインが始まれば、東横線で渋谷始発が少なくなることは必至だ。
 都電・荒川線の鬼子母神前の電停付近では、現在、開業に向けて工事が進んでいる。鬼子母神前からひとつ早稲田寄りの電停、学習院下は明治通りに面しており、道路を隔てた大手製薬会社跡地には副都心線の開通を見込んで大規模な集合住宅が建った。
 東横線の相直運転は、まだほかにもある。
 2019年3月までに開業予定で、JR貨物駅・横浜羽沢―新横浜―東急東横線・日吉駅間の約10キロの路線と相模鉄道・西谷―横浜羽沢を結ぶ新連絡線とが接続する。開通後は大和―新横浜が現在の42分から19分になり、東急東横線、目黒線との相直通運転で二俣川―目黒間が54分から38分にまで短縮できる見込みだ。【Web版上掲載ここまで】

 

 小田急の特急ロマンスカーが今や通勤客の間でも幅広く支持されているという現状を踏まえて、今度はオフィス街(官庁街)の直下を走る地下鉄(東京メトロ)線内にも特急ロマンスカーを走らせることでダイレクトに通勤客への切り込みを図るところから今度の東京メトロ直通乗り入れ仕様の「MSE」新規導入へとつながった、と言うことが出来るでしょう。

 とすれば、ライヴァルとなるJRや京王あたりがこの状況を見てどのような手に打って出てくるか、楽しみになってくるところですネ。

 

 

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さて、ようやく姿を現した小田急60000形MSE車ですが、想像図では今ひとつイメージできなかったフェルメールブルー、いざ現車が出てきてみるとかなりメタリックな装い。これなら地下鉄のホームでも違和感はあまりないと思いますし、地上でもそれなりに目立ちます。30000形EXEのハーモニックパールブロンズとも好対照かも。さて、先週末に報道公開と同時に運行計画についての発表もあったわけですが、当初の予定とだいぶ変わっているのに驚かされます。停車駅【千代田線内】「北千住」「大手町」「霞ケ関」「表参道」...... [続きを読む]

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