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地下鉄駅構内が放射能(ラドン)に汚染!?・・・・・・韓国ソウルの地下鉄にて

 先月下旬に掲載した「駅構内の空気環境保護!?・・・・・韓国ソウルの地下鉄に於けるホームドア設置実態と本当の設置理由」の中でも話しましたが、ソウルの地下鉄、街中にある換気口が平然と露店やゴミ箱等により占拠、更には駐車場やバス停にされたり・・・もうメチャクチャですネ、これは。

 

 日本の地下鉄ではちょっと考えられないことです《ただ東京都内の地下鉄の換気口の上でホームレスが寝袋に入って横になっていたとの話は聞きますが(→「Tokyo 癒し系」)》。

 

 

 ところがその他にも、驚くべき事実がまた一つ明るみに出ています。

 

 

 「地下鉄のラドン汚染の実態と対策」(韓国MBC報道)によると、ソウル首都圏を走る地下鉄線内の5つの駅で放射性物質の一つ、ラドン(原子番号86、元素記号「Rn」)が基準値を超える値を示していたことが明らかになりました。

 

 基準値を超える値のラドンが検出された駅というのが、以下の新聞記事にて明らかにされているのですが・・・

 

ソウルの地下鉄、ラドン濃度が5駅で基準値上回る
《『朝鮮日報』日本語版Web・2007/10/05付け掲載記事》

 ソウル市内の5つの地下鉄駅で、人体に有害な放射性物質「ラドン」の平均濃度が基準値を上回っていたことが分かった。ラドンは肺がんを引き起こすとされている放射性の気体で、土壌や地下水、岩盤などから自然に発生し、空気中に放出されている。
 
 ソウル市保健環境研究院は、1998年から2004年にかけ、市内の地下鉄の全234駅でラドンの濃度を測定した結果、4号線南泰嶺駅、5号線の光化門・東大門運動場・鍾路3街の各駅、7号線蘆原駅の計5駅で、7年間のラドンの平均濃度が室内の空気中の基準値である1リットル当たり4pCi(ピークキュリー=放射能を測定する単位)を上回っていた、と発表した。
 また、4号線三角地駅、5号線の乙支路4街・西大門駅、6号線の駅村駅、7号線のマドゥル・中渓・孔陵駅の計7駅では、ラドンの平均濃度が基準値を上回ることが1回から3回あったことが分かった。特に01年には、光化門駅で基準値の2倍となる1リットル当たり8pCiのラドンが検出され、鍾路3街駅でも6.1pCiに達した。
 同研究院はまた、「換気などによるラドンの濃度管理の方法が確立された昨年の調査の結果、過去の調査で1回以上基準値を上回った12駅のうち、中渓駅(4.2pCi)を除いてすべての駅で基準値を下回った」と話した。
 
 同研究院では「ラドンの濃度が高い駅は、主に北漢山、仏岩山などへつながる花崗岩(かこうがん)地帯に建設されており、これらの地域の土壌にはウラニウムも多く含まれている。ラドンの濃度が高い駅を特別な管理の対象とした上で、ラドンを撒き散らす役割を果たしている地下水の貯蔵施設を密閉状態にし、換気もより徹底させることとした」と説明している。

 

 つまり、

  ◎ 4号線…南泰嶺
  ◎ 5号線…光化門
         東大門運動場
         鍾路3街
  ◎ 7号線…蘆原

の5駅で基準値を超えていたとのことです。

 これらの内、5号線の光化門駅は花崗岩層につくられているだけあって、ラドン等の放射性物質の発生量は多いのですが、にもかかわらず換気施設が十分整っているとはいえないとのこと。

 また、以下の7駅については、上記新聞記事だけでははっきりしませんが、測定が行われた1998年から2004年までの間に1~3回、ラドンの平均濃度が基準値を上回っていた模様です。

  ◎ 4号線…三角地
  ◎ 5号線…乙支路4街
         西大門
  ◎ 6号線…駅村
  ◎ 7号線…マドゥル
         中渓
         孔陵

 

 ところで、ラドンは地中にてウラニウム(ウラン)が自然に放射性崩壊する際に発生する無色・無臭の放射能気体ですが、世界保健機関(WHO)の下部機関にあたる国際がん研究機関(IARC)から発癌性があるとの勧告がある等、人体に致命傷となり得る物質としても知られています。
 「迷走する北朝鮮【2002年12月22日】」によると、実は韓国を擁する朝鮮半島全体は硬い花崗岩の岩盤の上に乗っている形になっているとのことで、勢い、韓国国内の地下鉄はこの花崗岩岩盤を掘ることになってしまうわけです。
 ラドンは大気中に於ける比重が大きく(空気の9倍重いとか…)、1998年から6年間にわたって地下鉄駅構内のラドン濃度測定を行ってきたソウル特別市保健環境研究院によると、主にホームが地下深くに掘られた4・5号線の駅で高く測定されたとのことです。

 

 それで、このソウル地下鉄駅構内に於ける放射性物質ラドンの濃度に関して、実は半年前に朝鮮日報・日本語版Webサイトに掲載された以下の新聞記事でも・・・

 

ソウルの地下鉄、一部の駅で発がん性物質ラドン検出
《『朝鮮日報』日本語版Web・2007/04/30 付け掲載記事》

 ソウルの地下鉄の一部の駅で、発がん性がある放射性物質の「ラドン」が検出され、濃度が非常に高いことが分かった。中でもホームや待合室など10カ所のうち1カ所では、空気中のラドン濃度が韓国の環境基準を超えていることも判明し、市民の健康問題をめぐる議論が再燃する兆しを見せている。この問題は既に10年以上前から言及されているが、当局の対応が生ぬるいため、状況はいまだに改善されていない。
 
 今回判明したデータは、慶煕大学大気汚染研究室の金東述(キム・ドンスル)教授(環境応用化学部)の研究グループが、ソウル市の依頼で昨年9月から11月にかけ、地下鉄8路線の駅のうち44駅を対象に行った「空気中のラドンの実態調査」で明らかになった。ラドンは花崗岩(かこうがん)などの岩盤や土壌、地下水などから空気中に放出される放射性の気体で、世界保健機関(WHO)が「喫煙と同程度の肺がんの誘発要因」と指摘するなど、危険性が高い物質とされている。
 金教授の研究グループが、地下鉄の44駅のホームや待合室でラドンの濃度を測定した結果、ホームの平均値は1.8pCi(ピークキュリー/放射能を測定する単位)、待合室の平均値は1.4pCiだった。だが、5つの駅のホームと4つの駅の待合室では、空気1リットルあたりのラドンの濃度が4pCi(室内空気質に関する勧告基準)を超えていた。また、44駅の中でラドンの濃度が最も高かったのは7号線のある地下駅だった。ホームと待合室のラドンの濃度がそれぞれ8.7pCi、7.2pCiで、環境基準値よりも2倍以上濃度が高いことが分かった。研究グループでは「第1期の地下鉄(1、2、3、4号線)よりも深い所に建設された第2期の地下鉄(5、6、7、8号線)、第3期の地下鉄のほうが地下水の量が多いため、ラドンの濃度も高くなるようだ」と分析している。
 
 地下鉄のラドン汚染問題は、1998年以来たびたび言及されてきた。だが、ソウル市保健環境研究院は2004年、「地下鉄8路線の239駅のうち、12駅でラドンの濃度が環境基準値を上回った」という調査結果を発表しただけで、当局による対策は事実上ないに等しかった。延世大学医学部の申東千(シン・ドンチョン)教授は「ラドンは一般的な大気汚染物質に比べ、人体への危険性は数百倍にもなるが、これまでその危険性が見過ごされてきた面がある。地下鉄の換気をこれまでよりもはるかに強化するなどの措置が求められる」と指摘している。
 米国EPA(環境保護庁)は、4pCiのラドンを吸い続ければ、肺がんの発症度は喫煙者の場合1000人中62人、非喫煙者でも1000人中7人になるとみている。

 

 既に一部の駅で韓国の基準値を上回るラドン濃度が検出され、更にあとから原因等も突き止められているにもかかわらず、このときには市当局では実質的に何ら対策も取らなかった様子。

 

 それから半年・・・
 ようやくにして、ソウル特別市保健環境研究院は、1998年からの6年間の測定結果を踏まえて、いわゆる「ラドン地図」を作成し、そしてソウル特別市でも、その測定結果から、地下鉄駅構内に於いてラドン濃度が高いとされた29駅を対象に、随時濃度を測定する一方で、ラドンの濃度を下げるために換気量を増やす等の対応をとることにしているとのこと。

 

 まあそれにしても、先日掲載の”空気汚染”の話といい、今回の”放射能汚染”の話といい、朝鮮半島特有の地層構造も関係してくるとはいえ、常日頃地下鉄を利用しているソウル市民がかわいそうなくらい、ソウルの地下鉄は「汚染」されている、ということなんでしょうか・・・・・・

 

 そして、先に記しましたが、朝鮮半島全体が花崗岩の岩盤に乗っかっている形といわれているだけに、ソウル以外の都市で走っている地下鉄路線の駅構内に於いても、もしかすると日常的にラドンに被曝されている可能性も否定できないところですネ《尤も大田地下鉄等スクリーンドア(ホームドア)が完備された一部地下鉄路線等では一般の乗客へのダメージは低く抑えられていることでしょうが…》。

 

 

◎ 韓国以外では・・・

 花崗岩層が故に地下鉄駅構内に於けるラドン等の放射能濃度が高いと考えられそうなところは、韓国以外にも中国本土の香港(→「鉄道の歴史と切手の世界シリーズ・8 ~トンネルと切手(4)-香港の地下鉄-」)や青島(→「青島市地下鉄の一期工事」)が挙げられ、中でも香港については「香港の建物内はラドン濃度が高い ~ラドンと娘核種(3)」でも香港の花崗岩にラドンが含有されていることが暗に示されています。

 一方、日本国内で地下鉄が走っている都市では、福岡市に於いて、地域により花崗岩を含む基盤岩までの深さがさほど無いところも見られるものの(→「地下構造と地震の揺れの関係 ~福岡県西方沖地震の地震波の伝わり方と地質情報(HTML・PDF)」・「福岡市域の警固断層の詳細位置と地下形態」)、他の都市では花崗岩を含む岩盤層の上にかなりの厚さの堆積層が存在している模様なので、地下鉄駅構内に於けるラドン濃度問題は少なくとも福岡以外ではまず挙がらないものと思われます。

 

 

P.S.
 今回の記事本文中でとりあげましたラドンについては「ラドンの健康影響への心配の質問と回答」にて人体への影響等が述べられている他(いわゆる「ラドン温泉」のことにも言及されています)、○×コミュニティ『コトノハ』でもラドンに関連した「ラドン温泉などの自然放射能は体に良い」というお題が設定されていて、やはり放射性物質の一つであるが故のマイナスイメージからなのか、「×」を挙げる人のほうが多くなっています。

 

 

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