小澤征爾指揮の「第九」合唱 in 1998年長野五輪開会式・・・・・・東京「5000人の第九」最新情報等も併せて
昨日掲載した記事の中で、来年6月初旬開催予定の鳴門市「第九」演奏会の合唱団員募集が公示されたことをお伝えしましたが、実はその鳴門市で先月、第22回国民文化祭・とくしま2007「おどる国文祭」の一環行事としてのベートーヴェン「第九」コンサートが催されたそうで、その模様が地元紙や実際に聴きに行った人からのレポートにより報じられてきているのをネット上にて確認出来ました。
その先月の鳴門に於ける「第九」について今回お伝えする予定でしたが、これまで目立った動きの無かった東京の「国技館5000人の第九コンサート」について、本日、新たな動きを確認出来ましたので、次回以降に改めて鳴門のことについてお伝えしようと思います。
で、その東京の「5000人の第九」に関する新たな動きでありますが・・・
◎ 「5000人の第九」公演チケット前売開始へ
来年(2008年)の2月24日(日)に開催が予定されている「第24回国技館5000人の第九コンサート」の公演チケットの前売り開始日等が、公演チケット取扱を表明している「チケットぴあ」Webサイト(電子チケットぴあ)から発表されました。
「ぴあ」を通じて発表された公演チケット前売り要項を以下に示します《→「電子チケットぴあ」に掲載の「5000人の第九」チケット販売案内ページへ》。
【公演日時】
2008年2月24日(日)・13時開演→14時開演
【公演会場】
国技館(東京・両国)
【Pコード】
276-101
【座席料金】
アリーナ指定:5,000、S:6,000、A:4,000、
B:3,000、マスA:4,000、マスB:3,000
【前売開始】
11月28日(水)・朝10時
【特記事項】
「アリーナ指定」、「マス(A・B)」の各券種
については問合せ先でのみ取扱
【問合せ先】
墨田区・文化振興課(03-5608-6180)
恐らく「ぴあ」以外のPGでも扱いはあるものt思われますが、今のところチケット前売りに関する主催者側からの発表が無いため何とも言えませんが、ただ「ぴあ」でも取り扱われるということで、「ぴあ」のシステムを利用している「ヤフーチケット」Webサイト上でも取扱があります《→「ヤフーチケット」に於ける「5000人の第九」販売案内ページへ》。
なお、「ぴあ」の予約受付電話番号等については「いよいよ明日(10月14日→”鉄道の日”)から前売開始・・・・・・大阪「1万人の第九」公演チケット《完売後の話も》」という記事の中程の少し上くらいのところに記していますので、そちらのほうをご参照下さい。
また広島の「第九ひろしま」の公演チケットについて、「【速報】ソリスト陣・公演チケット概要、発表さる・・・・・・12月16日(日)広島で開催の「第九ひろしま2007」」のところで、「ぴあ」での扱いがあることをお伝えしましたが、中国放送(RCC)Webサイト内特設の「第九ひろしま」公式サイト公演案内版によると、「ローソン」に於いても取扱がある他(Lコード「66472」)、公演会場である広島サンプラザを初めとする広島市内8カ所のPG等窓口でも取り扱われているとのことです。
ところで、今度前売り開始が発表となった東京の「5000人の第九」に関して、「5000人の第九」創始時からの指揮者で、去る1998年3月23日に他界した石丸寛の長年の功績を偲ぶ特別展示会が東京・町田市にある玉川大学教育博物館にて催されているそうで、以下の東京新聞掲載記事にてその内容等が紹介されています。
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「生涯を地域の音楽振興に 功績しのび特別展 楽譜や指揮棒など130点紹介」 《東京新聞(東京中日)Web版・2007年10月31日付け掲載記事》 |
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地域の音楽文化振興に尽くした指揮者の故石丸寛氏(一九二二-九八年、写真)の功績をしのぶ特別展「石丸寛 第九によせて」が、町田市玉川学園の玉川大学教育博物館で開かれている。全国の交響楽団で指揮する一方、各地のクラシック音楽の普及に尽くした活動の一端を、遺族から玉川大に寄贈された遺品などから紹介している。十二月二十一日まで。入場無料。 (堂畑圭吾) 石丸氏は二二年に中国・青島で生まれた。もともと画家志望で、音楽は独学に近かった。指揮は山田一雄氏に師事。戦後、「合唱王国」といわれた福岡市で指導者として頭角を現し、一九五三年、九州交響楽団の創設に参加。初代常任指揮者を務めた。 全国の交響楽団を指揮する傍ら、各地でアマチュアオーケストラや合唱団を指導するなど音楽文化の発展に貢献。両国国技館に全国のアマチュア合唱団を集める「国技館5000人の第九コンサート」(八五年から)の発案者でもある。九八年三月、大腸がんのため死去した。 玉川大では、客員教授として八二年から九七年まで学内の管弦楽団や芸術学部生を中心にした「第九演奏会」の指揮に当たったことから、遺族が今年四月、段ボール三十数箱にも上る、石丸氏の音楽活動にかかわる遺品を同大に寄贈した。 同展では、玉川大の「第九演奏会」や「五千人の第九コンサート」などで石丸氏が使った楽譜や歴代のプログラム、愛用の指揮棒、「もんじゃ焼きの歌」として親しまれている石丸氏作曲の「すみだ三章」の楽譜など貴重な品々約百三十点を出品。画家として残した半抽象画や、在りし日の指揮ぶりを伝える写真、解説パネルなども併せて展示している。 同館の宇野慶助手は「世界のひのき舞台で活躍することより、クラシック音楽の魅力を草の根に広げることに打ち込んだ石丸氏の生き方を感じ取ってもらいたい」と話している。土、日曜日、祝日と、十一月一、六、七日は休館。 |
実は私自身も、1度だけですが、石丸寛のタクトの下で合唱参加させてもらったことがあります。
「1万人の第九」初参加(1990年)の翌年(1991年)に「5000人の第九」にも合唱初参加を果たし、その更に翌年(1992年)に引き続き合唱参加した「5000人の第九」にて石丸氏のタクトの下で歌っていたわけでありますが、物静かな語り口の中にも厳しさを感じるといいますか(まあある種の厳しさを帯びていたことは当時出演していた身にすれば当たり前のことなのですが…)、一言一言発せられるたびに場内が凍り付くが如くの緊張感に満たされていたことを今でも記憶しています《尤も当時の「5000人の第九」の雰囲気自体が「1万人の第九」よりも厳しいものでしたが…》。
なお、今回の石丸寛特別展「石丸寛 第九によせて」の最終日である12月21日は「第九ひろしま2007」の5日後にあたりますが、その翌日〔22日(土)〕か翌々日〔23日(日)〕くらいに「1万人の第九」ドキュメンタリー番組の放送がありそうな感じですネ《ま、「1万人の第九」公演前日か当日に会場でわかることでしょうけれども》。
◎ 小澤征爾指揮の「第九」 in 長野五輪
前回に引き続き、動画共有サイトに寄せられているベートーヴェン「第九」関連の動画の中から一つ紹介していきます。
今回も『YouTube』に寄せられている動画の中からの紹介となります。
今回ご紹介するのは1998年に開催された長野冬季五輪(冬季オリンピック)の開会式に於ける小澤征爾指揮による「第九」演奏でありますが、演奏されたのは終楽章の中の声楽部の入る部分のみとなっています。
現在でもネット上にこの長野五輪に於ける「第九」演奏に纏わる話が残っているのですが、長野県県民文化会館に小澤征爾とコア(核)となるオーケストラ・ソリスト(各パート2人ずつで計8人)・合唱団が詰め、そこを中心に5大陸にそれぞれスタンバイしている合唱団とを通信回線で結び、それらとの同時中継により演奏されているところを更に回線で長野市内にある開会式が行われたスタジアムとを結び、居合わせた観客たちも合唱に参加したという、誠に大がかりな「第九」演奏となったわけです《現在もご記憶の方がおられるかもしれませんが…》。
技術的なことについては「第18回オリンピック冬季競技大会長野1998へのKDDの取組みについて」(→「第18回オリンピック冬季競技大会長野1998開催期間中のKDDの取組みについて」)・「タイムラグ・アジャスター」・「長野オリンピック開会式で5大陸で同時に第九を~」・「第18回オリンピック冬季競技大会開閉会式音響デザインについて」等にて解説されていますので、詳しい内容についてはこれらのページに譲るとして、要は5大陸各現場とコア・メンバーが詰めている長野県県民文化会館からそれぞれ開会式が開かれているスタジアムに送信される際、完全一致の形でスタジアムに届けられるよう、一番到着の遅れる回線に合わせる形で他の回線の到着タイミングを機械的に遅らせた、というわけですね《変な表現?》。
これぞ「第九」の醍醐味・・・といったところでしょうか。
なお、長野県県民文化会館に詰めていたコア・メンバーのうち、合唱は東京オペラシンガーズと判明出来たわけですが、4人1組で都合2組参加していたソリスト陣については、以下紹介する映像でも表示はされるものの、文字の滲みから判明出来ず、オーケストラについても、字幕には「Nagano ××× Orchestra」と辛うじて読めるものの、”×××”の部分の文字の解読がやはり文字の滲みからかないませんでした《でも小澤征爾が相手でしかもオリンピックという世界的なイヴェントの中でのことですので、まさか地元のアマチュア・オーケストラが出ているとも考えにくいし(映像で見る限りでもそうは思えませんし)…》。
ただオーケストラについては、ネット上には、「国際オーケストラ」としているものもあれば(→「2002 小澤征爾 歓喜の歌」・「オリンピック開会式とクラシック音楽」)、「サイトウ・キネン・オーケストラ」としているものもあり(→「二つの第九交響曲」)、本当のところ何なのかは悩むばかり・・・
では、お待たせしてしまいましたが、動画の紹介に移ります。
今回の動画は、この項の最初でも話しましたが、「第九」終楽章の中の声楽が入る部分のみの収録となっていて、以下の通り3分割で公開されています。
スタジアムの客席では居合わせた観客が合唱に加わり、中央ステージ部では舞踊が行われているのが見えると思いますが、こんな形で作り上げられる「第九」もまた格別・・・
「全ての人々は、皆、兄弟になる」・・・「第九」に込められた根本思想を目に見える形で示した、見事な例であるように感じましたネ《「文化・芸術的視点から日本のアイデンティティを考える」では、黒人・白人の別無く共に歌い上げていたことが印象的だった、というふうに綴られていますが、これもまた「全ての人々は、皆、兄弟になる」ということなのでしょうかね…》。
【おことわり】
『Google Video』や『YouTube』等の動画投稿サイトにて公開されている動画については、今後、投稿者或いは運営サイドの判断等により削除される可能性があります。その場合、お楽しみいただけなくなりますことを予めご承知おき下さい。
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ベートーベン
歓喜の歌ドイツ語版(ショパン)
歓喜の歌~ベートーヴェン(混声)


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