佐渡練(佐渡裕特別レッスン)に出席してきました・・・・・・今冬の「サントリー1万人の第九」
2年ぶりとなる「1万人の第九」の「佐渡裕特別レッスン」(佐渡練、佐渡稽古!?)に行ってきました。
でも豊中に於ける佐渡練は私にとってこれが初めてデス・・・・・・
豊中の市民会館に行くのは何年ぶりだろうか。
で、天気も良かったことですし、当初は自宅から自転車で行くつもりだったのが(開始時刻の2時間前つまり正午頃に出発予定でした)、何だかんだとあって、結局開始時刻の1時間前にようやく自宅を出発し、一般人と同じく電車の乗り継ぎで慌ただしく行ったつもりが・・・
乗り継ぎがうまくいかなかったりしたこと等もあって、最終的に開始時刻から15分程遅れてしまいました《う~ん》。
それでも私と同じく佐渡練を受けに来た人で同じように遅れてきた人が背後に3~4人いるのが聞こえてきて、私の心の内にも少し安心感が生まれました《あ、本当はよくないことですけれどもね…》。
慌ただしくホール入口横の受付で出席票を会場スタッフに提出し、そのまま場内へ。
その際、その受付にて何やら黒表紙の楽譜を受け取りましたが、どうやら第1部で歌うことになっているオープニング曲とラストの『きよしこの夜』の楽譜になっていて、場内に入るとちょうどその第1部の楽曲の練習が行われていました。
ちなみにそのときには有元先生が舞台上にいて稽古をつけていました《この時、佐渡裕はまだ姿を見せず》。
何とか空席を見つけて座らせてもらい、早速今やっている箇所を探す私・・・
ちょっと戸惑いましたが、すぐ前にいる人が開いていたページを見つけることが出来ました。
オープニング曲のところをやっていました。
で、すぐ後に『きよしこの夜』へと移ったわけですが、耳にしていて、どうも楽譜に記されている内容と違う気がする。
つまり変更されているということか・・・
これは本番前日の総合リハーサルでもう一度確認してみる必要がありそう・・・そう感じました。
さらっとした感じで済んでしまい、いよいよ佐渡先生が姿を見せました《実は有元先生と交代となる少し前から舞台袖に姿を見せていましたが…》。
2年ぶりとなる佐渡先生との直接対面・・・
元気で何よりデス!
で、最初に第1部の最初に演奏されるオープニング曲に関する簡単な説明があり、その後そのオープニング曲の稽古が改めて行われましたが、そのオープニング曲、ほぼ同時に東京のサントリーホールで行われる「万九」25回記念「第九」コンサートの、その東京のサントリーホールと回線を繋いで佐渡裕の指揮で本家の会場である大阪城ホールと同時進行で演奏が行われるわけですが、サントリーホールのパイプオルガンも動員されるなど、かなり大がかりなものになるような話でした。
私たち「1万人の第九特別合唱団」がオープニング曲に於いて合唱を受け持つのは曲の最初の部分と最後の部分の各十数小節程度。
そして「1万人の第九特別合唱団」とは別に「第25回特別合唱団」も編成されることになっているみたいで、その「第25回特別合唱団」は曲の中程に於いても歌うことになっているようですが、いったいどんな人たちで結成されるのだろうか・・・
それはさておき、オープニング曲の稽古の後はいよいよベートーヴェン「第九」の稽古へと移りました。
ダメ出しをしながら進んでいくという方式でしたが、印象に残ったこととして(ひょっとしたら記憶違いなところがあるかも知れませんが)・・・
合唱部分の最初や”練習番号M”の冒頭部分等、随所で登場する「Freude」については初めの子音部分のところの発音のタイミングについて注意がありました(巻き舌の話が出ていたっけ…もう記憶が薄れてるぅ)。
合唱部分の初めのほうで出てくる「Alle Menschen verden Bruider ~」・・・・・・ここで佐渡練恒例(!?)の隣の人と手繋ぎながらの合唱がありましたが、誰かに呼びかけているかのような歌い方(?)で。
「Ihr stürzt nieder, Millionen?」の中の”nieder”は”ポン、ポン”と弱く柔らかい感じで。
それに続く「Ahnest du den Schöpfer, Welt? Such' ihn ~」の”Welt?”と”Such' ihn”に於けるハ長調のハーモニーはベートーヴェンの偉大さを示す一つの例。そして”Such' ihn”は凄く弱く、きれいに響かせる。
いわゆる”2重フーガ”・・・佐渡先生曰く、ここは3つの要素(というか歌詞群)が共存しているところだ、と《「Seid umschlungen, Millionen!~」と「Freude, schöner Götterfunken,~」と「Freunde!」》。
一番最後のPrestissimo部分で歌われる「Seid umschlungen, Millionen! Diesen Kuß der ganzen Welt!」は打楽器的な歌い方で・・・
もしかしたらあと幾つか挙げるべきところだったかも知れませんが、とりあえずは以上のことが印象に残っています。
本番を迎えるまでの間に”体内で消化”しておかなくっちゃ・・・
最後に、佐渡先生が場内に詰めかけていたレッスン生たちの前2列までの人たちに年齢を聞き回っていましたが、その中では、最年少は8歳で最年長は78歳でした。
78歳・・・・・・脳梗塞を患ったウチの父親よりまだ4歳年上だわさ!
しかもその人は矍鑠としていたようですし・・・
やはり健康のため、摂生は必要と一瞬感じた私…
私も摂生しなければアブナイ!?
それはともかくとして、来週(12月1日)はいよいよ舞台を大阪城ホールに移しての総合リハーサル、そしてその翌日(12月2日)はいよいよ「ゲネプロ&本番」を迎えます。
合唱に参加される方も、また聴衆側に回って参加される方も、くれぐれもお体に気をつけて!
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はじめまして。
まさぽんさんのブログから流れてきたMOLTAと申します。
私も一万人の第九に参加させていただきます。
佐渡練の総括、ありがとうございました。
>そして”Such' ihn”は凄く弱く、きれいに響かせる。
この部分、自分達の時にも強調されていました。
殆どあるかないかの声でやること。
なかなか難しいですが、当日は綺麗なハーモニーで、大阪城ホールを響かせたいですね!
いよいよ今週末。
この期に及んで風邪とか引かないよう、お互い摂生して頑張りましょうね!
投稿: MOLTA | 2007年11月28日 (水) 22時17分
MOLTAさん、ようこそおいで下さいました!
私自身にとっては今回が2年ぶりの「1万人の第九」となるわけですが(昨年は落選でした→尤も聴衆側に回ってステージに立ち会わせて貰いましたが…)、果たしてどのようなステージ進行となるのか、はたまた今年の佐渡裕のタクトはどのような「第九」を作り出してくれるのか(そういえば佐渡氏、今回は「第九」の指揮に関して何やらかなり言及していたような…)、半分期待して半分不安な心境です。
明後日にはもう大阪城ホールに於ける総合リハーサル・・・悔いのないステージとなるよう、お互い頑張りましょう!
そしてMOLTAさんもご自愛なさって下さい!
投稿: 南八尾電車区 | 2007年11月29日 (木) 16時53分