第25回「1万人の第九」の”水回り”話(2)・・・「第九応援合唱団」と「第25回特別合唱団」のこと
大阪「サントリー1万人の第九」から8日経過すると共に、広島「第九ひろしま」を6日後に控える今日は、私自身が『有元正人のホームページ』にてその存在を知るところとなった「第九応援合唱団」について、もう少し掘り下げる形で書いてみようかな、と思います。
巷では、失礼な言い方になりますが、”落武者合唱団”等という呼び名で広まっているようですが、ネット上で調べているうちに、この「第九応援合唱団」に関して、色々なことがわかってきました。
なお今回は、25回目を迎えた今年の「1万人の第九」で、私たち「1万人の第九特別合唱団」をリードしてくれる存在として特別に結成された「第25回特別合唱団」に関する、少し掘り下げた形での話も併せてしてみたいと思います。
◎ 「第九応援合唱団」のこと
今年になって初めてこの合唱団の存在を見聞きするようになったわけですが、この「第九応援合唱団」については以下のブログ内記事等で取り上げられています。
【1】 25th 『サントリー 一万人の第九』リハーサル
【2】 25th 一万人の第九 2007 (1)
【3】 やっぱり眠いわ。。
【4】 落武者オンステージ♪
【5】 落武者ラストステージ&1万人の第九打ち上げ
【6】 一万人の第九 落武者合唱団完全燃焼!
【7】 マスター日記(200712)
これらのサイトから、以下のようなことがわかってきました。
◆ 以下の2回行われた 〔I〕12月1日(土)・15:30頃~ 〔II〕12月2日(日)・14:00頃~ ◆ 会場は「大阪城公園 噴水前広場北側」 →つまり北玄関階段口の目の前の噴水前 ◆ 有元正人指揮。合唱団規模三十数名 ◆ 観覧は無料で小雨決行。但し大雨中止 →幸い2日間とも雨は降りませんでした 《特に本番当日は快晴でした!》 ◆ SNS「mixi」内設置コミュニティから発生 →落選した人達同志慰め合おう、というノリで結成 ◆ 公演指揮者の佐渡裕もこの合唱団を認知 |
また結成動機については、ブログ内記事【3】に於いて、以下のようにより詳しく記されています《そのまま引用》。
落武者の我等は心より「来年は“ホールで”会いましょう」と想い。 そして、誰かがもし来年落武者になってしまっても「必ずまた“ここで”会いましょう」 と祈る。 落ちてもここがあるんだ、そう思える場所が作りたい。 来年も皆で、大阪城で第九を歌おう!そんな気持ちを込めて・・・ 『また来年会いましょう』を合い言葉に、今年の1万人の第九に参加する合唱団員、観客の方々へ我等落武者が贈る。 |
合唱参加者や聴衆を送り出すのみならず、落選者相互のためにも結成された、ということが言えるでしょうね。
で、この「第九応援合唱団」(通称”落武者合唱団”)による合唱への反響を一部紹介しますと・・・
◆ 合唱団(第九応援合唱団)の方の第九に感動した。人数が少ないから音のハーモニーがクリアに聞こえて、人の声が重なって出来る音を体感出来た ◆ 遠くからも力強い歌声が聴こえてきた。落武者さんの真剣な姿勢が先生に伝わったのかな!? ◆ 歌い終わって一万人の参加者に「がんばってぇ~」とエールを贈っていた |
聴く者の心に見事響き渡っていた様子ですね。
それにしても、私自身、これは適切な言い方ではないかも知れませんが、落選という憂き目にあっても挫けることの無い逞しさというものをつくづく感じさせられました《ちなみに、蛇足ながら、私自身は昨年公演分で”落武者”となってしまいましたが、その際にはフリー百科事典『ウィキペディア』に「第九」のこと等を書き殴っていました・・・》。
◎ 「第25回特別合唱団」のこと
今年で25回目という節目を迎えた大阪の「1万人の第九」ですが、それを記念した幾つかの特別企画が用意されていましたが、その一つに「第25回特別合唱団」というのがありました。
オープニング曲として演奏された久石譲『Orbis』の合唱、前半の第1部で繰り広げられた中島美嘉歌唱の3曲のうちの2曲目と3曲目のバックコーラスや合唱を、先頭だって、受け持った少数精鋭の集団でしたが、その構成については、音大生で結成したとか、レッスンクラスからの一本釣りで構成させたとか・・・と、様々な憶測が飛び交っていました。
そんな中、『12月2日 一万人の第九 本番!!(その2)』というブログ内記事に於いてその「第25回特別合唱団」のメンバーのだった人が開設しているブログサイト(正確にはそのブログサイト内の一カテゴリ)が紹介されているのが見えました。
『幸せは、身の周りに』(→「一万人の第九・特別合唱団」・「一万人の第九」各カテゴリ)というブログサイトがそれ該当するわけですが、そのブログサイトの管理人が語っているところによると、実は「第25回特別合唱団」内部に於いても(少なくとも「第25回特別合唱団」としての練習の場に於いては)メンバーの具体的構成に関する話は一切無かったとのことですが〔これって主催者(MBS)側の機密事項!?〕・・・
【1】 音楽大学の学生が中心で、清原浩斗率いる「イベント合唱団」から数人と一般公募による「1万人の第九特別合唱団」から数人も加わっている模様 【2】 「1万人の第九特別合唱団」からのメンバーについては、人によっては「佐渡裕特別レッスン」(佐渡練)の日程変更が生じていた模様 【3】 総合リハーサルの前日(11月30日)に、管弦楽を務める「1万人の第九ユースオーケストラ」と共に、会場入りして別途リハーサル 【4】 主催者側が定義する「プロ奏者」の扱い(佐渡裕や4人のソリスト陣等と同等の扱い)の下に入る〔IDカード交付及び出演料(ギャランティ)支払等の対象に〕 【5】 【4】と関連してくることかもしれないが、本番当日の大阪城ホールに於ける集合時間が一般公募で結成の「1万人の第九特別合唱団」団員より若干遅め |
【注】(重要!) 【1】については当該ブログサイト管理人による完全な憶測に基づくものであるため、事実と相違している可能性があります〔当該ブログサイト管理人自身も「音大生さんたちが主体になってるのかな??もうそれすらわかりません」と語っている〕 |
この他、これは私自身も思っていたことですが、総合リハーサル当日にこのブログにアップさせた『「1万人の第九」、いよいよ大阪城ホールに於ける「総合リハーサル」へ・・・』という記事の中程ぐらいのところで、「第25回特別合唱団」は第1部が終了すると解散となり、パート毎に与えられためいめいの席に散らばり、第2部の「第九」演奏に臨む・・・という意味のことを書いていますが、これは「半分正解・半分間違い」のようで、ブログサイト『幸せは、身の周りに』管理人の言によると、構成メンバーのうち、核となっている音大生メンバーについては第2部の「第九」演奏には参加せず(つまり第1部で終わり→第2部では聴衆側に回ったのかな…わからんけど)、「1万人の第九特別合唱団」からのメンバーだけが「第九」演奏に合流していたのだそうです《→『ほんとに開演ですよ~!!』(【4】の根拠にもなっています);当該ブログサイト管理人が推測の一つとして話していた「イベント合唱団」についても団体として「1万人の第九特別合唱団」に参加していました》。
なお、上記【3】については「1万人の第九」公式サイト附設の『2007 佐渡裕と1万人の交換絵日記』の11月アーカイブの初めのところでも写真入りで紹介されている他〔一番最初の『ユースオケ、会場入り!!』(2007年11月30日=23:14付け)という記事が該当〕、【2】については『一万人の第九・特別合唱団~!』にて、【4】については『開演です~~!』と『ほんとに開演ですよ~!!』にて、【5】については『ゲネプロ~!』にて、それぞれ顛末が記されています。
と、ここまで「第25回特別合唱団」に関してネット上で公開されている内容を基に記してきしたが、私自身、以上記したことについて、おまえは僻み根性の固まりだ・・・等と罵詈雑言を言われても仕方ない、と思っています。
しかし、その一方で、今年の「1万人の第九」、特に前半の第1部に関しては彼ら「第25回特別合唱団」が私たち一般公募による「1万人の第九特別合唱団」をリードしてきたことは紛れのない事実。
この場に於いて、彼らに改めて拍手を送りたいと思います。
【関連記事(「1万人の第九」レッスン2007)】
〔0〕合唱参加、ネット上から申込・・・
〔1〕本番に向けてレッスン開始
〔2〕富岡先生が有元先生の代役として…
〔3〕写真撮影と「第九ひろしま」パンフ
〔4〕「第九」の終わりまで…
〔5〕パート間垣根を取っ払って”シャッフル練習”
〔6〕2グループに分けて”舞台稽古”!?
〔佐渡〕佐渡練(佐渡裕特別レッスン)に出席
〔リハ〕いよいよ「総合リハーサル」へ
〔本番〕素晴らしい天候の下での「万九」
【関連記事(「1万人の第九」関連)】
「今冬の「1万人の第九」(第25回公演)公式サイト」
「「1万人の第九」今冬開催分、合唱団員募集要項ネット上にて公開さる!」
「補足・・・今冬の「1万人の第九」公式サイト」
「今冬開催分「第25回1万人の第九」レッスンクラス発表・・・要項全て出揃う」
「「第25回1万人の第九」合唱団員募集要項の補足(レッスンクラスの話)」
「今冬開催分の「1万人の第九」合唱団員募集要項、モバイル(携帯)版公式サイトの公開を確認」
「今冬開催「1万人の第九」合唱団員募集要項、新聞にも掲載。モバイルも・・・」
「『「1万人の第九」第25回記念「第九」コンサート』と『”志望のきっかけ”考』・・・今冬の「1万人の第九」関連話2題」
「「1万人の第九」・「第九ひろしま」・「5000人の第九」~現時点進捗状況について(?)」
「アシュケナージ=N響の「第九」(2005年)・・・・・・「1万人の第九」最新情報及び「第九ひろしま」注意情報も」
「無料「第九」合唱スコア注意情報と首都圏等の年末「第九」情報・・・「1万人の第九」、「第九ひろしま」各情報も」
「福岡県飯塚市の芝居小屋”嘉穂劇場”に於ける「第九」の話と大阪・広島の「第九」情報・・・「第九」3題」
「いよいよ明日(10月14日→”鉄道の日”)から前売開始・・・・・・大阪「1万人の第九」公演チケット」
「本番まで20日弱の「1万人の第九」と1ヶ月少々の「第九ひろしま」・・・最新情報等を」
「大阪の「1万人の第九」公演本番を明後日(12月2日)に控えて・・・《ベートーヴェン「第九」ライヴ放送情報も》」
「第25回「1万人の第九」の”水回り”話・・・同日に城陽市で関西フィルの「第九」」
「名古屋にも「1万人の第九」があった!?・・・1989年、名古屋市制100周年記念。リニア、新幹線に熱中のJR東海が協賛」
【関連記事(2008年開催「1万人の第九」)】
「大阪「サントリー1万人の第九」2007年(第25回)開催分の関連リンク集」《中継ページ》
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こんにちわ!
突然のトラックバック驚きました!罵詈雑言なんてそんなそんな!分析お疲れ様です。
質問なんぞあればまた。。
1の主体については難しいところで、音大生の数が多いので、主に音大生と書いたまでです。
投稿: maru | 2007年12月10日 (月) 13時37分
トラックバックされていたので、記事を読ませていただきました。
落武者合唱団は落選者のオフ会から勢いで発足したものです。
色々書いていただきましてありがとうございます。
ただ、記事を引用される際はひと言願います。
以前にも記事引用等で私のブログでトラブルが発生し、
示談で何とか終了したことがありますので、ご理解いただければと思います。
以上です。
投稿: キーズ | 2007年12月10日 (月) 22時21分
maruさん、こんにちは。
突然のTB、ビックリさせてしまったみたいですね、大変失礼いたしました!
同時に、ご出演お疲れ様でした!
「第25回特別合唱団」の構成に関する補足をありがとうございます。
ネット上で得られる情報等から、私自身、音大生中心かな、なんて思っていたりしたのですが、あながち間違いでは無さそうな感じですね《う~ん》…
今後ともどうぞよろしくお願いします!
投稿: 南八尾電車区 | 2007年12月12日 (水) 13時21分
キーズさん、こんにちは。
同時にTB失礼いたしました!
ご注意頂いた件、承知致しました。
実は私自身、TBさせて貰う際、キーズさんのブログサイトに記されていた注意書きを見落としていました。
深くお詫び申し上げます。
記事引用を巡って示談にまで持ち込まれたことがあったとの話、お気の毒に感じると共に、私自身も気をつけなければならないと改めて思い知らされました。
言うまでもないことですが、ブログサイトを初めとするネット上で公開されている全てのWebサイトは誰が見ているのやらわかりませんので、私も含めて、このことを肝に銘じてブログを含めたWebサイトの運営にあたらなければならないところですね。
以後、気をつけます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
投稿: 南八尾電車区 | 2007年12月12日 (水) 14時00分