2007年冬季「青春18きっぷ」”消化”乗り歩きの旅・・・その1「名古屋日帰り」
今季の「青春18きっぷ」の利用期間が今日を入れてあと4日間で終わりですね。
で、私の手許にある「青春18きっぷ」はあと3回分余っている・・・
というわけで、今日、その「青春18きっぷ」のいわば”消化試合”というものをしてきました《ちょっと”試合”という言い方はおかしいかな…》。
翌日は車椅子の父親の付き添いをしなければならないことから、とりあえず今回は1回分のみ消化することとし、昼前に家を出ました。
今回の「青春18きっぷ」”消化”乗り歩きですが、早朝に手持ちの『JR時刻表』を繰りながら組み立ててみた当初のプランは以下に示すものでした《以下の行程表の様式及び読み方についてはこちらを参照》。
| 駅名・着発時刻 | 種別・列車名等 | |
| 大阪 | ||
| … | 12:15 | |
| 近江塩津 | 新快速・敦賀行(湖西線経由) | |
| 14:03 | 14:31 | |
| 長浜 | 普通・長浜行 | |
| 14:56 | 15:07 | |
| 米原 | 新快速・播州赤穂行 | |
| 15:16 | 15:44 | |
| 大垣 | 普通・大垣行 | |
| 16:16 | 16:24 | |
| 名古屋 | 特別快速・豊橋行 | |
| 16:55 | 17:06 | |
| 亀山 | 普通・亀山行 | |
| 18:21 | 18:38 | |
| 加茂 | 普通・加茂行 | |
| 19:55 | 20:05 | |
| (区間快速・大阪方面行で大和路線へ) | ||
ところが、大阪駅のJR京都線(東海道本線・上り)ホームに上がった時、個性線内で人身事故発生に伴って新快速の行先を京都に変更とのアナウンス・・・あらららら、こりゃ不運だわさ。
というわけで、湖西線を諦めて、結局、以下に示すように東海道本線をそのまま名古屋に向かうという行程に変更した次第。
| 駅名・着発時刻 | 種別・列車名等 | |
| 大阪 | ||
| … | 12:15 | |
| 京都 | 新快速・京都行(行先変更) | |
| 12:45 | 13:00 | |
| 米原 | 新快速・近江塩津行(米原経由) | |
| 13:51 | 14:09 | |
| 大垣 | 普通・大垣行 | |
| 14:44 | 14:55 | |
| 名古屋 | 快速・豊橋行 | |
| 15:25 | 16:14 | |
| 亀山 | 普通・亀山行 | |
| 17:35 | 17:42 | |
| 加茂 | 普通・加茂行 | |
| 19:16 | 19:26 | |
| (区間快速・大阪方面行で大和路線へ) | ||
久宝寺駅のJR難波方面プラットホームには、従来からの大和路線(関西本線)用と並んでおおさか東線用の出発反応標識灯も取り付けられているのが見えました。
『「おおさか東線」開業まで残り2ヶ月余り・・・JRグループ定例ダイヤ改正と共に。試運転も開始』でも触れていますように、昨年の暮れあたりから試運転が開始となっているだけに、これら2つの出発反応標識を見るにつけ、いよいよ開業までのカウントダウンが始まっているように印象づけられているかのようでした。
区間快速のJR難波行で天王寺に出てみると、大阪環状線のりばに外回り電車(西九条から大阪方面行)が停まっているのが見えたが、その環状線外回り電車が先に発車するも、わがJR難波行はその後も1分半ほど待たされ、もしやこの電車が新今宮に着く頃には発車してしまっているのでは・・・と懸念。
案の定、天王寺を発車して次の新今宮に着いた頃にはその大阪環状線外回り電車の姿は無かったのでした。
無念さの余りやりきれない思いで乗ってきたJR難波行き区間快速を見送った私でしたが、暫くすると久宝寺でその区間快速を待避していた103系普通電車が入ってきましたが、6両編成のその電車の最後尾車両の側面を見ると「クハ103-197」・・・これは”(旅行に)行くな”ということなのだろうか《単なる語呂合わせ…》!?
で、自宅に戻ってからこの「クハ103-197」についてふとネットで調べてみると、昨年7月7日まで大阪環状線を走っていたそうで、同じく制御車(Tc)である「クハ103-198」と共に大和路線カラーであるウグイス色に塗り替えられて森ノ宮電車区から奈良電車区に転籍となり、約1ヶ月半後の8月23日から大和路線(関西本線)を走り出したのだそうです《→『8月23日 クハ103-197,198が奈良電車区に転入・運用開始』》。
JR難波行103系電車6連が走り去った後、関空特急「はるか」が通過、更に隣のホームを眺めていると、大阪環状線・内回り電車(天王寺から鶴橋方面行)で、ウィキペディア解説で森ノ宮電車区に1編成だけ存在するという青色塗装の201系8連が天王寺に向けて走り去るのを見ることも出来ました《左の写真には出ていませんが、「大モリ」の所属記号表示が見えました》。
更に待っていると大阪環状線に乗り入れる大和路快速が入ってきたので、この電車で大阪に向かった私・・・大阪駅の環状線ホームに降り立った後にJR京都線(東海道本線・上り)ホームに向かった私は、そこで、湖西線内の人身事故の影響により12:15発の新快速(本来は敦賀行)は京都行に変更となった旨のアナウンスを耳にすることに。
不運な私・・・
その新快速の入線する反対側には京都行の321系各駅停車が停まっていたのですが、前面を見るにつけ、その曲線具合が何となく東京地下鉄(東京メトロ)の10000系をイメージしてしまいそうなところですネ《尤もデザインや形状等は違いますが…》。
で、仕方なく京都行に変更となった新快速が入線してきたので、えーい、ままよ、と乗り込み、とりあえず京都へ・・・「SL北びわこ号」で使われているであろう蒸気機関車(SL)が停まっている向日町の車庫を横目にしながら新快速は疾走し、京都に到着、その数分後に同一ホームの反対側のりばから湖西線の堅田行電車が約10分遅れの形で発車していきました。
駅のアナウンスから、どうやら近江舞子あたりで人身事故が起こったみたいでしたが、それでも駅舎側の0番ホームから北陸方面への特急「サンダーバード」が出ていきました。
アナウンスが聞けなかったのですが、どうやら米原経由で運行されているみたいで、実際、京都から乗り込んだ新快速で米原に着く直前になって大阪方面に向かう681系編成による「サンダーバード」とすれ違うのを目撃出来ました《生憎写真として残すことは出来ませんでしたが…》。
時間的なことから、京都駅改札内コンコースにあるそば屋でお昼にすることも考えていましたが、朝食をとったのが遅かったので名古屋あたりで済ませよう、ということで13:00発の新快速近江塩津行(米原経由)に乗り込んだ私・・・しかし大津駅到着直前から雪に遭遇し、しかも空はどんよりとして降る雪の勢いもマジだったため、傘を持たずに自宅を出た私自身、正直不安になりました。
けれども、近江八幡を過ぎたあたりから雪も小降りとなり、米原に到着する頃にはすっかりやんで青空が広がってきたので思わずホッ・・・
米原で北陸線に入るか否か少し迷いましたが、結局東海道本線をそのまま名古屋方面に行くということで、313系4両編成の大垣行へと乗り継ぎ、終着駅・大垣では同じく313系の6両編成による快速豊橋行へと乗り継いで、セントレア(中部国際空港)に向かう名鉄の特急車を横目にしながら、名古屋へ。
名古屋に於ける到着ホームと同じホームの反対側にはJR発足後間もない頃に新快速等で運用されてきた311系電車が、今や各駅に停まる普通列車として、先に発車する313系による快速豊橋行を待避、2~3分後に線路を軋ませながら名古屋駅を後にしていったのでありました。
その名古屋駅東海道本線上りホーム(1・2番島式ホーム)上にあるきしめんスタンドでようやく昼食となったわけですが、ここのきしめんスタンドではトッピング物として出される揚げ物(かき揚げ天、エビ天…)は揚げたてのものを出してくれるそうで(店内設置の食券の券売機にその旨の掲示有り)、期待の余り「かき揚げ天きしめん」を注文してみた私・・・確かに油で揚げる音が聞こえてきて、列車が行き交う風景を眺めながら待っていると注文した「かき揚げ天きしめん」が出され、口にしてみると揚げたてならではの香ばしさと口当たり。
550円と少し高めでしたが、まずまずだったかな。
きしめんによる昼食後、16:14発の亀山行までの待ち時間を使って中央線特急ホーム上で車両の撮影に励む等していた私・・・長野行の特急「(ワイドビュー)しなの」で運用されている383系特急型電車を長野方先頭(グリーン車)から眺めていると、何となくのっぺり~とした印象を受けてしまうところですが、変だろうか、この印象。
あと、撮影と共に、383系「しなの」と同じホームの反対側に停車していたキハ85系による高山行き特急「ひだ」の煙の排出口を眺めていたりもしていました《アイドリング時の吐き出す煙のさまを見ていると、ディーゼル特有の匂いと共に、何となく癒やされるといいますか、どこか面白く感じたりもします→これって異常!?》。
名古屋16:14発のワンマン運転による普通・亀山行(313系3000番台2両編成)は学校帰りの高校生たち等で満員状態でしたが、3つめの蟹江までの間に半数以上が降り、長島ではディーゼル機関車(多分DD51)の重連牽引による貨物列車(エメラルドグリーンのタンク車10両余り)と行き違い交換・・・そして桑名に到着、ここで後続の快速「みえ」に道を譲りました。
その桑名では近鉄養老線から転換された養老鉄道の桑名駅ホームを初めて目にしましたが、ネット上で見聞きしていた通り、かつて同じ近鉄線だった名古屋線(四日市・津方面)と養老線の発着する島式ホーム上に仕切り柵が張り巡らされているのが見え、乗換改札口と思われるところには近鉄線と養老鉄道線の両自動券売機が設置されているのも見ることが出来ます(食券の券売機に見えるのが恐らく養老鉄道のものでしょう)。
数年前に名古屋との行き来で近鉄を利用した際に桑名駅を通過していた際には、当然のことながら、仕切り柵なんて無かっただけに、こうして眺めていると、何だか隔世の感さえ抱いてしまいそうなところですネ。
すっかり夕闇に包まれていく中、終着の亀山駅2番のりばに到着した私は同一ホームの反対側に程なくして入線してきた加茂行ディーゼルカーへ・・・隣のホームに入ってきた津方面からのディーゼルカーからの乗換客と合わさって結構な混雑となったわけですが、亀山を発車してJR西日本管轄内に入った後の最初の駅となる関で約3分の1が降りていって大分空いてきた感じとなり、その隣の加太を過ぎたあたりで私自身が眠りに入ってしまう。
目が覚めた時には島ヶ原に到着していた頃で、出発後また眠りに入り、もう一度目が覚めた頃には終着の加茂に既に到着していました。
加茂到着時、凄く冷えていたためか、頭の痛みを覚えていた上に、最後の乗り継ぎ先となる区間快速大阪方面行の奈良方面からの到着(折り返し)が遅れていたため、余計体にこたえました。
そのため、列車が来るまで亀山から乗ってきたキハ120系車内で待機したり、外に出てそのキハ120系をマニュアル撮影したりして時間を潰していました。
そうしているうちにようやく加茂折り返しの区間快速大阪方面行が入線、急ぎ足で大阪方先頭車両に乗り込み、その先頭車両のみ座席転換を済ませて腰をかけているうちに、駅の発車アナウンスが鳴り響く中、走って運転台に向かう運転士の姿が目に入り、やがて半自動(セルフサービス式自動開閉)で1箇所だけ開いていたドアが閉まると、ちょっとの間をおいて加茂駅を後に・・・
次の木津で奈良線から来た快速奈良行に道を譲るための5分間停車があったものの、そこからはほぼスンナリと走り、自宅最寄り駅に戻ることが出来たわけでありますが、少々慌ただしい幕切れとなった格好でした《あと頭痛も…》。
今回、何とか1回分のもとはとれたようですが、まだ2回分残っていますので、これについては今度の週末にて消化するつもりです《というよりは消化しなければならないか…》。
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ベートーベン
歓喜の歌ドイツ語版(ショパン)
歓喜の歌~ベートーヴェン(混声)


おやまあ。。。半日で阪名間を往復でしたか。
しかも普通列車を乗り継いで。
お疲れ様でした。
>アイドリング時の吐き出す煙のさまを見ていると、ディーゼル特有の匂いと共に、何となく癒やされるといいますか、
私は昔、紀伊勝浦の駅のトイレでこの排気ガスでとんでもない目に遭ったことがあります。
バスやトラックと違って、大排気量のディーゼルエンジンを搭載するDC特急の排気ガスは凄いですよ。
投稿: An die Freude | 2008年1月19日 (土) 20時22分
An die Freudeさん、いつもありがとうございます!
>昔、紀伊勝浦の駅のトイレでこの排気ガスでとんでもない目に遭ったことがあります
そうだったんですか・・・
紀伊勝浦駅のトイレについては生憎私自身利用したことがないのですが、紀伊勝浦の駅舎は確か橋上化(とでもいいますか、そんな感じの造り)されていて、ネット上で調べてみると、その駅舎の改札内部分に1箇所備えられているようなので、間違っていたら申し訳ないのですが、もしかすると用を足されている最中等にキハ85系から吐き出される排煙をモロに受けられたとか・・・
私自身が「何となく癒やされる」と言うのは上に伸びる排気口から吐き出されるディーゼルカーの煙をプラットホーム上から眺めていて感じるものであり(これって自己中?)、仮にトイレに入っていて、駅舎構造上の理由等から、ディーゼルカーからの排煙をモロに受けるような状況下ではAn die Freudeさんと同様の印象を私も漏らしているのかも知れません。
貴重なご意見をありがとうございました。
投稿: 南八尾電車区 | 2008年1月21日 (月) 10時10分