鉄道写真、鉄道史(事故史除く)、そして特定エリアをテリトリーとする人たち・・・・・・私家版鉄道ファン人物一覧(4)
私自身、どちらかというと旅行派(いわゆる「乗り鉄」)に属しているような感じなのですが、旅先では写真を比較的多く撮るほうとも感じます。
で、被写体の中には鉄道車両も結構あったりします。
尤も車両形式をあまり意識せずに撮影しまくっているという感も多々ありそうなところですが(『鉄道ダイヤ情報(鉄道DJ)』を買っているわけでもないし)・・・
ま、そういうわけで、現在私の保有している鉄道関連書籍の著者を中心に人物一覧をジャンル別に作成するという狂気じみた一連の記事シリーズでありますが、4回目となる今回は鉄道写真や鉄道史(鉄道事故関係を除く)、そして特定エリアの鉄道を主なテリトリーとしている人たちについてまとめ上げてみました。
なお、一覧作成に際して使用する表の見方、付されている記号の意味、以下掲載データの取扱方(ポリシー)等についてはこちらからご参照下さい《初めてご覧になる方は、以下の内容をご覧になる前に、必ずご一読下さい》。
◎ 鉄道写真
1 | 小口 喜生 |
2 | オグチ ヨシタカ |
3 | … |
4 | 1962年・長野県岡谷市 |
5 | 写真家 |
6 | 日本観光専門学校卒業後、18年間軽井沢万平ホテルに勤務(2000年からフリーに) |
7 | 無し |
8 | 鉄道写真(鉄道カメラマン) |
9 | 本人プロフィールに「おもに鉄道写真をライフワークとし…」と明記《但し、現在は「小説家のポートレートを中心に活動」していることも明記されている》 |
10 |
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文庫本サイズの『セピア色の機関車』(京都書院アーツコレクション)を保有。
「はしがき」から、著者自身の中学・高校時代に撮りためた当時の機関車たちの写真を形式別に紹介。
しっかりしたアングルで被写体を迫力満点に捉えているあたり、読んでいてググッと迫ってくるような印象を受けますね。
1 | 櫻井 寛 |
2 | サクライ カン |
3 | … |
4 | 1954年・長野県 |
5 | フォトジャーナリスト |
6 |
日本大学芸術学部写真学科卒業 世界文化社写真部勤務経験有り |
7 | 著書一覧:櫻井寛 |
8 | 国内外の鉄道写真 |
9 | 著者略歴から(項目7のリンクから参照可) |
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『ヨーロッパ鉄道夢紀行』(東京書籍)を保有。
某旅行代理店刊行の月刊旅行情報誌への連載のため取材した世界55カ国・乗車距離10万キロ超分のデータについて、地域ごとに4冊の単行本にまとめ上げられた中の1冊目にあたるのがこの『ヨーロッパ鉄道夢紀行』との著者自身の弁。
◎ 各種鉄道史(鉄道事故史を除く)
1 | 寺本 光照 |
2 | テラモト ミツテル |
3 | … |
4 | 1950年・大阪府八尾市 |
5 | 鉄道研究家、小学校教諭 |
6 | 甲南大学法学部卒業 |
7 | 無し |
8 | 鉄道運輸史研究を30年来続けてきている |
9 | 本人プロフィールに「幼時より鉄道に関心を抱き、高校生の頃から鉄道趣味・情報誌に投稿を始める」と明記 |
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『これでいいのか夜行列車』(中央書院)を保有。
まだ「あさかぜ」や「みずほ」等が存命だった頃に刊行された書籍ではあるが、歴史や現状(運行ダイヤと使用車両)、将来にわたって生き残るための改善案等を列車一つ一つについて解説されていて、ことに将来に向けての改善案の提示では、全体として、夜行列車が壊滅状態にある今にあっても一定の説得力を備わっているように感じるところ。
私自身、一時期何度も繰り返し読んでいたものでしたが、311系ライクな寝台電車を提示してみせたり、昼行特急との速度上の兼ね合いからB特急料金と同等の「寝台特急料金」の新設を提言してみせたり・・・と、読むたびに新鮮味を覚えたものでした。
1 | 沢 和哉 |
2 | サワ カズヤ |
3 | … |
4 | 1930年・徳島県 |
5 | 昭和鉄道高等学校教員 |
6 |
日本国有鉄道総裁室修史課で「日本国有鉄道百年史」の編纂、執筆に従事 中央鉄道学園教育技術開発室研究員等を歴任 |
7 | 沢和哉略歴 |
8 | 鉄道史 |
9 | 本人略歴から(項目7のリンクから参照可) |
10 |
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『日本の鉄道120年の話』(築地書館)を保有。
明治期から昭和の戦前期までの鉄道史解説に本文の3分の2程度を割いており、一般的な歴史解説の他、裏話的な(というか、私自身がそう感じるような)記述も。
1 | 原田 勝正 |
2 | ハラダ カツマサ |
3 | … |
4 | 1930年・東京都 |
5 | 和光大学名誉教授 |
6 |
『日本国有鉄道百年史』編纂業務等に携わる 和光大学経済学部教授 |
7 | 無し |
8 | 鉄道史 |
9 | ウィキペディア解説から(項目1の氏名リンクから参照可) |
10 |
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『産業の昭和社会史(8) ~鉄道』(日本経済評論社)等を保有。
この『産業の昭和社会史(8) ~鉄道』では戦前・戦後を通じての鉄道の昭和史について詳しく解説され、当時を偲ぶ貴重な写真や資料類も掲載。
私自身、一時期、何度も拾い読みしたものでした。
◎ 特定エリアに於ける鉄道全般
1 | 徳田 耕一 |
2 | トクダ コウイチ |
3 | … |
4 | 1952年11月1日・名古屋市 |
5 | 交通ライター、作家、評論家、鈴鹿国際大学国際学部観光学科客員教授 |
6 | 名古屋観光専門学校教諭、名古屋外語専門学校教諭 |
7 | 無し |
8 | 主に中京圏・台湾の鉄道 |
9 | ウィキペディア解説から(項目1の氏名リンクから参照可) |
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『サハリンの鉄道』(JTBパブリッシング)を保有。
かつて急行用ディーゼルカーとして多数造られたキハ58&28のサハリン島内での活躍ぶり等も紹介されている《掲載写真の中には旧国鉄塗装のものやJR東日本(新潟?)塗装のもの等がある》。
次は韓国の鉄道をテリトリーとしている2人を一気に紹介します。
1 | 中島 廣 |
2 | ナカシマ ヒロシ |
3 | … |
4 | 1930年・福岡市中央区 |
5 | 韓国国鉄(現・KORAIL→韓国鉄道公社)調査・研究家 |
6 | 新日本製鉄から日鉄建材工業を経て、1991年退職 |
7 | 無し |
8 | 韓国KORAIL(韓国鉄道公社)全般 |
9 | 本人プロフィールに「かねてから関心があった韓国国鉄の調査、研究を開始した」と明記《『韓国の鉄道』(JTBパブリッシング)に掲載のプロフィールより》 |
10 |
◆ 鉄道友の会、日韓鉄道同好会の各会員 ◆ 韓国の鉄道趣味団体「韓国鉄道同好会」会員 ◆ 1997年5月26日、韓国国鉄(現・KORAIL)の旅客列車運行路線3,000km全線踏破 ◆ アマゾンで著書一覧を表示 ◆ ヤフーブックスで著書一覧を表示 ◆ 本やタウンで著書一覧を表示 |
1 | 山田 俊英 |
2 | ヤマダ トシヒデ |
3 | … |
4 | 1962年・東京都新宿区 |
5 | フリーライター、韓国語翻訳家、韓国語講師(フリー) |
6 | 関東学院大学経済学部卒業、韓国・延世大学語学堂に1年間留学 |
7 | 無し |
8 | 韓国KORAIL(韓国鉄道公社)全般 |
9 | 本人プロフィールに「もともと日本の旧国鉄特急電車のファンだったが、雑誌でセマウル号の写真を見たのがきっかけで韓国の鉄道に関心を持ち…」と明記《『韓国の鉄道』(JTBパブリッシング)に掲載のプロフィールより》 |
10 |
◆ 「日韓鉄道同好会」の幹事の一人として活動 ◆ 韓国の鉄道趣味団体「韓国鉄道同好会」会員 ◆ アマゾンで著書一覧を表示 ◆ 楽天ブックスで著書一覧を表示 ◆ ヤフーブックスで著書一覧を表示 ◆ 本やタウンで著書一覧を表示 |
『韓国の鉄道』(中島廣&山田俊英 共著;JTBパブリッシング)を保有。
韓国KORAIL(韓国鉄道公社)の全路線及び車両(何れも刊行時点に於ける)を紹介、日本語の書籍でここまでKORAILのことを解説しているのは珍しい。
ソウル首都圏にて形成されている首都圏電鉄のこと(但しKORAIL区間のみ)や、戦前の日本統治時代のことについても少し触れられている。
次回は評論系、そして特定の分野にとらわれずに活動しているとみられる人たちを一覧にして纏めてみることにしています。
【関連記事(私家版鉄道ファン人物一覧)】
「【1】 鉄道ファン(鉄道マニア)の音楽家たち」
「【2】 乗り鉄派、切符等収集派」
「【3】 車両と地上設備(線路等)、鉄道事故検証」
「【5】鉄道評論、鉄道知識流布に取り組む人たち」
「【6】 鉄道ファン(マニア、オタク)の女性有名人たち」
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