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ダニエル・バレンボイム指揮ベルリン・フィル(BPO)によるシューマン『交響曲第2番ハ長調』(1997年9月)

 ここのところ『NHKオンライン』内に特設されている『福祉ポータル・ハートをつなごう ~ハートネット』内の『成人の発達障害者の自立へのサポートとは?』と題された意見書き込みコーナーを毎日眺めているのですが、人によっては発達障害の確定診断を受けた後でも十分なサポートを受けられないでいるという事例や、家族から理解されずに診断を受けてからは虫けらのように扱われたり・・・

 う~ん、現実は厳しいデスネ(まぁ今更言葉にするまでもないことでしょうが…)。

 でも、ここで止まってしまっては終わりなので、引き続き情報収集を続けていきたいです。

 

 

 さて、先日掲載の記事ではヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮NHK交響楽団による演奏でシューマンの『交響曲第2番ハ長調作品61を聴いてみたことについて書きましたが、今回はそのシューマンの作品を違う指揮者とオーケストラの組み合わせで聴いてみることにしました。

 

 

 で、演奏の話に入る前に、前回サヴァリッシュ指揮による演奏のことを書いた記事では、楽曲に関する話はしていたのですが、楽曲を構成する楽章の話がまだでしたので、その話を先にしてみたいと思います。

 

 シューマンの『交響曲第2番ハ長調作品61』は以下の4楽章で構成されています。

第1楽章
Sostenuto assai-Allegro,ma non troppo
 《ハ長調・6/4-3/4拍子・序奏付のソナタ形式》
第2楽章 Scherzo:Allegro vivace
 《ハ長調・2/4拍子》
第3楽章 Adagio espressivo
 《ハ短調・2/4拍子・三部形式》
第4楽章 Allegro molto vivace
 《ハ長調・2/2拍子・独自構成》

 ベートーヴェン「第九」と同じく、第2楽章にスケルツォを、第3楽章に緩徐楽章を、それぞれ持ってきていることがわかるかと思います。

 ここで、ウィキペディア解説「交響曲第2番(シューマン)」によると、この『交響曲第2番』についてシューマンは次のように語っています。

 私はこの曲をまだ半分病気のときにスケッチした。・・・・・・私は自分の病気と闘おうとしていたのだ。第1楽章は闘争的気分がみなぎっているが、同時に気まぐれで頑固なところもある。・・・・・終楽章になってはじめて、私は自分を取り戻したように感じ始めた。

 何だかベートーヴェンが主張している「苦悩を乗り越えて歓喜へ」をイメージさせるような語り口ですネ。

 ここでいう病気とはライプツィヒ音楽院で教鞭を執っていた1843年頃から悩まされるようになった精神疾患のことを指すわけですが、つまり精神的に不安定な時期にこの曲のスケッチを描いていたと言うことがいえるわけで、それが同一のリズムや音型の反復が随所に目立つ書き方となって現れている(つまりシューマンがなかなかそこから脱しきれない)との見方をする向きも存在するみたいですね。

 そういうこともあってか、指揮者たちにとってこのシューマンの第2交響曲は楽曲構成の力量が問われる難曲の一つに数えられるとのこと・・・・・・これは気付きませんでした(というか知りませんでした)。
 シューマン自身ピアニストを目指していたこともあって、ピアニスティックな技法で管弦楽作品を書いたためオケの楽員たちが演奏に苦慮しているような話ならばどこかで聞いたような朧気な記憶はあるのですが・・・

 

 

 それはさておき、今回聴きましたのは、1997年9月23日にドイツ=ベルリンのフィルハーモニー(ホール)で行われたダニエル・バレンボイム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による公演の中で演奏されたもので、この公演は当該年のベルリン芸術週間期間中に行われた公演でもあります。
 そしてこの公演の模様は翌年にNHK-FMで放送された『ベストオブクラシック』の枠内で流され、私自身もラジカセを使ってエアチェックしていました。

 第1楽章の序奏部分を聴いてみて、何だかヴェルヴェットのようななめらかな肌触りが如くのメロディーの運び方をしていたような印象を受け、その後も曲の全体にわたって概ねレガート風にメロディーラインを歌い上げていったような感じがしました《第2楽章で、2箇所ヴァイオリンのみ(?)で奏しているところでえらくゆっくり奏していたのは、何らかの「ためらい」を表してるためだろうか・・・》。

 音の出し方にしても、サヴァリッシュ指揮の時にはいかにも楽譜通りといった印象でしたが、今回のバレンボイムの指揮では、弦楽器(特にヴァイオリン)のボウイング(運弓法)のマジックといいましょうか、末尾部分が跳ね調子になるようにひとつのフレーズを弾ききっている、別の言い方をするとフレーズ毎の”韻”を際だたせている・・・そんな感じでした。

 ティンパニの使い方にしても、会場が異なるので(「サヴァリッシュ指揮」のNHKホールと「バレンボイム指揮」のベルリン・フィルハーモニー)単純比較は出来ないところなのですが、サヴァリッシュ指揮のものではまさしく打ち鳴らしている」といった感じの打法であるのに対し、バレンボイム指揮のものでは、やたら鳴らすのではなくヴェルヴェットのような繊細な響きとなるよう打ち鳴らしているといった印象を持ちました。、

 以上のことから、今回のこのバレンボイム指揮BPOの演奏を聴いていますと、半ば精神疾患で苦しんでいるシューマンの姿というものがサヴァリッシュ指揮の時以上にくっきりと思い浮かんできて(というか想像出来)、この苦しい状況から早く脱したいと切に思いながら長い時間かけて曲を書いてきたシューマン自身の”自己との戦い”(別の言い方で「もがき」)というものを明快に描き出していた、そんな印象を抱かせてくれたような気がしますね。

 そういえば、オーケストラ内に於ける全てのパートのサウンドを一つ一つクッキリ鳴らしていたような気もする・・・昨年の「1万人の第九」本番前に佐渡裕が合唱参加者等に話していた「1音1音、すべての音を指揮したい」の言葉を思い出させるような演奏でもありました。

 

 何だかシューマン自身の心の叫び(というか精神病と闘っている気概)というものをそこに聞いた(感じた)ような気がする・・・

 

 

<(_ _)> お読み下さり、ありがとうございます <(_ _)>
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