3つの寝台特急「あかつき」&「富士」&「日本海4号」で九州から本州北端(青森)まで…〔9〕「富士」東京到着
3日間のブランクをつくってしまいました。
この間にご訪問された方々に対して、退屈な思いをさせてしまい、申し訳なく思っています。
さて、超スローペースで進行中のこのシリーズでありますが、前回の記事では大分から乗車した上り寝台特急「富士」&「はやぶさ」(俗にいう”ふじぶさ”)が名古屋に着いたところまでを記しました。
私の住む関西圏を、一眠りしている間に、通り過ぎたことになるわけですが、今回はその名古屋到着のところから続けていきます。
名古屋到着のところで目が覚めた私は、個室内の窓から名古屋駅のホームを眺めていたのですが、どうやら入線したのは2番のりば(1・2番島式ホーム)ではなく3番のりば(3・4番島式ホーム)みたいだ・・・何故なんだろう、何故本線にあたる2番のりばではなく待避線上の3番のりばなのだろう・・・車窓の風景を眺めながら首をかしげていたものでした。
で、名古屋を発車、そこでまた一眠りする私・・・
でも、そろそろ夜が明ける頃だったので、ぼちぼち洗面所に行ったりするなどの身支度をしていたかな…
大分乗車時点から、鼻水がなかなか止まらないなど(←ゴメンナサイ)、体調面で万全とは言えなかった私自身・・・次に静岡駅到着直前で目が覚めた際にも寝台に横たわっていた状態での目覚めとなったわけですが、その際に個室内車窓からの風景として目に飛び込んできた、静岡駅ホーム屋根から伸びる梁の列が次から次へと現れているさまが今でも印象となって焼き付いています。
それで、その静岡到着前後くらいに、「富士」に乗っているのだから富士駅のホームを撮影したい、と思い立つようになっていました。
私は大分から寝台特急「富士」(そして門司で併結された「はやぶさ」)でここまで乗ってきている、その証を残しておきたい・・・
まぁ「富士」に乗った証といえば、九州内を走っている際、大分発車前と中津、門司の各駅で撮影した、「富士」のヘッドマーク付き牽引機関車やテールマーク等の写真があるので、それを以て乗った証とすることも出来そうなものだったのですが、関西と九州とを結んでいた寝台特急「あかつき」&「なは」廃止前にあって、関西圏より更に東にまで足を伸ばしてきている、その足跡を確実に残しておきたい・・・こんな思いつきから、富士駅プラットホームの撮影を思い立った次第。
静岡を発車した「富士」の車内で、私は次の停車駅である富士に向けて、心の準備をしていました。
そして、やがて富士駅ホームに入線・・・手持ちの携帯のカメラ機能を使っての撮影となったわけですが、停車した地点(しかしそこは階段部分…)と、動き出してから見えてきた「ふじ」の駅名標とを撮影することに成功、そしてJR東日本エリアへの入口駅である熱海のホーム支柱にある駅名標を写した写真と合わせて『「富士」は富士、熱海、首都圏へ』という記事にしてアップさせて貰いました。
それにしても、せっかく「ふじ」と書かれた駅名標をカメラに収めるぞ、と意気込んでいたにもかかわらず、いざ停まってみるとホームへの階段の横・・・ガックリきたものでしたが、それでも、せっかく停まったのだから、ということでまず1枚、そして動き出してからやっと現れた「ふじ」と書かれた駅名標を狙ってまた1枚・・・これにて何とか目的達成、といった感じでした。
富士を発車してから熱海に着くまでの間は投稿用にひたすら携帯のメールを打ったり洗面所に行ったりしていたように記憶していて、そんな中で、熱海到着時にはドアの開いたデッキから、たまたまそこに見えていたホーム支柱の駅名標等を携帯のカメラに収めたりもしていた・・・というわけですが、この熱海到着時に於ける行動は同時にJR東日本エリアに入ったことの証としても残しておきたかった、という気持ちもあったから。
機関士の交代(JR東海→JR東日本)が行われたであろう熱海を出ると、またトンネルの連続・・・この間、投稿用のメールを打ち続け、更に送信先が複数あるため、その作成したメール文面を「コピー&ペースト」することで送信先の数だけ準備する等、熱海を過ぎて首都圏に突入してからもメール作成等に苦吟していました。
そして、大船あたりを走っている時にようやく送信先の数だけメール文面を準備し終え、いよいよ送信という段になって、今度は横浜にかけてまたトンネルが続く等したため、送信出来るタイミングを見いだすことが出来ず、結局熱海の次の停車駅である横浜に近づくあたりでようやく全ての送信を終えた・・・う~ん、どうも要領を得ないところがあるなぁ、私って。
ま、それはさておき、横浜に到着した「富士」&「はやぶさ」は終点の東京を残すのみとなっていたわけですが、この横浜到着の前後から撮影を兼ねた朝の車内散策に精を出し始めた私・・・
自分の個室を出る際に大分から乗ってきている、大分発車前にあの窓越しに親子で何やら交わしていた若い女性が姿を見せる中を車内散策に出た私は先頭車両につなげられている牽引機関車のプレート部分や連結器部分等を撮影・・・この時、下関から牽引してきている電気機関車が「EF66-49」であることを初めて知った次第《下関に於ける機関車付け替えの際にも門司から関門トンネル区間を牽引してきた「EF81-411」がEF66型直流機関車に付け替えられるシーンを見たことは見たのですが、停車時間の短さ等のため、機関車の撮影には手が及びませんでした》。
で、この車内散策に先立ち、個室内で今回貸与された個室のカギの撮影も済ませていました。
実を言うと、今回利用したタイプのB個室寝台1人用”ソロ”にはだいぶ前にも1度だけ利用した記憶があり、生憎列車名は忘れてしまいましたが(ただ「富士」ではなかったかな…)、その際には検札時に貸与を受け、その時手にしたのは確か「COMPARTMENT CAR」と刻印された立派なキーホルダーの繋がれたカギだったように記憶しています。
これに対し、今回大分から乗車した「富士」で利用した際には、カギは予め個室内に備えられていたので、荷物を置いてすぐ散策に出かける分には助かるのですが、カギに付けられたキーホルダーは濃いめの青色一色の小振りで単純なプラスティック製長方形プレートとなっていて、そこに個室番号の印字されたテプラ調のシール等が貼られているだけという安直なものとなっていました《まぁ別に悪く言うつもりはないんですけれどもね…苦しい台所事情等が垣間見えるかな、と思ってみたりもしました》。
やがて東京都内に入り、品川を過ぎたあたりで終点・東京に到着する旨の車内アナウンスが聞こえてきて、個室に戻った私は降りる支度を開始・・・掛け毛布や枕、浴衣を1箇所にまとめ、荷物置き場にあった黒カバンを引き出しては散乱する小物類を纏めたりして、来るべき東京到着に備えていました。
荷物を纏め終えて通路に出てみると、2人ほどの男性客の姿のほか、楽しそうに語り合っていた若い男女カップル1組の姿もそこにありました。
そして上り寝台特急「富士」&「はやぶさ」の終点であり、また日本国内鉄道網の原点駅(JRが位置づけているところの「中央駅」;ここで言う”原点”とは日本国内鉄道網全体をひとつの座標と見立てた場合の「原点”O”」を指します)でもある東京駅の10番のりばに到着。
反対側の9番のりばにはこれから発車しようとしている185系電車による特急「踊り子」の姿があったので、その発車していく姿をカメラに収めたり、またここまで乗ってきた「富士」&「はやぶさ」の列車側面の方向幕(行先表示幕)を撮ったり、更には遠巻きに私の利用していた「富士」編成に連結されたB個室寝台1人用”ソロ”の車両から降りてくる男女の姿を眺めていたり・・・と、東京到着後の暫しの時を過ごした後、常磐線の特急「スーパーひたち」の発車する上野に向かうべく、秋葉原や上野に向かう山手線・京浜東北線電車の発着する3・4番島式ホームへと向かい、山手線・内回りのE231系電車(500番台)に乗って上野に移動、上野駅橋上コンコース内にあるうどん・そばスタンドでそばの朝食となりました。
この続きはまた次回にて・・・
<(_ _)> お読み下さってありがとうございます <(_ _)>
【関連記事(「あかつき」・「富士」・「日本海(4号)」乗り繋ぎ旅)】
《1》「概要」
《2》「自宅→京都駅(自宅最寄駅→京都)」
《3》「『あかつき』乗車(京都→岡山)」
《4》「『あかつき』長崎到着(岡山→長崎)」
《5》「長崎→久留米」
《6》「久留米→大分」
《7》「『富士』に乗って(大分→門司)」
《8》「「富士」名古屋到着(門司→名古屋)」
《10》「久方ぶりの東北路へ(上野→いわき)」
《11》「仙台に到着(いわき→仙台)」
《12》「ついに青森到達(仙台→青森)」
《13》「『日本海4号』乗車(青森→車中泊)」
《14》「『日本海4号』京都着(車中泊→京都)」
《15》「KTR宮津まで(京都→宮津)」
《16》「豊岡に出る(宮津→豊岡)」
《17終》「大阪帰着、そして…(豊岡→大阪→自宅)」
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