「第九ひろしま2008」早くも第1部ゲストに言及か・・・泰日友好コンサートに於ける「第九」《タイ=バンコクにて》
来る6月1日(日)、徳島県鳴門市の恒例行事の一つとなっている”ベートーヴェン「第九」交響曲演奏会”の第27回公演が開かれることになっているのですが〔しかも鳴門市が独自に定めている「第九の日」(毎年6月1日)と同じ日!〕、久しぶりに私もその”「第九」日本初演の地・鳴門”に於ける「第九」演奏会に行くこととなりました。
但し、今回は聴衆の一人としてですが・・・
開演時刻は13時という、日曜の昼に行われる演奏会としては若干早めのスタートとなっています。
この鳴門市”第27回ベートーヴェン「第九」交響曲演奏会”のチケットは既に完売となっているのですが、今回、ヤフオクにて1枚だけ出品されているのを発見、出品者のご友人の一人が急に行けなくなったことで余ってしまった1枚だったそうで、初めは鳴門までの往復の交通費のことが気にかかっりして気が進みませんでしたが、今回指揮を務めるのがいま”旬の人”の一人と数えられている西本智実であること、従前からこの”鳴門市ベートーヴェン「第九」演奏会”管弦楽を務めている地元のアマチュア・オーケストラ、徳島交響楽団に今回は東京交響楽団のメンバーも参加する等の理由から、俄然気になりだしてしまい、夜遅くになって再び覗いてみると、「終了まで残り2分」という状況ながらまだ残っていたため、即入札し、落札(購入)と相成りました。
なお、鳴門へは往復とも高速路線バスで向かうことにしていますが(今朝早くにネット上からバスの便を確保しました)、久しぶりの鳴門路ということで、時間の許す限り、楽しんでいきたいと考えています。
さて、広島で今冬も来る12月21日(日)に開かれることになっている「第九ひろしま2008」について、早くも次なる動きが見られました。
「第九ひろしま」を実際に企画・運営する中国放送(RCC)事業部のスタッフによる内部ブログ『ブーフーウー広島イベント日誌』に掲載された『第九ひろしま2008、ゲスト決定速報』によりますと、24回目を迎える今冬の「第九ひろしま2008」の第1部ゲストとして、シンガーソングライターの矢野顕子を迎えることを明らかにしました。
ウィキペディア解説「矢野顕子」によると、1955年2月13日に東京で生まれて青森で育ったとのことで、彼女のオフィシャルサイトを眺める限り、今もリサイタル等の音楽活動を中心に精力的に活動してきている模様。
この第1部ゲスト以外の、指揮者や4人のソリスト陣については未だ調整が続いている模様ですが、第1部ゲストをさっさと決めてしまうあたり、他の「第九」イヴェントに先んじているようなイメージを抱くところですね。
◎ タイのバンコクに於ける「第九」公演から
『YouTube』に寄せられている他のベートーヴェン「第九」(交響曲第9番”合唱付”)関連動画〔実は「第26回サントリー1万人の第九」CM動画の一つ〕に張られていた関連動画リンクの一つを辿ることで知るところとなった、今回紹介する「第九」公演を収録したライヴ動画でありますが、昨年(2007年)の10月19日にタイの首都・バンコクにあるタイ文化センターで行われた『タイ・ジャパン・フレンドシップコンサート』の後半で演奏されたベートーヴェン「第九」の終楽章が収録されています。
このコンサートは泰日協会が主催し、タイ王国文化省の協力を得る形で開かれたもので、その時の模様については『タイ・ジャパン・フレンドシップコンサート――日本人とタイ人、声も心もひとつになった夜』という記事にて紹介されているのですが、後半で演奏された「第九」については、日本・タイ両国の成人総勢160名により結成された合唱団とバンコク・シンフォニー・オーケストラ(BSO)の楽団員を中核メンバーとする日本・タイ両国の音楽家総勢62名により結成されたオーケストラ、それに日本人3人とタイ人1人のソリスト陣により演奏が行われました。
『YouTube』に寄せられた演奏者データによると、この日の「第九」演奏に出演していた演奏家は以下の通り。
ソプラノ:斉藤紀子(Noriko Saito) アルト:丸山奈津美(Natsumi Maruyama) テノール:上本訓久(Norihisa Uemoto) バス:ナラ・キタヴァダーナ(Narat Kitavadhana) 合唱&管弦楽 泰日管弦楽団&合唱団 《臨時編成による》 (Thai Japanese Orchestra and Chorus) 指揮:Charune Hongcharu 《チュラロンコン大学・準教授》 |
なお、4人のソリストのうちのバス・ソロを除く3人の日本人ソリストたちの公演日前後の模様については、アルト・ソロを務めた丸山奈津美自身が開設しているWebサイト『Natsumi's Homepage』内に掲載されている『2007年10月19日 泰日友好フレンドシップコンサート』にて写真入りで事細かに紹介されているのですが、丸山自身の話では、急遽決まった出演の話だったとのこと。
で、今回の動画は以下の通り3分割となっています。
タイ人演奏家が参加しての「第九」を耳にするのは、私自身、初めてなのですが、一通り聴いてみて、わりと楽曲にきちんと向き合っているような印象を受けました。
なかなかいい演奏を聴かせてくれているように思いますね。
尤も、合唱団員の歌っている時の仕草が少々大袈裟なのはタイの国民性によるものか否かは定かでないところですが…
来月はいよいよ、こちら大阪では、「1万人の第九」合唱団員募集の受付が始まりますが、それに向けてテンションが高まるような感じがしますね、このタイ=バンコクに於ける「第九」演奏を聴いているうちに・・・
【おことわり】
動画共有サイト(『Google Video』、『YouTube』等)に投稿・公開されている動画については、今後、投稿者或いは運営サイドの判断等により削除される可能性がありますことを予めご承知おき下さい。
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