ヴァーツラフ・ノイマン指揮ＮＨＫ交響楽団の”Ｎ響「第９」演奏会”から（1984年12月）…過去紹介「第九」動画の追記も

　私自身、ここのところ、過去にダウンロード取得したピアノの演奏を、何かをしながらであることが多いのですが、聴くことが増えてきています。

　尤も私自身、小・中学生の時分にピアノを触っていたことも多少影響しているのかもしれませんが《技量面は別にして（うぅぅ）》・・・・・・

　それはさておき、大勢の人数から成るオーケストラの演奏に馴染んでいる耳からすると、ピアノ演奏は狭い空間の中でしんみりと語りかけてくれているようなイメージを抱いてしまうところがあるのですが、そこがかえって気に入っているわけでもあり、心の疲れた時とかに聴けば何となく疲れを癒やしてくれるような気がしてきます。

　ちなみに、今はショパンの『バラード第４番ヘ短調作品52』等にちょっとハマリ気味かな・・・

　さて、今回は動画共有サイトに寄せられているベートーヴェン「第九」（交響曲第９番ニ短調”合唱付”）演奏動画のうち最近寄せられたものの一つを紹介していきますが、その前に過去に本ブログにて紹介した、動画共有サイトに寄せられた「第九」演奏動画に対する追記を先にしておきたいと思います。

　今回追記する、過去に本ブログにて紹介済みの「第九」演奏動画は２つ。

　一つは『アシュケナージ＝Ｎ響の「第九」（2005年）・・・・・・「１万人の第九」最新情報及び「第九ひろしま」注意情報も』という記事の本文後半で紹介しているアシュケナージ指揮による「第九」演奏動画について。

　この動画は昨年（2007年）の９月28日付けで『YouTube』に寄せられたもので、終楽章演奏部分のみが３分割された格好で寄せられていたのですが、それから１ヶ月以上経過した11月４日の日付で第１楽章の演奏動画も同じく『YouTueb』に追加で投稿されてきた模様で、その投稿から半年以上遅れる格好となってしまいましたが、この度その第１楽章演奏部分の動画も追加掲載いたしました。

　なお、この第１楽章演奏部分の動画は２分割されている格好で公開されています。

　もう一つは『バーンスタイン指揮によるベルリンの壁崩壊「第九」ライヴ・・・『YouTube』より』という記事の中で紹介している、ベルリンの壁が崩壊した年・1989年のクリスマス（12月25日）に行われたレナード・バーンスタイン指揮”「バイエルン放送交響楽団＆合唱団」＋東西両側諸国の音楽家たち”による「第九」演奏動画。

　こちらは去る2006年６月21日付けで『YouTube』に寄せられているもので、先のアシュケナージ指揮の「第九」演奏動画と同じく終楽章演奏部分のみの公開となっているわけですが、今日になって、同じくバーンスタインがその”ベルリンの壁崩壊記念「第九」公演”の５年前にあたる1984年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して演奏した「第九」の終楽章の最後部分（763小節目以降終わりまで；時間にして５分弱）が収められた動画が、昨年（2007年）９月14日付けで、『YouTube』に寄せられていることがわかり、同一の指揮者の、時期の違い等による楽曲解釈の変化というものを楽しんで貰いたいと考え、今回追加掲載いたしました。

　５年という歳月を隔てた同じバーンスタイン指揮による２通りの演奏の間の微妙な解釈の違い等を味わってもらえれば幸いです・・・

◎ ヴァーツラフ・ノイマン指揮の”Ｎ響「第９」”より
　《投稿動画サーバ側削除済；紹介跡地として》

　私自身、久しぶりにこの往年の名指揮者の名前を見聞きします・・・ヴァーツラフ・ノイマン。

　1920年９月にチェコのプラハで生まれ、1995年９月にオーストリアのウィーンで亡くなったこの名指揮者が、約24年前の1984年（昭和59年）12月22日、東京・渋谷にあるＮＨＫホールで行われた”Ｎ響「第９」演奏会”（恐らく！）に於いてＮＨＫ交響楽団等を指揮して演奏したベートーヴェン「第九」の公演ライヴ収録映像（動画）が今年に入ってから『YouTube』に寄せられているのを発見、そこで今回はそのノイマン＝Ｎ響による「第九」演奏動画をご紹介したいと思います。

　この演奏会に於ける出演者については、投稿動画に添付されている出演者データ等から、以下に示す通りとなっています。

ソプラノ：河原洋子（Yoko Kawahara）
アルト：伊原直子（Naoko Ihara）
テノール：小林一男（Kazuo Kobayashi）
バリトン：勝部　太（Hutoru Katsube）
合唱：国立音楽大学（Kunitachi College of Music）
管弦楽：ＮＨＫ交響楽団（NHK Symphony Orchestra）
指揮：ヴァーツラフ・ノイマン（Václav Neumann）

　動画の収録範囲は「第九」終楽章のみで、以下に示すように、３分割される格好で投稿・公開されています。

◆ 第１分割（Final 1/3） … 楽章初め～330小節目
◆ 第２分割（Final 2/3） … 331小節目～762小節目
◆ 第３分割（Final 3/3） … 763小節目～曲終

　それでは、以下の動画３本を順次お楽しみ下さい。

Václav Neumann conducts
Beethoven's 9th Symphony - Final 1/3

Václav Neumann conducts
Beethoven's 9th Symphony - Final 2/3

Václav Neumann conducts
Beethoven's 9th Symphony - Final 3/3

以上動画３本、削除確認済《090505》

　私も一通り聴いてみたのですが、何だか荒削りな感じとでもいいますか、緻密さにはちょっと欠けているところがあるように思う一方で、バーンスタインとはまた違った意味（解釈）で、何処か人間くさいような感じのする演奏であるように感じるところです。

　余談ですが、このノイマン＝Ｎ響のコンビによる「第九」演奏が行われた1984年というのは大阪「一万人の第九」第２回公演（1984年12月２日；山本直純指揮）が行われた年でもあり、またこの翌年（1985年）には、２月に東京「5000人の第九」の、そして12月には広島「第九ひろしま」の、それぞれ第１回公演が行われました《「5000人の第九」は1985年２月17日に石丸寛の指揮で、「第九ひろしま」は同年12月12日に渡邉暁雄の指揮で、それぞれ第１回公演を開催》。

　今年で生誕88年となるヴァーツラフ・ノイマン・・・この世を去ってからはや13年となりますが、今回紹介した「第九」演奏動画を通じ、今一度彼の生前の姿を偲んでみるのもいいかもしれませんね。

【おことわり】
　動画共有サイト（『Google Video』、『YouTube』等）に投稿・公開されている動画については、今後、投稿者或いは運営サイドの判断等により削除される可能性がありますことを予めご承知おき下さい。

Ｐ．Ｓ．（090505追記）
　当記事本文にて紹介されていたヴァーツラフ・ノイマン指揮ＮＨＫ交響楽団による「第九」演奏を収録した動画については、今日（５月５日）、投稿先サーバから削除されていることが判明しました。
　それで、ノイマン指揮による「第九」演奏動画が残っているかどうか調べたところ、ノイマンがチェコ・フィルを指揮して1989年12月14日にプラハのスメタナホールで開いた「第九」ライヴの終楽章の最後の約４分間のみ収められた動画が今なお公開されているのが見えましたので、とりあえずこの場にてご案内しておきます《→こちらからお入りください》。

　ちなみにこの動画、どうやらレコード会社がプロモーション用に『YouTube』に寄せてきたもののようです。

<(_ _)> ありがとうございます <(_ _)>
　

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