京阪「2代目3000系」と既存車両(7200系・8000系)新塗装編成、ついに報道公開へ・・・
京阪電気鉄道の新車両「2代目3000系」電車と既存車両の塗装パターンを変更した新塗装編成が報道公開されましたね・・・
京阪の新型車両「2代目3000系」電車については、既に個人開設のブログ等を通じてその実車外観が事実上”お披露目”されてしまっているのですが〔『京阪 新3000系が寝屋川車両基地に搬入される』とか〕、今度の報道公開では車内も公開され、運転席や客席配置等が初めてお披露目となっていました。
運転台は2ハンドル式を採用〔左にマスコンハンドル、右にブレーキハンドル・・・でしょうか〕、その運転台の左横に車掌スイッチと思われる装置が据え付けられているのが見えます。
この車掌スイッチと思われる装置、JRの車両でよく見かけるボタン式タイプと思われますが、仮にこれが本当に車掌スイッチ(ボタン式)だとすれば京阪の車両では恐らく初めての導入になるのではないかと・・・
客室部分の座席は「2+1」列の転換クロスシートとなっているのですが、この「2+1」列の転換クロスシート、関西では「関空&紀州路快速」で運用されているJR西日本の223系電車(0番台…阪和線&関西空港線向け)と山陽電鉄の5030系電車に於いて既に採用されています。
その「2代目3000系」電車に於いて採用された「2+1」列転換クロスシート自体についてですが、ヘッドレスト部分にかけられているカバーの形状が丸っこい感じの独特な形状で、座席に取り付けられた手すりも円形基調のもの、そして優先座席とされた座席はモケット・ヘッドレストカバーとも他の一般座席と色違いにしている・・・というわけで、なかなか楽しい感じのする客室内という印象を抱いています。
台車についてですが、電動車には川崎重工製の軸梁式「KW-77E」が、一方付随車には住友金属製のモノリンク式「FS577」が、それぞれ装着されています《「軸梁(軸ハリ)式」・「モノリンク式」の一般的解説は『軸箱支持装置』が詳しいです》。
今年の10月19日に予定されている京阪中之島線開業と共に楽しみになってきましたね、この「2代目3000系」車両のデビューが…
そして今回の報道公開では既存車両の新塗装編成のお披露目も併せて行われ、5月下旬から既に営業運転に入っている7200系電車新塗装編成や、今回初お目見えとなるであろう8000系特急型電車新塗装編成も「2代目3000系」と共に並べられていました。
「2代目3000系」に合わせるかのように、上半分を暗く下半分を明るい色配置としているのが特徴的で、従来の色配置をそのまま上下逆転させた格好の色配置(厳密には2色の境界線上に金色帯も追加)となっている8000系電車を除き、下半分は白くなっています。
車両外観塗装の変更は京阪では約50年ぶりとのことで、2012年(平成24年)までの間に既存車両全てを今回報道公開された新塗装に塗り替えることにしているそうですが、従前からの京阪に対するイメージが今度の新塗装への「お色直し」によって一変しそうな感じがします。
下半分が白という外観塗装配置については、他に近鉄の「シリーズ21」車両群(けいはんな線専用7020系電車を除く)や阪神の5500系電車と9300系電車でも見ることが出来、特に近鉄の「シリーズ21」に関しては現在でも製造され続けていることから、関西ではこの塗装パターンがある種のブームになっているのでは、と一瞬思ってしまったほどでした。
ま、私自身の妄想ですけれどもね・・・
8月になれば京阪中之島線の試運転が始まりますので、車両の動向も含めて、益々京阪から目が離せなくなりますね。
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訂正ですが10000系が京阪初のボタンスイッチですorz
投稿: 地元民 | 2008年8月 9日 (土) 19時54分
地元民さん、おはようございます。
ご指摘頂きありがとうございました。
正直10000系電車には未だ一度も乗ったことはありませんが、せめて一度でも乗ってみたいという気持ちはあります《悲しいかな、私自身京阪の支線の沿線住民ではないため、なかなか乗る機会がつくれないのが実情です…》。
投稿: 南八尾電車区 | 2008年8月10日 (日) 07時54分