エリザベート王妃国際音楽コンクール2008(声楽部門の年)、日本人全員予選落ち・・・韓国勢で2人本選進出
全く気付きませんでしたが(←蹴)、今年も5月から6月にかけて、ベルギーにてエリザベート王妃国際音楽コンクールが行われていたみたいですね・・・
何気なしにブラウザの”お気に入り(ブックマーク)”登録している『オペラキャスト』を覗いてみると『エリザベート王妃国際音楽コンクール2008(声楽)』と『エリザベート王妃国際音楽コンクール2008 第1次予選』の記事2本に行き当たり、そこで初めて、今年もベルギーを舞台にした権威ある国際コンクールは無事行われたことを知るところとなった次第。
それで、去る5月21日から24日にかけて本選(決勝)が行われ、以下の通り順位が確定しています。
第1位(優勝):ズザボル・ブリックナー (Szabolcs BRICKNER;T;ハンガリー) 第2位:イザベラ・ドリュエ (Isabelle DRUET;MS;フランス) 第3位:ベルナデッタ・グリビアス (Bernadetta GRABIAS;MS;ポーランド) 第4位:アンナ・カシアン (Anna KASYAN;S;グルジア) 第5位:ユーリー・ハラヅェツスキ (Yury HARADZETSKI;T;ベラルーシ) 第6位:ガブリエラ・フィリポネ (Gabrielle PHILIPONET;S;フランス) その他本選進出者(入賞無し) エリザベス・ベイリー (Elizabeth BAILEY;S;イギリス) レイラ・クレール (Layla CLAIRE;S;カナダ) リン・チャンガン (LIM Changhan;Br;韓国) ミシェラ・ロオジエ (Michèle LOSIER;MS;カナダ) タチアナ・トレノジナ (Tatiana TRENOGINA;S;ロシア) ユン・チュンナン (YOON Jung Nan;S;韓国) |
声楽部門にて競われた今年のエリザベート王妃国際コンクールでありましたが、日本からも3人〔いまいあい(”今井愛”?;S)、小野美咲(MS)、高橋さやか(S)〕が参加していたものの、残念なことに、その全員が予選落ちに終わっています。
その一方で、韓国人2人が本選にまで駒を進めるなど、今回のエリザベート・コンクールに於いては、アジア勢では韓国に水をあけられた格好となっています。
また、第1位に輝いたハンガリーのズザボル・ブリックナーについては、ネット上では、地味な外見等から、予想外の結果との声がちらほら聞かれるのですが、演奏に於いては、表情のある豊かな声で聴衆を魅了していた、上位入賞してもおかしくない、との証言も聞かれました。
ちなみに本選に於いて共演したオーケストラは大野和士指揮ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)管弦楽団だったのですが、実は大野自身、今年8月限りでベルギー王立歌劇場の音楽監督の職を辞し、9月からはリヨン国立歌劇場の首席指揮者に就任することになっています。
それにしても、今回、日本人誰一人本選に進めなかったのはちょっと残念だったかな、せっかく日本人指揮者が本選に於ける共演オーケストラの指揮を務めていたのに・・・まぁ審査結果でそうなってしまったのだから仕方ないでしょうけれども。
このエリザベート王妃国際音楽コンクールのセミファイナル(準本選つまり第2次予選?)以降の模様については9月15日まで同コンクール公式サイト内ににあるビデオ・オン・デマンドのページにてオンデマンド配信されています。
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