京阪中之島線(中之島新線)トンネルウォークに参加してきました・・・工事は順調に進捗、信号設備はほぼ完成か
今年10月19日(日)開業を控えて工事が進められている京阪中之島線(中之島新線)。
去る7月26日(土)に一般公募による「トンネルウォーク」が開かれ、私も工事の進む京阪中之島線の線内を歩いてきました。
なお、この京阪中之島線自体は6月下旬に既に報道公開されていて、その時の模様については『開業を控えた京阪中之島線を見る。』にて報じられています。
◎ 【なにわ橋駅工事現場】集合、そして出発…
このグループ(14:40集合のグループ)での見学となりました。
工事関係者による出発前の諸注意…
いざ、出発!
横断幕の張られた櫓状に組まれた構造物のあるところが現場への入口です。
工事中の現場へと入るため、参加者全員にヘルメットと軍手が貸与されました。
いよいよ中之島新線の工事現場へ・・・
◎ なにわ橋駅
今回のトンネルウォークではこのなにわ橋駅から始まり、終点駅・中之島に向けて歩いていきました。
これは2番のりば(中之島方面)。対向壁の中央上寄りに取り付けられている白い円盤状のものは恐らく2番のりば用出発信号機に従属する中継信号機と思われます。
1番のりば(京橋・枚方市・出町柳方面のりば)を天満橋方に向けて撮影したもの。少し左へとカーブを描いているのがわかりますね。
同じく1番のりば(京橋・枚方市・出町柳方面)を中之島方に向けて撮影したもの。
島式ホーム上にあるなにわ橋駅の駅名標。
この駅名標に限らず、中之島線内にある駅名標やのりば案内標には漏れなく京阪の新ロゴマークが付けられています。
◎ 大江橋駅
大江橋駅(の現場)に着きました・・・スタート地点であるなにわ橋駅の煉瓦調の何処か暖かみの感じられる対向壁の造りとは異なり、この大江橋駅の対向壁は”石”を基調とした、何となく自然でクールな感じのする造りとなっています。
2番のりば(中之島方面のりば)の対向壁に埋め込まれた大江橋駅の駅名標。
1番のりば(京橋・枚方市・出町柳方面のりば)を天満橋方に向けて撮影したもの。
一つ前のなにわ橋駅では左方向の緩いカーブとなっていたのに対し、この大江橋駅では逆に右方向の緩いカーブとなっています。
◎ 渡辺橋駅
地下鉄四つ橋線・肥後橋駅との乗換駅になると同時に、今年いっぱいで建て替えのため一時閉鎖となってしまうフェスティバルホールの最寄り駅となる渡辺橋駅(の現場)に辿り着きました。
1番のりば(京橋・枚方市・出町柳方面のりば)の対向壁に埋め込まれた渡辺橋駅の駅名標。
ここの駅の対向壁は金属(ステンレス?)で出来ており、何だか未来志向の駅というイメージを抱いてしまいますね。
中之島駅方向に向けて撮影した渡辺橋駅ホーム上の諸設備。
言うまでもありませんが、対向壁の造りが変われば雰囲気も随分変わるものです・・・
渡辺橋駅ホーム上に並べられていたエスカレーターのステップ部分。
こうした場面に出くわすのも工事中の現場を見学する「トンネルウォーク」ならではの光景と言えそうですね。
1番のりば(京橋・枚方市・出町柳方面のりば)を天満橋方に向けて撮影。ここではほぼ直線となっています。
◎ 中之島駅(終点駅)
ついに終点の中之島駅に辿り着きました!
今回ここまで歩いてきた中では「渡辺橋~中之島」間が一番長かったです《とはいっても600mほどでしたが。それ以外の区間は300mほどしかなかったかな…;まぁこの場でわざわざ書くようなことではないでしょうけれども》。
既にネット上の公開情報により周知されていることと思いますが、中之島駅の構造は既存の淀屋橋駅と同様となっていて、一つの島式ホーム上に3つののりばが形成されている格好となっています。
これは1番のりばを切り欠いてつくられた3番のりば上に設置されている中之島駅の駅名標。
駅名標の後ろに見える上開き式の防護壁(明かり取り窓付き)の向こうにはこのホームの後方にある2番のりばに繋がる線路が敷かれているわけですが、同様の造りとなっている淀屋橋駅ではこの部分も「のりば」として機能させています。
中之島駅構内に敷かれた2本のレール。
手前が3番のりばのもので、奥は3番のりばが終わった後に現れる1番のりばに繋がるものです《写真を見ればわかるってか…》。
3番のりば側対向壁に取り付けられている1番のりば用の出発信号機と入換信号機。
この中之島駅に限らず、中之島線内各所に設置されている各種信号機類や線内各駅プラットホーム上に設備されている出発反応標識(レピーター)は既に作動させていた様子で、信号設備はほぼ完成していることを窺わせていました。
3番のりばの付け根付近から眺めた1番・2番のりば。左側が2番のりばで、右側が1番のりば。
3番のりばの付け根あたりから2番のりば側に防護壁(明かり取り窓付き)が設置されているのがわかります。
また、2番のりばの奥のほうには、下の写真ではちょっと見えづらいかも知れませんが、線路上走行が可能な作業用トラック(?)が停まっていました。
◎ 中之島駅工事現場から地上へ…
トンネルウォークはここで終了となり、一行は、一部未完成状態(形は出来上がっているが…)の中之島駅の階段を上って地上へと戻りました。
そして、テント張りの詰所でヘルメットと軍手を返却・・・
中之島駅を出たところから見える朝日放送新社屋。
ヘルメットと軍手の返却を終えた一行は、記念品を受け取った後、別途用意されたバスに乗り込み、淀屋橋駅前へと向かいました。
そして淀屋橋駅の少し西側のところでバスは停車し、降りたところで流れ解散・・・私はこの後、久しぶりに大阪駅前第1~4ビル地下街へと足を運び(但し第4ビル地下街へは足を運ばず)、金券ショップ等を覗いて回った後、JR東西線の北新地から直通快速に乗り込み、帰宅の途につきました。
で、参加者一人一人に手渡された記念品というのが、以下の写真で示される、柄の無い団扇(?)にメジャーでした《メジャーについて、手渡される前は歩数計かと思いましたよ・・・まぁ贅沢言ったら罰当たりますね》。
柄の無い団扇(?)の裏面は以下のようになっています。
地上諸設備等をつぶさに見て回ることが出来、貴重な体験ができたように思っています。
当日お世話になった関係者の方々に対し、心から御礼申し上げます。
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南八尾電車区殿、
京阪電車、中之島線(中之島新線)トンネルウォークのレポート、興味深く拝見しました。ありがとうございました。
駅ごとのテーマというか、意匠がそれぞれ個性があってうまくできているように感じました。
さて、7月29日に中之島線に試験電車が入線したそうです。これからは試運転、運転手の習熟運転も行われることでしょう。
新線開業まで3ヶ月を切りました。京阪は中之島線開業に合わせて、新型車両の導入、既存車両の塗装の一新をしています。意気込みが感じられます。
新しい塗装は見慣れないため、違和感がありますが、やがて、一目見て、京阪という印象になるのでしょうね。
投稿: 奈良の鹿やん | 2008年8月 1日 (金) 13時47分
南八尾電車区殿
京阪・中之島線が、もうすぐ開業するんですネ~
自分の好きな場所が沢山あるので
すごく楽しみにしています。
話は変わるのですが、『寝台特急・弾丸ツアーの旅』
興味深く読ませていただきました。
自分はあまり鉄道の事は詳しくないのですが
寝台特急に乗ってみたくなりました。
今、決めました!!
はやぶさ・富士号に乗ります★
突然の書き込みで馴れ馴れしくなってしまいました。
関西人のノリって事でお許し下さい。
それでは失礼いたします。
投稿: 47 | 2008年8月 4日 (月) 20時05分
奈良の鹿やんさん、こんにちは。
8月に入る前に試運転1番電車が中之島線に入線していたんですか・・・当初より少し前倒しで試運転が始まった感じがしますね。
中之島線は10月19日開業予定で、残り2ヶ月半を切っている格好となっていますので、いよいよ新規開業に向けてのカウントダウンに入ったという印象を抱いているところです。
開業の時が待ち遠しいです!
投稿: 南八尾電車区 | 2008年8月 5日 (火) 15時50分
47さん、こんにちは。
「富士」&「はやぶさ」(いわゆる”ふじぶさ”)に乗られるのであれば、出来るだけ早いうちにされたほうがよろしいかと思います。
来年あたり廃止となる公算が大なので・・・
ちなみに私自身は、今月いっぱいで廃止となる北海道の釧路と札幌とを結ぶ夜行特急「まりも」に乗るつもりでいます。
この「まりも」の寝台券を、生まれて初めて、JR西日本の「5489サービス」で無事確保しました。
クレカの番号を口頭で伝えなければならないところが正直抵抗があったのですが、使ってみるとなかなか便利なように感じた次第。
あと、0系新幹線のことも頭にあるのですが、とりあえずは「まりも」に乗って別れを告げようと思っています。
京阪中之島線・・・私も開業の時を心待ちにしています。
投稿: 南八尾電車区 | 2008年8月 5日 (火) 16時13分