エルネスト・アンセルメ指揮NHK交響楽団によるブラームス『交響曲第3番ヘ長調』第4楽章(1964年5月30日)
7月に入り、何だか徐々に”蒸し蒸し”してきているような感じになってきている、こちら大阪の気候なのですが・・・あ、そういえば、そろそろすれば「七夕」(7月7日)でしたね。
でも、今の願いといえば「一家安泰」くらいかなぁ・・・
あ、うっかりしてましたが、今日で「1万人の第九」抽選結果発表のちょうど1週間前・・・そろそろ結果発表へのカウントダウンの声が聞こえそうで、だんだん緊張してくるような感じですね。
ま、それはともかくとして、私自身、ここのところ折に触れて繰り返し視聴しているものが一つあるのですが・・・
それは何か・・・といいますと、数年前に放映された『N響アワー』の終わりのところで取り上げられていたブラームス『交響曲第3番ヘ長調』第4楽章の演奏風景を映し出しているモノクロ映像です。
この映像は東京オリンピック開催の年・1964年(昭和39年)の5月30日に東京文化会館で開かれたNHK交響楽団の演奏会(演奏会種別は不明)の模様を収録したもので、指揮台に立っているのはスイス・ロマンド管弦楽団の創設者でもあるエルネスト・アンセルメ。
このアンセルメがN響を指揮してブラームスの3番を演奏していたわけですが、私も、2~3年前に『N響アワー』の中で紹介されたこの映像を初めて目にするまでは、アンセルメがN響を振っていたことなど、全く知りませんでした《初めてアンセルメがN響を指揮する映像に接した時、「エッ」と心の中で驚いたくらいでしたから…》。
そのアンセルメがN響を指揮して演奏したブラームス『交響曲第3番ヘ長調』第4楽章の映像が、ごく最近、『YouTube』にも寄せられているのが見えました《以下の動画。尤もアップロード(投稿)したのは別人ですが…》。
この演奏、かなりメリハリの利いた感じでメロディーラインを歌わせているような印象で、決然と割り切る場面があるかと思えば、内面(心の中…とでも言うか)をえぐり出しているような場面もあったりして、必ずしも鮮明とはいえないモノクロ映像に映し出されるアンセルメの指揮っぷりとそれに応える当時のN響楽団員たちの演奏ぶりを眺めながら聴いているうちにのめり込んでいったのです。
音声にしても必ずしも鮮明とはいえないのに、クセになってしまってます・・・
で、この1964年5月30日に東京文化会館で開かれたアンセルメ指揮N響の公演については『エルネスト・アンセルメ』にて、当時のプログラムと共に解説されているのですが(他の公演日程と合わせて一括して解説)、当該日の公演に於いては、ブラームスの3番の他、ストラヴィンスキーの『バレエ組曲”火の鳥”』も取り上げられており、実は『YouTube』にはその『バレエ組曲”火の鳥”』演奏の一部とみられる映像も動画として寄せられているのが見えました《以下の映像。映像には「東京文化会館(1964年)」と映し出されるのみで、具体的な演奏月日の告知はありませんが、恐らくはブラームスの3番が演奏された同じ日(1964年5月30日)に於ける演奏でしょう》。
こちらのほうは私も初めて接する映像ですが、ちょっと間延びしていそうな感じがしないでもないのですが、それでもきちんとした音の運び方で歌わせているような印象を抱いています。
う~ん、総じて言えば、アンセルメ指揮の演奏ってキリッとした感じ、なのかな…
【おことわり】
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