ベートーヴェン「第九」雑記・・・8月6日《「1万人の第九」、「第九ひろしま」、「5000人の第九」、「大阪フィル」》
私の住む大阪で来る12月7日(日)に開かれる「第26回サントリー1万人の第九」に向けての動きについてですが、現在のところ表立った動きは見られないものの、今月中旬からいよいよ本番に向けてのレッスンが順次始まっていきます。
トップバッターは初心者向けクラス(12回クラス)の一つである「東京金曜」クラスで、ちょうど”終戦の日”にあたる8月15日に開講となります。
以後「大阪B」(8月19日開始)、”「大阪E」&「大阪F」&「大阪6」”(何れも8月23日開始)・・・の順番でレッスン開講となっていきます。
ちなみに今年私自身が配属された「大阪5」クラスは来月(9月)の4日に開講となります。
ということは残り1ヶ月を切っているわけか・・・うかうかしていられないや。
年末の「第九」繁忙期に向けての準備・・・といえば広島の「第九ひろしま」に於いても同様の動きが見られますね。
具体的には、主催者の中国放送(RCC)は「第九ひろしま2008」〔公演期日は「1万人の第九」の2週間後にあたる12月21日(日)〕に向けてのレッスンを、他の大規模「第九」イヴェント2本に先駆ける格好で、スタートさせていることが伝えられてきています。
『ブーフーウー広島イベント日誌』に去る8月4日付で掲載された『今年もはじまりましたー』を見てみると、タイトルからして”もしや「第九」?”と感じたわけですが、果たして「第九ひろしま2008」に向けての練習が始まったことを伝える文章となっていて、今月中は「ビギナーズレッスン」で”先週の土曜”つまり8月2日(土)がその初日だったことも書かれています。
その「ビギナーズレッスン」初日の模様を撮影したとみられる写真が掲載されているのですが、撮影者には大変失礼ですが、光量不足で、これでは”多くの方々が来られている”ことを伝えるには説得力が欠けていると言わざるを得ないです。
人によっては、この写真を見て「あれ、前1列しか人いないのかな。あまり人来てないじゃん」と詮索するかもしれないし・・・
尤も、かくいう私にしても撮影の際に「光量」を意識するようになったのは最近の話で、それまではただピントを合わせてシャッターを切ることしか能がありませんでしたし、「光量」を意識するようになってからも、本当に一つ一つの被写体に合わせた光量設定が出来ているか等と言われると、言葉が出てこないです。
メインの被写体とその周囲との光のバランスというものをある程度考えなくてはならないのですが、これがそう簡単ではない・・・
何だか写真の話になってしまいそうなところですが、「第九ひろしま2008」は他の大規模「第九」イヴェント2本に先駆けて、レッスンをスタートさせた、というわけです《尤も本来の意味でのレッスンの開講は9月》。
ちなみに私自身はといいますと、この「第九ひろしま2008」にはまだ参加を申し込んでいませんが、昨年に引き続き、公演期日が「青春18きっぷ」冬季利用(通用)期間内に入っていること等から、前向きに合唱参加を考えているところです・・・
ここで余談になりますが、日本国内に現存する3本の大規模「第九」イヴェントのうち、例年の公演期日が「青春18きっぷ」利用(通用)期間内に設定されてきているのは広島の「第九ひろしま」(1988年開催の第4回公演を除く)のみで、しかも現在では本番前日のリハーサルを夕方に行うため(今冬開催分の本番前日リハーサルも夕方16時から開始予定)、関西圏に在住の私の場合、朝方に大阪を出発し、普通列車のみ乗り継ぐことで、昼間時間帯に広島に到着するというプランが立てられるわけです《ちなみに残る2本の「第九」イヴェントの公演期日(例年)については、「青春18」の販売期間内には入っているものの、利用(通用)期間内からは外れるため、遠隔地からの合唱参加者や聴衆が「青春18」利用を前提としたプランを立てることは出来ません》。
そして東京の「5000人の第九」・・・
今年2月に行われた「第24回国技館5000人の第九コンサート」合唱参加者向けに、7月中旬頃、メール便にて来年(2009年)の2月22日(日)に開かれる「第25回国技館5000人の第九コンサート」合唱団員募集に関する書類一式が発送されたわけですが、ネット上ではすみだ第九を歌う会Webサイト上に於いて「7月末募集開始」と出ていたため、私の許にも届いた来年開催分の募集チラシを画像にしてアップしようかどうか悩んでいました《墨田区Webサイト上にも「5000人の第九」団員募集の旨の記載は無かったです》。
しかし、7月最後の週明け(7月29日)になって、すみだ第九を歌う会Webサイト上にも募集要項が掲載されるようになり、これによって合唱団員(「すみだ第九を歌う会」会員)募集の解禁が確認出来たことから、左にあるように、募集チラシ画像を載せることが出来るようになりました《尤も約1週間遅れの掲載となってしまいましたが(汗)…》。
25回目となる来年の公演(テーマ『「共生」~人と自然が共に生きる~』)ではドイツ人女性指揮者のケルスティン・ベーンケを迎え入れることになっているわけですが(彼女、初来日なのだろうか…)、この手の大規模「第九」イヴェントで女性指揮者を迎えるのは初めてのことで、ネット上で彼女のことを見聞きする限りでは地味な印象の指揮者と捉えられがちなところがありますが、一般公募で組織される約5000人もの大合唱団とソリスト陣4人、そして新日本フィルを核とした管弦楽を相手に彼女がどのようにして「第九」を消化してドライヴしていくのか、興味あるところですね。
あと、ベーンケと共にドイツから招かれることになっているテノール歌手のローレンス・バクストは1955年アメリカの首都ワシントンD.C.生まれで、ニューヨーク=メトロポリタン歌劇場国際オーディション等で実績を重ねた後にジュリアード音楽院で研鑽を積み、その後はアメリカ、スペイン、ドイツに於ける歌劇場に於いて経験を積み重ねてきているとのことで、実力面では十分期待出来るのではないかと思ってみたりもするところなのですが・・・
で、ベルリンの壁崩壊から20年目の年でもある来年の「第25回国技館5000人の第九」への合唱参加についてですが、私自身の場合、費用面等の都合がつくかどうかが今のところハッキリしないので、とりあえず今は保留状態にあるのが正直なところです。
とはいえ、出来れば是非合唱参加したい・・・
最後に、ベートーヴェン「第九」に纏わることをもう一つだけ・・・
昨日(8月5日)の朝方、コンサートチケット代金の払い込みのため、自宅最寄りの集配郵便局のATMの前に立っていました。
そのチケットとは・・・今年12月30日に大阪のフェスティバルホールで開かれる予定の大阪フィルハーモニー交響楽団「第9シンフォニーの夕べ」〔大植英次(同交響楽団音楽監督)指揮〕のもので、大阪フィルにインターネットを通じて直接予約したことに対する大阪フィルからの回答を受けて郵便局ATMより払い込みました。
フェスティバルホールの建て替えに伴う一時閉鎖時期が今年末に決まり、その閉鎖前最後となる今度の大阪フィル「第9シンフォニーの夕べ」は先月(7月)18日に前売が開始となっていたのですが、7月末に大阪フィルWebサイトを通じて一番安い券種(C席。3,500円)1枚でオンライン予約を入れてみたところ、1階席の恐らく最後列に近い列の席にて予約が成立したとのメール回答を得ました。
私としては音の響きが楽しめる2階席の後方を望んでいたところですが、前売開始から約半月が経過する中で、2階席の「C席」領域は売り切れとなっているのだろうか・・・
しかし2階席からでも聴いてみたい気持ちを抱いていることに加え、現状でのフェスティバルホールとは今生の別れとなってしまうことから、近日中にもう1日(12月29日)の分の予約も入れるつもりでいるのですが、ただ大阪フィルWebサイトのオンライン予約では座席位置のリクエストを受け付けないことになっているため、営業時間(平日の「10:00~18:00」と土曜日の「10:00~13:00」)内に電話で予約を入れてみようと考えています《でもちょっと微妙かな…》。
うだるような暑い日が続く中、我の頭の中ではもう「第九」のメロディが駆け巡っている・・・
【関連記事(ベートーヴェン雑記2008)】
8月26日号『「1万人の第九」、「第九ひろしま」、「5000人の第九」』
8月30日号『大阪フィル「第9シンフォニーの夕べ」、佐渡裕「21世紀の第九」』
9月5日号『「第九ひろしま2008」、佐渡裕「21世紀の第九」』
9月11日号『「1万人の第九」、「第九ひろしま2008」、佐渡裕「21世紀の第九」』
9月15日号『佐渡裕指揮「21世紀の第九」、福岡県「嘉穂劇場第九(其ノ伍)」』
【関連記事(「第26回1万人の第九」リハと本番)】
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〔本番後記1〕門限ギリギリで滑り込み、ゲネプロへ
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【関連記事(「第26回1万人の第九」レッスン)】
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(2)「写真撮影(”二重フーガ”の予習も)」
(3)「二重フーガ(突っ込んだ講義)」
(4)「『第九』曲終に到達」
(5)「全体おさらい&出演者座席券交付開始」
(6終)「第1部合唱参加曲の練習と”ステージ演習”」
(佐渡練)「”兄弟(Brueder)”を強調して」
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「「1万人の第九」公式サイト、今冬開催分ヴァージョンに更改…大音量につき夜間・深夜の閲覧の際は十分ご注意を」
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お久しぶりです。私も12月30日の第九のチケットをとりました。7月のリバーダンスで一番いい席に座れたので、もうこれでフェスティバルホールとお別れでいいかと思ったのですが、最後(?)の公演というので行くことにしました。12月10日の最後の来日公演にも行きます。それほど思い入れがあるわけでもないのですが。
投稿: nori | 2008年8月23日 (土) 23時32分
noriさん、こんにちは。ご無沙汰です・・・
この大阪フィル「第9シンフォニーの夕べ」ですが、朝比奈隆の存命だった頃には数年間毎年出かけていた記憶があります《その頃は大阪フィル特製手帳が来場者一人一人に無料配布されていました》。
勿論、大阪フィル定期公演の会場がザ・シンフォニーホールに変更となった2003年以前から大阪フィルの定期会員等でフェスに通われてきている音楽ファンの方々のことを思えば影も形もありませんが、ザ・シンフォニーホールのような音楽専用ホールで聴かれるような流麗な響きとは異なる、木訥にして何処かまろやかな感じのするフェスの響きにはそれなりの思い入れがあります。
私自身、12月30日公演分のみならず12月29日公演分にも聴きに行くことにしています《席位置ですが、29日は2階席、30日は1階席後方となっています;席位置による響き方の違いも味わってみたいと思っています》。
あと、12月10日公演予定のアシュケナージ=フィルハーモニア管の来日公演、私も行くつもりでいます・・・
投稿: 南八尾電車区 | 2008年8月25日 (月) 16時13分