ホルスト・シュタイン、80年の指揮者人生に幕・・・NHK交響楽団名誉指揮者、そして”ワーグナー指揮者”として
1ヶ月少し遅れの話で申し訳ないのですが、鉄道趣味等でバタバタしている間に、音楽界の巨匠の一人がこの世を去っていたんですね。
つい最近になって私の知るところとなりました(ぉぃ)
ロヴロ・フォン・マタチッチ、ヘルベルト・ブロムシュテットらと共にNHK交響楽団名誉指揮者の一人としてN響とのつき合いの深かったドイツ・エルバーフェルト(現・ヴッパータール)出身の指揮者で、1962年以降バイロイト音楽祭に度々出演、”ワーグナー指揮者”として世界にその名が知られるようになったというマエストロ《→『N響名誉指揮者、ホルスト・シュタインが死去』》。
昔上映されていた映画『E.T.』に出てくる地球外生命体”E.T.”に顔つきがどことなく似ている印象を受けて以来、この指揮者の存在が私の頭の中に深く刻み込まれ、今日に至っているわけですが、そのシュタインがよく相手にしていたNHK交響楽団を通じて、去る7月27日(日)に彼がスイスのジュネーブ郊外にある自宅で80年の生涯を閉じた、と伝わってきました《→『NHK交響楽団名誉指揮者 ホルスト・シュタインの逝去について』》。
あ、”E.T.”に似ているからといって、何もシュタイン自身の人格を否定する気持ちは毛頭ありませんので、この点申し添えておきます。
私なんか単なるデブ男なので(自爆)…
むしろ私自身は彼を個性的指揮者(勿論良い意味での!)の一人として好意的にとらえていましたよ。
で、そのホルスト・シュタインが指揮しての演奏、実は私自身、残念ながら一度も生で接したことがありませんが、だいぶ前に、自宅にあるCDを通じてワーグナーの序曲(”『ローエングリン』第3幕への前奏曲”あたりだったか…)の演奏に触れた記憶はあります。
ちょっと曖昧な記憶にしかないのですが、贅肉を落としたようなサッパリとした感じの演奏、という印象だったかな・・・でも、クセになってしまい、何度か繰り返し聴いていたように記憶しています。
この機会に、その耳にしていたCDを探し出して改めて一聴したいと思っています。
後れ馳せながら、ここにドイツが生んだ名指揮者ホルスト・シュタインの冥福をお祈りします。
【関連記事(ホルスト・シュタインの遺産)】
(1)『”マイスタージンガー”第1幕後半から』
(2)『”マイスタージンガー”第2幕から』
(3)『”ニーベルングの指環”(構成4部作のうちの2作品)抜粋』
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