【「第26回1万人の第九」レッスン(3)】”二重フーガ”箇所の掘り下げ(対位法的観点から!?)・・・佐渡練の日時も発表
今冬開催分の「第26回サントリー1万人の第九(10000人の第9)」に係る「大阪5」クラス=第3回レッスンが行われた去る10月9日、まさにその日にその26回目を迎える「万九」の第1部ゲスト出演者やソリスト陣を含めた詳細な公演要項の発表が行われたことに加え、1日おいて訪れた3連休のうちの最初の2日間(10月11・12両日)には間もなく引退を迎える新幹線0系車両を追いかける旅に出ていたこと等から、5日遅れの報告となってしまいました。
大変申し訳ないです・・・
その「大阪5」クラスに於ける第3回レッスンでありますが、またも時間の読みの甘さから、開始時刻の5~6分程度の遅れでレッスン会場に到着・・・会場玄関を入ったとき、扉越しに見える会場内では既に「隣の人の肩たたき」が始まっていました。
尤も、私の会場到着時に於いて、同じく早足で会場入りした人が他に2人ほどいるのが見えましたが・・・正直、心の中でホッとした私(ぉぃ)
急いで備え付けのスリッパに履き替え、参加証を取り出して受付デスクへ・・・出席印をもらったところで受付スタッフから1枚のうぐいす色の書面を手渡された私。
手渡されたのは今冬開催分に係る「佐渡裕特別レッスン」(いわゆる”佐渡練”)の案内文書で、その書面によると、私の所属している「大阪5」クラスは、同じく大阪市内に設置されている「大阪B」・「大阪3」・「大阪4」の3クラスと共に、公演本番の5日前にあたる12月2日(火)の「夜19時~20時半」のグループに入ることになっていました。
そしてその佐渡練の会場として記されていたのは、豊中市内の阪急曽根駅にほど近いところにある豊中市民会館。
昨年の佐渡練のときも、私の場合、豊中市民会館だったのですが、昼間の時間帯で指定されていました。
今回は夜間時間帯での豊中に於ける佐渡練ということで、大阪駅を挟んで会場の豊中市民会館とは反対側に住んでいる私自身、これは帰りがちょっと遅くなりそうかな・・・・・・
ま、それはさておき、受付を済ませて会場内へと入りかけたその時、にわかに「ウワァ~」と湧き立つような声が聞こえてきました。
その時点ではちらっと耳にした程度だったので状況把握が覚束なかったのですが、どうやら前半の第1部に登場するゲスト出演者の名前が発表されていたみたいで、実際、場内に入ったところにある連絡事項などを掲出するためのホワイトボードの右下に「第1部ゲストはCHEMISTRYに決定いたしました」との張り紙が貼られているのが見えていました。
また一つ、本番のステージが見えてきたな・・・そんな印象を抱く私自身。
そしてレッスンを終えて帰宅した私は、風呂に入ったあと、インターネットで「1万人の第九」公式サイトを覗いてみたわけですが、果たして、それまでサイトトップを飾っていたPR動画は公式サイトの”後ろのほうに”追いやられ、サイト・トップは本番モード一色に塗り替えられた格好となっていました。
そのあたりのことについては先日アップした記事の中で記していますので省かせていただきますが、改めて本番が近くなってきていることを実感させられる思いでした。
さて、「隣の人の肩たたき」を終えたばかりの場面で場内入りした私は、イスが並ぶゾーンの後ろのほうで、この後に続く隣同士の人との「笑顔づくり」を一通り眺め、更にその次に続く発声練習から本格的に加わりました。
「1度(1音単独;マ)→3度音階(3音連続;マ)→5度音階(5音連続;”マ”→”隣のビアガーデン”)」の順で発声練習が進み、いよいよ本題となる「第九」練習へと移ったわけですが、3回目となる今回は”二重フーガ”の終わりまで進みました。
で、通常の練習では、まず各パート毎に分唱をさせた後、全員で合わせてみる、という順番で行うのが基本的なパターンなわけで、時には全員で合わせてみる前に任意の2パートを合唱させることもあったりします。
しかし今回の”二重フーガ”の練習では、当該箇所への本質的なアプローチを図る狙いがあったかどうか定かではありませんが、通常行われる各パート毎の分唱に加えて、男女(「S+A」・「T+B」)別、内声・外声(「S+B」・「A+T」)別、高低(「S+T」・「A+B」)別の各2声間合わせ練習が、指名された2つのパート相互間の譜面上に於ける音型進行とそれが意味することの講義(まるで対位法の講義!?→しかしそこは有元流、全然堅苦しくない!)付きで、進められていきました。
私が属するテノールの場合だと、アルトとは相性がいい(途中まで)、ソプラノとはいまいち・・・というようなことを言われました。
これまで受けてきた「第九」レッスンの類(といっても「1万人の第九」に係るレッスンがその殆どを占めていますが…)の中で、今回のようなかなり本質的なアプローチに基づく練習(というか講義)というのはちょっと無かったかな・・・・・・そんな気がしてきます。
このあたりの詳しいことについては有元先生のWebサイト内に掲載されている『10月9日 大阪5クラス-3回目』にて既に記載されていますので、併せてご覧になるとよろしいかと思います。
休憩を挟み、後半では今年初めての”シャッフル練習”となり、一匹狼(?)の私はおとなしく(??)レッスン会場内最後方へと移動、その場所から声を張り上げていました。
有元先生のWebサイトに於いても記されていますが、”練習番号M”部分の混声合唱が終わった直後にあたる595小節目から今回扱った”二重フーガ”部分の終わりまでの通しで今回の”シャッフル練習”は行われました。
で、ひとり会場最後方にいた私はというと、声の出し始めこそ、周囲の反応を気にするあまり、心の中で躊躇するところがあったものの、次第に開き直ってきて声が出せるようになってきたのですが、今度は、指揮をする有元先生との距離が離れていた悲しさでしょうか、”棒振り”動作を見ながら歌っているつもりが、聞こえてくる周囲の歌声とタイミングが合わなくなるようなことがありました。
他のクラス生や有元先生に、ちょっと迷惑がかかったかな・・・恥ずかしいし、申し訳ないです。
次の”シャッフル練習”の際には、会場最後方に一人ポツンと立つのではなく、出来るだけ群衆の中に入って練習に参加しようと考えています。
精神的にちょっとしんどいかも知れないけれども・・・ま、頑張ります《と言っておきながら、またもや会場最後方で一匹狼になっていたりして…》。
<(_ _)> ありがとうございます <(_ _)>
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「大阪「サントリー1万人の第九」2007年(第25回)開催分の関連リンク集…2008年開催分リンク集を兼ねる」
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