ソウル・フィルハーモニー管弦楽団(ソウル市立交響楽団)来日公演…チョン・ミョンフン音楽キャリアの出発点
久しぶりに、新聞に掲載されたコンサート懸賞で当選したことを受けて聴きに出かけた私。
そのコンサートとは、去る11月12日(水)に大阪のザ・シンフォニーホールで開かれた韓国・ソウルを活動の本拠としているソウル・フィルハーモニー管弦楽団(チョン・ミョンフン指揮)の来日公演。
私自身、ザ・シンフォニーホールで開催されるコンサートに聴きに出かけたのは久しぶりのことで、何年ぶりかな…
それはともかくとして、夕方18時過ぎに自宅を出た私は自転車でJR線上の自宅最寄り駅まで飛ばし、大和路線から大阪環状線に直通する区間快速電車(8両編成)にて天王寺経由で公演会場(ザ・シンフォニーホール)の最寄り駅である福島へ・・・福島到着時点で開演6~7分前となっていたことから急いで改札口を出て左折してホールのある北方向へと急ぎ足で向かう私。
ホール正面玄関右側にある横長の行灯式表示板・・・かつてここには当日行われる催事名を表示させていたものでしたが、今ではそういうことをしなくなったのだろうか《違うかも知れないが…》。
ホール正面玄関前に辿り着いた時には開演時刻(19:00)にほぼなっていたはずなのですが、正面玄関ドア付近に立っていた年配のホール係員が「開演5分前ですよ」と低めの声で声かけしているのが聞こえ、思わず安心してしまう私。
同時に、ホール内部からは、開演5分前を告げるザ・シンフォニーホール名物のパイプオルガンを交えた館内放送(いわゆる”1ベル”放送)が流れてくるのが聞こえました。
とはいえ、何故開演を5分遅らせたのだろう・・・聴衆に対するサービスの一環か。
ま、それはさておき、無事開演前に入場出来た私は、正面玄関付近で改札(もぎり)を受けるとすぐさま左側エレベータ付近にある階段を急ぎ足で駆け上がり、1階席左側入口から場内へ・・・今回、1階席の前から4列目(D列)の左端に近い席に座ったわけですが、幸か不幸か、同じ列の左端の席に誰も座っておらず、気兼ねなく席へと向かうことが出来ました。
この時、正面玄関ホワイエ左端にあるエレベータの扉付近には十数人もの聴衆がエレベータが来るのを待っているのが見えました。
この光景を目の当たりにした私自身は迷わず階段のほうへと足を向けた次第・・・1階席への入口前に辿り着いた時にはエレベータはまだ上がってきていない様子でした。
さて、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団といえば、この日の指揮者チョン・ミョンフン(現在は同オケの音楽監督)にとっては、彼が7歳の頃にピアノ独奏者としてこのオケと共演し、演奏家としてのキャリアをスタートさせたという、いわば音楽キャリア上の”故郷”と言われるべき存在。
そして、この日組まれていたプログラムはチャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35』とドヴォルザーク『交響曲第9番ホ短調作品95”新世界から”』の2曲構成で、1曲目のチャイコフスキー作品では指揮者(チョン・ミョンフン)と同じく韓国生まれの若手女性ヴァイオリニスト、ハン・ソージンがソリストを務めました。
前半のチャイコフスキー演奏で、私はチョン・ミョンフンと”ハン・ソージン & オーケストラ”とのやりとりを中心に見つめながら聴いていたのですが〔何しろ前から4列目立ったので、ステージ後方にいるであろう管楽器・打楽器セクションの奏者たちが殆ど見えない状態でした〕、う~ん、ハン・ソージンのヴァイオリン・ソロ、確かに高らかに音を響かせ、メロディーラインをしっかり歌わせていたように感じるところですが、音色面ではどことなくフラットな感じがしていたのと、何となく未熟さ(初々しさ)というものが残っていそうな感じもしました《あと、いわゆる”音割れ”(というか音の出し損ない?)もあったかな…》。
とはいえ、指揮を務めるチョンのサポートの下〔タクトを振りながら自ら納得するかのように何度もうなずいていたなぁ、チョン自身…〕、ハンは最後までしっかりとメロディーを歌わせ、オケもなめらか且つ表情豊かに鳴らしていましたね。
休憩を挟み、後半のドヴォルザーク作品の演奏は、それなりに密度の濃い演奏だったように思うのですが、まぁ印象としては可もなく不可もなく(というか平均的)・・・といったところでしょうか。
で、アンコールは前半と後半で1曲ずつ準備されていて、前半のアンコールはヴァイオリン・ソロを務めたハンのソロ演奏(バッハ作品)、後半のアンコールはオーケストラによる演奏(ブラームス作品)により行われていましたが、前半のアンコールでは天空に染み入るかような印象を、そして後半のアンコールでは一つの大きな音の塊となって昇華していくかのような印象を、それぞれ抱きました。
今回も、ほぼ終始、チョンとオーケストラ(そして前半のソリストであるハン)とのやりとりを眺めながら聴いていましたが、9月に新潟で見たリッカルド・ムーティとウィーン・フィルのやりとりといい、今回のチョンとオケなどとのやりとりといい、お互い音楽家(芸術家)としての信頼関係とでもいうか、言うまでもないことかもしれませんが、1回限りの本番に於いてチョンがオケ・メンバーやソリストを信頼して棒を振っていることを改めて確認出来たような気がしました。
演奏自体も、総じて、そこそこ密度の濃い演奏となっていたように感じていますし・・・
休憩中にロビー内にて男性2人のハングル(韓国語)の会話が聞こえてきたりする等、この日、ザ・シンフォニーホール内はちょっとしたコリアン・ブーム(?)に包まれているかのようでした。
建造物としてのザ・シンフォニーホールも、音楽専用ホールとして25年以上にわたって、音響性能などを落とすことなく、運営してきているということで、最近表彰されたそうで・・・《受賞理由などについてはこちらを参照》
終演後、福島駅の更に南側に位置する新福島駅まで歩き、京橋・放出回りで帰宅の途についた私でありました。
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