ついに現る、近鉄の標準軌向け汎用型新型特急用電車22600系「ACE」…来春デビュー、そして阪神なんば線にも?
昨年暮れに報道発表された、来春(2010年春)を目標にデビューさせる計画であるところの近鉄標準軌向け汎用型新型特急用電車「22600系”ACE”」について、その車両実物がついに近鉄高安駅構内に於いてその姿を現しました。
お世話になっている『近畿日本鉄道博物館』に本日付で掲載された『新型汎用特急車22600系ACE 高安に搬入』という記事が伝えるところによると、昨日(9日)未明、製造元である近畿車輛から近鉄高安駅構内にある高安検修センターに新型特急用電車「22600系”ACE”」の2両ユニット「22651-22951」が搬入されました。
記事では、車番「22651」の車両(Mc)を大阪(難波)方に組むことになっているとみられるそうで、前面に備えられている標識灯の形状は近鉄の次世代通勤電車群「シリーズ21」に準じたものになっているのだそうな。
そして車番割り振りについても言及されていて、2連ユニットで組まれた車両については50番台が、4連ユニットで組まれた車両については0番台が、それぞれ割り振られているものと推測出来るとのこと。
昨年暮れの近鉄による報道発表『新型特急車両「22600系ACE(エース)」、来年4月1日デビュー!』に掲載されている外観イメージ図に初めて接した際、そこに描かれている前面形状(というか前面窓周りの塗り分け方)から、九州北部をテリトリーとしている西日本鉄道(西鉄)が一昨年(2006年)に新規導入した3000系電車の前面形状を連想してしまったものでしたが、同時にそのイメージ画像の中で目を引いたのが連結器の形状でした。
暗くぼんやりとしか見えなかったのですが、回り子式密着連結器の下に2連式の電気連結器も見えていました。
これって、まさかあの阪神なんば線にも入るつもりじゃ・・・
来る3月20日に開業予定の阪神なんば線(阪神西大阪線延伸区間)については、開業と同時に同線を介して近鉄と阪神との相互直通乗り入れが開始となることは既に周知の通りなのですが、その阪神線に乗り入れることになっている近鉄車両については、車両前面下部に見える回り子式密着連結器の下に、ご存じの通り、2連式電気連結器が備え付けられています。
その他、車両前面下部の排障器内部には阪神線用ATS車上子と、そのすぐ横の下部には阪神線内に於ける列車選別装置(列選)車上子も併せて装着されています《→『近鉄車の阪神直通対応工事について』》。
今回姿を現した汎用型新型特急用車両「22600系”ACE”」については、先に紹介した『近畿日本鉄道博物館』に掲載の記事に掲載の写真画像とおんぷちゃんねる鉄道掲示板「22600系」スレッドに掲載の1枚目写真画像、それにこの新型車両が陸送されるところをスクープした『特急車両の深夜』という記事に掲載の写真画像たちを見る限りに於いては、連結器部分に半透明のカバーが掛けられていたものの、先にふれた近鉄のニュースリリースに掲載のイメージ画像にぼんやりと見えていた回り子式密着連結器と2連式電気連結器とおぼしきものが確かに備え付けられているのが見えましたが、阪神線用ATS車上子と列車選別車上子については、装着されているか否か、掲載されている写真画像だけでは判断がつきませんでした《姿形が見えない》。
加えて、この新型特急用電車の内部については、客室部分のみ近鉄のニュースリリースにイメージ画像として紹介されているものの、肝心の運転台とその周りについては今のところ一切情報がなく、今後何らかの形での開示が期待されるところです。
とはいえ、前面に取り付けられている連結器の形状から考えると、来春つまり「22600系”ACE”」デビューと同じ時期を目標としている阪神なんば線を介しての阪神線及び山陽電鉄(神戸高速)線への近鉄特急直通乗り入れの開始に際しては、この車両が充当される可能性が高いといえるでしょう。
今後は搬入先となった高安検修センターに於いて調整が行われた後、早ければ来月上旬あたりから試運転が行われるものとみられるとのことで、私としても新しい「22600系”ACE”」の走りっぷりと走行音などに期待を寄せているところです。
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コメント
南八尾電車区殿、
本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、本年4月デビューする、近鉄の新型特急用電車、22600系が高安車庫に搬入されましたね。
近畿車輛では、大阪市交通局の谷町線用の新型車両と同じように搬出日まで、あまり、その姿を表さなかったようです。
近鉄のオフィシャルの発表のイラストや他の掲示板の高安北車庫に搬入された写真を見ると現行の22000系のイメージを踏襲している感じがしますね。でも、イラストよりかっこよかったので、一安心しました。
目に見える変更としては、前照灯がHID(High Intensity Discharge)式4灯、行き先表示がLED方式、喫煙車がなくなり、喫煙室が設置、そして、電気連結器が2連になっているのが阪神線乗り入れを予感させます。また、運転席側には、阪神用列車種別車上子の取り付け場所も確保されているようにも見えます。もしかすると、クーラーキセ(カバー)に車外スピーカーが設置されているかもしれません。
近鉄の発表には「特定の路線ではなく、広く各路線に運用します」と、意味深な文章もありますので、阪神線への乗り入れも考慮されているのでしょう。ただ、昨年12月17日の私のコメントのように、三宮より西、そして、山陽線乗り入れについては、現時点ではわからないです。
どうやら、阪神西九条駅の架線工事も完了し、信号機も稼動しているようです。今週、あるいは来週あたりから阪神なんば線、「西九条、難波間」の試験運転も始まりそうです。
本当に楽しみですが、難波から「確実に」座って奈良まで帰ることが少なくなりそうなのが、唯一、新線通後の悩みになりそうです。
本日で開通まで、あと68日になりました。
投稿: 奈良の鹿やん | 2009年1月11日 (日) 11時33分
南八尾電車区殿、
昨日に続いてコメントさせていただきます。
下記掲示板によりますと、昨夜、1月11日夜、近鉄に貸し出されていた阪神の1000系、9000系が10連で、阪神尼崎車庫に回送されたもようです。
阪神なんば線、初の電車の走行ですね。
http://www1.ezbbs.net/cgi/reply?id=yone5010&dd=14&re=13665
http://rail.uploader.dyndns.org/index.php?type=&listing_count=100&id=714484
投稿: 奈良の鹿やん | 2009年1月12日 (月) 14時02分
奈良の鹿やんさん、こんにちは。
いつも詳細なレポートなどをありがとうございます。
また今回はレスが遅れてしまいまして申し訳ないです。
おっしゃるとおり、この後の記事でも書いていることなのですが、近鉄に”出張”中だった阪神車両が出来たばかりの阪神西大阪線延伸区間(阪神なんば線)を通って阪神尼崎車庫へと鉄路のみで帰還しています。
今は逆に阪神線内に”出張”中の近鉄車両の近鉄線内への帰還がいつになるのかが気になるところですが、そんな中で、阪神車両で近鉄線内”出張”組以外の車両についても延伸区間に於ける試運転に駆り出されているみたいで、いよいよ開業に向けてのカウントダウンが始まったな、という感を禁じ得ないところですね。
あと、近鉄特急の新型車両22600系の動向についても気になるところです。
後れ馳せながら、こちらこそ本年もどうぞよろしくお願いいたします《今回は2本分まとめてレスさせて頂きました》。
投稿: 南八尾電車区 | 2009年1月23日 (金) 16時06分
1月26日NHKなどのTVメデアで試運転を放映されました出てきた車両は相直用の阪神9000系でした、近鉄のシリーズ21はでてきませんでした(残念)
投稿: とうこ | 2009年1月26日 (月) 19時07分
とうこさん、こんばんは。
今のところ延伸区間(近鉄難波~西九条間)に於ける試運転を巡る近鉄側の動きは鈍いという印象をいだいているところです。
尤も本格的な試運転が始まってからそれほど経過していないので、今後は近鉄車両も延伸区間を通って阪神線内にまで入るといったこともするのでは・・・という期待感はありますね。
投稿: 南八尾電車区 | 2009年2月 1日 (日) 21時27分