【「コネタマ」にちなんで】私が初めて購入したCDのこと・・・
このブログでお世話になっているココログにて、「初めて自分で買ったCD(レコード)」というお題でネタ募集をしているそうなので(但し今月26日まで…)、そのことで私も一筆したためたいと思います。
レコードというかCDになっちゃいますが〔まぁ広義にはCDも「レコード」の一つですから…〕、私自身が初めて手にしたCDとは、東西ドイツ統一への道を開いたベルリンの壁崩壊が実行された年すなわち1989年のクリスマス(12月25日)に当時の東ベルリン地区内にあるシャウシュピール・ハウス(現在の「ベルリン・コンツェルトハウス」)にて行われた、ベルリンの壁崩壊を記念したベートーヴェン「第九」(交響曲第9番”合唱付”)演奏会のライヴ録音盤でありますが、CD単体で手に入れたものではなく、ベルリンの壁写真集とセットになったものの購入によって入手出来たものです《勿論CD単体でも存在しますが、現在ではDVDも存在します(通常版と廉価限定再プレス版
と有り)》。
このベートーヴェン「第九」CD、今は亡きレナード・バーンスタイン(佐渡裕や小澤征爾らの恩師)が、バイエルン放送交響楽団と同合唱団をコア(核)として、そこに当時の東西両陣営でそれぞれ活動していた音楽家たちを集結させて結成した混成編成によるオーケストラ及び合唱団により演奏したもので、混声合唱が入る終楽章(第4楽章)において、本来「Freude」(歓喜)と歌われるべきところを「Freiheit」(自由)に置き換えさせたという、いわば”曰く付き”の一品です。
「第九」終楽章で使われている歌詞の基となったドイツの詩人フリードリヒ・フォン・シラーが著した『歓喜の歌(頌歌)』については、実は当初『自由の頌歌』として著していたのを、当時厳しかった官憲の目をかいくぐるべく、やむなく”歓喜”に置き換えた上で世に送り出したともいわれているのですが、バーンスタインは1989年クリスマスに於ける当該「第九」演奏を行うに際し、東西ベルリンを隔てていたベルリンの壁の崩壊が崩壊した今こそ”歓喜”を”自由”に置き換えて歌われるべきだ、と自らの思いを語っていたそうです。
で、「第九」の標準的な演奏所要時間が60分強といわれるなか、このバーンスタイン指揮の「第九」ライヴでは全体で80分近い時間を要しているわけですが〔終楽章だけで約28分(拍手部分を除く)〕、バーンスタインならではのアゴーギクを存分に効かせた、何処か人間臭さを漂わせるような秀演といえます。
欧米のネットラジオ局では欧米諸国に於けるベートーヴェン「第九」のライヴが時たま放送されているのですが、私自身がこれまで耳にした限りでは、その欧米諸国で演奏される「第九」はカジュアルな感じとでもいうか、何処か軽やかで理性的な感じのする演奏が多い傾向があるように思うところですが、このバーンスタイン指揮による@第九」演奏は間違いなくこれと対をなすようなものといえるでしょう《変な話、どちらかというと日本人好みの地に足がついたような感じの演奏に近いものがあるように感じます》。
ここ最近は耳にすることが殆ど無くなってしまっている、このベルリンの崩壊の年に於けるバーンスタイン指揮の「第九」ライヴなのですが、東京の「国技館5000人の第九」の公演本番まで残り約1週間と迫っている今、改めて聴いてみるつもりでいます。
コネタマ参加中: 初めて自分で買ったCD(レコード)を教えて!
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