「Suica=kitaca」相互利用開始に思う・・・”てっぱく”のこと《”+α”有り》
来る3月14日に実施されるJRグループ定例ダイヤ改正。
それとともに、また一つ、JRグループ内で発行されているICカード型乗車券の世界でまた新たな相互利用サービスが始まろうとしています。
またちょっと堅苦しい(?)書き出しとなってしまいましたが・・・私の悪いクセですね(自爆)
昨年(2008年)の10月25日にデビューしたJR北海道のICカード型乗車券「kitaca」、今度のJRグループ定例ダイヤ改正実施と同時に、JR東日本の「Suica」との包括的相互利用サービスが開始となります。
包括的相互利用サービス・・・つまりは「乗車券機能」と「電子マネー機能」の両方の相互利用サービスを引っくるめていうわけですが、今度の包括的相互利用サービスの開始に伴い、札幌都市圏に住む「kitaca」所持者が首都圏や仙台・新潟両都市圏に於ける「suica」導入線区並びに「suica」電子マネー加盟店でも利用が可能となるわけですね《逆もまた同様;まぁ今更言うほどのことではないけれども…》。
そして、「電子マネー機能」も含めた包括的相互利用サービスの開始といえば・・・そう、あの埼玉県の大宮(さいたま市)にある鉄道博物館(てっぱく)に於ける、Suica電子マネー機能(Suicaショッピングサービス)を利用した「Suica入館システム」への対応についてですが、意外と”静か”とでもいいますか、鉄道博物館のWebサイトを一通り眺めていても「kitaca」の文字が何処にも見えず、ましてや「kitacaにも対応する」との予告の類は一切無しでした。
かろうじて「鉄道博物館」のウィキペディア解説の本文中に「2009年3月14日からKitacaも使用が可能になる予定」との文言が有るのみです。
何だか寂しい気がしてならないですね。
果たして本当に3月14日以降、「kitaca」で鉄道博物館に入館出来るのか否か・・・
それはさておき、首都圏発祥の「Suica」から見れば、これで本州のみならず北海道の札幌都市圏にまでテリトリーを広げることになり、テリトリー的に引き続き本州内にとどまることになるJR東海「toica」とJR西日本「ICOCA」を抜いて、JRグループ内で発行されているICカード型乗車券の中では最強の存在となるわけですね。
関西在住の私が愛用している「ICOCA」なんて、所詮地方発祥のICカード型乗車券の一つにすぎないということやね・・・あぁ悲しき現実だわさ。
P.S.
「Suica=kitaca」包括的相互利用サービス開始といえば、もう一つ、「Suica」がサービス機能として備えている目玉的機能の一つ(?)にもなっている「グリーン車Suicaシステム」への対応についても気になるところでありますが、JR北海道Webサイト内に特設されている「kitaca」紹介用サイトによると、既に対応しているJR東海「toica」と共に、「kitaca」も3月14日以降対応することになっています《→『JR北海道>>kitaca』(当該ページの下のほうにある「Suicaエリアでご利用いただけるサービスについて」の項の中に記載有)》。
これで「Suica」・「PASMO」とともに、JR東日本エリアの両端で接している2つの旅客会社(JR東海とJR北海道)各エリアで発行しているICカード型乗車券も揃って、首都圏内を走る普通列車グリーン車に、いちいち改札外に出て磁気券によるグリーン券を買うことなく、乗車出来るようになります《勿論駅のホーム上に設置の「Suicaグリーン券発売機」で”Suicaグリーン券”を購入しておく必要はありますが…;一部例外有り》。
で、来年(2010年)の春には、今月から供用開始したJR九州のICカード型乗車券「SUGOCA」もまた「Suica」との包括的相互利用サービスの開始を予定していて、そうなれば「SUGOCA」でも大宮にある鉄道博物館への入場が可能になるとみられますが、「グリーン車Suicaシステム」への対応はどうなるのだろう・・・
もし「kitaca」に続いて「SUGOCA」もこれに対応するとなれば、既に包括的相互利用サービスを始めていながら「グリーン車Suicaシステム」には未対応のままでいるJR西日本「ICOCA」は取り残される格好となりますね。
そういえばJR東海「toica」なんかは、「グリーン車Suicaシステム」には対応しながらも、自身では未だ電子マネー機能を入れていないため、違った意味で”取り残されて”いるということになるのかもしれません。
ただJR東海では、ここにきて(昨年11月あたりから)、電子マネー機能の導入について検討を始めているとの一部報道がなされているみたいで、もしかすると将来的には「Suica」と他のJR旅客会社発行の全てのICカード型乗車券の包括的相互利用が実現する可能性も出てくるだろうし、更には「Suica」を初めとするJR旅客会社が発行する全てのICカード型乗車券が相互に「乗車券」と「電子マネー」の両機能をやり合うことが出来るようになるのかもしれませんね《まぁそれがいつのことになるのかは今のところわかりませんが…》。
何だか本文と文章量的にトントンとなってしまったような感じですね・・・ゴメンナサイ。
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