開業1番電車に乗ってきました・・・3月20日、阪神なんば線開業!(その1;最終電車で難波に出る)
去る3月20日───3連休の初日だったね───、阪神なんば線(旧・阪神西大阪線)がついに開業。
構想から実に40年以上の時を経て、ようやく実現となった新しい鉄路・・・・・・関西在住の鉄道好きの一人として、これはまさしく歴史的出来事のように感じましたし、今でも感じているところです。
それで、是非ともその阪神なんば線開業の瞬間を見届けるべく、開業1番電車に乗ることを思い立ち、今回行動を起こした次第です《珍しく!?》。
なお、私自身、実は昨年のJRおおさか東線部分開業(久宝寺~放出間)の際にも開業1番電車に乗るつもりでいたのが、財布を忘れるというドジを踏んでしまったがために1番電車を逃してしまった苦い(?)経験がありますので、今回は忘れ物無きよう気をつけて自宅を出たのでした《尤もあまり意識していませんでしたが…》。
『近鉄難波駅 阪神なんば線開業初日は4時開扉』という記事にて、朝(というか未明)の4時頃に大阪難波(開業前の「近鉄難波」)駅21番出口が開扉となることを知るも、1番電車狙いでいくためには徹夜するしかないと悟り(?)、大和路線・JR難波方面の最終電車にて向かうことを決意・・・と書いてみたものの、実際には家族の面々に「ごめんやけど・・・」と謝りもって家を出た私。
1番電車など、未明のうちに運行される大和路線の電車に乗ることは過去にあったのですが、帰宅するとき以外で大和路線の終電に乗るのは恐らく初めての経験でしたね。
さて、JR難波に到着、深夜の大阪ミナミ地区の中心部に突入(?)です。
JR難波でこのような運転終了の看板を見るのはもちろん初めてのことです。
JR難波駅を地下に擁するOCATの建物に面する広い道路にほぼ沿って東へ歩くこと約5分・・・未明4時に開けられるという大阪難波駅21番出入口のある近鉄難波ビル前に到着。
すでに10人ほどが、地面が濡れている中、列を作って開扉を待っているみたいでした。
このとき、空は厚い雲に覆われていましたが、雨は殆ど止んでいました。
待機列の先頭付近には2枚の張り紙が見えていましたが、うち1枚は先に紹介した記事に掲載の写真に写っていたそのものでした。
そして、大阪難波駅21番出入口を擁する近鉄難波ビルに取り付けられている駅名板の交換作業も行われ、列をなして待っていた鉄道ファンたちがシャッターを切っていました。
また、駅名板交換作業の前には、ビル正面入り口上に貼り付けられていた開業PRのための飾り付けを剥がす作業が行われていました。
いよいよ駅名板交換作業・・・
「阪神」入りの新しい駅名板にすっかり変わりましたね。
開扉時間が近づき、駅員たち(上役連中が中心かな…)が姿を現し、なにやら整理券のようなものを配り始めている様子でしたが、なかなかこちらには来ず、手間取っている様子に見えました。
いったい何の整理券だろうか・・・
待っている間には某在阪テレビ局によるインタビューも行われ、周囲が沸き立ちました。
ようやく順番が私の手前まできたとき、その整理券が”通し番号1番”のきっぷ購入のためのものとわかり、しかもその整理券には窓口売りのものや券売機売りのものなど、都合10種類の形態のきっぷの”通し番号1番”についてそれぞれ用意されているとの話でしたが、私の番になったときに阪神の券売機で販売される”通し番号1番”のきっぷについて訊いてみたところ、阪神の自動券売機で売り出される”通し番号1番”のきっぷは人気が高く、既に無いとのこと。
残る整理券は近鉄関係のものばかりとのことでしたが、悩んだ末、私のすぐ後ろで並んでいた鉄道グッズショップ店員の発した「意味無いじゃん」との一言に乗る格好で、整理券を受け取らずにそのまま駅の中へとはいることになりました。
ただ、この”通し番号1番”のきっぷ購入のための整理券配布を巡り、列の先頭に並んでいたファンと駅員らとの間でもめ事が発生、10分間くらい続いた末に一旦下火となりましたが、この後、目を覆いたくなる事態が・・・
この続きは次回にて。
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みなさん、こんばんは。 昨日(5日)、先月開業したばかりの阪神なんば線に乗っ [続きを読む]
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ベートーベン
歓喜の歌ドイツ語版(ショパン)
歓喜の歌~ベートーヴェン(混声)














こんばんは。
一番列車での阪神なんば線乗車、お疲れさまでした。最後まで乗車記を一気に拝見させていただきました。
阪神なんば線は距離こそ短いものの、その開通の意義は大きいですね。
投稿: たべちゃん | 2009年4月16日 (木) 23時54分
たべちゃんさん、こんにちは。
お世話になっております。
私も同感です・・・そして今度の開業はまさしく歴史的出来事であるとも感じています。
それまで存在しなかった直接的鉄路アクセスがまた一つ生まれたわけですから。
来春には全車指定の近鉄特急もまた阪神なんば線を跨いで阪神線以西へと乗り入れる計画があり、現在進行中の模様なのですが、待避設備の不備など課題は山積していることと思います。
阪神と近鉄とがお互い手を取り合いながら課題を一つ一つ克服し、真に人々に愛される鉄路へと成長してほしいところです。
投稿: 南八尾電車区 | 2009年4月19日 (日) 17時58分