ギュンター・ヴァント指揮による「第九」…【全4楽章フル収録】演奏音声と”ベートーヴェンの肖像画”だけですが《追記有》
いよいよゴールデンウィーク(GW)突入ですね。
今年は暦の配置具合などから長い休みが比較的とりやすい旨報じられているところなのですが、ヒッキー気味(いや完全ヒッキー!?)の私自身はというと、このGW期間中に部屋の中をスッキリさせたい、そして自分でも出来そうなことに臆することなくトライしてみたい・・・
ココロの問題などもあり、なかなか容易にはいきませんが、少なくともこのGWが無駄に終わらないよう、行動していきたいと思います。
最大の問題はモチベーションの保持かな・・・
前置きはこれくらいにしまして、前回に引き続き、動画共有サイトで見つけたベートーヴェン「第九」演奏を収めた動画をひとつ取り上げようと思います。
今回取り上げるのは、動画7本にわたって「第九」全4楽章が収められているものになりますが、指揮者がギュンター・ヴァント(Günter Wand)となっていることを除いて、録画日時・場所はもちろんのこと、ソリスト陣・合唱・管弦楽といった指揮者以外の出演者情報が一切添付テキストデータとして記載されていません。
しかも映し出されるのは、演奏風景ではなく、よく知られている五線譜と筆(羽筆?)を手にしたベートーヴェン晩年の肖像画(静止画)のみとなっています《学校の音楽室とかでよく見かけそうな、あの肖像画ですね》。
そして、動画ごとに終了20秒~1分ほど前になるとその肖像画が消え、音声のみ流れるという状態になるのです。
ま、事実上これは音声ファイルということになるわけですが、聞こえ方から、30~40年くらい前に行われた演奏のように思ってしまうところなのですが・・・このあたりは定かではないです《違うのかもしれないし;ただ、音質的には良好な感じですね》。
で、動画自体は以下のように7分割されています。
◇ 第1分割 曲始から第1楽章・362小節目まで ◇ 第2分割 第1楽章・363小節目から第2楽章・395小節目まで ◇ 第3分割 第2楽章・396小節目から第3楽章・40小節目まで ◇ 第4分割 第3楽章・41小節目から130小節目まで ◇ 第5分割 第3楽章130小節目から第4楽章207小節目まで ◇ 第6分割 (声楽有り) 第4楽章207小節目から594小節目まで 《2度目の「Presto」から。すぐ後にバリトン独唱「O Freunde ~」有り》 ◇ 第7分割 (声楽有り) 第4楽章594小節目から曲終まで 《『練習番号M」が終わった後の「Seid umschlungen, Millionen! …」から》 |
事前に一通り聴いてみた感じでは、理性的に構築する点でカラヤンと似通った感じはあるものの、流暢にメロディを歌わせるカラヤンに対し、何処か素朴な感じのするメロディの歌わせ方をしているように思えますね。、
とはいえ、歌わせるべきところはきちんと歌わせているわけで、聴き良い演奏になっています。
では、以下の7本の動画、順次お楽しみください《鑑賞のみならず「第九」合唱練習等の一助になれば幸甚です》。
このヴァント指揮の演奏を聴いていると”情に流されない”という印象を受けたりもするのですが、ある意味、これがヴァントの持ち味の一つなのかもしれませんね。
え、「今更何寝ぼけたことを言っているんだ」てか・・・スミマセン、何しろヴァント指揮の演奏を聴くのが久しぶりなもので。
【おことわり】
動画共有サイト(『Google Video』、『YouTube』等)に投稿・公開されている動画については、今後、投稿者或いは運営サイドの判断等により削除される可能性がありますことを予めご承知おき下さい。
P.S.(090430追記)
記事本文中、指揮者(ギュンター・ヴァント)以外何もわからない旨記していましたが、今日(4月30日)になって、コメント欄から、当該演奏は1986年に北ドイツ放送交響楽団を指揮して演奏・録音したものと判明しました。
1986年といえば、現在も流通しているヴァント=北ドイツ放送響によるベートーヴェン「第九」のCD(RCAレーベル)の録音年もまた1986年となっていて、もしかしてこの音源をアップしたのでは、との疑念(?)を抱いてしまうところなのですが、定かではありません《1986年に録音されたヴァント指揮の「第九」がこれだけであるとの確証が無いため》。
私もかつてヴァント指揮の「第九」CDを持っていましたが、既に売り払っていて、今は手元には残っていません・・・一時期スタジオ録音物を中心に集中して売却したことがあり、その際に売ってしまったと思います《拍手喝采等もそのまま入ったライヴ物を欲していましたので…》。
<(_ _)> ありがとうございます <(_ _)>
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