京成の新型「スカイライナー」(2代目AE形)車両、お披露目へ・・・成田新高速鉄道線「時速160km/h」の主役
先日、JR東日本の「成田エクスプレス(N’EX)」の2代目車両となる新型特急車両E259系が姿を現したことを書きましたが〔→こちら(車両工場敷地内)とこちら(試運転風景)〕、「成田エクスプレス」とくれば・・・そう、、「東京都心~成田空港」間の鉄道による空港アクセスで彼の最大のライヴァルである京成の「スカイライナー」を忘れてはダメでしたね!
関西住まいの鉄道好き故の悲しさなのか、これまで京成「スカイライナー」のことをすっかり忘れていました(爆)
そんな中、ふと『京成 新スカイライナーが登場です♪』というブログ内記事と出会ったことから「スカイライナー」向け新型車両(2代目AE形電車)が出場して甲種輸送されている事実が私の知るところとなり、それから様々なブログ内記事でその甲種輸送されている新型「スカイライナー」をスクープした写真と出会ったわけですが、報道公開前のためだろうか、車両前面部はこれでもかとばかりに白色シートで運転席窓を除いて覆い隠されているのが見え〔車体側面の一部に配されたロゴも白色シートで隠されていましたね〕、変な言い方ですが、何だか女性が化粧していて顔面パックをしている状態をイメージしていました《或いは火傷のため顔面を包帯でぐるぐる巻きにされているようなイメージか・・・》。
動画共有サイトにも新型「スカイライナー」車両の甲種輸送されているところをとらえた映像が続々と寄せられているみたいですね。
で、京成が原点回帰を図るべく初代車両と同じ”AE形”と付した今度の新型「スカイライナー」車両の甲種輸送ルート〔製造・発送元「日本車輌製造(日車)」〕について、『ついに出場!京成の新型「スカイライナー」』というブログ内記事が伝えているところによると、京成電鉄向け新造車両の甲種輸送では一旦京急本線の沿線に所在する東急車輌製造の車両工場に入って本来の台車に履き替えた上で京急線、都営浅草線を経由して京成線内に搬入されるという手順を踏むところを、構造上の理由から京急線上を走行できない今回の新型「スカイライナー」車両では新鶴見から武蔵野線を通って蘇我へと抜けた後、JR線から京葉臨海鉄道線へと入って千葉貨物駅まで、そこからは陸送となった模様。
その、千葉貨物駅からとみられる陸送の様子も『YouTube』に寄せられていました。
ところで陸送といえば、関西では阪神なんば線(旧・阪神西大阪線)がまだ建設中だった頃に行われた近鉄車両と阪神車両の相互乗り入れ相手の社線内への搬入時(阪神車両は昨年5月頃、近鉄車両は昨年8月頃)と、今年2月に行われた近鉄の新型特急車両22600系の製造元(近畿車輛)からの陸送が最近の例として挙げられるところで、私にとっては約3ヶ月ぶりに目にした陸送光景となりました。
新型「スカイライナー」車両の陸送映像を見ていた私自身、昨年と今年に行われた阪神車両や近鉄車両の陸送光景がふと脳裏に浮かび、それらを重ね合わせてみては阪神なんば線建設中に見られた、道路上を行き交う近鉄車両や阪神車両の姿を懐かしんでいました《昨年の話なんですけどね…》。
そして5月20日、ついに報道陣向けに公開・・・
各種メディアが2代目AE形車両即ち新型「スカイライナー」をこぞって報じていたことは今更言うまでもないところなのですが〔→『新型スカイライナーを報道公開 京成』・『「風」イメージの新型スカイライナー』など〕、実はその4日前に白いヴェール(というか仮面)を脱ぎ捨てた状態の新型「スカイライナー」が京成の車両管理所(宗吾車両基地)構内に於いて試運転が行われているところが映像スクープされているのを『YouTube』で発見しました。
山本寛斎がデザインしたところの今回の新型特急車両の外観についてですが、前面形状では、塗装形態も含めた感じでいうならば、”パッと見”では何となくJR東海の371系の前面形状をイメージしてしまいそうなところなのですが、これまでの京成の車両には見られなかった精悍な顔つきというか何処かキツネっぽい顔つき(?)をしていて、正直少し笑ってしまったかな《ゴメンナサイ!》。
側面は白色基調で、台車を除く床下機器類を白色カバーで覆うなどしてスマートに見せている一方で、側面上部に備え付けられたLED式方向幕の表示方はシンプル(というか何となく愚直な感じ)なものでした《JRの2代目「成田エクスプレス」の側面LED式方向幕の表示方がちょっと特殊なだけかな…》。
この”2代目AE形”といわれる新型「スカイライナー」車両こそが現在建設中の成田新高速鉄道線〔印旛日本医大~空港第2ビル間;来年(2010年)4月新規開業予定〕に於いて時速160キロで駆け抜けることになる主役となるわけで、千葉のニュータウン地帯を颯爽と駆け抜ける姿を想像しながら、正式デビューとなるその日を楽しみにしています。
【おことわり】
動画共有サイト(『Google Video』、『YouTube』等)に投稿・公開されている動画については、今後、投稿者或いは運営サイドの判断等により削除される可能性がありますことを予めご承知おき下さい。
P.S.(甲種輸送中の牽引機)
『【JR貨+京葉臨海+京成】新型スカイライナー甲種輸送』が伝えるところによると、製造・発送元の日本車輌製造から陸送起点となった京葉臨海鉄道・千葉貨物駅に至る甲種輸送ルート上における牽引機については以下に示すとおりリレーされていました。
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豊川(日本車輌)→西浜松:DE10 1586〔愛〕 西浜松→新鶴見(信):EF65 1080〔新〕 新鶴見(信)→蘇我:EF65 1083〔新〕 蘇我→千葉貨物:KD60-1〔京葉臨海〕 |
つまり、電化区間に於いては全て新鶴見機関区(JR貨物)所属のEF65によるリレーだった、というわけですね。
この手の甲種輸送ではEF65に牽引されるケースをよく見受けるのですが、もしやこの”EF65リレー”が甲種輸送の定番パターンなのだろうか・・・恥ずかしながら、このあたり、よく知らないです(自爆)
<(_ _)> ありがとうございます <(_ _)>
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