「パイオニアⅢ(Pioneer III)台車」を履いた南海6100系電車の雄姿を動画などで・・・7月5日、営業運転終了
前回、南海電鉄の6100系電車が履いているディスクブレーキ方式の台車「Pioneer III」(パイオニアⅢ台車)が来る7月5日の営業運転を以て完全引退する旨のことを書きましたが〔『南海高野線6100系が営業運転終了へ』等から〕、書いているうちに私も久しぶりに実物を見たくなり、早速『Google Video』を通じて動画検索を試みたところ、『YouTube』を中心に20前後の動画が寄せられているのが見えました。
その動画たちの中から当方の独断と偏見で7つをチョイス、一緒に見ていきたいと思います。
なお、原則として始発駅であるなんば(難波)駅から順に並べる格好で紹介していきます。
夕方のラッシュ時、なんば駅に入線してくる特製ヘッドマーク付きの6107F。
勤め帰りのサラリーマンらが多数列を作って入線を待っている姿が見えます。
天下茶屋駅を発車するところをとらえたもので、これも夕方ラッシュ時の風景。
扉が閉まったあと、車掌が運転士に対して鳴らす電鈴(ベル)の音が聞こえくるのがわかると思います。
待避設備を備える住吉東駅、対向ホームから撮影されたもののようですね。
昼間の撮影となっているので、台車周りがよく見えます。
同じく住吉東駅に於ける昼間の撮影。
「6107F」が入線した線路の延長線上にある敷地から撮影・収録されたもので、入線から通過列車待避、そして発車までの全てが収められています《所々で映像の揺れが見られますが…》。
堺東駅に入線するところ。
昼間の撮影のようですが、光の加減のせいだろうか、車番などがちょっと見えにくいかな・・・
三国ヶ丘駅に於いて。停車中に対向列車の通過に遭遇しますが〔ちなみに通過したのは6000系電車か…〕、その遭遇部分はカットされています。
これは一昨年(2007年)の夏に撮影されたもので、撮影された場所は新今宮駅ホーム上《なんば方に向けて撮影》。
何やら明るい色調のヘッドマーク(何のヘッドマークかは不明・・・この年の夏に行われた沿線の催し物をPRするHDだったと思われる)がつけられているのが見えます。
あと1週間あまりで永久に見られなくなってしまう6100系電車、私もしばし思い出に浸っていようかな(笑)…
動画以外では、静止画像(写真画像)については・・・
【1】『南海6100系ありがとよッ!!! 新たなスタートへ秒読みッ!!! {^改^;}/』
【2】『99回目~ パイオニア台車 河内の野に輝ける頃』
【3】『南海に残るパイオニア台車』
【4】『6100系 6107F ~南海の特徴車シリーズ その1~』
に於いて現在6100系電車が履いている「パイオニアⅢ台車」の姿を間近に見ることが出来ます。
このうち、【1】では6100系電車から脱がされた「パイオニアⅢ台車」のみの姿をとらえた写真画像も見ることが出来る他、【2】では旧塗装(というか無塗装)時代の6100系電車の外観と台車部分の写真画像の他、まだ「パイオニアⅢ台車」を履いていた頃の6000系電車の姿も見ることが出来て、とても貴重に思えるところです。
【3】については、4つ挙げたブログ内記事の中で一番早くに掲載された記事となっているわけですが、乗り心地の問題とか履き替えに関することにも言及されていて、特に履き替えに関することでは私自身も前回の記事を書いていて気づきませんでした(ォィ)
【4】は、「パイオニアⅢ台車」を履いた姿がデカデカと写っていることは勿論なのですが、データ提示がきちんとなされていて、特に他の系列と併結出来ない理由が具体的に書かれているなど、私自身もとてもためになりました。
そして、鉄道模型については、今年9月以降にマイクロエースが『A6361 南海6100系新塗装・新社紋6両セット』を19,400円(税別。税込み価格「20,370円」)発売する予定と発表されていますが、既に幾つかの通販サイトで予約受付を行っている模様で、当方で確認出来る範囲では『トレイン・トレイン(train2)』取り扱い分が最も安価で、「現金特価 ¥14,870 (税込) - 配送料無料です」となっていました。
それにしても、これは余談ですが、マイクロエースWebサイトのサイト・トップの上に見える車両画像、どう見ても南海6100系電車の先頭車ですよ・・・何ともタイムリーなこと(笑)
前回の記事でも少し書いたことですが、かつて6000系電車が履いていた「パイオニアⅢ台車」(TS-702。付随台車はTS-702[T])は1985年以降順次実施された冷房改造に際しての車体重量増に耐えきれないところから同時に「S形ミンデン台車」への履き替えとなったわけですが、一方の6100系電車の履く「パイオニアⅢ台車」(TS-709。付随車はTS-710)のほうは6000系電車が履いていたものの改良版で冷房化に伴う車体重量増にも対応していて、1996年に台車履き替えを伴う車体更新工事が始まるまで実に25年以上にわたって生き続けてきました。
その6100系電車が履き続けてきた、またかつては6000系電車も履いていた「パイオニアⅢ台車」・・・デビュー当時に於いては、それまでに無いカタチをしていたということもあって、もて囃されていたことでしょうけれども、実際運用に入ってみると幾つか問題点が持ち上がり、そして脱線事故発生(小田急初代4000形脱線事故→1973年)へと至り、結局普及することはなかったわけですが、その先進的な薫りのする外観に私も惚れ惚れとしていたものでした。
営業運転最終日・7月5日のその日まで、「パイオニアⅢ台車」を履いた最後の生き残りである6100系電車「6107F編成」には、どうか無事故で走り抜けてほしいです!
<(_ _)> ありがとうございます。よろしくお願いします <(_ _)>
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こんばんわッ!
{^盃^}/
このたびは私のブログにお越し頂き、
また南八尾電車区さんのブログでも
私の記事をご紹介して頂いて
誠にありがとうございますッ!!
m{^礼^}m ~ ♪
いやぁ~、動画の6100系も
なかなか味わい深いですねぇ~!
\{^楽^}/
南海自体が「6100系見納め」を
大々的にアピールしてきただけあって
皆様の注目度も高いんでしょ~ねぇ~。。。
/{^集^;}
どうぞこれからも
宜しくお願い致しますッ!!
{^皿^}/ ~ ☆
投稿: 風来坊 | 2009年6月25日 (木) 22時32分
風来坊さん、こんばんは。
先日はお邪魔さまでした!
「パイオニアIII台車」・・・日本では南海6100系電車1編成のみが生き残るのみとなっていたのですから、南海としても有終の美を飾らせてあげるつもりで大々的に告知したことでしょう。
本当に、最後まで無事に駆け抜けていってほしいと思います。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 南八尾電車区 | 2009年6月26日 (金) 21時38分