アマチュア奏者(アマチュア・オケ団員等)にもチャンス!?・・・「第27回サントリー1万人の第九」オーケストラ団員公募
大阪の「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」の今冬開催分(第27回公演)に係る合唱団員募集の受付が今日の夕方17時(ネット上)で締め切られる中、新たな動きがありました。
私もこれにはビックリでしたが・・・なんと、管弦楽を務める「1万人の第九オーケストラ」の楽団員の一部を公募することが発表されていたのです。
昨日(6月18日)の夜遅くに「1万人の第九」公式サイトにアクセスしてみたところ、6月1日から設置されている赤色の「合唱参加応募受付中!」ボタンに加え、その右隣に橙色の「オーケストラメンバー大募集!」ボタンが新たに設置されているのが見えました。
「1万人の第九」で管弦楽を受け持つ組織については、これまでは関西を本拠とするプロオーケストラ3団体の混成チーム(別の言い方では”JV”)であったり、最近では関西圏に所在する音楽大学に在籍する学生らを対象に選抜・結成したりしてきていて、一般公募されることはありませんでした。
今回発表された「1万人の第九オーケストラ」楽団員公募では、11月30日(月)以降本番に至るまでの間で事務局が指定する通算数日間の練習及び公演前日と当日に出席(参加)出来る人であれば年齢を問わず応募可能としていて〔学歴のことも何も書かれていないところから、音大卒である必要はなさそうですね…〕、募集人員は弦楽器・管楽器各パートでそれぞれ”若干名”ずつとなっています。
受験料は無料であるみたいで〔受験料に関する記載が見当たらない〕、応募に際しては、事務局にて用意された所定の応募用紙(音楽経歴書などを兼ねる;公式サイトからダウンロード)に必要事項を記入する他、推薦状の類の提出は求めていないものの、代わりに現在取り組んでいる楽曲の演奏をVHS又はDVDに映像録画したもの、若しくはカセットテープ又はMDに録音したものの添付を求めています。
審査内容についてですが、送付された応募書類とそれに添付された自己の演奏を収録した音楽ソフト類を対象とした審査をまず行い〔第1次審査〕、そこを通過した受験者を対象に第2次審査として「ライヴ・オーディション」を「1万人の第九」総監督・指揮を務める佐渡裕が自ら芸術監督を務める兵庫県立芸術文化センター内の一施設にて実施することになっています《審査員として佐渡裕らが立ち会う予定だとか…》。
この「ライブ・オーディション」について、要項には課題曲の類が一切記載されていないため、例えばプロ・オーケストラが楽団員採用オーディションを行う際に試験科目の一つとして必ず登場する”オーケストラ・スタディ”をやらせるかどうかは定かではありませんが、管弦楽を務める「1万人の第九オーケストラ」は、メイン・ディッシュにあたる「第九」演奏の他、第1部の演奏にも参加することから、恐らく「第九」以外の楽曲も課題曲として演奏させる可能性はあると思います《ひょっとしたら応募の際に提出する自己演奏録音音楽ソフトで演奏している曲を改めて演奏させるのかも・・・そのあたりはわかりませんけどね;お節介過ぎてどうもスミマセン!》。
で、一通り募集要項などに目を通した限りでは、アマチュア奏者(アマチュア・オケの楽団員含む)にも応募のチャンスがあるかな・・・そんな印象を受けるところですね。
ただ、要項を見ていると、交通費は自腹とされているものの、本公演出演そのものに対しては日当という形でギャランティー(出演料…ちなみに3千円)が出る旨の記載が見られますので、このことから考えると、2段階にわたる審査ははプロ・オーケストラの入団(採用)時オーディションに準ずるレヴェルであることを覚悟しなければならないところでしょう《音大卒(或いは音楽専門学校とか)でプロとして演奏活動をしている人からの応募も予想されることですし…》。
とはいえ、例えばアマチュア・オーケストラでコンサートマスター(コンサートミストレス)を務めている人や一般の楽団員で演奏技量面に於いて一定以上の評価を得ている人、或いは音楽教室の講師をしている人など、我こそは、と自負出来るほどの演奏技量の持ち主であれば〔且つ佐渡裕の芸術論に共鳴している人!?〕、一度受験してみて損はないと思います。
なお、この創始以来初めてとなる「1万人の第九オーケストラ」楽団員公募の応募書類(というか願書?)提出締切は「8月7日到着分」までとなっていますが、この日は「1万人の第九」合唱団員応募者に対する抽選結果発表の2週間後にあたります。
余談ながら、この「8月7日」という時期、広島では「第九ひろしま」の初心者向け公開レッスン”ビギナーズレッスン”が始まってそうな気配〔昨年通りのパターンで推移した場合〕・・・あ、「1万人の第九」のレッスン・クラスでも早いところではこの3日後からレッスンが始まりますね《ちなみに「京都」クラスです》。
これから暑くなる一方ですが、心はもう年末に向いてしまっているような感じです(笑)
P.S.
応募に際して必要な自己演奏録音(録画)音楽ソフト(「デモテープ」とも?)の作成については、私が言うのも変ですが、『初心者のための聴いてもらえるデモテープの作り方』『必勝オーディション!ディレクターの耳にひっかかるデモテープの作り方』あたりが参考になるのかもしれません《いうまでもないことですが、応募用の自己演奏収録音楽ソフト(DVD・MDなど)は人に聴いてもらうことを前提に作成しなければなりませんので、その意味に於いて、これらのWebサイトは参考になるものと思っています》。
<(_ _)> ありがとうございます。よろしくお願いします <(_ _)>
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