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今春分「青春18きっぷ」”消化乗り鉄”のこと・・・【1】鳥取の巻=〔2〕カニばさみ、そして余部鉄橋

【←「鳥取の巻」1回目記事へ】

 今春分「青春18きっぷ」の”消化乗り鉄”1日目、去る4月8日に実行した鳥取行き日帰り旅程を綴る、その2回目。

 

 ちなみに前回は香住駅に到着するところまでを記しています。

 

 

 我らが浜坂行き普通列車はほぼ定刻に香住駅に到着・・・ここで上下行き違い待ちのため15分間停まります。

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 3番ホームに入線です。

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 向かい側に見える駅舎側ホーム上に見える”カニばさみ”・・・

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 その”カニばさみ”、入線した2・3番島式ホーム上にもありました。

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 「きちゃったネ…香美町」

 あぁぁ、カニに食われるのか・・・

 まるで宮沢賢治注文の多い料理店』の中に出てくる”西洋料理店 山猫軒”に迷い込んだかのよう・・・シチュエーションは全然違うけれども、何だかそういうふうに連想してしまう。

 

 とはいえ、思わず「クスっ」ときてしまうオブジェ(というか歓迎のことば!?)なのでした。

 

 香住駅改札口真上にかかっている、「歓迎」ならぬ”カニ迎”の白文字の入った、カニ形プレート・・・さすがは松葉ガニ水揚げ量日本一の地(香美町)だけありますね《ちなみに香住駅自体の現在の住居表示は「兵庫県美方郡香美町香住区七日市字クゴ22」》。

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 そして、一旦改札を出て香住駅舎を撮影・・・よく見ると、「香住駅」駅名標の下に、またも”カニばさみ”。

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 カニづくしですな(笑)・・・・・・

 

 

 さて、香住駅舎内に戻って改札へ・・・・・・

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 浜坂行き普通列車の停まっている2・3番島式ホームに戻ると、しばらくして浜坂方から上り列車(香住10:48発豊岡行き普通列車)がやって来るのが見えました。

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 程なくして我が浜坂行きも発車。

 

 次の鎧駅からその次の餘部駅にかけては、いよいよ久しぶりとなる余部鉄橋(余部橋梁)との車内からの対面となります《正確には橋梁上からの眺望との出会いということになりますが…》。

 

 鎧駅を発車・・・

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 しばらくすると最初のトンネルである「赤島トンネル」(トンネル坑口横にある表示板の文字がちょっと読みづらいけれど・・・もし間違っていれば遠慮無くご指摘を!)に突入・・・

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 最初の「赤島トンネル」を抜けると、列車はひたすら左へとカーブしていきます。

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 そして2つ目のトンネルである「於伊呂トンネル」に突入・・・

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 この「於伊呂トンネル」を抜けたところで、現在架け替え工事の進んでいるあの余部鉄橋と出くわすことになるわけですが、ここで少しだけ道草を・・・

 

 余部鉄橋に纏わる歴史の一つに、同鉄橋の袂にある餘部駅の歴史というのがあります。

 1面のホームに1線だけという構造の”棒線駅”である餘部駅が開業したのは1959年(昭和34年)4月16日のことですが、それ以前は、鉄橋直下にある余部集落の住民たちが鉄道(当時は国鉄ですね)を使おうとする場合、余部鉄橋を渡って4つのトンネルをくぐり抜けて約2キロ先にある鎧駅まで歩いていく必要があった、といわれています《地上から鉄橋までの高さは相当なもので、鉄橋のあるところまで上っていくだけでも一苦労だったことは想像するに難くないところですね》。

 

 けれども、今回、鎧駅を発車してから余部鉄橋と出くわすまでにくぐったトンネルの数は、実質的に2本。

 鎧駅を出てから最初にくぐった「赤島トンネル」は紛れもなく一つのトンネルとなっているわけですが、2つ目にくぐった「於伊呂トンネル」では、途中2カ所、外からの光が入って明るくなっているとみられるところがあり、うち1カ所は全体的にパッと明るくなっていて、まるで一旦トンネルが途切れているかのような印象でした。

 

 主要な地図サイトであっても2つ目の「於伊呂トンネル」を抜けたところで余部鉄橋を渡るような表示方になっているのですが、ひょっとすると、元々「於伊呂トンネル」は一つのトンネルとなっておらず、3つのトンネルに分かれていたというのであろうか・・・

 

 つまり、元はというと、「於伊呂トンネル」内に見える2カ所の”明かり取り”のところで一旦トンネルが途切れていたのでは・・・と推測してしまうところなのですが、本当のところは知りません。

 

 まぁこのあたりは前面展望でかぶりついていればわかりそうなものなのですが、この日はあいにく進行方向左手の車窓にかぶりついていましたので、トンネル内の構造を把握することは叶いませんでした。

 

 なお、餘部駅の歴史については『余部鉄橋(あまるべてっきょう)のご案内』にて写真入りで説明されている他、余部鉄橋がいかに高いところに架けられたものであるかは『餘部(余部)鉄橋』で実感してもらえるかと思います《あくまで一例として挙げたまでで、他にも餘部駅や余部鉄橋を紹介している素晴らしきサイトは多数存在します》。

 

 

 話を戻しまして、「於伊呂トンネル」を抜けた我らが浜坂行き普通列車は、いよいよ余部鉄橋の上へ・・・

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 新しい橋梁の橋桁が着々と造られているのが見えます。

 

 そして餘部駅に進入・・・工事用資材などが見えます。

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 この日も観光客とおぼしき乗客10人ほどがホームに降り立つのが見えました《観光客だけでは無かったかも知れないが…》。

 

 餘部を発車してから約15分で、終着駅・浜坂に到着《途中には山陰本線最長の「桃観トンネル」(全長1,991m)があるのですが、この日は全然意識していなかった(爆);「桃観トンネル」については『桃観トンネル』(→『村民鉄道を呪う~桃観トンネルの大惨事』)あたりが詳しいです》。

 

 

 更に続けたいところですが、写真画像枚数の関係でだいぶ長くなってしまいましたので、続きは次回以降の記事に譲ります・・・ゴメンナサイ。

 

 

<(_ _)> ありがとうございます。よろしくお願いします <(_ _)>
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