東京「5000人の第九」来年開催分(第26回)受付開始・・・韓国人指揮者「張允聖 (チャン・ユンソン)」2度目のタクト
今年で25年目という節目を迎える広島の「第九ひろしま」(於・広島サンプラザホール)と東京の「国技館5000人の第九コンサート」〔於・国技館(東京・両国)〕・・・尤も25回目の「5000人の第九」は今年2月下旬に既に開催済ですが。
その25回目となる今冬の「第九ひろしま2009」の合唱団員募集が去る7月6日(月)から開始されたのに続き、「5000人の第九」の来年(2010年)開催分となる「第26回国技館5000人の第九コンサート」についても一昨日〔7月10日(金)〕に公式発表が行われ、合唱団員(「国技館すみだ第九を歌う会」会員)募集が開始となりました。
公式発表・・・実は主催者である国技館すみだ第九を歌う会が開設するWebサイト上や墨田区のWebサイト上に於いては、現時点で、未だなされていないわけでありますが、去る7月10日(金)に当方自宅にDMとして合唱団員(会員)募集チラシなど書類一式が届いたところから公式発表の事実が確認できたものです《〔090713追記〕”P.S.(2)”欄にてレッスン(練習)スケジュールについても書きました》。
主催者である国技館すみだ第九を歌う会などが発表したところによると、26回目を迎える来年(2010年)開催分は「2月28日(日)・14時」に、以下に列挙する指揮者並びに「第九」ソリスト陣により開催されることになっています。
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ソプラノ:佐藤しのぶ メゾ・ソプラノ:坂本 朱 テノール:錦織 健 バリトン:福島明也 指揮:張 允聖 (チャン・ユンソン) 《合唱指揮:栗山文昭(一般)、北川博夫(ジュニア)》 |
2年ぶりにテノール独唱を務める錦織健(今度の参加で通算11回目)を除く3人は昨年に引き続いてのソリスト出演となっています。
そのうち、ソプラノの佐藤しのぶは第22回公演以来5年連続の通算6回目、メゾ・ソプラノの坂本朱は通算4回目、そしてこの「5000人の第九」に於いて合唱指導者を経験してソリストを務めるようになったバリトンの福島明也は第23回公演以来4年連続で通算11回目の、それぞれソリスト出演となります。
また、指揮を務めることになった張允聖は第18回公演で初タクトを執って以来、今度で8年ぶり2度目のタクトとなります。
外国人指揮者によるタクトは今年開かれた第25回公演に於けるドイツ人女性指揮者ケルスティン・ベーンケに続くものとなりますが、外国人指揮者で通算2回以上指揮台に立つのは張允聖が初めてとなります。
張允聖は1963年12月、韓国ソウル生まれ。
ソウル大学校音楽大学作曲科卒、同大学校大学院指揮科修了後にウィーンなどに留学してきているわけですが、韓国国内のプロ・オーケストラはもちろんのこと、日本でも東京交響楽団や大阪フィルハーモニー交響楽団等と客演を重ねてきており、昨年(2008年)の4月からは大阪音楽大学内ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団の首席指揮者に就任、日本の音楽界に於いても馴染み深い存在となっています。
管弦楽を担う「国技館第九コンサート祝祭管弦楽団」の構成方については昨年までと同様”新日本フィルハーモニー交響楽団+(エキストラ奏者)”となっているとみられます《ここのところ地元フランチャイズ・オケである新日本フィルを核とした構成にてすっかり定着してしまっている感がありますね…》。
合唱参加(入会)に際して必要な参加登録費(登録料500円込)については昨年と変わらずでありますが、団体参加についてのみ、参加団体の構成員一人一人に事務局から会員証を直接配布すること等を希望する団体のための区分(団体C)が新たに設けられています。
そして、これまでは個人参加で郵便局に備え付けの振替用紙(青色)を使って参加登録費を支払う場合、通信欄に必要事項を全て記入することによって別途入会申込書の送付を不要に出来たわけですが、今度からは別途申込書の送付が必要となっています。
ただ、その振り込みにより参加登録費を支払った場合の入会申込書の送付方法が「郵便、FAXまたはEメールで」となっているわけですが、郵便とFAXはともかくとして、Eメールというのはどういうことだろう・・・必要事項の全てをメール文面に書いてしまって送信するのか、それとも必要事項を全て記入した入会申込用紙をスキャナで画像ファイルにしてその画像ファイルをメールに添付して送るのか。
仮に私が申し込むとすればFAXかEメールになりそうかな・・・尤も実際に申し込むか否かは未定ですけどね。
あと、今度指揮者として迎えられることになっている張允聖について・・・今から7年前に私が会場内で合唱団の一員として相見えたときには穏やかな印象で、合唱団とのやりとりは英語を使っていたように記憶しています《勿論傍らに通訳の人がついていましたが…》。
尤も8年の時を経て2度目のタクトを執ることになる今度の公演では態度を変えてくることも予想されますが・・・
東京「5000人の第九」の来年開催分の合唱団員(会員)募集が始まったことにより、今冬から来年にかけて大阪・広島・東京で開催される3つの大規模「第九」イヴェントは本番に向けて本格的に動き出したことになります《大阪「1万人の第九」については既に合唱団員募集を終了、現在はオーケストラ楽団員の一般公募のみ》。
暑くなる一方ですが、気持ちだけは年末期以降の「第九」フィーバーへと向いている状態です(爆)
P.S.(追記)
もう一つ、「申込締切」について昨年までと異なる扱いとなっていることがわかりました。
今年開催の「第25回5000人の第九」までは「定員になり次第締切」とあるだけでしたが、今度募集を開始した来年開催分(第26回5000人の第九)については・・・
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2009年12月25日(金) ※ 但し定員に満たない場合は2010年1月15日まで |
とあるのが見えました。
「5000人の第九」合唱参加の申込締切日として具体的な日付を設定してくるのは、少なくとも私の記憶の中では、今回が初めてのような気がします。
具体的な日付で申込締切を設定することで運営面でメリハリを持たせようとする狙いがあるのかも知れませんね。
なお、今度発表された「第26回国技館5000人の第九コンサート」募集要項のうち、今回の記事で書ききれなかった内容については本文最初に掲載してある募集チラシ画像(裏面;「見本」のすかし文字が入っているものです)をクリックの上、ご参照頂ければ幸いです。
P.S.(2)〔追記;090713〕
年内〔9月24日(木)の「発会式」から12月18日(金)の「歌い納め」まで〕に行われるレッスン(練習)についてですが、今回から時期によって「パート練習」と「合同練習(混声練習?)」に分けられています。
10月から11月にかけては1パートあたり1時間の「パート練習」が、12月には全パートが一堂に会して開かれる「合同練習」が組まれています《詳しくは左の画像をクリックしてご参照を》。
このあたり、「第九ひろしま」のレッスン・カリキュラムによく似た印象を受けます《ちなみに「第九ひろしま」の本番に向けてのレッスンでは、9月~10月は「パート別練習」が、11月~12月は「混声練習」が、それぞれ組まれています》。
なお、レッスン(練習)会場については、従前通り、年内は墨田区内のみに設定されています《国技館裏手にある江戸東京博物館ホールをメイン会場に、「発会式」などは墨田区役所内すみだリバーサイドホールで行われることになっています》。
<(_ _)> ありがとうございます。よろしくお願いします <(_ _)>
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