【広島から離れた地での「第九ひろしま」のこと;2】関西圏から合唱参加する際の広島迄の”足”と宿の確保のこと
前回、「第九ひろしま」の広島県外向け合唱団員募集のことについてつらつらと書き連ねました。
既にご存じの方もあるかと思いますが、この募集は関西の旅行代理店が企画・催行する「第九ひろしま」合唱参加を絡めた貸し切りバスを使ったパッケージ・ツアーの形態にて行われるもので、一旦申し込めば基本的に広島への”足”(交通手段)のことや、広島滞在中の宿のことは考えずに済むようになります《それがパッケージ・ツアーたる所以にもなるわけなんですけどね…;しつこくてスミマセン》。
前回記事の本文中に掲載した専用チラシの表面にも記載されていることですが、「第九ひろしま」の広島県外向け合唱団員募集を通じた参加申込に際しての応募要件として・・・
◎ 小学生以上で 今年の「サントリー1万人の第九」合唱参加者 ◎ 通算3回以上「第九」合唱出演経験があること |
の何れかに該当し、且つ暗譜による歌唱が可能で、本番前日〔12月19日(土)〕のリハーサルから参加出来ること・・・が定められています《逆に言えば、これらの応募要件を満たしさえすれば、国籍・性別・思想を問わず、誰でも参加できるということですね》。
勿論、該当していればこの「第九ひろしま」広島県外向け募集を通じて合唱参加を申し込むことが出来るわけですが、この県外向け募集によらなくとも、上記要件に該当するくらいの「第九」合唱経験を有しているのであれば、広島県内で実施されている通常募集(広島県内向け)に直接申し込んでおき、広島までの”足”は自分で決めて確保しておくことも有りかも知れませんね《実際私がそうですし・・・》。
そこで、大阪「1万人の第九」のテリトリーとされている関西圏に在住の「第九」経験者が300km以上離れた広島の地で開かれる「第九ひろしま」に合唱参加すべく、その広島県内向け通常募集を通じて合唱参加を申し込むことを前提に、広島までの足について考えてみることにしました。
ただ、「第九」合唱経験を有しているけれども「第九ひろしま」への参加は全く初めて、という方には、最低でも初めの1回程度は主催者である中国放送(RCC、実際の企画・運営は事業部が担当)とコンタクトを取っておくことを推奨します《「1万人の第九」と同様、「第九ひろしま」でも広島県内に於いて本番に向けてのレッスンが行われているため、それとの兼ね合いからも一度は連絡を取ってみることをオススメしたいです》。
そして、ここから先は、当然のことながら、「第九」合唱経験者であることを前提に記述していますので、「第九」初心者の方については、既に今冬の「1万人の第九」本番に向けてのレッスンを受講されている方を除き、まずはお住まいの地域や近郊で開催される「第九」演奏会で経験を積むところから始められて下さい《こう書く私ですが、「第九」に関してはまだまだ学ぶべきことが多いです。この楽曲は奥が深いです、ホントに…》。
§ 広島までの”足”のこと
まず、大阪から広島までの各交通手段で要する運賃の類の金額を示します。
高速路線バス:5,000円(昼) 5,700円(夜) 高速ツアーバス:4,800円(昼) 3,600円~5,900円(夜) 《※ 何れも「ウィラートラベル」のみ》 新幹線:「のぞみ」10,150円 「ひかり」・「こだま」9,950円 《※ 何れも普通車指定席利用の場合》 |
新幹線だと往復するだけで2万円前後を要するに対し、高速バスの類だと約半額の1万円程度で済んでしまうことがわかりますね。
上記のうち、高速路線バスについては、現在、大阪キタ地区(大阪駅前)から発車するJR系高速路線バスと大阪ミナミ地区(あべの橋・なんば)から発車する私鉄(半分JR)系高速路線バスの2系統が存在し、大阪キタ地区から発車するJR系路線バスに限りネット上からの事前予約&購入(クレジット決済)に係る割引が用意されています《往復割引については両系統とも設定有り》。
また、新幹線については、金券ショップの類で行われている新幹線回数券のばら売り(と思われるが…)を利用したり、同じく金券ショップやヤフオクなどで流通されているJR西日本の株主優待券を使ってJR西日本管轄エリア内に所在する駅の「みどりの窓口」で購入したりして、少しですが安く上げることは可能です《ヤフオクでJR西日本の株主優待券をお探しでしたらこちらからお入り下さい》。
そして、上記列挙の交通手段の他、今冬の「第九ひろしま2009」が開催される予定の12月20日(日)とその前日の19日(土)は何れも、昨年と同様、JR全線で運転されている普通列車(快速列車を含む)の普通車自由席が乗り放題となる「青春18きっぷ」の今冬発売分に係る通用(利用)期間内に入りますので、これを使って広島とを安上がりに往復することも出来ます。
まだ本番前日からのスケジュールの正式発表はありませんが、既に発表されている広島県外向け合唱団員募集に係るバスツアー旅程から、今年も本番前日に行われるリハーサルは夕方開始となる見通しですので、関西からだと早朝に出発して普通列車を乗り継げば、リハーサルの始まる夕方までに広島入りすることは可能です《お住まいの地域によっては夕方までの広島入りは時刻上不可能なケースも出てくるかも知れませんが…》。
尤も広島からの復路については、お住まいの地域によっては部分的に新幹線を使って「ワープ」しなければ帰れなかったりしますが・・・正直に白状すると、私もそれに該当する一人です(自爆)
余談ながら、私自身が昨年開催の「第九ひろしま2008」に合唱参加した時の広島往復について少し記しておきますと、勿論『青春18きっぷ』を使い、往路(本番前日)は大阪09:30発の新快速姫路行きで出発し、途中姫路・相生・糸崎の各駅で乗り継いで、リハーサル開始時刻の10分くらい前に会場最寄駅・新井口に到着、反対に終演後の広島からの復路では新井口18:02発の岡山経由瀬戸行き普通列車にて広島をあとにし、途中ダイヤの関係から岡山~姫路間は岡山21:14発「こだま670号」にて”ワープ”し、そのあと姫路21:57発の野洲行き新快速(上り新快速の最終)で大阪に戻りました。
§ 広島市内滞在中の宿のこと
次に広島市内滞在中に於ける宿についてですが、言うまでもなく、『楽天トラベル』や『じゃらんnet』などのホテル宿泊予約を取り扱うWebサイトの類を利用することで、従前からの電話予約と比べて安上がりに出来ます《一部の宿泊施設を除く》。
私も基本的に宿の確保はインターネット上から行ってきていますが〔というかインターネット上からしか宿予約をしたことが無い…〕、昨年(2008年)開催分の「第九ひろしま2008」では広島駅南口から歩いて10分足らずのところにあるこざっぱりしたビジネスホテルに4千円台で宿泊できました《尤も数日前まで宿が定まらず、ようやく4千円台で泊まれるここの宿を見つけ、椅子取りゲームよろしく、焦りながら予約を入れたものでしたが・・・》。
§ 総合すると・・・
というわけで、直前まで仕事などの用事で押さえられているなどの事情を抱えている場合は別にして、そうでなければ「青春18きっぷ」を使って普通列車を乗り継ぎながらのんびり気楽に広島とを往復し、かつネットを使って予め広島市内滞在中の宿を安く確保してしまうことで、料金の上ではバスツアー形式による「第九ひろしま」広島県外向け合唱団員募集を通じて参加するより安上がりに「第九ひろしま」への合唱参加が出来、かつ一人でも気軽に(というか機動的に)行動できるようになるのでは・・・と思ったりします。
ここで”料金の上では”とことわったのは、「青春18きっぷ」は購入の際に5回分セットで買うため、その際の出費がちょっと大きいところなのですが〔ちなみに発売額は11,500円。1回あたりの金額2,300円〕、これもまた金券ショップを利用することで少しでも安上がりに購入することは可能ですし、また「青春18」発売期間(今冬発売分は12月1日から)に入ってからはヤフオクでも端数回分の出品がちらほらと見られると思いますので、それを利用するのも手でしょう《私も大阪駅にほど近い某金券ショップで「青春18」を「11,000円」にて購入出来た経験有り;勿論販売額は金券ショップ店舗により異なりますが…》。
「青春18きっぷ」を使った広島入りにはもう一つメリットがあって、広島駅近くのホテルなどに宿泊していて、公演会場への移動にJRを利用する場合には手持ちの「青春18」でそのまま会場に向かうことが出来ます《ちなみに公演会場である「広島サンプラザホール」のJR線上の最寄駅は山陽本線・新井口駅;尤も「せっかく広島に来たのだから路面電車(広電)やバスで移動したい」というのであれば話は別ですが…》。
普通列車の乗り継ぎはしんどい、或いはじれったい、といった向きには、旅行会社が用意している「JR+ホテル」のフリープランを使ってみるのも手でしょう。
この「JR+ホテル」のフリープラン、「第九ひろしま」広島県外向け合唱団員募集に係るパッケージツアーを企画・催行する阪急交通社以外の旅行会社ではあまり見られず〔あの旅行業界の巨人・JTBでさえも、あまり見られなかったような・・・〕、このあたり阪急交通社の得意分野(というかお家芸?)のように思えるところなのですが、往復のJR線にホテル1泊分がセットになっても、金額面で、普通に切符を買って新幹線で往復する場合よりも安上がりとなる点に、初めてこのフリープランについて調べてみた私自身、魅力を感じるようになった次第《尤も今の私には経済的なこともあって即敬遠となってしまいますが…》。
1人からでも利用できるものとしては「広島フリープラン2日間」というのがあり、往復乗車する新幹線列車〔ちなみに「ひかり(レールスター?)」号〕や宿泊する施設は予め旅行会社によって指定されるものの、本番前日にあたる12月19日(土)出発分の場合、料金は「16,800円」と格安。
但しこのプランには「最少催行人員 8人」との定めがあるため、この定数を下回るとプランそのものが成立しなくなる、つまりこのプランを使っての広島入りが出来なくなるのかもしれません《あと、催行決定となった場合でも、指定された一列車に全てのプラン参加者を乗せてしまうことが予想されるため、混み込みした雰囲気などは苦手という向きにはちょっと不適かも…》。
2人以上のグループを組む場合には、前記の「広島フリープラン2日間」に加えて、往復乗車する新幹線も都合に合わせて自分たちで決められる”+JRプラン”(阪急交通社での表記は”+【JRプラン】”)も利用出来るようになります。
同じく19日出発分では、JR線往復分と、これにセットされる宿泊施設として・・・
◎ コートホテル広島 ◎ ホテルフレックス ◎ ホテルニューヒロデン ◎ ANAクラウンプラザホテル広島 ◎ ホテルグランヴィア広島 |
以上の広島市中心部に所在する5つのホテルが用意されていて、どのホテルに宿泊するかによって料金は変わりますが、1人あたり最低20,975円から最高28,325円となる他、往復のJR線で片道あたりプラス200円で「のぞみ」にも乗車可能。
そして、前記の「広島フリープラン2日間」とは異なり、この”+JRプラン”では申し込んだ時点で出発決定となる、つまりJRの「みどりの窓口」や自動券売機でふつうに切符類を買って改札をくぐってそのまま乗っていく感覚でこのプランを利用できるというのも大きな魅力のように感じるところです《しかし何よりも、新幹線往復分の「運賃+料金」定価合計額相当の金額で、新幹線往復分に加えてあの一流ホテル1泊分もセットされている、というのが大きいのかも知れませんね…》。
§ おわりに・・・
ここまで関西から広島に至るまでの”足”などについて書き連ねてきましたが、私自身としては、やはり自分でJR切符類をそろえてネット上で宿をおさえておくのが気楽でいいように思うところですし、「第九ひろしま」が「青春18きっぷ」通用(利用)期間中に開催されることから、「青春18」を使うことで気軽且つ普通列車乗り継ぎで格安で広島入り出来るようになるわけで、貧乏な身でもある私にとってはとてもありがたいことなのです。
しかし、最近の「第九ひろしま」に於いては、関西圏だけにとどまらず、更に遠方にあたる首都圏からの合唱参加者もちらほら見受けられるようになってきていることから〔昨年の『第九ひろしま2008』では千葉からの合唱参加者もいたとの場内アナウンスがあったような記憶が・・・〕、関西圏以外からの「第九ひろしま」への合唱参加を想定しての”広島への足”も一度調べてみようとも思い立つようになり〔出しゃばりすぎ…〕、併せて調べてみたわけでありますが、距離が距離なだけに、関西発の場合とはまた違った結論が浮かび上がってきました。
これについては次回以降の記事でお話ししようと思います。
また、前回記事の最後でお約束しました「あの話」についてですが〔既に勘づかれている方もおられるかと思いますが…〕、次回以降の記事でさせて下さいね《ゴメンナサイ…》。
<(_ _)> ありがとうございます。よろしくお願いします <(_ _)>
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