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日本の新幹線、官民挙げての売り込みへ・・・国土交通省、「鉄道国際戦略室」設置。国際標準規格への認定目指す

 鉄道発祥の地・イギリスに日本の新幹線技術を採り入れた高速新線「CTRL」向け鉄道車両「クラス395」の日本からの納入(イギリスの港への陸揚げ)が完了したのは去る8月17日のこと《→『イギリス高速新線「CTRL」向け新型車両「クラス395」計174両、陸揚げ完結・・・日立製作所、新幹線アイディア採用』》。

 

 その後、現地では乗り心地の良さなどで好評を博しているとの情報が当ブログにも寄せられてきました。

 

 日立製作所が生み出した、ヤンチャな顔つきのイギリス高速鉄道車両は、現地のCTRL利用者たちに受け入れられ、まずは上々の滑り出しといったところでしょうか・・・日本の鉄道好きの一人として誇りに思っています。

 

 

 ところで、今、ベトナムやアメリカ、ブラジルなどで高速鉄道の建設計画が次々と打ち出され、このうちベトナムでは日本の新幹線方式で建設を進める意向を明らかにしているほか、インドでも鉄道大臣が今年1月に来日して東海道新幹線の東京~京都間を試乗する等一定の関心を示している一方で、アメリカとブラジルに対しては日本政府やJR東海、鉄道車輌製造に関わっているメーカーなどが懸命な売り込みを続けているようなことが報じられてきています。

 

 こうした中、今月に入ってから政府サイドにて新たな動きがありました。

 

 去る9月1日、国土交通省は、高速鉄道建設計画のある海外各国に日本の新幹線を積極的に売り込むため、同省鉄道局内に新しい部署「鉄道国際戦略室」を立ち上げました。

 

 官房参事官(課長クラス)以下14人で構成されるこの新しい部署では、維持管理コストの低廉さや安全性の優位さなど、日本の新幹線の兼ね備えているセールスポイントを現在高速鉄道建設計画を進めている海外各国の政府要人らにPRしたり、日本の鉄道技術を国際標準に位置づけるための海外への技術協力推進を行うことなどを任務としています。

 

 

 日本の新幹線の優位性についてはこれまでにも至る所で報じられてきているのですが、実は新幹線に関しては国際標準規格というものがまだ存在していません《というか国際標準規格の一つとしてまだ認定されていない》。

 

 一方、最大のライヴァルであるフランスのTGVに関しては、フランスを初めとした欧州諸国が鉄道技術の輸出に積極的であるところから国際規格化を推進してきていることもあってか、ベルギーの「タリス(Thalys)」や英仏(白)間高速列車「ユーロスター(Eurostar)」、スペインの「AVE」など、ヨーロッパ各地でTGVをベースにした高速鉄道とその車両が続々と誕生してきています《尤もスペイン「AVE」に関してはドイツICE方式の軌道・信号システム(LZB)にTGVベースの車両が乗っかっている格好となっているが…》。

 

 この欧州諸国による鉄道技術の国際規格化への推進の背景には、世界貿易機関(WTO)が各国が国境をまたいで鉄道車両や設備を新たに導入する際に国際規格に則るよう事実上義務づけているところがあり、そのため、まだ国際規格として認定されていない日本の新幹線技術は海外への売り込みに際して欧州勢と比べて幾分不利な立場に立たされているものとみられるところです《尤も技術自体で世界に轟かせていることでしょうが…》。

 

 ご存じのように、去る2004年4月に開業した韓国高速鉄道「KTX」ではフランスのTGV方式が採用され、2007年1月に開業した台湾高速鉄道(THSR、台湾新幹線)では最初欧州側の技術が採用されるも安全性や耐震性の問題などから途中から日本の新幹線方式に切り替えられて進捗し開業に漕ぎ着けられたわけですが、もしこれらの重要なイヴェントが発生した時点で日本の新幹線が国際標準規格の一つとして既に公式に認められていたとしたらどうなっていたか・・・同じ結果となっていたのかもしれませんし、ひょっとしたら台湾高速鉄道が初めから日本の新幹線方式を全面的に採用して建設が進められたのかも知れないでしょう。

 

 済んでしまったことを後悔したところで何にもなりませんが、今後、ブラジルやアメリカ、そして東南アジア諸国に日本の新幹線を売り込む際には、フランスTGVと同じく、その前提として国際規格の一つとして認定されていることが必要になってくると報道などでいわれますし、私自身も海外への売り込みを有利に進めていく観点から是非国際規格の一つとして登載されるべきと考えるところです。

 

 既に民間レヴェルでは鉄道総合技術研究所(JR総研)が、川崎重工業や日立製作所を初めとする鉄道車両メーカーやJR東日本や東京メトロを初めとする鉄道事業者など計9社と共に、来春をめどに「鉄道国際規格センター」を立ち上げることにしており、今度の国土交通省による「鉄道国際戦略室」立ち上げで、官民挙げての新幹線売り込みの動きが本格化しそうです。

 

 更に日本のマーケットからの期待も熱く、例えばベトナムで日本の新幹線方式が採用されるとの報道がなされた際には、新幹線車両の製造に携わる車両メーカーや部品メーカーなどの株価が上昇していました。

 

 

 地球環境保護(いわゆる「エコ」)への意識の高まりも相まって、高速鉄道技術保有国(地域)による、新たに高速鉄道を導入しようとしている国々への売り込み合戦は、今後激しさを増しそうです。

 

 

P.S.
 高速鉄道技術の国際標準規格のことについて書いてみたのですが、その過程で、日本の新幹線とフランスのTGVとでは規格面で全く異なることを知らされました。

 敷設されるレール断面一つを例にとっても、フランスTGVで使用されるレールは日本の新幹線で使用されるそれと比べて頭部の丸みが大きく、新幹線車両をそのまま走らせることが出来ないのだとか。

 私自身も動力機構面で新幹線とTGVは全く異質のものであることは知識としてわかっていたつもりなのですが、あらゆる面で違うことまでは知りませんでした。

 

 ここで、高速鉄道技術を生み出してきた日本とフランスの地理的・気候的バックボーンについてちょっとだけ比較・・・

 TGVが生まれ育ったフランスはその国土の大半が比較的なだらかな地形をしていて、気候面でも東部国境地帯など一部地域を除いて比較的穏やかである模様。

 これに対して新幹線が生まれ育った日本は山が多くて降水量も多め・・・

 

 これから高速鉄道を導入しようとしている各地域の地理や気候についてですが、東南アジア諸国やブラジルについてはやはり起伏に富んでいて年間通しての降水量も多めの模様で、アメリカについては地理的条件だけでなく気象条件も地域によってヴァラエティーに富んでいるものの、眺めた感じではフランスみたいななだらかさにはなっていないみたいですね。

 政治的ファクターに惑わされることなく〔韓国のKTXの場合は導入の過程で政治的な匂いを漂わせていたように思えてならないし・・・〕、地理的条件や気象条件、そして開業後の維持管理(費用面を含む)のことなどから適切な選択をされんことを望むところです。

 

 

◎ 参照記事
新幹線売り込みへ戦略室設置 国交省、米国など照準
新幹線、車体も信号も「丸ごと輸出」 国際規格化図る
インド鉄道大臣、新幹線に視察乗車
ベトナムに新幹線の意味 経済発展と環境保護の一石二鳥
JR東海会長、米国で新幹線売り込み図る
ブラジル新幹線、日・韓・仏など受注合戦白熱
新幹線で勝負 ブラジル高速鉄道で受注合戦
カリフォルニア新幹線計画本格化 日本の新幹線売り込みへ
日車両(7102)が急伸、ベトナム政府が鉄道建設に資金と伝わり
森尾電機が高値更新・人気の鉄道関連、東洋電機に比べ出遅れ
《→『森尾電機が高値更新・人気の鉄道関連、東洋電機に比べ出遅れ』》
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《→『東洋電機など鉄道関連が高い・新幹線技術輸出拡大に期待』》

 

 

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コメント

こんにちは。
新幹線とTGVの軌道に関するお話し、興味深く読ませていただきました。

結局は、政治力とアピール力がものをいう世界であることは当然であり、それらを総称して国力という以上、日本もしっかりとそうした営みを行うことで、日本の国際社会での地位や経済的な成果の獲得を目指してほしいものですよね。

折角、世界に誇れる技術を持ちながら、それが宝の持ち腐れとなってしまっては、あまりにももったいないので。

その意味で、今ほっとなブラジルへの売り込みについては、その高温多湿な国土に相応しいのはどちらか?という点を強調して、是非しっかりとした売込みをしてほしいものです。

遠い異国で、あの丸顔(最近は鋭いですが…(笑))に出会えたときにはホッとするだろうなあと、そうしたしょうもない理由も含めて、国土交通省と外務省の両大臣には頑張ってほしいですね。

 MOLTAさん、こんばんは。
 先日はお邪魔さまでした。

 勿論新幹線(高速鉄道)技術を売り込む技術保有国側にはプレゼン力や政治力が要求されるのかもしれませんが、要は高速鉄道を導入したい国(地域)サイドが、高速鉄道技術を売り込んでくる国の政治的パフォーマンスに踊らされること無く、自分の国の地理・気候そして需要予測を基にして冷静に判断してもらいたいだけのことなのです。

 日本政府や鉄道車輌製造などに携わる民間企業など新幹線売り込みの最前線に立つメンバーたちには、相手国(地域)の地理や気候などを正しく把握し、それらを踏まえながら自らの新幹線技術の優位さを存分にアピールしていってほしいと、私としてはただ願うばかりです。

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