【「第27回1万人の第九」レッスン記;4】「第九」終楽章合唱部分、全て終了。リハーサル公開チケット発売告知も
大阪「サントリー1万人の第九(10000人の第9)」公演本番に向けての、我が「大阪5」クラスの授業も昨日分で4回目、つまり後半へと入りました。
同じく昨日からは来年の年賀状発売も始まり、年の瀬が近いことをじんわりと感じさせられるところです。
昨日もレッスン開始時刻の1時間弱前に自宅を出てJR線上の自宅最寄り駅から天王寺・新今宮を通って大阪に向かうという定番ルートでレッスン会場へ・・・
会場到着時、受付デスクで私の担当パートであるテノールについての告知を促され、昨年と同じく高音域(テノール1)を申告。
本番が目の前に来ていることを実感させられるひとときでもありました。
場内に入ってみると体操の真っ最中で、続いて泳ぎの動作体操へと移り、私は椅子の並べられているエリアのすぐ後ろのに移動してその泳ぎ動作体操から参加しました《”クロール”や”平泳ぎ”などと共に、”犬かき”や”日本泳法”までも登場しました》。
泳ぎ動作体操に続く顔の体操では、いつものように「サントリー」や「キリン」などが登場しましたが、「一番搾り」のあとには「一番星見つけた」も登場し、場内が少し沸き立ちました。
これに続く発声練習では例によって「マメマメ~」や「隣のビヤガーデン」により行われたのですが、その際、弧を描きながら前のほうに一気に響かせるような感じで声を出すよう具体的なアドバイスがありました《この書き方が適当かどうかちょっと自信ありませんが…》。
発声練習が終わると全員着席となり、椅子席エリアの後ろで待機していた私たちは一斉に空席を目指しました。
私も前回に引き続いてバス・パート領域との境界線沿いで空席を探し〔少しの勇気を振り絞って!?〕、今回は中ほどくらいのバス領域との境界線つまり通路側に空席を見つけることが出来ましたので、そこに腰掛けてレッスンを受けることが出来ました。
本題である「第九」レッスンは”練習番号S”の箇所から始まり、ついに曲全体の最後まで到達となりました。
”練習番号S”の箇所───歌詞でいえば「Deine Zauber Deine Zauber …」で始まる箇所なのですが、すぐ前の人が開いていた楽譜の譜面から確認できました(ぉぃ)
で、ご存じのように、この後に控える「Alle Menschen Alle Menschen Alle Menschen …」の節に向かってクレッシェンドしながら歌うところから始まっていますが、このクレッシェンドの仕方について、声を出す強さを変えながら歌っていては遅れてしまう、ということで、声の出し方とブレスの仕方を組み合わせてクレッシェンドしていくやり方をアドバイスされ〔ちょっと書き方に自信なし・・・でもこんな感じでした〕、やってみると、割と楽にクレッシェンドしながら歌うことが出来て、妙に納得の私・・・
そして裏拍始まりとなっている「Alle Menschen Alle Menschen …」のところについては、先生が”タンタン タンタン タンタン タンタン ダダダン”に続いて入る形(考え方?)をアドバイスされるも、これは私もちょっと苦戦でした。
今まで慣れてきた形とは違うものだから、頭の中でイメージとして繋がらず、結果悪戦苦闘という有様・・・
そのあと、2度目の「Deine Zauber Deine Zauber …」のあたまのところでも念入りなチェック。
各パート毎にそのあたまの部分の音程を出させていたのですが、ことに私たちテノールと女声のアルトに於いては念入りにやられました《バス・パートもやっていたかな・・・よく覚えていないし》。
パート内で小分けされ、その中で順次歌わせていたわけですが、私の座っているところはテノール領域の中で一番最後に順番が回ってきて、少人数なものだから、私は撃沈・・・あぁ恥ずかし。
一方で、アルトでは一番最後で椅子席の後ろで一人立っていた人が果敢に声を出し、その澄み切った感じの声にクラス生の間から拍手が巻き起こっていました。
そしていよいよ最後のプレスティッシモ、いわゆるフィナーレの部分へ。
ここは、オペラや演劇でいえば出演者総出で歌い上げたりするところであり、いわば締めくくりの場所、との講義がありました。
まさしく”フィナーレ”にふさわしい部分・・・物語の締めくくり。
で、ここでは「über'm Sternenzelt Muß ein lieber …」のところで少し念入りにチェックが。
リズムの形が大まかに2通りに分かれていて、私たちテノールとソプラノが「ターカタッカッ・ターカタッカッ」という形態であるのに対してバスとアルトが「タカタカ・タカタカ」という形態に。
ここで、このリズム形態などに注目した有元先生は、ちょっとしたイタズラを───というのはちょっと適当ではないかもしれませんが、アルトには「ガミガミガミガミ…」と、バスには「オイコラオイコラ…」とそれぞれ先に歌わせ、その次に本来の歌詞を付けて歌わせるという試みをしたのですが、これには場内から笑い声も・・・
「über'm Sternenzelt Muß ein lieber …」の歌詞があてがわれている箇所に於いて、上のほうで「ターカタッカッ・ターカタッカッ」と軽やかに歌っているその下で「タカタカ・タカタカ」と足踏みするが如くに歌っている───この構造を考えてみたとき、前記の有元先生の試みはなかなか面白く感じると共に、ある意味的を得ているような感じがしないでもないところですが・・・どんなものでしょう。
それはさておき、その後はというと、「der ganzen Welt」という一節を繰り返しながらソプラノを除いた3パートが目まぐるしく音程を上下させるところ(902小節目くらいに至るまでの7~8小節分)で声の出し方・響かせ方のチェックが入った程度かな。
そして終わり近くのマエストーソのところ(歌詞でいえば「Tochter aus Elysium」)では、「きらびやかな装飾を施した殿堂の中にいる」ような感じで歌うようにとの講義があり〔このような言い方だったように何となく記憶…〕、それに続く一番最後の「Freude, schöner Götterfunken」の箇所では恐い顔になってしまわぬよう改めて注意が飛びました。
これにて「第九」終楽章に於ける合唱部分は終わりまで到達したことになり、残る約20分間を使って、お温習いをかねて、全員起立にて合唱部分を全て通しました。
これまでの4回分習ったことを少しでも思い出しながら私も合唱に加わったつもりですが、なかなか思い出せぬまま曲は進むばかり・・・
有元先生のバリトン・ソロ(時に他のソロも演じていた)に寄り添われながら、途中2回ダメ出しでストップをかけられたものの〔たいしたものではなかったが…〕、ひととおり通すことが出来、この日のレッスンは幕となりました。
と、ここまで昨日のレッスンのことを一気に書いてきましたが、最後に休憩時のことを少し。
休憩に入る前、スタッフの一人が壇上に上がり〔どうやらこの日のとりまとめ役らしい…〕、去る10月17日(土)に始まった公演チケットが即日完売となったことを受けて今年も本番前日の総合リハーサルを公開することとし、そのためのチケットを発売する・・・との説明がありました。
そして、今年の公開リハーサルのチケットは「ローソンチケット」に於ける取り扱いとなる、と告知すると共に、そのための案内チラシを作っているが配布は次回レッスン時になってしまうので・・・というわけで、口頭にて受付電話番号が告げられると共に、後方に置かれている連絡用ホワイトボードの両面に掲示されているリハ・チケットの販売要項にも受付電話番号が筆書されているのが見えました〔勿論販売要項自体は印刷された掲示物になっていますが、受付電話番号だけが抜けていました(電話番号がわかる前に作っていたからだと思うけれど…)〕。
またこの日はホワイトボードの右横にも小さな縦型ボードが設置され、そこにもリハ・チケットの販売要項などが掲示されていました。
リハ・チケット販売の告知と共に、玄関ホール横の場内出入口には補習授業(特別補習レッスン)の告知もなされているのが見えました《我が「大阪5」クラスにも20人の枠が割り振られているみたいですが、休憩時点では1人の申し込みもありませんでした;ちなみに日時は「12月1日(火)・18:15~」で、会場は我が「大阪5」クラスのレッスン会場でもある「梅田東学習センター体育館」となっています》。
なお、休憩時ではありませんが、この日のレッスン終了時に公演終了後の打ち上げ(有元クラス合同)の話があったみたいですが、私はそれを振り切るかのようにさっさと家に帰りましたww・・・尤も私だけでなく20~30人ほどのクラス生たちも同じようにさっさとレッスン会場をあとにしていましたが。
というわけで、大阪からは京橋・放出経由で家路についた私なのでした───おおさか東線を経由するルートは復路の定番となってます(笑)
次回(5回目授業)は11月12日で、「第九」合唱部分全体のお温習いと細部のダメ出しが行われることになると思いますが、ここで有元クラス名物の”シャッフル”がいよいよ実行されるみたいです《先生から告知有り》。
私自身にとってはまた一試練となりそうな予感・・・
P.S.
本文の終わり近くで記しました、本番前日の総合リハーサルの公開に際して発売されるチケットの詳細についてはこちらからご覧下さい《合唱参加者のみこのチケットの予約申込が可能です》。
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