【「第27回1万人の第九」レッスン記;5】第1部楽曲合唱練習と「第九」”シャッフル”練習。出演者座席券交付始まる
11月に入り、今年も残すところあと2ヶ月切りましたね。
こちら大阪に於ける「1万人の第九」も残すところあと3週間あまりとなり、大阪市内を中心に近畿一円と東京都心部に設置されているレッスンクラスに於ける本番に向けての授業もいよいよ佳境に入ってきている模様。
公演前日・当日に有効な出演者用座席券の交付を受けたとの報告もちらほらと聞かれるようになり、年末の足音が次第に大きくなってきていることを感じさせてくれる今日この頃です。
というわけで、私の所属する「大阪5」クラスも一昨日(11月12日)の授業で5回目を数え、いよいよ大詰めを迎えるところまできました。
自宅を出てから天王寺に出るところまでは今まで通りだったのですが、前回(4回目)のレッスンに出席した際、天王寺から鶴橋・京橋を通る内回り電車のほうが早く着くのでは、と思うようになり、それを実際確かめるべく、今回は天王寺で降りて内回り電車に乗り換えて大阪を目指すことにしました。
で、いつものように一番前の車両に乗り込み、天王寺に到着してドアが開いたと同時に駆け足で端のほうに位置する環状線・内回り電車が発着するホームへ。
同じくホームに降りていく人を避けながら何とかその内回りのりばに降り立ってみると、右手に停まっていた白色3つドアの電車(221系電車)がドアを閉めて発車していくのが見えました・・・あぁ残念無念。
仕方なく左手に停まっていたオレンジ色4つドア(201系電車)にドアを開けて停まっていた次発電車に乗り込んだ私でしたが、隣に見える環状線・外回り電車(西九条方面)が発着するホームにも既に同じオレンジ色4つドアの電車がドアを開けて停まっていて、ホーム上に備え付けの発車標(行先案内表示器)を見比べてみたところ、なんと発車時刻が私が仕方なく乗り込もうとしている内回り電車と同じ!
いくら外回り電車のほうが新今宮で関空特急「はるか」の通過待ちをするとはいえ、天王寺からの内回りルートのほうが距離こそ短いが駅数が多いし、その中には鶴橋や京橋という天王寺に匹敵するターミナル駅も含まれている・・・これでは無意味だ、と内心ガックリの私でしたが、内回り電車に乗るとある程度心に決めていたところもあるので、結局そのまま内回り電車で大阪を目指すことに。
天王寺を発車してからすぐ、進行方向右手に大和路線・JR難波方面ホームへと滑り込む、新今宮で環状線・外回り電車を待たせることになる関空特急「はるか」の姿が見えました。
この調子だと、大阪到着は外回り電車に乗った場合とトントンぐらいになるかな・・・
結局大阪には同じ時刻に発車した外回り電車より遅く着いたみたいで、今回はツボにはめられたな、と思いつつ早足でレッスン会場へと向かった私。
早足で阪急梅田駅や紀伊國屋書店などに通ずるコンコースを抜け、窓から煌々と場内照明の漏れているレッスン会場の横を通って正門をくぐった時には、恐らく開始時刻から5分は経過していたと思いますが、それでもバイクで乗り付けた人がいたりするなど、数人のクラス生の姿が見受けられました。
玄関でスリッパに履き替え、いつものように受付で出席チェックをを受けた私は、同席希望者の有無について訊ねられ、それに答えていると、公演会場に於ける諸注意事項やスケジュールなどが記された文書と共に出演者座席券を交付されました。
昨年までは受付デスクの上に積まれた出演者座席券の山を眺め、そして交付された同座席券の券面をみて一喜一憂したりしていたものでしたが、今回は同座席券の実態を手にしたのを確認するだけですぐさま場内へと入りました。
券面に記載の座席位置を見ることで意欲が削がれるようなことがあってはイヤなので・・・
ですから、今回は受付デスクの上に積まれた出演者座席券の山は一切眺めませんでした。
よって、我が「大阪5」クラスにアリーナの席が回ってきているか否かについては、一切わからないです(苦笑)
そして、座席券と共に、他のクラスで受講している合唱参加者たちからのリポートを通じて知るところとなった、黒表紙の第1部用楽譜も受け取りました。
で、場内に入ってみると、全員着席状態で、壇上では担任の有元先生が何やら話をしていました。
あとから入ってきたクラス生たちは次々と前方の椅子席の空いているところを探して座っていっている様子だったので、私もそれに倣って目で空席を追い、そして前のほうへと移動しました。
そして、前から6~7列目くらいの真ん中の席に無事着席───しばらくして準備運動が始まりました。
いつもより遅めだったんだ・・・けれども、おかげで「肩たたき」から参加できました。
今年初めての「肩たたき」参加です(笑)───先生のリズムに乗せられるかのように、隣の人の肩や腰をたたいてやりました《勿論マッサージ風にね》。
その後、背伸びや泳ぎ方、そして顔の体操などの準備運動を経て、発声練習へ。
顔の運動では都合ビール会社3社分の会社名やブランド名が登場・・・ちょっと混乱気味だったみたいで《いうまでもなくサントリーとキリンの経営統合に向けての交渉中のためだけど…》。
発声練習では2度・3度・5度の各音階と「1-3-5」分散和音により行われ、5度音階を除いては「マママ~」で、5度音階のみ「マメマメ~」と「隣のビヤガーデン」で発声練習を行いました。
発声練習を終えると、この日配布された第1部(前半)用楽譜を早速使っての、第1部ゲストと共に合唱する楽曲(「世界に一つだけの花」→ウィキペディア解説へ)の練習に入ったわけですが、先生が「この楽曲を知っている人」と挙手させたところ、過半数の人が手を挙げているみたいでした。
その後、この曲は『YouTube』にもアップされているから、ということで先生愛用のアップルのノートPCが舞台上に持ち込まれ、マイクを近づけてメロディを聴かせてくれたのでした《先生愛用のマックノートPC実機を目の当たりにしたのは今回が初めてかな・・・》。
ちなみに私はというと───知らなかったです、この曲の存在を。
けれども受付で貰った黒表紙の楽譜を開けて眺めてみると、そこに記されている音列とリズムに何やらピンとくるものが・・・
そして、いざ練習が始まると、この楽曲のサビの部分にさしかかったところで「あ、やはりそうだったのか!」と納得する自分がそこにありました。
この楽曲のサビ部分、コンビニ店内(だったかな…)などでしばしば耳にしたことのあるメロディだったのです。
勿論その時には曲名を知らないままに聞いていたので、今度の「万九」合唱参加の中でそのメロディに付けられている曲名を初めて知った次第。
けれども、いざ楽譜を眺めてみると、サビの部分に於いて付点音符が至るところにあったりして、スラスラと歌えている周囲のクラス生たちを横目に、アップアップしてしまうという有様でした。
それでも口を動かしているうちに、何とか歌えるようになってきたかな・・・それでもマダマダでしたけど。
あと1回授業が残っているので、本番でどうにか歌えるところまで持って行くしかないですね。
休憩時間まで残り約10分となったところで本題の「第九」練習へ───この日は「第九」合唱部分の全体お温習いを、休憩時間を挟んで、行いました《「練習番号M」の箇所までを休憩時間前に済ませ、残りは休憩の後に済ませていました》。
この日のお温習いでは、最初に楽譜を見ながら歌わせ、ついで楽譜を閉じて(実際は「指を挟んで」という言い方でしたが…)暗譜でもう一度歌わせるという方法にて進められましたが、私自身は楽譜を持ってきていないのでずっと暗譜状態でした(自爆)
それで、頭の中で音と歌詞を改めて思い出しつつ歌ってみたのですが───やはり、見直す意味合いから、真面目に楽譜は持ってくるべきですね、これは《不謹慎…》。
それはさておき、記憶にある限りであげてみると・・・まず「練習番号M」が終わった直後の「Seid umschlungen ~」から始まる一節。
2度目の男声合唱とそれに続く混声4部合唱の中で出てくる「~ ein lieber Vater wohnen」のところは幾分優しい感じで歌うということをまずいわれ、次いで「Ihr stürzt nieder,~」から始まる箇所に於いて、クレッシェンドしながら歌う「~ über'm Sternenzelt!」と、それに続くフォルテッシモ(ff)で歌い上げる「Über Sternen muß ~」との、”über'm”と”Über”の違いに注意することもいわれました。
2度目の男声合唱とそれに続く混声4部合唱の中で出てくる「~ ein lieber Vater wohnen」のところは幾分優しい感じで歌うということをまずいわれ、次いで「Ihr stürzt nieder,~」から始まる箇所に於いて、クレッシェンドしながら歌う「~ über'm Sternenzelt!」と、それに続くフォルテッシモ(ff)で歌い上げる「Über Sternen muß ~」との、”über'm”と”Über”の違いに注意することもいわれました。
その次、「Deine Zauber Deine Zauber ~」で始まる「練習番号S」の箇所のところは声の出し方(響かせ方)を少しずつ変えていくことでテンポに乗り遅れること無くクレッシェンドするというプロセスの確認を中心に注意がありました。
そしてフィナーレ部分でも、一番最後の「Maestoso」から再度「Prestissimo」に移行して合唱をすべて終えるあたりに於いて「Götterfunken」の”funken”は早めに歌い終えることを確認しました。
それにしても、”二重フーガ”の直前で歌う「Über Sternen muß ~」という歌詞の中の”Über”、私もまたその前の箇所で歌う「~ über'm Sternenzelt!」の中の”über'm”と混同してしまっているのかも・・・本番に向けて直さなくては。
「第九」合唱部分全部のお温習いが終わると、いよいよ有元クラス名物の”シャッフル”に入り、いつもと違う場所でもう一度「第九」合唱分全部を通しで歌うこととなりました。
例年、私自身はこの”シャッフル”に於いてはテノール以外のパート領域の後ろのほうに一人ぽつんと立って声を出していたものでしたが、今年は人込みの中で移動をし、元々ソプラノ領域だった場所に移りました。
私にとっては初めてのことだったので、初めのうちは座っている場所から動かないでいようと考えたりもしましたが、思い切って移動することにしました。
いざ、移動してみると、私の周りにはアルト・パートのクラス生たちが席を埋めていくのが見えました《移動した直後はどのパートかわかりませんでしたが、移動後に先生がパートごとに挙手させた結果、私の周りに陣取った人たちの多くがアルト・パートだったことがわかった次第》。
移動後、先生が記念撮影と称して手持ちのデジカメで場内を一通り撮影し、ついでに伴奏ピアノにもレンズを向けていました。
そして起立状態で再度「第九」合唱部分全体を通したわけですが、普段のレッスンで体験することのないアルト・パートの人たちを間近にしながらの合唱が出来て、新鮮味を覚えると共に、貴重な一時を過ごせたようにも感じています。
正直、声を出していながら周囲から文句いわれないかビクビクしていたこともありました・・・幸い”うるさい”等と言われずに済みましたが。
というわけで、この日の授業はお開きとなり、帰り際には有元クラス合同の打ち上げパーティの案内がありましたが、大多数のクラス生と共に、それを振り切って帰路についた私なのでした。
最後に休憩時間中に見たものを少しだけ。
会場後方に設置された配布物デスクを見ると、締め切り日の過ぎていた「第九ひろしま」パンフレットは見事撤去されて〔昨年は置かれっぱなしでしたが…〕、代わりに公演当日の昼食用弁当の注文案内チラシが置かれているのが見えた他、ホワイトボードには今回出演者用座席券と共に配布された公演前日と当日に於ける諸注意記載文書が掲示されているのも見えました。
お値段はお茶付きで一食千円、昨年と変わらず。
眺めている限りでは、昼食用弁当案内チラシを手に取る人はあまりいなかった様子でした。
受付デスクの置かれている玄関ロビーに出てみると、ここにも諸注意文書が掲示されているのが見えました。
本番が近づいてきていることを否が応でも感じさせてくれる光景です。
そして、受付デスク横に設置された教壇机の上に陳列された販売品たち・・・
トイレに向かう途中でカメラに収めてみたのですが、何となく忘れ去られているような雰囲気を感じました。
あと、前回(第4回)授業で初めて案内された補習授業ですが、この日張り出された申し込み記入欄を見ると、我が「大阪5」クラスでも4人の受講申し込みが入っているのが見えました。
残すは最終回授業と、12月の公演3日前に組まれている「佐渡裕特別レッスン(佐渡練)」の2つだけとなりましたが、最後までレッスンを大切にしたいと思います。
次回は2週間後(11月26日)に行われる最終回(第6回)授業となりますが、これまた有元クラス恒例となっている、全体を半分ずつに分けての”お温習い会(発表会)”形式による「第九」全体通し練習が行われることになっています。
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