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名松線「家城~伊勢奥津」間、部分廃止へ・・・先月の台風18号襲来による被害甚大。収支(営業)係数「2000」

 先月(10月)上旬に日本列島を襲った台風18号。

 

 私の住んでいる地域でも、通り道から少しはずれていましたが、強烈な風が吹き、目立った被害こそ見られなかったものの、締め切ったサッシ窓がミシミシ軋む音がして、今にも強風に圧されて窓ガラスが割れそうな恐怖に苛まれたものでした。

 

 けれども、台風の進路にあたってしまった地域を中心に、現実に甚大な被害を被ったみたいで、屋根が吹き飛ばされるなどの被害があったと各種メディアでさんざん報道されたことが記憶に新しいところですね。

 

 当然の事ながら、交通機関も大幅に乱れ、鉄道に於いても特急列車を中心に運休が相次ぎましたが、幸か不幸か、地上設備(線路、信号系統など)への目立った被害は、東海地方を走る1路線を除いて、見られませんでした。

 

 

 唯一、台風18号で大きな被害を被った「東海地方を走る1路線」───それは紀勢本線松阪駅を起点とする盲腸ローカル線「名松線」でした。

 

 この事実を知るところとなったのは、今日、この名松線に関するある記事に接したことからでした。

 

 

 雲出川の渓流沿いを走り、かつて松阪と三重県西部にある名張とを結ぶ路線として計画されていたところからその名が付いたといわれている名松線は、紀勢本線の松阪と旧美杉村(現・津市美杉町)内の伊勢本街道・奥津宿付近に所在する伊勢奥津との間を結び、JR東海管轄エリア内唯一の、そしてJR旅客会社全体でも稀少となった、非自動閉塞方式(松阪から途中の家城まで票券閉塞、以遠はスタフ閉塞式)が採られている路線。

 

 私自身もだいぶ前(10年以上前・・・学生時代だったかな)に1度だけ伊勢奥津との1往復で乗ったきりなのですが、終点駅・伊勢奥津で、同駅からの名張行きバスが発着するバス停留所を求めて少し駅前を彷徨っていたことを覚えています。

 

 そのとき彷徨いていた伊勢奥津の駅前には、当時、お店の類はほとんど無かったような・・・

 

 名張まで伸ばすつもりが先に参宮急行電鉄(現・近鉄)が松阪と名張の間をレールで結んでしまったために伊勢奥津で建設が止まってしまったことが災いしてか、1968年の「赤字83線」の一つにリストアップされたのに続いて1980年10月制定の「国鉄再建法」に基づく”特定地方交通線・第2次廃止対象線区”にもリストアップされ、実際に廃止申請を国に対して行ったりもしたものの、代替道路未整備を理由に廃止を免れ、国鉄の分割民営化を経て今日まで生き延びてきたという曰く付きの名松線でしたが、この度の台風18号襲来により、名松線の山岳区間である「家城~伊勢奥津」間を中心に土砂崩れ(土砂流入)や路盤流失などの被害が多発、松阪から途中の家城までは運行を再開したものの、被害の集中している家城以遠の区間では今もバス代行輸送が続いています。

 

 この被害の集中している家城以遠の区間についてJR東海は、詳細に調べ上げた被害状況などを踏まえて、去る10月29日になって、現在バス代行輸送を行っている家城~伊勢奥津間の復旧工事を断念して部分廃止とし、バス転換するという方針を固め、関係自治体との協議に入ることを明らかにしました。

 

 その詳細な調査結果についてはJR東海Webサイト内に掲載の『名松線の今後の輸送計画について』に添付された資料に詳しく記載されていますが、全被災箇所39カ所のうち山岳区間(というか末端区間)にあたる家城~伊勢奥津間だけで38カ所確認され、この中には道床ごと流失して線路が宙づり状態となってしまっているところもあるのだとか。

 

 そして、当該区間に於いては元々地形が険しいところが故に曲線や勾配も多いことから、運行の安全の確保のため、速度制限をきつくしたり1時間あたり20mm以上の降雨量で運休とするなどの措置をとり続けていること、そして仮に復旧工事を全線にわたって完了して運転再開させたとしても次に今回の台風18号と同等の暴風雨が襲来した場合にまた大規模な土砂崩れなどの被害を被りかねないこと───これらから、鉄道による安全且つ安定的な輸送は約束できない、と結論づけ、そして、利用者数が現に減少していること、代替道路が既に整備されていること、も指摘し、一部区間の廃止を決断した、というふうにJR東海では説明しています。

 

 事実、報道によれば、一定以上の降雨で運休となった回数では、昨年度(2008年度)は13回、今年度も既に7回を数えているほか、当該区間に於いては1日あたりの利用客が約90人にとどまっていたとか。

 

 更に名松線全体では4千万円の収入に対して地上設備の保守管理や保線などに要する費用が約8億円にのぼっていたとのことですが、これを収支係数(営業係数)で表せば「2000」・・・2003年に部分廃止された可部線の非電化区間(可部~三段峡間)の収支係数が「500」〔但し2000年時点の数字〕、そして同じく「赤字83線」の一つに指定されて1970年に廃止された北海道の根北線〔斜里(現・知床斜里)~越川〕の廃止前年(1969年)の収支係数が「2368」だったといわれていますので、ちょっとひどい数字のように思えるところですね。

 

 この一部区間廃止の発表は各種メディアでもこぞって報じられたわけですが、私自身、この名松線部分廃止発表の報道から名松線に於ける台風18号による被災の事実を知るところとなったのです《知るのが遅い…》。

 

 

 このJR東海による部分廃止の発表に対し、沿線自治体である津市は、廃止翌日にあたる10月30日に開いた定例記者会見の中で、「全線がつながっていることが重要であり10市町村が合併して広くなった津市のまちの特性を生かすには名松線は必要不可欠」と述べた上で「早いうちに地元住民に対する説明会を開いて意見や要望を聞いた上でJR東海に対して全線復旧を求める要望書を提出したい」と表明し、全線復旧を求める考えを強調しました。

 

 沿線の津市自治会連合会美杉支部の役員7人も津市と同様に全線復旧を求める要望書をJR東海に提出しています。

 

 また三重県では「関係部局で現地を調査して住民への影響など今後の対応について沿線自治体とよく協議していきたい」と表明、被害実態などを調査した上で結論を出す考えを示しました。

 

 そして、沿線住民からは「観光に大打撃だ」、「寝耳に水で途方に暮れている」、「バスだと時間が読めない」などといった悲痛な声が相次いで聞こえてきています。

 

 ただ、沿線の観光に関しては、今回部分廃止が発表されている「家城~伊勢奥津」間にも「君ヶ野ダム」や「美杉リゾート」等の観光・行楽スポットが確かに存在するものの、各施設への交通アクセスとして第一に案内しているのが近鉄の駅(榊原温泉口駅とか)だったり、最近整備されてきた代替道路(三重県道15号同県道29号)からでもアクセス可能だったりもするので、一部区間廃止に伴う影響は限定的ではないかと・・・

 

 

 この名松線について、初めのところでも記していますように、旧国鉄時代には国鉄再建法に基づく「特定地方交通線」の一つとして選定され、廃止承認というところまできていたものの、当時は代替道路がまだ整備されていなかったために廃止を免れ、今日に至っています。

 

 しかしながら、その代替道路も現在では整備が進んでいることから、廃止を免れる理由は消滅しているはず。

 

 その上、JR東海自体の経営実態をみてみると、今も3兆円を超える長期債務を抱えている上〔これでも年毎に着々と返済してきているのです〕、昨今からの景気低迷の流れに新型インフルエンザ流行や「高速道路通行料金上限千円(休日特別割引)」に伴う影響なども重なって収益が落ち込んでいること、それでいて2025年の「東京~名古屋(首都圏~中京圏)」間部分開業開業を目標に進捗しているリニア中央エクスプレス(中央新幹線)で見込まれている総工費約5兆円を自己負担すると息巻いていること・・・などから、今や完全民営化されたJR東海としては「安全かつ安定した輸送を約束できない」と見なしている名松線・山岳区間に復旧のための資金を回す余裕は無くなっていると言わざるを得ないでしょう《東海道・山陽新幹線への「N700系」車両の追加投入にかかる費用もありましたね》。

 

 そして、沿線関係者の側に於いても、かつて存在していた美杉村、白山町、一志町などの沿線自治体が「平成の大合併」の一環として2006年に新しい「津市」に合併(編入)され、これに合わせてその沿線自治体で組織していた連絡協議会が解散となってしまった上に沿線自治体の議会議員らでつくっていた「名松線を守る会」も解散、更に沿線の催しも相次いで終了するなど、「平成の大合併」で名松線存続への熱意が失われたのではないか、との一部報道もあります《”沿線自治体で組織していた連絡協議会”→「名松線沿線市町村協議会」のことか───「名松線沿線市町村協議会」は2004年(平成16年)いっぱいで解散した模様→『松阪市 平成17年 9月 定例会(第6回) - 09月22日-04号 - P.291 「商工観光部長(平田明生君)」』;この会議録の中で登場する名松線のSL運行構想の話については『松阪市議会便り(第5号・2005.12.1.発行)』6ページ目の下部にある「田中力議員 ~海上アクセスについて」の項の中に記載有》。

 

 これらのことから考えると、鉄道好きの一人としてとても残念なことではありますが、今回の台風18号による被害が集中している名松線山岳区間(家城~伊勢奥津間)の部分廃止はやむを得ないことと受け止めている次第です。

 

 もし現在と同じ環境条件にてかつての国鉄再建法に照らし合わせられれば、名松線は、山岳区間のみならず平地区間も含めた全線で、間違いなく廃止の憂き目にあっていたことでしょう・・・よく今日まで生き延びてきたものだ、とただただ感心する今日この頃です。

 

 沿線の住民には申し訳ないですが、今日まで走り続けてくれてご苦労さま・・・今はそう声をかけるのみです。

 

 

 もう1度、台風襲来の前に乗っておくべきでした、名松線…

 

 

◎ 参照記事(本文中紹介分を除く)
JR東海:名松線・家城-伊勢奥津間を廃止へ
JR名松線の一部を廃止へ 台風被害受け、バス代行で地元と調整
《『JR名松線の一部を廃止へ バス代行で地元と調整』》
台風被害の名松線一部廃止へ 三重県、JR東海
名松線一部「廃止」案台風後復旧できぬまま
JR名松線:一部区間廃止 「観光に大打撃」 突然の発表に困惑 /三重
名松線、一部廃止の意向 JR東海、バスに切り替え
《→『名松線、一部廃止の意向 JR東海』》
台風被害でJR名松線の一部廃止へ 家城~伊勢奥津間をバス化
台風被害でJR名松線一部廃止へ
沿線自治体合併で存続機運低下 JR名松線
JR東海、名松線家城駅 - 伊勢奥津駅間のバス転換提案へ - 台風18号で被災
JR名松線:一部廃止方針に住民が要望書「全線運行を」 /三重
名松線一部運行廃止方針 津市長「存続へ運動」
【台風18号】JR名松線、15日から一部運転再開
《→『JR名松線、15日から一部運転再開 台風18号で全線不通』》
台風18号:JR名松線、松阪-家城間で運転再開 「全線復旧めど立たず」 /三重
全面復旧のめど立たず 台風被災のJR名松線、一部再開
台風18号:全線の7割31キロ、運転見合わせ--JR名松線 /三重
台風被災現場を公開 一部不通のJR名松線

 

 

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【関連記事(JR名松線存廃関連)
名松線、三重県と津市の協力を条件に全線復旧着手の意向・・・JR東海、11月24日付定例社長会見にて。課題山積み

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