ベートーヴェン「第九」三昧の2日間───「N響『第9』演奏会」に「『1万人の第九』ドキュメンタリー」…
去る12月20日(日)に行われた、今年で25回目を迎えた「第九ひろしま(第九ひろしま2009)」のことについては、準備出来次第、記事にしていきたいと思いますので、しばしの間お待ちを・・・
今日はNHK-FMにて「N響『第9』演奏会」の公演会場(NHKホール)からの生放送があり、明日はいよいよ大阪城ホールに於ける、今年で27回目を迎えた「サントリー1万人の第九」のドキュメンタリー番組の放映が組まれていて、この2日間は、私自身にとって、まさしく”ベートーヴェン「第九」三昧”の様相を呈しているような感じです。
このうち、NHK交響楽団などが主催する「N響『第9』演奏会」についてですが、既にご存じのことかと思いますが、今年はクルト・マズアがタクトを執ることになっています《ちなみに全日程ともチケットは完売との話です》。
マズアがN響を振るというのはちょっと珍しい気がしないでもないかな───マズアといえば日本ではむしろ読売日本交響楽団(読売日響)とのコンビのほうを知る人が多いことでしょう。
実際、マズアはその読売日響に名誉指揮者として名を連ねているぐらいですから・・・
そのマズアのタクトによる今年のN響「第九」演奏について、年末恒例の「N響『第9』演奏会」としては珍しいとでもいいますか、通常の混声合唱(おなじみの”国立音楽大学”)に加えて児童合唱(東京少年少女合唱隊)も据えられているのが見えます。
これに関して、とある音楽ファンの方とのメールのやりとりから知ったことなのですが、マズアが指揮する「第九」では必ずと言っていいほど児童合唱も入れているのだとか。
実際、私もマズア=ゲヴァントハウス管による「第九」ライヴCD(1981年10月8日収録)を持っているわけですが〔一時期繰り返し聴いていたものです…〕、ジャケット(というかライナーノーツ)を見ると、合唱のところには・・・
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス少年少女合唱団 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団 ライプツィヒ・トーマス教会合唱団(※) ライプツィヒ放送合唱団 |
※…恐らく「ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団」でしょう |
と記載されていて、この中で青く表示されているのが児童合唱です。
まぁマズア自身のポリシーとして、「第九」演奏に於ける合唱に子供の声も入れたいというのがあるところから「混声合唱+児童合唱」という編成を貫き通していることでしょうけれども、別の解釈で、「第九」という楽曲が語りかけていることの一つである”人類皆兄弟”を端的に示すべく敢えて大人と子供の”混成合唱”というものにこだわっている、とも捉えることが出来そうな印象をも抱いています。
それはともかくとして、今夜の「N響『第9』演奏会」、果たしてどのような音楽構築を展開してくれるのか、楽しみにしています。
なお、この『N響「第9」演奏会』ライヴ放送は、このあと12月26日(土)に「デジタル衛星ハイビジョン(BShi)」にて、更に大晦日である12月31日(木)には地上波の教育テレビにて、順次放送(放映)されることになっています《大晦日の教育テレビに於いては「N響『第9』演奏会」ライヴ放送に続いて『クラシック・ハイライト2009』を放映》。
そして明日(12月23日)は夕方に「1万人の第九」ドキュメンタリーが放映されるわけですが、これとは別に「万九」公演会場に於いて予約販売されていた「万九」ライヴ収録音楽ソフト(CD&DVD)について、今年は私自身、公演会場では申し込まなかったものの、公演翌日に自宅PCからのFAX送信により申込を済ませました《ちなみにDVDのみ》。
この「万九」ライヴ収録音楽ソフト、昨年(2008年)は値段の高さの割に内容が今ひとつしっくりいかなかったこと等もあって申し込まなかったのですが、今年は第1部演奏曲も一部楽曲を除いて収録されるということもあり、経済的事情から少し悩みましたが、予約申込に踏み切りました。
12月29日頃に代金引換にて届くとのことなので、それまでに送料込みの金額分を忘れず用意しておかなければなりませんね《当たり前だけど…》。
こちらも楽しみにしています《勿論明日の「万九」ドキュメンタリーも既に予約録画のセットを済ませてありますが》。
それと、2日前(12月20日)に催された、広島で25回目を迎えた「第九ひろしま(第九ひろしま2009)」、その県外不出(!)のドキュメンタリー番組とは別に、今年は2年ぶりにライヴ収録DVDを1,000枚限定でリリースするとのこと。
現在は中国放送(RCC)Webサイト内に設けられているショッピングコーナー(RCCショップ)にて予約受付中みたいなのですが、予約申込には予め「RCCショップ」への会員登録が必要みたいで、そんなこともあってこちらはまだ考え中です(笑)
その一方で、2年前に初めてリリースした「第九ひろしま2007」DVDも未だ発売継続中〔私もリリースのすぐ後に買いましたが〕───大丈夫なのでしょうか、RCC。
なんだかんだと書き連ねてしまいましたが、とりあえず今日・明日は”「第九」三昧”となりそうです。
今頃は「N響『第9』演奏会」の生放送中ですね・・・マズア=N響による「第九」がどのような音楽となっているのか、楽しみなところです。
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テレビの一万人コンサートの放送は、毎年ゲストの話題が中心になっていて、あまりドキュメントとして見るほどの価値はないと思っています。
投稿: ころぼっくる | 2009年12月23日 (水) 01時26分
ころぼっくるさん、こんばんは。
仰るとおり、テレビ放映される「1万人の第九」ドキュメンタリー番組は、毎年、第1部ゲスト出演者と公演指揮者・佐渡裕の立ち振る舞いにスポットを当てた制作を行う傾向がみられます《勿論公演回により例外はありますが》。
これに対し、公演会場にて予約販売されているライヴ収録音楽ソフト、とりわけDVDについては、公演そのものを記録することに主眼を置いた制作をする傾向がみられます《プラスアルファとしてレッスン風景などが入っていたりもします》。
「万九」主催者の毎日放送(MBS)が、ビジネス戦略上、このような差別化を図っているものと思われます。
一方で、ライヴDVDに於いては、著作権の関係から、第1部演奏楽曲の一部又は全部が収録されないというケースがあり、そのDVDに収録されない楽曲について「万九」ドキュメンタリー番組に期待するということも考えられるところです《尤もその「万九」ドキュメンタリー番組に於いてDVDに収録されない第1部演奏楽曲の全てが放送される保証は何処にもありませんが(むしろされないほうの可能性が高いような気がしますが、残念ながら)・・・》。
投稿: 南八尾電車区 | 2009年12月23日 (水) 20時48分