【「第九ひろしま2009」(第25回)公演記=7】夕食兼ねて夜の広島市内を一歩き。そして帰りは「ICOCA」で広電乗車
ここのところ、昨年で25回目を迎えました広島の大規模「第九」イヴェント、「第九ひろしま(第九ひろしま2009)」への合唱参加のことについて綴ってきています。
前回(第6回)の記事では、本番前日(12月19日)に於けるリハーサルを終え、JRで広島駅に戻り、そして一夜の宿となりました駅南東側に位置するビジネスホテルにチェック・インしたところまでを記しました。
それにしても、インターネット上からのホテルの予約に関して、まぁ全てそうとは言いませんが、勿論早いうちから予約を入れておくことで安く上げられるケース(”早割”プランの類とか)もあろうかと思いますが、一方で、宿泊日前日か当日に予約を入れることで安く上げられるケースも存在するということを、昨年の広島滞在に於いて改めて実感させられました。
まぁ前日か当日に目当てとしているエリア内に空室を抱えているホテルがあるのかどうか等の心配はつきまとうところでしょうけれども、一人で泊まる分には、そうしたリスクを取ってでもトライしてみる価値はあるように思うのですが・・・如何なものでしょう。
本番前日リハーサルを終えてJRにて広島駅に戻り、駅南東側に位置するホテルにチェック・インを済ませた私───チェック・イン時に割り当てられた3階の部屋に入ると、荷物を置き、コンセントの位置と個数などを確認して回りました。
それにしても、昨年オープンしたばかりのこのホテル、湯沸かしポットや液晶テレビ(映像機器)等で必要とする分を除いた空きコンセントの数が都合4個口〔だったかなぁ…〕、テーブル上を中心にあちこちに散在しているのが見えました。
通常ならば1~2個口程度と思っていたホテル客室内に於ける空きコンセントでありますが〔それに備えて、空きが1個口だけであっても最大4個口まで使えるケーブルコンセントを持参しているのです〕、ここのホテルの客室内空きコンセントの充実さには、思わず心の中で驚嘆の声を上げずにいられない気持ちに・・・
それと、出発前にインターネットに接続出来るホテルの一つとしてこのホテルをチョイスしていることもあり、インターネット接続口も探し回りましたが、こちらはなかなか見つからず、なんとテーブル右端に置かれている液晶テレビの真後ろにLAN接続モジュラー1つを発見するという有様・・・
と、このあたりで一つ”忘れ物”に気づいた私。
チェック・インの際、インターネット接続のことを訊ねるのを忘れていた(自爆)
勿論、自宅からミニノートPC(それもサポート切れとなってしまった「Win-Me」機…)を持ち込んできているので、ここはLANケーブルなどを借りることになりそうかな・・・考え込む私。
この後、夕食を兼ねて広島市内を歩き回ることを考えていたので、ホテルに戻った際に改めてネット接続のことで訊いてみることとし、ひとまず外出の支度をして部屋を出ることに。
エレベーターで1階に下り、そそくさとホテルを離れると広島駅へと足を向け、そして駅舎を通過して反対側に位置する郵便局(広島東郵便局)にまず立ち寄ってATMにて若干のお金を引き出す私。
そして、駅舎を眺めながら幾つか迷ったりした後、勢い(?)で西に向けて歩き出しました。
猿猴川と京橋川を相次いで渡り、一昨年(2008年)の市内滞在中の宿としてお世話になった「FLEX(フレックス)」の前を通り過ぎると、幅広の「城南通り」に沿って更に西へと進みました。
この幅広い「城南通り」を西に進んで、広電市内線(本線)の線路が走る相生通りの八丁堀界隈あたりに通ずるあたりで左に折れ、その八丁堀界隈にある牛丼屋(すき家)で夕食を済ませよう、と考えていました《八丁堀界隈に軒を構える「すき家」の存在は数年前から知っていた》。
途中目にしたキリスト教会(チャペル)・・・
クリスマスを意識したであろう、青と白のストライプな電飾───何とも目映い感じ(笑)
更に歩を進めると、そこに現れたのは広島女学院(中学校・高等学校)の一施設・・・
こちらは昔ながらの電球色オンリーということで、何だか暖かみを感じさせてくれました《一番上にある星形部分はゆっくりと点滅していて、少々妖しげな雰囲気もしないでも無かったんですけどね…》。
そして更に西へと歩を進めると───なんと路面電車の姿!
そこには広島電鉄(広電)白島線の線路が来た方向と垂直方向に走っているのが見えました。
私が行き当たったのは、その白島線の女学院前電停付近。
そして、このあたりで左に折れようかな───そう思っていた私です。
一旦左に折れて、広電市内線(本線)の走る相生通りに向けて進もうとしたものの、向こうからやってくる白島線の電車の姿が目に入り、それを追う格好で逆戻り・・・
見ると、どうやら元大阪市電の車両っぽい感じがして、手持ちのコンデジに収めました。
果たして、広島電鉄900形───元大阪市電2601形でした。
やがて信号が変わり、並んで停止していた自動車と共に900形も動き出すと、それを見送り、しばらく辺りを見回していた私でしたが、やがてその場を離れ、改めて相生通りを目指して歩を進めました。
途中、牛丼屋(すき家店舗)に遭遇し、空き空きの様子でしたが、時間的なこともあり、そのまま通過。
歩を進めること十数分、ついに百貨店の天満屋などが軒を並べる相生通りへと抜けました。
そして、西の方向に目を向けてみると、そこには目星を付けていた「すき家」の店舗───あっ、ここだ、ここだ。
それ見て、右に折れて少し西方向に進んだ後、市内線線路を含む幅広の道路を渡っていきました。
店頭に掲出されているメニューをしばらく眺め、店内の様子を眺めながら中に入り、レジ近くのカウンター席に座って頼んだのは・・・
牛丼の並盛
ただそれだけ(笑)
なるべくお金を使いたくなかったこともあって、程よくお腹に入れられるであろう並盛のみとしました。
注文して数分後に運ばれてきた並盛牛丼。
目の前には各種調味料と共に取り放題の酢漬け紅ショウガの入った容器も───少しでも体調を整えたいという思いから、食べては入れ、食べて入れ・・・を繰り返し、最終的にトッピングされていた牛肉煮込み以上の量の紅ショウガを口にしていたかな。
何だか牛丼というよりは”ショウガ丼”を食べているような気分(自爆)
でも、そこはショウガ、お酢も含んでいるし、まぁショウガ自体着色されていることを除けば〔そのあたりは正直ちょっと怖いけれど〕、少しでも身体のためになったかな・・・
そう思いつつ、レジで勘定を手早く済ませて外へ。
そして道路を半分ほど横断し、道路のほぼ中央のところに設置されている立町電停ホーム上に立ち、広島方面に向かう電車を待ちました。
すると程なく1両の電車が姿を現し、ホームへと入ってきました。
ところで、今回の市内街歩きの目的として、先ほどの牛丼の夕食の他にもう一つあったのです。
それは片道だけでも広電に乗ること───それも手持ちの「ICOCA」を使って。
というのも昨年から、一昨年(2008年)の3月に先行導入された白島線も含めて、広電の電車線全線(軌道線は全線で3月1日から、唯一の鉄道線である宮島線のみ10月17日から)でICカード型乗車券「PASPY」が導入され、これの導入エリアに於いてJR西日本の「ICOCA」も利用出来るとの話を聞きつけた私自身、一度試してみたい気持ちになり、牛丼食べた帰りにも乗ってみようと目論むようになった次第。
そのため、実は広島東郵便局のATMで若干のお金をおろした後に一旦広島駅に戻り、駅舎内きっぷ売り場の自動券売機にて手持ちの「ICOCA」に千円のチャージを済ませておいたのです。
「ICOCA」の残額が”スッカラカン”では試そうにも試せませんし・・・
立町電停に入ってきた、広島方面に向かう1両の電車に、4~5人の利用客と共に乗り込む私───広島駅で千円チャージを済ませておいた「ICOCA」を、早速、左側に備え付けられているカード・リーダにタッチしてみました。
見事「ピーッ」と鳴らしながら反応してくれて、まずは第1段階成功(笑)
で、一夜の宿としているビジネスホテルが広島駅(南口駅舎)の東寄りに位置しているところから、やはり同駅から見て東寄りに位置する、終点の一つ手前にあたる「猿猴橋町」電停で降りようと考える私。
そういえば「猿猴橋町」電停、幅の狭いホーム足場(安全地帯)があるだけの電停だったような───駅名アナウンスに続く”ホームが狭い”旨の注意アナウンスが流れる中で降車ボタンを押すのは、これはこれで快感かな(←変なの)
そんなこんなで、この時乗車した1両の電車の最前部付近に見える車番プレートと製造年プレート・・・
そして、製造場所は、今も都電荒川線や鹿児島市電など向け路面電車車両の大半を製造し、かつては阪急電車の車両なども造っていたアルナ工機(現・アルナ車両)。
ちなみにこの車両は平成2年(1990年)に製造されたものでした。
そうこうしているうちに、皆実線(比治山線)が合流する的場町電停に到着───次は降りようと考えている猿猴橋町電停。
ドアが閉まり、やがて青信号に変わって周囲の自動車たちと共に動き出したところで、近くの降車ボタンに手をかけて一押し《何だか子供っぽい…》。
橋を渡り、1~2分ほど走ったところで猿猴橋電停に停車───運賃箱上部に備え付けのICカード読み取り部に手持ちの「ICOCA」を再びタッチ、「ピーッ」と鳴ってくれて運賃引き去り・降車成功。
すぐさま目の前の横断歩道を渡り〔まだ赤信号だったような・・・渡り終わるまで気づかなかった(自爆)〕、右に折れて少し逆戻りをしてから左に折れて軌道線路を離れ、一夜の宿であるホテルに向けて歩を進めていきました。
途中、ホテル向かいに構えるコンビニに立ち寄って明日の朝食用食糧などを仕入れ、道路を渡ってホテルへと帰着。
すぐさまフロントに向かい、持参のノートPCでインターネット接続したいけど、ということで訊ねると、ぐるぐる巻きにされた長めの青色LANケーブルを用意してくれました───あぁ、よかったよかった(笑)
エレベーターに向かう途中目にした、チェック・イン時にはウェルカムドリンクを用意してくれていたであろう館内レストランは、この時には既に店終い済み。
う~ん、あのとき行っておけば良かったかな、と若干後悔してみる私(笑)
とりあえず3階に上がって自室に戻り、荷物を置くと早速ネット接続の準備。
ミニノートPCと専用の電源コードを取り出し、フロントで出してくれたLANケーブルと専用電源コードを本体に接続《LANケーブルは併せて持参したLANインタフェイスカードを介して接続》。
そして電源投入・・・
ブラウザを立ち上げてみると、見事グーグルのトップ・ページが現れ、接続成功でした(笑)
これでブログの書き込みや他ブログへのコメント回りなどをするつもりでしたが、疲れに伴う睡魔に打ち負かされ、垂直方向にベッド上に身を投じ、そのまま眠ってしまいました(自爆)
で、一旦起き上がった時にはもう深夜0時に近かったかな───電話しようと部屋に備え付けの電話の受話器を取り、いわゆる”ゼロ発信”をしてみるも、何だか違う呼び出し音のようなものが聞こえてきて慌てて受話器を戻す私。
テーブルの引き出しの中に入っていた利用案内で確認したところ、なんと”ゼロ発信”による外部への電話取り次ぎはしていないとの由。
つまりは、部屋間通話やフロントとの連絡など、ホテル内に於ける通話しか出来ない電話機───こんなの初めて(悩)
だから、外部との電話連絡をしたければ、手持ちの携帯を使うしか術が無いということ〔1階フロントとその周辺に公衆電話の類があったかどうかは生憎未確認〕・・・
ある意味、このホテルは初物尽くしのような感じがしていた私なのです。
結局、ミニノートPCに電源を入れたままの状態で、室内の照明を落として一眠りすることとなってしまいましたが〔あらら…〕───この続きは次回以降の記事にて。
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