ウィーン・フィル(VPO)のニューイヤー・コンサートのこと───今年プレートル、来年はウェルザー=メスト
昨日の元旦、NHK-FMとNHK教育テレビ(地上波)、そして欧米各国の多くのネットラジオ局に於いて一斉に放送されていましたね。
今年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(VPO)によるニューイヤー・コンサート《勿論ウィーン・フィルの本拠地=ウィーン楽友協会大ホールにて》。
私も、同じ聴くならばやはり日本語解説の入るNHKで、ということでNHK2波(FMと教育テレビ)にて同時に録音・録画をしました。
今年はフランス人指揮者ジョルジュ・プレートルが2度目のタクトを執っていたわけですが、ネット上では「非常にさわやか」等といった感じでおおむね好評だったみたいで。
ちなみに私自身はまだ聴いていません(自爆)
ただ、FM録音用メディアとして使っている生MDメディアで、余分な部分をカットするための編集作業中に一番最後に演奏されたであろう『ラデツキー行進曲』の一部分(時間にして数秒程度)が耳に入ってきたのですが、う~ん、いわれてみればスッキリした感じに聞こえていたかなぁ・・・
それにしても、プレートルがウィーン・フィルのニューイヤーコンサートのタクトを執ること自体、正直言って、これまで私自身ピンと来なかったのですが〔フランス音楽のスペシャリストという私自身の勝手なる先入観があったため(失礼…)〕───まぁ近いうちに聴いてみようと思います《しかしいつのことになるのやら…》。
なお、来年(2011年)正月分のニューイヤーコンサートの指揮者が既に発表となっていて、ブルックナーの出生地でもあるオーストリア=リンツに生まれた指揮者で現在はクリーヴランド管弦楽団(アメリカ)の音楽監督などを務めているフランツ・ウェルザー=メストが来年のVPOニューイヤーコンサートのタクトを執ることになっています。
フランツ・ウェルザー=メスト───う~ん、最近は彼の指揮による演奏を耳にしていないので、今ひとつ印象が…
もし海外ネットラジオ局で放送されるクラシック音楽番組でウェルザー=メスト指揮による演奏が流されるようなことがあれば、一度聞いてみようかな。
ところで、このVPOニューイヤーコンサート、ずっと前に見聞きした話では、このニューイヤーコンサートのチケット購入に際しては1月中の決まった期間内にVPO事務局に届くよう申込の手紙を書いて送るしかないとのことだったように覚えていますが、今ではウィーン・フィルの公式Webサイト上からチケット申込が出来るようになっているので〔大晦日開催のジルヴェスターコンサート等と共に〕、ずいぶん便利になったような印象を受けるところです《申込期間は「1月2日~23日」;尤も抽選販売という形になっているみたいですが…》。
それにしてもウィーン・フィルの公式Webサイト、以前は日本語も含めて複数の言語が選択できていたのですが、今日アクセスしてみると、何故か英語オンリーとなっている〔日本語はおろか、活動本拠国オーストリアの母国語であるドイツ語すら選択できない状態〕───いったい、どうして?
その代わりというのも変ですが、日本語を含む都合6カ国語分のニューイヤー・コンサートのチケット申込案内が別途用意されているのが見え、チケット申込フォームも英語版とドイツ語版の2つが用意されています《→チケット申込案内書英語版・同日本語版》。
何はともあれ、少しでも時間を作ってつまみ食いならぬ”つまみ聴き”であっても一聴しようと思います。
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2010年1月3日(日)
年末年始の休みも5日目になると、今日が何曜日か解らなくなる次第。
で、今日は日曜日らしい。
年末の「ゆく年くる年」に続いて「年の初めは さだまさし」という
トーク・バラエティをやっていた。
その中の、おハガキ紹介の中で
「航空機へのヴァイオリンの持込に別途1万円かかることになった」
という訴えが紹介されました。
さだまさし氏がヴァイオリンを持って移動していることを心配しての事。
さだまさし氏の追加説明によると
去年から
「航空機へのヴァイオリンの持込に別途1万円か... [続きを読む]
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小生もテレビの画面を見つつFMの音声を聴いてました。
エラい凝った演出で。。。(笑)その一方「美しく青きドナウ」の口上はきわめてシンプルなんですよね。
毎年のごとく小生も団員に合わせ "Prosit Neujahr!" と叫びました。
昨日、今年の記念年の作曲家を書きましたが今回の演奏会で、シューマンの「マンフレッド」やマーラーの「交響曲第五番」の第4楽章あたりが出るかなぁ、と思ってたらなんと別の人のが出てました(滝汗)南八尾電車区様はまだということなので誰かはパス(笑)
一番最後の作曲家は全く知りませんでした。
さて来年はフランツ・ウェルザー=メストですが、放送では「明日1月2日に公式HPで発表されます」とか言ってましたが昨日1月1日の時点でWikiに載ってました(爆笑)
それにしても、ウィーン・フィルの新年演奏会、小生も死ぬまでに一度でいいから聴きに行って見たいです。
投稿: ポケット保持 | 2010年1月 2日 (土) 19時51分
ポケット保持さん、こんばんは。
今年がメモリアル・イヤーとなる作曲家といえば、勿論シューマン、マーラーもありますが、ウィーン・フィル創設にも関わったとされる作曲家オットー・ニコライも今年で生誕200年を迎えます《かく言う私も、実は今まで知りませんでした(自爆)》。
で、今年のウィーン・フィル=ニューイヤー・コンサートの演奏曲目の中に、そのウィーンフィル創設者でもあるニコライが作曲した『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲も含まれているのが見えますので〔→http://www.hmv.co.jp/product/detail/3730317〕、”別の人のが出てました”と仰るのは恐らくこの曲のことでしょう。
ちなみに私自身、このニコライの『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲、存在は知っているものの聴いたことがないです(恥)
来年のニューイヤー・コンサートの指揮者のこと、もしかすると誰かがいち早くウィーン・フィル公式サイトで情報キャッチしてウィキペディアに書き込んだのかも知れませんね。
私も一生に一度はニューイヤーコンサートを聴きに行きたい───いや、せめてでもあの黄金に輝くムジークフェライン大ホールの中に入るだけでもやってみたいです(笑)
投稿: 南八尾電車区 | 2010年1月 4日 (月) 01時54分